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仮想パーティションとユーティリティの強化ポイント・後編

特別企画:HP-UX11i v3 新世代ミッションクリティカルOSへ 第2回

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特別企画:HP-UX11i v3 新世代ミッションクリティカルOSへ 第2回  仮想パーティションとユーティリティの強化ポイント・後編
後半では、HP-UX11i v3対応のvPars A.05.01で強化された機能、メモリのダイナミックな移動について試してみよう。併せて既存のvParsでもサポートされている機能だが、CPUのダイナミックな移動も試してみよう。
仮想パーティションとユーティリティの強化ポイント・後編
vPars A.05.01で追加されたメモリの動的な移動を試す
vPars A.05.01で、CPUの動的な移動を試す
2007年5月
テクニカルライター 秋葉けんた
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vPars A.05.01で追加されたメモリの動的な移動を試す

ここでは、以下のマシン・OSとvParsの構成を前提として説明を行う。

H/W HP Integrity rx7620(CPU 8コア、メモリ16GB)
S/W HP-UX11i v3、vPars A.05.01
vPars vPar0(CPU 4コア、メモリ4GB)
vPar1(CPU 2コア、メモリ2GB)
vPar2(CPU 2コア、メモリ2GB)

まずは、メモリ移動を行う前に仮想パーティションのステータスを確認しておこう。

# vparstatus -P
Current Virtual Partition Version:  A.05.01
Monitor Version:  A.05.01

[Virtual Partition OS Version]

Virtual Partition Name          OS Version  State 
==============================  ==========  ===== 
vpar0                           B.11.31     Up                                 
vpar1                           B.11.31     Up    
vpar2                           B.11.31     Up

HP-UXのバージョンが、B.11.31(11i v3)で、vParsのバージョンがA.05.01であることが確認できる。

表1:利用できる主なコマンド
vparcreate 仮想パーティションを作成
vparremove 仮想パーティションを削除
vparmodify 仮想パーティションの構成を変更
vparboot 仮想パーティションを起動
vparreset 仮想パーティションをハードリセット
vparstatus 仮想パーティションの構成を表示

次のコマンドで、各仮想パーティションの構成を確認する。

# vparstatus
[Virtual Partition]
                                                                          Boot
Virtual Partition Name         State Attributes   Kernel Path             Opts
============================== ===== ============ ======================= =====
vpar0                          Up    Dyn,Auto,Nsr /stand/vmunix                
vpar1                          Up    Dyn,Auto,Nsr /stand/vmunix
vpar2                          Up    Dyn,Auto,Nsr /stand/vmunix                

[Virtual Partition Resource Summary]
                                CPU      Num   Num     Memory Granularity
Virtual Partition Name          Min/Max  CPUs  IO       ILM         CLM
==============================  =======  ====  ====  ==========  ==========
vpar0                             1/  8     4     2         128         128    
vpar1                             1/  8     2     2         128         128
vpar2                             1/  8     2     2         128         128
    

                                                  Memory (MB)
                                          ILM                     CLM
                                # User                  # User
Virtual Partition Name          Ranges/MB     Total MB  Ranges/MB     Total MB
==============================  ======================  ======================
vpar0                             0/   0          4096    0/   0             0 
vpar1                             0/   0          2048    0/   0             0
vpar2                             0/   0          2048    0/   0             0

それでは実際にメモリの動的な移動作業を行ってみよう。まず、使用可能なメモリ量を調べることから始めよう。これには「vparstatus -A」を使う。また、「vparstatus -v」の出力では、割り当て済みのILMおよびCLMの合計とフローティングメモリの量が表示されるので、こちらのコマンドを使ってメモリの割り当て状況を確認することもできる。

# vparstatus -A
[Available ILM (Base  /Range)]:  0x3000000/80
              (bytes) (MB)      0x20000000/1536
                          0x178000000/2048
                             0x2e8000000/4352
                            0x3f8000000/112

[Available ILM (MB)]:  8128

[Available CLM (CellID Base  /Range)]:  
                      (bytes) (MB)      
[Available CLM (CellID MB)]:  0 0

メモリの空き状況は、約8GBだ。

# vparstatus -p vpar0 -v
....
[Memory Details]
ILM, user-assigned [Base  /Range]:  
                   (bytes) (MB)     
ILM, monitor-assigned [Base  /Range]:  0x8000000/128
                      (bytes) (MB)     0x80000000/3968
ILM Total (MB):  4096  (Floating 0) 

ILM Granularity (MB):  128

CLM, user-assigned [CellID Base  /Range]:  
                          (bytes) (MB)     
CLM, monitor-assigned [CellID Base  /Range]:  
                             (bytes) (MB)     
CLM (CellID MB):  

CLM Granularity (MB):  128

vpar0のメモリは、ILMで4096MB(4GB)構成されていることが確認できる。

メモリをオンラインで割り当てるには、以下の3つの構文を利用する。ILM、CLMの追加・削除のほか、メモリアドレスを指定してメモリの追加・削除が可能だ。なお、割り当てられるメモリにはベースメモリ、フローティングメモリが利用できる。

表2:メモリを追加・削除する構文
ILM a|d mem::size[:b[ase]|f[loat]]
CLM a|d cell:cell_ID:mem::size[:b[ase]|f[loat]]
アドレス a|d mem:::base:range[:b[ase]|f[loat]]
aは追加、dは削除、sizeはメガバイト単位のメモリサイズ、cell_IDはセル番号の指定となる。また「:float」を設定しなければ、デフォルトの「:base」が利用される。

ここでメモリを実際に追加してみよう。仮想パーティション「vpar0」にILMのメモリを追加する場合には、「-a」オプションを使い、メモリを削除する場合は「-d」オプションを利用する。

では次のコマンドで、vpar0に2048MBのメモリを追加してみよう。

#  vparmodify -p vpar0 -a mem::2048:float

ここで、メモリが追加されていることを確認してみよう。

# vparstatus
....
                                                  Memory (MB)
                                          ILM                     CLM
                                # User                  # User
Virtual Partition Name          Ranges/MB     Total MB  Ranges/MB     Total MB
==============================  ======================  ======================
vpar0                             0/   0          6144    0/   0             0 
vpar1                             0/   0          2048    0/   0             0
vpar2                             0/   0          2048    0/   0             0

次にvPar0からメモリを2048MB削除して、vPar1に2048MB追加してみよう。

# vparmodify -p vpar0 -d mem::2048:float
# vparmodify -p vpar1 -a mem::2048:float

メモリを確認すると、

# vparstatus
....
                                                  Memory (MB)
                                          ILM                     CLM
                                # User                  # User
Virtual Partition Name          Ranges/MB     Total MB  Ranges/MB     Total MB
==============================  ======================  ======================
vpar0                             0/   0          4096    0/   0             0 
vpar1                             0/   0          4096    0/   0             0
vpar2                             0/   0          2048    0/   0             0

vPar0は2048MB減って、vpar1は2048MB増えてILMメモリのTotal MBがそれぞれ4096MB(4GB)に変更されたことがわかる。
同様に、CLM(この場合セル1)のフローティングメモリを追加する場合は以下の構文となる。

#  vparmodify -p vpar2 -a cell:1:mem::1024:float

なお、以上2つの構文を組み合わせ、ILMとCLMを1つのパーティションに割り当てることもできる。これらの組み合わせで、自由にオンラインでの追加・削除を実現できる。

#  vparmodify -p vpar2 -a cell:1:mem::1024 -a mem::1024

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