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はじめてのHP-UX

第12回:HP-UXのインストール

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はじめてのHP-UX 第12回
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itoolによる各種設定
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itoolによる各種設定

itoolでは、インストールするHP-UXのデフォルト言語や、ディスクのパーティションなどを設定できます(図4)。

図4:itoolのBasicタブ
図4:itoolのBasicタブ

itoolには、「Basic」、「Software」、「System」、「File System」、「Advanced」の各タブが表示されています。それぞれ、以下のような項目の設定に利用します。

表:toolの各タブの設定内容
タブ名 設定内容
Basic デフォルト言語やスワップ領域サイズ、キーボード設定など
Software インストールするソフトウェア
System システム構成情報
File System ファイルシステムの各領域のサイズなど
Advanced インストール中に実行するスクリプトの指定、設定内容確認

まずは、HP-UXのデフォルト言語を日本語に設定しましょう。itoolの初期設定では、デフォルト言語として英語(English)が選択されていますので、日本語(Japanese)に変更する必要があります。そのためには、図4のBasicタブの「Languages…」項目を選択し、Languages画面にて「Japanese」を選択、「OK」を選んでEnterキーを押します。

図5:Languages画面でJapaneseを選択
図5:Languages画面でJapaneseを選択

つづいて、使用するキーボードの種類を設定します。ここでは、HP-UXインストーラの起動時に選択したキーボードと同じ種類のキーボードを選択してください。Basicタブにて「Keyboards…」項目を選択し、キーボードの選択画面(Language Specific Keyboards)が表示されたら、インストーラ起動時に選択したものと同じキーボードを選択し、「OK」を選択し、「Enter」キーを押します。ここでは、「USB_PS2_DIN_JIS_109」キーボードを選択します。

図6:Keyboards画面で日本語キーボードを選択
図6:Keyboards画面で日本語キーボードを選択

またBasicタブでは、「Root Swap…」項目を選択することで、スワップ領域のサイズを指定できます。このサイズは、サーバーに搭載している物理メモリのおよそ2倍を目安に設定します。既に搭載メモリの2倍以上の値が設定されているようでしたら、設定変更の必要はありません。また、メモリ搭載量が8GBを超える場合などは、必ずしも2倍を目安にする必要はなく、1倍+α前後の値を設定しておきます。 以上で、Basicタブの設定は完了です。同タブ上に表示されている他の項目は、基本的にはデフォルト設定のままで構いません。またSoftwareタブについて、デフォルトでは選択するオペレーティング環境に必要な全てのソフトウェアをインストールする設定(ALL)となっていますので、そのまま変更の必要はありません。

システム構成情報の設定

「System」タブでは、各種システム構成情報を設定します。ここでは、「Final System Parameters」を選択し、システム構成情報を設定するタイミングとして「Ask at first boot」を選択しておきます。これにより、ホスト名、IPアドレス、root ユーザのパスワードといったシステム構成情報を、インストール直後の初回起動時に設定するように指定できます。よって、インストール時点でこれらの情報を入力しておく必要はありません。

図7:システム構成情報の設定タイミングの指定
図7:システム構成情報の設定タイミングの指定

パーティションの割り当て

最後に、「File System」タブにおいて、HP-UXのパーティションの割り当てを設定します。この作業に入る前に、ルートファイルシステムやスワップ領域などそれぞれのパーティションに割り当てるサイズを決定しておきます。今回の例では、以下の3つのパーティションについて設定します。
  • /stand
  • primary(swap領域+dump領域)
  • /(ルート)
  これら3つは、HP-UXのシステムでは必須のパーティションですので、削除しないよう注意します。またシステム運用の要件により、/var、/usr、/opt、/usr、/tmp等のファイルシステムを個別のパーティションとして作成する必要がある場合には、File Systemタブで各パーティションを作成することができます。

さて、File Systemタブの「SIZE」項目では、サイズの指定方法を選択することができます。このとき、指定サイズがあらかじめ決定している場合には、サイズ指定方法として「Fixed MB」を選択し、数値にファイルシステムのサイズを指定することで、指定のサイズを設定することができます。一方、サイズが未決定の場合は、「All Remaining」を選択することでディスク上に残っている領域全てを割り当てできます。

図8:ルートパーティションのサイズを「All Remaining」で指定
図8:ルートパーティションのサイズを「All Remaining」で指定

つづいて、不要なパーティションを削除します。デフォルトでは、上述の3つのパーティション以外にも、/home、/opt、/usr、/tmp、/varの各パーティションに領域を割り当てる設定になっています。ルートパーティションのみで運用する場合には、これらのすべてを削除しておきます。そのためには、File Systemタブにて削除するパーティションを選択し、「Remove」を選択します。

設定内容の確認とインストール

以上で設定作業は完了です。ここまでの設定内容をサマリ画面で確認します。そのためには、「Advanced」タブの画面下にある「Show Summary」を選択し、Enterキーを押します。このとき表示される「Summary View」画面の「General Summary」タブには、インストールされるソフトウェアに加えて、作成されるファイルシステムとサイズの情報が表示されます。一方、「Hardware Inventory」タブには、システムのモデル名、CPU、メモリ、内蔵ディスクのパス名等のハードウェア情報が表示されます。これらの内容に問題がなければ、「OK」を選択します。

HP-UXのインストールを開始するには、Basicタブ画面下にある「Go!」を選択します。このとき、インストール先のディスク上のデータが消去されるため、インストールを実行してよいかを再度確認する画面が表示されます。この確認画面で「Go!」を選択すると、インストールが開始されます。インストールの所要時間は、およそ30〜40分前後です(ハードウェアの性能に依存します)。

図9:インストール確認画面
図9:インストール確認画面

以上、今回はHP-UXのインストール手順について紹介しました。連載「はじめてのHP-UX」は今回で最終回となります。今まで1年間にわたってご愛読いただきありがとうございました。

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連載 「はじめてのHP-UX」記事一覧

第1回:HP Integrityサーバーことはじめ
第2回:HP-UXってどんなOS?
第3回:HP-UXのファイルシステム
第4回:システム管理ツールSAMとHP-UXのシェル
第5回:SD-UXによるソフトウェア管理・その1
第6回:SD-UXによるソフトウェア管理・その2
第7回:ioscanコマンドとハードウェアパス
第8回:HP-UXカーネルの構成変更
第9回:ネットワーク設定の基本
第10回:LVMによるディスクボリューム管理・その1
第11回:LVMによるディスクボリューム管理・その2
第12回:HP-UXのインストール

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