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HP-UX/Itaniumへラクに移行する6つの方法・前編

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HP-UX/Itaniumへラクに移行する6つの方法・前編
「64ビット化が必要?」「APIは変わる?」「ソースなしでは移行できない?」「LinuxやSolarisからの移行は簡単?」――こうした互換性についてのちょっとした疑問のせいで、インテル®Itanium® アーキテクチャ・ベースのHP-UX(以下、HP-UX/Itanium)の導入に踏み切れないユーザも少なくないだろう。しかし互換性の確保はHP-UX長年の伝統であり、HPはこれらの懸念を解消するソリューションに多大な投資を行っている。ここでは、トランスレータAriesが提供するPA-RISCバイナリ互換性をはじめ、コード修正の不要なソース互換性、そしてLinuxやSolaris対応の移行キットなど、以下、HP-UX/Itaniumへ移行するソリューションを紹介する。
HP-UX/Itaniumへラクに移行する6つの方法・前編
アプリケーション移行の6つの方法
HP-UX/PA-RISCからの移行
2005年2月
テクニカルライター 吉川和巳

アプリケーション移行の6つの方法


商用UNIX分野では、HP-UX/Itaniumを搭載したHP Integrityサーバが存在感を増している。半導体製造大手のルネサス テクノロジ(PDF, 444KB)では今年、トータルで200億円の予算をかけ、HP Integrity SuperdomeおよびSAP R/3、Oracleを核とするITインフラ構築を進めている。また全日本空輸(ANA)をはじめ、富士重工業(スバル)、大日本印刷、UFJ銀行、KDDIなど、大手企業による大規模案件での導入が目白押しだ。

このような状況の背景には2つの要因がある。そのひとつは、ミッションクリティカル用途ではHP-UXが圧倒的な実績を残していること。加えて、近年リリースされたインテル®Itanium®プロセッサが、“一昔前のインテル®Itanium®プロセッサのイメージ”を払拭する高パフォーマンスを達成していることだ。例えば、富士重工業によって機種選定時に実施されたベンチマークでは、HP Integrityサーバが他社製品の1.5倍というパフォーマンスをたたき出し、それが採用の決め手になったという。

一方、HP Integrityサーバのこうした実力に魅力を感じつつも、互換性についてのちょっとした疑問のせいでHP-UX/Itanium移行に踏み切れないユーザも少なくないはずだ。例えば、「64ビット化が必要?」「APIは変わる?」「ソースなしでは移行できない?」「LinuxやSolarisからの移行は簡単?」――といった疑問である。しかし互換性の確保はHP-UX長年の伝統であり、HPはこれらの懸念を解消するソリューションに多大な投資を行っている。具体的には、HP-UX/Itaniumへ移行するための6種類のソリューションが提供されている。

  • HP-UX/PA-RISCとのバイナリ互換性
  • HP-UX/PA-RISCとのソース互換性
  • Linux/Itaniumとのバイナリ互換性
  • Linux/x86とのソース互換性
  • Solarisからの移行支援
  • Tru64からの移行支援
  図1:ItaniumベースHP-UX移行のためのソリューション
図1:ItaniumベースHP-UX移行のためのソリューション
  これらについて頭に入れておけば、既存アプリとの互換性を気にする顧客や上司に対しても、自信を持ってHP Integrityサーバの導入を提案できるだろう。そこで今回は、HP-UX/Itaniumへの移行ソリューションについて掘り下げてみたい。

ソース互換性とバイナリ互換性


ここで、「ソース互換性」および「バイナリ互換性」という言葉の意味を明確にしておこう。

ソース互換性とは、アプリケーションのソースコードを修正せずに再コンパイルでき、生成されたバイナリコードが以前と同様に動作することを指す。システム・コールなどAPIの互換性だけでなく、ビルド・システム(ビルド用コマンドやスクリプト)の互換性も含んでいる。よってソース互換性のある環境では、ソースコード一式さえ用意できれば、そのままビルドを実行できる。

一方、バイナリ互換性とは、アプリケーションのバイナリ・コード(実行可能モジュールや共有ライブラリ)さえあれば、再コンパイルをせずにそのまま動作するという意味だ。つまりソース互換性に加えて、OSのABI(Application Binary Interface)の互換性も確保されている環境を指す。

この2種類の互換性とともにポイントとなるキーワードは、「well-behavedなアプリケーション」である。well-behavedとは、以下の条件を満たしていることを指す。

  • 公開されているAPIのみ使用する
  • ドキュメントが指示する作法に従う
  • 特定の実行環境やプラットフォーム、構成に依存する機能を使用しない
  • リバース・エンジニアリングによって得られた結果を使用しない

HP-UX/Itaniumが提供するバイナリ互換性やソース互換性は、これらの条件を守るwell-behavedなアプリケーションについてのみ確保されるものだ。よって、例えばアプリケーションがカーネル内部の実装形態に依存していたり、非公開APIを利用していたりすれば、互換性の確保はない。

これらをふまえたところで、まずはPA-RISC資産との互換性に注目してみよう。

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