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ソフトウェア・パッチの管理コストを削減する
柔軟な管理ツール群

特別企画:HP-UX11i v3 新世代ミッションクリティカルOSへ 第5回

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特別企画:HP-UX11i v3 新世代ミッションクリティカルOSへ 第5回  ソフトウェア・パッチの管理コストを削減する柔軟な管理ツール群

パッチ管理を簡略化するSWA

2007年1月にリリースされた「HP-UX Software Assistant(SWA)」は、なにかと煩雑になりやすいパッチ管理を効率化するコマンドライン・ツールである。HP-UX 11i ( v1/v2/v3) システムで使用可能だ。

ソフトウェア・パッチの管理コストを削減する柔軟な管理ツール群
HP-UXにおける「パッチ」とは?
パッチ管理を簡略化するSWA
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前述のように、これまでもITRCのサイトに用意されている「パッチ評価Webページ」を利用することで、システム環境に応じた推奨パッチの選択/ダウンロードが可能であった。ただし、そのためにはWebブラウザを立ち上げて、ITRCのサイトにアクセスし、システム情報のアップロードやパッチ評価の実行、パッチの選択といった個別の操作をする必要があった。また、パッチをインストールするに必要なパッチ用のデポの作成は、ダウンロード後に手動で行う必要があった。さらに、セキュリティ関連パッチに関するレポートの作成に関しては、別途Security Patch Check(SPC)ツールを使用しなければならなかった。

それに対して、SWAは「パッチ評価Webページ + SPC」の機能を有する、より高機能なツールだ。ターミナル上で、コマンドを2回実行するだけで、システムを解析し、パッチ・レポートの作成から、ダウンロード、デポの作成までが完了する。

次の図は、「パッチ評価Webページ」を基本にしたパッチ管理の手順と、SWAを基本にした手順の比較である。後者では、手順が大幅に簡略化されているのがおわかりいただけるだろう。

パッチ評価WebページとSWAとの手順比較
図4:パッチ評価WebページとSWAとの手順比較

それでは、実際にSWAを使用したパッチ・レポートの作成から、推奨パッチのダウンロード/インストールまでの流れを見ていくことにしよう。

SWAを使用したパッチ・レポートの作成

まず、「swa report」コマンドを実行し、システムのインベントリの収集/アップロード、およびHPが提供するカタログのダウンロードを(インターネット経由で)実行し、システムの解析を行う。

# swa report

=======  07/09/07 17:58:29 JST  BEGIN Report on Issues and New Software (user=root)
         (jobid=hpjmktg1)

       * Gathering Inventory
       * Getting Catalog of Recommended Actions and Software
       * Download complete: 8926kB
       * Performing Analysis
       * Generating Reports
NOTE:    See HTML-formatted report "/.swa/report/swa_report.html"
                             Software Assistant
                           Actions Summary Report

ASSESSMENT PROFILE

Catalog Information
   Catalog File: /.swa/cache/swa_catalog.xml
   Catalog Date: 09 July 2007 15:00:26 JST

Inventory Source
   Name: hpjmktg1
   OS: HP-UX B.11.31
   Model: ia64 hp server Integrity Virtual Machine
   Inventory File: /.swa/cache/swa_inventory_1757671707.xml
   Inventory Date: 09 July 2007 17:58:31 JST

Analysis Information
   Analysis File: /.swa/cache/swa_analysis.xml
   Analysis Date: 09 July 2007 17:58:53 JST
   Ignore File(s): /.swa/ignore
   Issues Ignored: 0

   Selected Analyzers
      QPK: latest Quality Pack patch bundle
      SEC: security bulletins
      PCW: patches with critical warnings


RECOMMENDED ACTIONS

Patch Bundles
swa reportコマンドの実行例

「swa report」コマンドの実行が完了すると、推奨されるパッチなどの情報が記述されたレポートがHTMLファイルとして作成される。
デフォルトの出力先ファイル名は、「.swa/report/swa_report.html」。サンプルはこちら このリンクをクリックすると、新しいウィンドウが開きます

SWAを使用したパッチのダウンロード、デポの作成

続いて、「swa get」コマンドを実行し、推奨パッチのダウンロード(インターネット経由で実施)、およびデポの作成を行う。

# swa get -v -t /tmp/patch

=======  07/09/07 20:40:18 JST  BEGIN Get New Software From HP Preview (user=root)
         (jobid=hpjmktg1)

       * Analyzing Required Disk Space
       * System Information
         Name: hpjmktg1
         OS: HP-UX 11.31
         Model: ia64 hp server Integrity Virtual Machine
         Inventory File: /.swa/cache/swa_inventory_1757671707.xml
         Inventory Date: 09 July 2007 17:58:31 JST
       * Analysis Information
         Analysis File: //.swa/cache/swa_analysis.xml
         Analysis Date: 09 July 2007 17:58:53 JST
         Catalog: /.swa/cache/swa_catalog.xml
         Catalog Date: 09 July 2007 15:00:26 JST
         Ignore File: /.swa/ignore
       * Selected Analyzers
         QPK - latest quality pack bundle
         SEC - security bulletins
         PCW - patches with critical warnings
       * Software Cache
         /var/opt/swa/cache
       * Target Depot
         /tmp/patch
       * Downloading Software from HP to Local Cache
NOTE:    Estimated total download size:  33248580 bytes.
       * Downloading PHSS_36361 (1 of 2)
       * Successfully downloaded PHSS_36361
       * Downloading PHSS_36123 (2 of 2)
       * Successfully downloaded PHSS_36123
       * Copying Software into Target Depot
       * Processing /var/opt/swa/cache/hp-ux_patches/11.X/PHSS_36123
       * Processing /var/opt/swa/cache/hp-ux_patches/11.X/PHSS_36361
       * Registering /tmp/patch

=======  07/09/07 20:40:23 JST  END Get New Software From HP Preview succeeded.
         (user=root)  (jobid=hpjmktg1)

NOTE:    More information may be found in the Software Assistant logfile
         "/var/opt/swa/swa.log".
swa getコマンドの実行例

上の例では、/tmp/patchディレクトリにパッチ用のデポが作成される。

パッチのインストール

後は、SD-UXに用意されているswinstall コマンドを実行して、作成されたデポからパッチのインストールを行えばよい。

# swinstall -x autoreboot=true -s /tmp/patch \*

=======  07/20/07 18:09:40 JST  BEGIN swinstall SESSION
         (non-interactive) (jobid=hpjmktg1-0016)

       * Session started for user "root@hpjmktg1".

       * Beginning Selection
       * Target connection succeeded for "hpjmktg1:/".
       * Source connection succeeded for "hpjmktg1:/tmp/patch".
       * Source:                 /tmp/patch
       * Targets:                hpjmktg1:/
       * Software selections:
             PHSS_36123.OEM-SERVER,r=1.0,a=HP-UX_B.11.31_IA/PA,v=HP,fr=1.0,fa=HP-
UX_B.11.31_IA
             PHSS_36361.KRB5-64SLIB,r=1.0,a=HP-UX_B.11.31_IA/PA,v=HP,fr=1.0,fa=HP-
UX_B.11.31_IA
<以下略>

SWAのコマンドリファレンス

ここまでの説明で、SWAを使用することにより、システムに応じた推奨パッチのダウンロード/インストールが簡単に行えることがおわかりいただけただろう。前編の最後として、SWAのコマンドの概要をまとめておこう。

表3:SWAのコマンドリファレンス
コマンド 機能
swa report パッチレポートを作成する
swa get パッチのダウンロードとパッチデポを作成する
swa clean ディスクにキャッシュされたパッチを削除する
swa step パッチ管理作業をステップごとに実行する

表4:swa reportコマンドの解析オプション
オプション 機能
CRIT 重大な問題の修正パッチ
PCW 重大な警告に対するパッチ
PW 警告に対するパッチ
QPK 最新のクオリティパック
SEC セキュリティパッチ
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特別企画「HP-UX11i v3 新世代ミッションクリティカルOSへ」記事一覧

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柔軟性、信頼性、管理性を強化したHP-UX11i v3の全貌
第2回
仮想パーティションとユーティリティの強化ポイント・前編
仮想パーティションとユーティリティの強化ポイント・後編
第3回
次世代大容量ストレージに対応した新I/Oスタック
ストレージ管理を容易にするAgile Viewとネイティブ・マルチパス
第4回
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Oracle環境向け高速化ツール“ODM”はなぜ速いのか?
第5回
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稼働中のシステムイメージのダイナミックな複製を可能にするDRD
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サーバーを止めずに増強できるDynamic nParの離れ業
容易に扱えるDynamic nParの実行例

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