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はじめてのHP-UX

第9回:ネットワーク設定の基本

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はじめてのHP-UX 第9回:HP-UXカーネルの構成変更
HP-UXにおけるネットワーク設定は、「/etc/rc.config.d/netconf」ファイル(以降、netconfファイル)に集約されています。このファイルを変更する手段としては、GUI管理ツールSAMを用いる方法と、コマンドやエディタによる方法が利用できます。今回は、netconfファイルを直接変更することで、HP-UXのホスト名やIPアドレス、デフォルト・ゲートウェイ、DNSクライアント、そしてName Service Switchを設定する方法を紹介します。
はじめてのHP-UX 第9回
ネットワーク設定の基本
デフォルト・ゲートウェイの設定
2005年12月
テクニカルライター  小林聡史
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ネットワーク設定の基本

HP-UXにおけるネットワーク設定は、「/etc/rc.config.d/netconf」ファイル(以降、netconfファイル)に集約されています。このファイルを変更する手段としては、GUI管理ツールSAMを用いる方法と、コマンドやエディタによる方法が利用できます。今回は、後者によるネットワーク設定の方法を紹介します。

ホスト名の設定

まずは、HP-UXのホスト名の設定から見ていきましょう。ホスト名はnetconfファイルの「HOSTNAME」変数で指定できます。HP-UXにおけるホスト名は、以下の条件を満たしている必要があります。
   
  • 英数字で始まり、英数字もしくはアンダースコア「_」、ダッシュ「_」からなる文字列
  • 63文字以内
  ちなみに、HPではアンダースコアの使用は推奨していません。また、ホスト名のみと、ドット「.」で区切ったドメイン名を含むホスト名のどちらも使用できます。全体で63文字まで指定できますが、unameコマンドで正しく表示するためにはドメインを除くホスト名部分を8文字以内とする必要があります。

例えば、以下のように記述します。

HOSTNAME="hp01"

ファイルを保存したならば、システムを再起動し、hostnameコマンドを実行してホスト名を確認します。

# hostname
hp01

ちなみに、テキスト・エディタを使用する場合、/etc/rc.config.dディレクトリにはバックアップ・ファイルが残らないように注意する必要があります。また一時的なホスト名の変更にはhostnameコマンドを使用することも可能です。ただしこの場合、ソフトウェアによっては変更が反映されない場合があるほか、システム再起動後には設定が元に戻ります。

IPアドレスとサブネットマスクの設定

HP-UXでは、netconfファイルの以下の各変数を使用してIPアドレスやサブネットマスクを設定できます。

変数 内容
INTERFACE_NAME 使用するNIC名を指定します。なお、NIC名はlanscan(1M)コマンドで表示できます。
IP_ADDRESS ドット表記のIPアドレスを指定します。
SUBNET_MASK デフォルトと異なるSUBNET_MASK を指定する場合、この変数にドット表記で指定します。
BROADCAST_ADDRESS デフォルトと異なるBROADCAST_ADDRESS を指定する場合、この変数にドット表記で指定します。
INTERFACE_STATE ブート時のNICの状態を動作(UP)か停止(DOWN)かで指定します。デフォルトはUPです。
DHCP_ENABLE 指定されたNICに対し、DHCP クライアント機能の有効(1)か無効(0)かを指定します。
   
  これらの変数には、[0]、[1]、[2]……のように添え字を付けます。この添え字は、NIC(ネットワーク・インターフェース)の番号を表しています。

では、実際の設定例を見てみましょう。まずは、lanscanコマンドを実行し、NICのインストール状況を確かめます。
   
  図1:lanscanコマンドによるNICの状態確認
図1:lanscanコマンドによるNICの状態確認
 
ここで、lan0にIPアドレス「172.16.41.9」、ネットマスク「255.255.252.0」、DHCP クライアント「0(無効)」と設定するには、netconfファイルに以下のように記述します。

INTERFACE_NAME[0]="lan0"
IP_ADDRESS[0]="172.16.41.9"
SUBNET_MASK[0]="255.255.252.0"
BROADCAST_ADDRESS[0]=""
INTERFACE_STATE[0]=""
DHCP_ENABLE[0]=0

このように、指定するIPアドレスやネットマスクをダブルクォート「"」でくくって記述します。デフォルト値でよい場合は、上記のように記述を省略しておきます。

つづいては、/etc/hostsファイルを編集し、IPアドレスとホスト名の対応付けを設定しておきましょう。DNSサーバーが利用できる環境では、同ファイルを設定しなくても問題ありません。とはいえ、/etc/hostsファイルを設定しておくことで、何らかの理由でDNSサーバーが利用できないようなときに便利です。

/etc/hostsファイルには、「IPアドレス ホスト名 エイリアス」という形式で記述します。例えばホスト名が「hp01」の場合は以下のように設定します。

172.16.41.9		hp01		hp01.jpn.hp.com

このように、ホスト名にドメイン名が付いていない場合は、エイリアスとしてドメイン名付きのホスト名を指定できます。一方、ホスト名が「hp01.jpn.hp.com」の場合は、以下のように設定できます。

172.16.41.9		hp01.jpn.hp.com		hp01

では、これらの設定が正しく反映されているか確認してみます。そのためには、システムを再起動する前に「/sbin/init.d/net」スクリプトを以下のように実行し、つづいてifconfigコマンドを実行します。
 
図2:ifconfigコマンドによるIPアドレス設定の確認
図2:ifconfigコマンドによるIPアドレス設定の確認
 
ここでは網掛け部分について、正しいIPアドレスとネットマスクが設定されているか確認します。

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