Jump to content 日本-日本語

製品  >  ソフトウェア  >  HP-UX   >  Knowledge-on-Demand  >  特集

ブレードシステムのメリットと管理・運用の実際

HP-UX/Integrityサーバー お問い合せ
コンテンツに進む
ブレードシステムのメリットと管理・運用の実際

省電力や省スペースといったメリットから、ブレードシステムの導入を検討している方は少なくないだろう。同時に、従来のラックマウントサーバーとどう違うのだろうと疑問に思っているという方も少なくないに違いない。そこで、今回はブレードシステムのメリットを挙げながら、HP Integrity Bladeの現状をお伝えしたい。ブレードシステムへの理解を深める手助けになれば幸いだ。

ブレードシステムのメリットと管理・運用の実際
ブレードシステムの利点とは?
ブレードシステムの構築
2008年8月
テクニカルライター 米田 聡
ページ: 1   2   |   次へ 

ブレードシステムの利点とは?

ブレードシステムが注目されるのは、さまざまなメリットがあるからだ。中でも重視されつつあるのが、消費電力面でのメリットだろう。

ご存じの読者も多いと思うが、環境に配慮したITシステムを整備しようという、いわゆるグリーンITに日本も国を挙げて取り組んでいる。地球環境への配慮というのはもちろんだが、昨今の燃料高から電力料金が上昇を始めており、消費電力の削減はITシステムの運用コスト削減という点からも重要になってきている。

言うまでもないことだが、サーバーの消費電力を下げれば発熱が低下し、空調の消費電力も低下する。したがってサーバーの消費電力を抑えることによるコスト削減の効果は非常に大きい。

ブレードシステムは、従来のラックマウントサーバーなどに比べ、消費電力を低く抑えることができるとされる。その理由は、高性能の電源や冷却ファンがエンクロージャーに集約され効率的に利用されているためだ。

ラックマウントサーバーとブレードサーバーとの消費電力を比較
図1:ラックマウントサーバーとブレードサーバーとの消費電力を比較

ラックマウントサーバーは、個々の筐体に冷却ファンや電源を持っている。一方ブレードサーバーでは、個々の筐体に冷却ファンや電源を持たず、エンクロージャー側にそれらが集約されている。そのため効率的な冷却が可能になるほか、電源の変換ロス(高性能な電源でも20〜30%のロスが生じる)もトータルすると抑えることが可能だ。ただし、当然ながらサーバー2基程度では差が出づらい点は注意しておくべきだろう。エンクロージャー全体をまかなう規模の電源を備えるだけに、これは致し方ないところだ。

冷却ファンがエンクロージャー側に集約されていることから、冷却能力を心配する方も多いようだが、現在のエンクロージャーは強力な冷却機構を備えている。HP BladeSystem c-ClassではHP PARSECアーキテクチャーと呼ばれる並列冷却システムを採用し、ブレードで問題になりがちだったエンクロージャー内の温度の偏りが発生しづらくなっている。冷却能力に関してはラックマウントサーバーよりも、むしろ有利といえるほどだ。

HP BladeSystem c-Classが備える強力な冷却機構
図2:HP BladeSystem c-Classが備える強力な冷却機構

冷却システムの改良が進んだことから、ブレードサーバーはさらに高密度の実装が可能になっている。その性能や拡張性は、ラックマウントサーバーと比べ遜色ない。たとえば、今年2月に投入されたHP Integrity BL870cは4プロセッサー/8コアを搭載。内蔵HDDスロットを4つや拡張スロットを3つ備えるなど十分な拡張性を持つ。ブレードサーバーで性能や拡張性に不足があるということは、まずないだろう。

以上のように、ブレードサーバーはラックマウントと同等に使えることが理解できるだろう。一方で、ブレードサーバーにはすでに挙げた消費電力の他にもさまざまな利点がある。

たとえば、信頼性だ。電源ユニット、ファン等がエンクロージャーに集約されているためメンテナンス性が高く、またエンクロージャーも他社に比べ頑強に作られている。たとえば、ブレード内部のスイッチ間のラインや電源ラインがまとめられているバックプレーンには可動部が一切ないパッシブバックプレーンを採用している。電源ラインの配線にはすべて金属板が使用されており、物理的に外部から力が加わらない限り破損しないと言え、それだけに高い信頼性を持っている。

また、高集積度も魅力だ。高密度のサーバーをエンクロージャーに集積できることから、設置スペースを大幅に減らすことができる。例えば、HP Integrity BL870cを同等レベルのラックマウントサーバーと比べると、2.6倍ものスペース効率を実現できる。日本ではデータセンタは慢性的なスペース不足が指摘されており、ブレードという省スペースのサーバーは大変魅力的だ。

エンクロージャーに集約することにより信頼性が向上
図3:エンクロージャーに集約することにより信頼性が向上

以上のようにブレードサーバーには数多くの利点があり、導入するメリットも大きい。そこで、以降では導入構築や管理といった実際面での注意点を見ていくことにしたい。


トップへ ページ: 1   2   |   次へ  次のページへ

本ページの内容は執筆時の情報に基づいており、異なる場合があります。

お問い合わせ

ご購入前のお問い合わせ


ご購入後のお問い合わせ

オンラインサポート
製品の標準保証でご利用いただける無償のサービスです。

ショールーム

ショールーム 導入をご検討のお客様へ
業務アプリケーションの継続・標準化・開発性とシステム担当者様、システム開発者様が抱える悩み・疑問に対する解決策実体験して頂けます。
印刷用画面へ
プライバシー ご利用条件・免責事項