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運用管理の一元化

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HP-UXでラクするシステム管理・前編 「運用管理の一元化」
オープン系システムでは、「多種多様なプラットフォームの混在」という弱点に対処するため、「運用管理の一元化」を避けて通ることはできない。HP-UX向けの「HP Systems Insight Manager(以下、SIM)」は、無償でユーザに提供される統合型のシステム管理ツールだ。ここでは、SIMを利用した運用管理の一元化の実際を紹介する。
運用管理の一元化
「運用管理の一元化」から始めよう
インベントリ管理を自動化しよう
2004年4月
テクニカルライター:吉川 和巳

「運用管理の一元化」から始めよう


ガートナーグループが2001年に公開したレポート「Surviving in a 24-hour world」では、システムダウンの原因の実に4割は、オペレーションミスによるものであると報告されている。つまり、システム開発のテスト工程に大幅な工数を割き、またハードウェアやソフトウェアの冗長化に贅を尽くしたとしても、システムの運用管理がおろそかでは全てが台無しになりうるのである。

システムの運用管理は、UNIXやWindowsなど複数のプラットフォームが混在するオープン系システムのアキレス腱と言える。メインフレームの時代、ユーザは高額な運用費をベンダーに支払いさえすれば、専任の技術者が常駐する盤石の運用管理体制を維持することができた。これに対し、オープン系システムでは、運用管理の責任をベンダーが100%負うことはまれで、最終的な責任をユーザが負わなくてはならないのが普通だ。

では、メインフレーム・クラスの運用管理をオープン系システムで実現するには、どのような方策が考えられるのだろうか。その答えを明らかにするため、システムの運用管理で生じる様々な問題点を洗い出し、なるべくコストを掛けずにそれらを解決する方法を検討してみたい。

数多くのコマンドやツール、UIの習得が面倒


オープン系システムの運用管理が脆弱になりがちな最大の要因は、多種多様なプラットフォームが混在することにある。つまり、システム管理者は、多数のコマンドや管理ツール、ユーザインタフェース(UI)の使い方を習得しなくてはならない。例えば、「そのUNIXコマンドの使い方はAさんが詳しい」「あのWindowsサーバの設定はBさんしかできない」「この管理用WebページはCさんがいつも使っていたけど、今日は外出中だ」といった会話を誰しも耳にしたことがあるだろう。スタッフの数やトレーニングコストに制約がある状況では、管理対象となる全てのプラットフォームに精通した優秀なシステム管理者を常駐させておくことはムリなのである。

こうした時にとるべき方策は、個人のスキルに頼らずに誰もが対処可能な「運用管理の一元化」を実現することだ。つまり、管理機能をできるだけ単一のツールやUIに集約し、複雑なコマンドオプションやOSの違いを意識しなくてよい環境をつくる。こうすれば、未熟な若手スタッフでも多くの状況に対処できるうえ、不慣れなツールを使うことによるオペレーションミスを大幅に減らすことができる。

無償ツールを活用した運用管理の一元化


実は、こうした一元化のための統合管理ツールは、意外にも無償で手に入る場合がある。HP-UX向けのシステム管理ツールSIMもそのひとつだ(図1)。本来は有償でもおかしくない高機能の統合管理ツールを無償で提供することで、メインフレーム・クラスの運用管理能力をHP-UX全体のアドバンテージとするのが、HPの戦略なのである。こうした有り難い手段を活用しない手はないだろう。そこで以下、このSIMを利用した運用管理の一元化の実際を紹介したい。

図1:System Insight Manager 管理画面
図1:HP System Insight Manager 管理画面

図2は、SIMの全体構成を示したものである。同図に示すとおり、SIMでは、全ての管理機能が「セントラル・マネージメント・サーバ(CMS)」と呼ばれる統合管理サーバに集約されている。このCMSは、SNMPやDMI、WBEM、SSHといった標準的なプロトコルを通じて管理対象となる各ノードにアクセスし、各種の管理機能をリモートから実行する。またSIMでは、管理機能にアクセスするためのUIとしてWebベースのGUIとコマンドラインインタフェース(CLI)の両方をサポートしている。よってシステム管理者は、一般的なWebブラウザや端末エミュレータを利用し、あらゆる場所からCMSの管理機能にアクセスすることが可能だ。

図2:System Insight Manager 全体構成図
図2:HP System Insight Manager 全体構成

SIMの特徴は、従来は個別に提供されていた多彩な管理機能をひとつの環境に一元化している点である。具体的には、OSのインストールや構成管理をはじめ、ソフトウェア配布やパッチ管理、パフォーマンス解析や管理コマンド実行、そしてリソース監視やワークロード管理までが、SIMとその配下で動作する管理ツール群に統合されている。そのため、とりあえずSIMの操作を習得することで、そこを起点として多彩な管理機能を呼び出せるようになるのである。

もう一つの特徴は、以前よりHPが提供していたHP-UX向け管理ツール「Servicecontrol Manager」と、旧コンパックが提供していたWindows/Linux向け管理ツール「Insight Manager」の両者をSIMに統合している点だ(図3)。つまり、SIMを中心として、HP-UXとWindows、Linuxという3種類のOSの運用管理が可能になる。もちろん、OSごとに利用可能な管理機能に差異はあるものの、前述した「運用管理の一元化」という最大の目的は達成されると言えるだろう。

図3:System Insight Manager 管理機能
図3:HP System Insight Manager 管理機能

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