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サーバーを止めずに増強できる
Dynamic nParの離れ業

特別企画:HP-UX11i v3 新世代ミッションクリティカルOSへ 第6回

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特別企画:HP-UX11i v3 新世代ミッションクリティカルOSへ 第6回 サーバーを止めずに増強できるDynamic nParの離れ業
HPが今回発表した新技術「Dynamic nPartitions」の最大の特徴は、アプリケーションの動作を止めることなく、HP Integrityサーバーのプロセッサやメモリを増設できる点だ。
これはもちろん「サーバーの台数の追加」ではなく、1台のサーバーのプロセッサ数やメモリ容量が、アプリケーションの稼働中に動的に増やせるのである。
これにより、サーバー増強にともなうサービス停止の頻度を劇的に少なくすることができる。これは、一般的なサーバー製品ではまねのできない「離れ業」と言えるだろう。
サーバーを止めずに増強できるDynamic nParの離れ業
物理パーティション技術
nPartitions
Dynamic nParのメカニズム
2007年9月
テクニカルライター 吉川 和巳
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物理パーティション技術「nPartitions」

Dynamic nParについて説明する前に、HP Integrityサーバーの以前からの特徴である仮想化技術「nPartitions(以下、nPar)」についておさらいしておこう。HP Integrityサーバーのミドルレンジ以上のモデルでは、「セルボード(以下、セル)」と呼ばれるモジュールを筐体内に複数搭載している。セルは、通常のサーバーで言えばマザーボードに相当するもので、1枚のセル上には最大4個のデュアルコア インテル®Itanium®プロセッサを搭載できる。例えばHP Integrity Superdomeの場合は、最大16枚のセル上に合計64個のプロセッサ(128コア)を搭載可能だ。

HP Integrityサーバーでは、これら複数のセルを組み合わせて、ひとつの大きなサーバー・マシンを構成する。しかしHP Integrityサーバーの魅力のひとつとして、1つの筐体内をセル単位で自由に分割して、複数台の仮想的なサーバーを設けられる点だ。これが、いわゆる物理パーティション技術と呼ばれるnParである。
nPartitionsによる構成例
図1:nPartitionsによる構成例

上図は、nParによるサーバー分割の例である。この例では、8枚のセルを3つのパーティションに分割し、それぞれでHP-UX、Windows、Linuxという異なるOSを運用している。

これらのnParは、個々のパーティションが電気的に完全に分離されており、それぞれが単体のサーバーと同等の独立性を備えている。よって万が一いずれかのパーティションでハードウェア障害が発生しても、他のパーティションは一切影響を受けずに継続して運用することができる。

またnParでは、セル単位で柔軟なリソース配分が可能であり、例えば上図の例ではHP-UXサーバーの負荷が変化した場合には、nParの構成を変更し、HP-UXサーバーに割り当てるセル数を増減できる。こうした構成変更はGUI画面上の設定で可能で、単体のサーバーを増設する場合のようにOSやアプリをインストールし直す必要もない。このようにnParは、1台のサーバーに備わる豊富なリソースを、ビジネス・ニーズに応じて臨機応変に切り出して活用できる仮想化環境を提供する。

nParからDynamic nParへ

こうした多くのメリットを備えるnParだが、これまではひとつ制約があった。それは、nParの構成を変更する場合、その構成を変更するnParに関してはリブートが必要になるという点だ。上述の例のようにHP-UXサーバーへセルを追加するには、いったんサービスを止めてそのnParをリブートしなければならない。また、セル上に何らかのハードウェア障害(例えばメモリ・モジュールのエラー多発など)が発生し、セルの交換を実施する場合にも、障害を起こしたセルを含むnParを一度止める必要があった。

従来のnParが抱えていたこれらの制約を解消したのが、新機能Dynamic nParである。Dynamic nParとは、その名の通り、nParによるパーティション分割を「動的」に──すなわちリブートせずに──変更可能なテクノロジーだ。そこで、続いてこのDynamic nParによる動的なパーティション構成変更のメカニズムを紹介したい。

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