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巨大J2EEシステム、パフォーマンス・チューニングの舞台裏

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巨大J2EEシステム、パフォーマンス・チューニングの舞台裏 巨大J2EEシステム、パフォーマンス・チューニングの舞台裏
EJBパフォーマンスの代表的なベンチマークであるSPECjAppServer2002において、1年以上にわたりトップの座を守り続けているのが、HPとBEAのコンビだ。4,496 TOPS(Total Operations Per Second)という他を圧倒するスループット達成を可能にしたのは、ハイエンドのJ2EEシステムに固有の数々のチューニング・ノウハウである。ここでは、大規模J2EEシステムにおけるパフォーマンス・チューニングの舞台裏に迫ってみよう。
巨大J2EEシステム、パフォーマンス・チューニングの舞台裏
ベンチマーク結果の裏側にあるもの
徹底したパーティショニング
2004年6月
テクニカルライター:吉川 和巳

ベンチマーク結果の裏側にあるもの


SPECjAppServer2002は、EJB(Enterprise JavaBeans)の実行パフォーマンスを対象とした代表的なベンチマークである。図1は、同ベンチマークの過去2年間の推移を表したグラフである。これを見てもわかるとおり、IBMやサンを大きく引き離し、1年以上にわたってトップの座を守り続けているのが、HPとBEAのコンビである。

図1:SPECjAppServer2002ベンチマーク結果の推移
図1:SPECjAppServer2002ベンチマーク結果の推移

HPとBEAによる4,496 TOPS(Total Operations Per Second)というベンチマーク結果は、48個のIntel® Itanium®プロセッサを搭載したハイエンド・サーバ「HP Integrity Superdome」と、11の「BEA Web Logic Server 8.1」の組み合わせという大規模なJ2EEサーバによって達成されている。とはいえ、大量のCPUを載せたサーバを用意し、その上でただ単にベンチマーク・プログラムを実行するだけでは、他のベンダーを圧倒するような結果は得られない。ベンチマークの数字の裏側には、ハイエンドのJ2EEシステムに固有の数々のチューニング・ノウハウが隠されているのである。


SPECjAppServer2002の実像


ベンチマーク結果というと、実際のアプリケーション性能を反映していないのではないか、と感じる向きもあるだろう。確かに、一部のCPUベンチマークなどでは、コンパイラやCPUキャッシュによる最適化によって極端に高い結果が得られる場合もある。だが、今回紹介するSPECjAppServer2002は、より現実的なシナリオに基づいてJ2EEアプリケーションやトランザクション負荷をモデル化したベンチマークである。具体的には、製造や仕入れ、受注、顧客管理といった4種類の業務からなる架空のエンタープライズ・システムが想定されている。これらの業務にて発生する多種多様なトランザクションを再現し、J2EEサーバの総合スループットを算出する。

図2:受注業務を担当するEJBコンポーネント
図2:受注業務を担当するEJBコンポーネント

図2は、同ベンチマークにおいてもっとも負荷の集中する受注業務のEJBコンポーネントを示したクラス図である。ここでは、次のようなシナリオの元に負荷が再現される。顧客はまず、Session Bean「CartSes」が提供するショッピング・カート機能を利用し、いくつかの商品をカートに追加したのち、カートのチェックアウトの指示を出す。これを受けたCartSesは、Session Bean「OrderSes」に受注処理を依頼する。OrderSesでは、個々の受注情報を表すEntity Bean「OrderEnt」に受注内容を書き込むことで、データベース保存を行う。またOrderSesでは、顧客からのリクエストに応じて、登録済みの受注情報の内容確認や変更、キャンセルなどの処理も実行する。このように、SPECjAppServer2002は、十分に現実味のある複雑なEJBアプリケーションをベースとしていることがお分かりいただけるだろう。

このSPECjAppServer2002の計測に際し、HPのエンジニアはスループットを可能な限り高めるため2つの手段を利用した。それは、「徹底したパーティショニングの適用」と、「自社開発のJVMとチューニング・ツール」である。


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