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NECが語る「HP-UXによる高可用システム構築」・前編

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NECが語る「HP-UXによる高可用システム構築」・前編
メインフレームの最後の牙城であり、文字通りのミッションクリティカル・システムである銀行の勘定系。そして、1日あたり約8億件、毎秒最大7万5000件におよぶ莫大なトラフィックを24時間365日無停止で処理する大手携帯電話会社のメールやインターネット・サービス。これら世界有数の高可用システムを、HP-UXで実現したのがNECである。ここでは、NECが培ったHP-UXでの知恵、そしてHP-UXによる高可用システム構築のノウハウを紹介する。
NECが語る「HP-UXによる高可用システム構築」・前編
NECが培ったHP-UXでの
知恵
無視できない障害発生の
コスト
2005年11月
テクニカルライター 村上隆一

NECが培ったHP-UXでの知恵

NECがHP-UXサーバのOEM供給を受け、PA-RISCプロセッサー搭載の「NX7000シリーズ」として販売を開始したのが1995年のこと。このOEM関係を皮切りに、NECとHPはシステム・インテグレーション領域での緊密なパートナーシップを深めてきた。2003年にはインテル®Itanium®プロセッサ搭載サーバ「NX7700iシリーズ」の販売も開始している。今年でちょうど10周年を迎えるこのパートナーシップを通じてNECが培ってきたHP-UXによるシステム構築の“知恵”は、同社のビジョンであった「オープン・ミッションクリティカル・システム」として開花し、いまや日本のIT社会にしっかりと根を下ろしている。
 
なぜNECは、ミッションクリティカル・システムの基盤として第一にHP-UXを選択するのだろうか。NECで高可用性基盤ソフトウェア製品を推進する第一コンピュータソフトウェア事業部の田中幸二氏と小松大麗氏は、次のように述べる。「プラットフォームの選択では、お客様がどの程度のミッションクリティカル度を求めているかが一番の判断材料になる。例えば、99.999%の可用性を実現するために、もっとも近道となる方法はどれか。HA(高可用性)が求められるシステムをいかに効率的に構築でき、信頼感 及び安心感の高いサポートサービスを提供できるか。これらの観点から見れば、今までの実績や蓄積されたノウハウから、HP-UXが最良の選択になる」。

金融系や通信系の難しさ

HPとNECのパートナーシップによる成果の好例が、2003年に国内の金融機関に導入された新勘定系システムだ。このシステムでは、NECが2000年にオープン勘定系システム「BankingWeb21」として発表したソリューションが採用されている。BankingWeb21は、SIを担当するNECを中心に、HP-UXを提供するHP、Oracleデータベースを提供するオラクル、そしてミドルウェアTuxedoを提供するBEAシステムズの4社の共同開発で開発し、金融機関へ導入している。メインフレームの最後の牙城であり文字通りのミッションクリティカル・システムである銀行の勘定系を、HPとNECのパートナーシップで構築されたオープンシステムにより置き換えられることを実証した。
  図1:NEC、HP、オラクル、BEAシステムズによる共同サポート体制
図1:NEC、HP、オラクル、BEAシステムズによる共同サポート体制
 

もうひとつの例として、大手携帯電話会社のメールやインターネット・サービスを支えるゲートウェイ・システムがある。このシステムは、HP-UXを搭載した数百台規模のサーバで構成されており、1日あたり約8億件、毎秒最大7万5000件におよぶ莫大なトラフィックを24時間365日無停止で処理する、世界有数のミッションクリティカル・システムである。同システムにおいても、NECをはじめHP、オラクル、シスコシステムズなど各社のパートナーシップによるシステム・インテグレーションが実施された。

こうした金融系や通信系でのミッションクリティカル・システム構築には特有の難しさがつきまとう。「金融系や通信系では取り扱うデータがきわめて大量であり、社会インフラとして導入されているので、止めることができない。一般のお客様に比べて要求されるレベルは数段上になる。万が一システムに障害が起きた場合は、原因をすぐに解析し回復しなくてはならない」。

例えば上述のBankingWeb21では、Oracleデータベースによる高可用構成と、HP-UXのクラスタウェアであるHP Serviceguardの組み合わせでデータベース・クラスタを構築し、これまでNECが培ってきたシステム・インテグレーションのノウハウを投入することで、銀行の勘定系に求められる高度な可用性と柔軟性を実現可能になったという。「通常通りに構築されたクラスタでは、障害時の切り替えに分単位の時間がかかる。しかし銀行の勘定系では、システムが1分間止まっただけでATMに『使用できません』という表示が出てしまう。それを防ぐために、BankingWeb21では障害時の業務への影響を最小化する技術を実装した」と言っている。また上述の携帯電話会社のシステムでも、メールやインターネット・サービスを決して止まらないものとする厳格な可用性が求められたとのことだ。

NECでは、こうしたミッションクリティカル・システムの構築を通じて蓄積されたノウハウをシステム構築基盤のための高可用製品群として製品化している。これら製品群として提供されるに至った経緯や、ツールを利用したHP-UXによる高可用システムの構築や運用のコツに関しては、後編でいくつかの例を紹介したい。

  図2:NECが提供するシステム基盤ソフトウェアの位置づけ
図2:NECが提供するシステム基盤ソフトウェアの位置づけ
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