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Oracle 環境向け高速化ツール“ODM”はなぜ速いのか?

特別企画:HP-UX11i v3 新世代ミッションクリティカルOSへ 第4回

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特別企画:HP-UX11i v3 新世代ミッションクリティカルOSへ 第4回  Oracle 環境向け高速化ツール“ODM”はなぜ速いのか?

ODMの実力を探る

HPでは、このODMが実際にどの程度の能力を発揮できるか検証すべく、パフォーマンス・テストを実施した。このテストでは、以下のような検証システムが用意され、実運用環境に近い形でのパフォーマンスが計測されている。
Oracle 環境向け高速化ツール“ODM”はなぜ速いのか?
ODMが速い、その理由
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ODM検証テストのシステム構成
図2:ODM検証テストのシステム構成

この図が示すように、テスト対象となるOracle 9i R2が稼働するHP Integrity rx4640に対して、テスト・クライアントから大量のリクエストを発行する構成である。またストレージについては、2式のHP EVA3000を用意し、RAID0構成で動作する55台のディスクを装着。32のLUNに対してLVMストライピングを行う設定とした。以上の構成にて、以下の5種類のテストを実施した。

VxVMでのテスト
  • rawデバイス
  • ODM+VxFS
  • VxFSのみ
LVMでのテスト
  • rawデバイス
  • VxFSのみ

このように、HP-UX標準の2種類の論理ボリュームであるVxVMとLVMのそれぞれについて、rawデバイスとODM、ファイルシステム(VxFS)によるOracleパフォーマンスを計測する。なお、ODMはLVMをサポートしないため、LVMではODMによる値は計測されていない。

以下のグラフは、これらすべてのテスト結果をまとめたものである。

Oracleパフォーマンスのテスト計測結果
図3:Oracleパフォーマンスのテスト計測結果

ここで、縦軸は1分間あたりのトランザクション数、そして横軸は同時接続クライアント数を指す。このテスト結果から導かれる結論について、HPでは以下のようにまとめている。

  • ODMは、ファイルシステム上のOracleパフォーマンスを劇的に改善する
  • Oracleパフォーマンスを最大限に引き出すには、従来通りrawデバイスの利用が必要だが、ODMが提供する優れた管理性とのトレードオフとなる
  • ODMとrawデバイスのパフォーマンス差は8%以内であり、管理性を重視する場合には問題とならないレベルである

ここまで見てきたとおり、ODMはまさしく「ファイルシステムの利便性」と「rawデバイスの性能」を兼ね備えたソリューションだ。もちろんテスト結果が示すように、ODMはrawデバイスのパフォーマンスを上回るわけではない。よって、ODMが提供する優れた管理性と、rawデバイスとのわずかなパフォーマンス差のどちらを優先するかのトレードオフとなる。しかしODMの導入により、コストの高いOracle管理者への依存度を下げることができ、場合によってはこのパフォーマンス差を補ってあまりあるTCO削減が実現できるだろう。Oracle構築における「rawデバイス」の常識は、ODMの登場によって大きく変わりつつあるようだ。


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特別企画「HP-UX11i v3 新世代ミッションクリティカルOSへ」記事一覧

第1回
柔軟性、信頼性、管理性を強化したHP-UX11i v3の全貌
第2回
仮想パーティションとユーティリティの強化ポイント・前編
仮想パーティションとユーティリティの強化ポイント・後編
第3回
次世代大容量ストレージに対応した新I/Oスタック
ストレージ管理を容易にするAgile Viewとネイティブ・マルチパス
第4回
Oracle環境向け高速化ツール“ODM”で「rawデバイスの悩み」を解消しよう
Oracle環境向け高速化ツール“ODM”はなぜ速いのか?
第5回
ソフトウェア・パッチの管理コストを削減する柔軟な管理ツール群
稼働中のシステムイメージのダイナミックな複製を可能にするDRD
第6回
サーバーを止めずに増強できるDynamic nParの離れ業
容易に扱えるDynamic nParの実行例

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