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SMHでらくらくHP-UXシステム管理

第7回:WBEMによる障害管理のメカニズム

HP-UX/Integrityサーバー お問い合せ
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SMHでらくらくHP-UXシステム管理 第7回:WBEMによる障害管理のメカニズム
SMHでは、HP-UXシステム上で発生するさまざまなイベント情報や障害情報を管理するツール、「Event Viewer(evweb)」を提供します。evwebの最大の特徴は、WBEM(Web Based Enterprise Management)と呼ばれる標準規格をベースとしている点。WBEMとは、標準化団体DMTFによって標準化された「Webベースのエンタープライズ管理」のための標準規格です。ネットワーク上に存在するサーバーやOS、ネットワーク機器などの統合管理に必要なプロトコルやデータ構造を規定します。今回は、HP-UXの障害管理の基盤となるWBEMのメカニズムについて説明します。
SMHでらくらくHP-UXシステム管理 第7回
evwebとWBEM
WBEM ProviderとWBEMクライアント
関連ホワイトペーパー
(PDF、2.40MB)
2007年8月
テクニカルライター 小林聡史
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evwebとWBEM

SMHでは、HP-UXシステム上で発生するさまざまなイベント情報や障害情報を管理するツール、「Event Viewer(evweb)」を提供します。このevwebの最大の特徴は、WBEM(Web Based Enterprise Management)と呼ばれる標準規格をベースとしている点です。そこで今回は、HP-UXの障害管理の基盤となるWBEMのメカニズムについて説明します。

evwebによる障害情報の表示例
図1:evwebによる障害情報の表示例

WBEMとは、マイクロソフトやインテル、シスコシステムズ、旧コンパック・コンピュータなどによって提案され、標準化団体DMTF(Desktop Management Task Force)によって標準化された規格です。その名の通り、「Webベースのエンタープライズ管理」のための仕様であり、ネットワーク上に存在するサーバーやOS、ネットワーク機器などの統合管理に必要なプロトコルやデータ構造を規定します。要するに、従来のSNMP(Simple Network Management Protocol)やsyslogに代わる、HTTPとXMLをベースとした新世代のネットワーク管理プロトコルといえます。すでにマイクロソフトWindowsやHP-UXなどのおもなOSから、サーバー製品、ストレージ製品、ネットワーク機器、そしてHP OpenViewをはじめとするネットワーク管理ツールにおいて、業界標準のネットワーク管理プロトコルとしてサポートされています。
WBEMでは、CIM(Common Information Model)と呼ばれるデータ構造(スキーマ)を用いて、管理対象のサーバーやOSから多種多様な情報を取得できます。HTTPおよびXMLというわかりやすいWebベースのプロトコルを通じてサーバーやOS、ネットワーク機器を管理することが可能な点が、WBEMのアドバンテージです。

<?xml version ="1.0" encoding="utf-8"?>
<CIM CIMVERSION="2.0" DTDVERSION="2.0">
<MESSAGE ID="51000" PROTOCOLVERSION="1.0"
<SIMPLERSP>
<IMETHODRESPONSE NAME="EnumerateInstances">
<IRETURNVALUE>
<VALUE.NAMEDINSTANCE>
<INSTANCENAME CLASSNAME="PG_OperatingSystem">
<中略>
<KEYBINDING NAME="CSName">
<KEYVALUE VALUETYPE="string">
mycomputer.hp.com
</KEYVALUE>
</KEYBINDING>
<KEYBINDING NAME="Name">
<KEYVALUE VALUETYPE="string">
HP-UX
</KEYVALUE>
</KEYBINDING>
</INSTANCENAME>
<以下略>
WBEMにおけるCIMの例

WBEM Services for HP-UX

HP-UX 11i v2以降では、HP-UXのさまざまな管理情報をWBEM経由で提供できる「HP WBEM Services for HP-UX(以下、WBEM Services)」および「HP WBEM Providers for HP-UX(以下、WBEM Providers)をサポートしています。以下の図は、この両者の関係を示しています。

WBEM ServicesとWBEM Providersの位置づけ
図2:WBEM ServicesとWBEM Providersの位置づけ

WBEM Providerとは、管理対象となるリソースから情報を収集し、WBEM Servicesに伝えるソフトウェアです(SNMPにおけるSNMPエージェントに相当)。HP-UXでは豊富なWBEM Providersに対応しており、HP Integrityサーバーのハードウェアまわりの情報(プロセッサやメモリ、ファン、電源など)から、OS情報(バージョン、プロセス、ソフトウェア、LVMなど)、ネットワーク(IP、DNS、NISなど)、仮想化関連の情報(nPars、vPars、Integrity VMなど)、さらにはHP Serviceguardにいたるまでを網羅しています。

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