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プロビジョニングとプロアクティブ

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HP-UXでラクするシステム管理・後編 「プロビジョニングとプロアクティブ」
「プロビジョニング」と「プロアクティブ」は、効率的かつ積極的なシステム管理を行うための重要なキーワードだ。ここでは、HP-UX向けに無償で提供される管理ツールである「HP Systems Insight Manager(以下、SIM)」の潜在能力を引き出すことで、この2つのキーワードが指し示す運用管理の理想形が、コストを掛けずに実現可能であることを説明する。
プロビジョニングとプロアクティブ
プロビジョニングで「攻めの管理」を実現しよう
「プロアクティブな運用管理」を目指そう
2004年4月
テクニカルライター:吉川 和巳

プロビジョニングで「攻めの管理」を実現しよう


ともすれば、システム管理者の仕事は受け身の姿勢となりやすい。すなわち、開発部門や経営層、エンドユーザなどからの要求を受け、それに応えるかたちでインフラ整備やリソース増強を始めたり、トラブルシューティングを行ったりというスタイルである。

もちろん、ビジネスニーズの定義はシステム管理者の役目ではないので、システム管理者にできることには限りがある。とはいえ、開発部門やユーザの言われるままに週末のデータセンターで現地作業をしたり、OSとアプリケーションのインストール作業を繰り返したりという状況では、理想的な運用管理体制とは言い難いだろう。

こうした状況を打破し、受け身ではない「攻めの管理」を目指すのが、「プロビジョニング」の考え方だ。つまり、システムの増設や設定を場当たり的に行うのではなく、予想される要求に対してあらかじめ準備をしておき、いざ要求を受けたときになるべくスムーズに、かつ短時間でそれに応える体制を整えるアプローチである。もともとは通信事業者のサービス供給で培われた考え方であるが、最近ではデータセンターやITインフラの運用管理において重要な役割を担いつつある。

OSとアプリケーションのインストールでラクをする


ここで、データセンターにおけるノードへのインストール作業を例にとり、プロビジョニングの導入を考えてみよう。例えばHP-UXベースのサーバの場合、1台のノードにOSやアプリケーションをインストールするのには以下の一連の作業が必要となり、2時間以上を費やすことになる。
  • OSのインストール
  • 最新パッチの適用
  • カーネルパラメータの設定
  • アプリケーションのインストール
しかし、前編でも説明したとおり、データセンター内のノード数が増加しつつある現状では、これらの作業を繰り返し手作業で進めることはきわめて非効率的だ。また、こうしたインストール作業が必要となるのは、システム負荷の急激な上昇やハードウェア障害などの急を要する状況が多く、できるだけ早く済ませるに越したことはない。

プロビジョニングの視点に立てば、OSとアプリケーションのインストール作業は簡単かつ迅速に完了できる体制を整えておくことが望ましい。前編でも説明した統合管理ツールSIMでは、同ツールからOSインストール用ツール「Ignite/UX」を呼び出すことで、インストール作業のプロビジョニングを実現している。具体的には、上述の各作業が完了したOSパーティション全体をゴールデンイメージとして保存し、任意のノードにpush形式でインストールする。これにより、今まで2時間を要していた作業が、約30分で完了するのである(図1)。

図1:ゴールドシステムイメージ インストール
図1:ゴールドシステムイメージ インストール

こうしたOSインストール用ツールの優れた点は、用途に応じて複数種類のゴールデンイメージを使い分けられることである。例えば、以下のような3種類のイメージをあらかじめ作成しておく。
  • クリーンOSイメージ
    (OSインストールおよびパッチ適用済み)
  • Webサーバ用イメージ
    (OSおよびパッチ、カーネルパラメータ設定、Webサーバ導入済み)
  • DBサーバ用イメージ
    (OSおよびパッチ、カーネルパラメータ設定、DBサーバ導入済み)
このように各種イメージを使い分ければ、サービス提供可能なノードを即座に用意できる。ノード追加やトラブル対応の際には、抜群の威力を発揮するはずだ。

インストール後のソフトウェア管理でラクをする


またSIMでは、OSのインストールだけでなく、その後の運用においてもシステム管理者を補佐するツールを提供している。その一つ、「SD-UX」は、HP-UXノードに対するソフトウェアのインストールを自動化するツールである。SD-UXでは、「ソフトウェアデポ」と呼ばれるサーバにソフトウェアを格納し、そこから任意のノードに対してpushインストールを実施できる。システム管理者は、SIMに表示されたノード一覧からノードを選択し、メニューにてSD-UXによるインストール機能を選択するだけである。その後、SIMのコンソール上には、各ノードのインストール状況がリアルタイムに表示される仕組みだ。また、ノードの負荷の少ない夜間などを利用して、SD-UXによるインストールを特定の時間帯に実行するようなスケジューリングも可能である。さらには、インストールしたソフトウェアやパッチを削除(ロールバック)したり、インストール済みのソフトウェアを一覧表示したりする機能も用意されている。

各種の運用管理ツールを活用した以上のようなプロビジョニングの導入によって、システム管理者もラクをすることができ、同時に開発部門や経営層、エンドユーザもその恩恵を受けるのである。

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