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はじめてのHP-UX

第4回:システム管理ツールSAMとHP-UXのシェル

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はじめてのHP-UX 第4回
SAMによるHP-UXのシステム管理
HP-UXで使えるシェル
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HP-UXで使えるシェル

LinuxやSolarisのユーザがはじめてHP-UXを利用するとき、シェルやキーバインドなどの違いに戸惑うかもしれません。HP-UXでは、以下の種類のシェルが標準で用意されています。

  • POSIXシェル(/usr/bin/sh)
  • Kornシェル(/usr/bin/ksh)
  • Cシェル(/usr/bin/csh)

HP-UXのデフォルトではPOSIXシェルが起動します。もっとも、ログイン・シェルとしてはkshやcshの方がポピュラーなため、POSIXシェルはもっぱらスクリプト用のシェルとして利用されます。

以前のHP-UXでは、ログイン時のキーバインド設定が独特であったため、他のOSのユーザが移行するときにつまずきやすい部分でした。例えば、プログラムの実行をCtrl+Cで停止できなかったり、「@」を入力すると行全体が削除されたりといったことが起きていました。しかし最近のHP-UXでは、デフォルトのキーバインド設定がより一般的なものとなり、これらの問題は起きにくくなっています。ただし、Ctrl+Zによるプログラムの中断は現在でもデフォルト設定から外されていますので、必要に応じてsttyコマンドで追加設定しておきます。以下は、sttyコマンドでキーバインドを確認した例です。

# stty -a
speed 300 baud; line = 0;
rows = 24; columns = 80
min = 1; time = 1;
intr = ^C; quit = ^\; erase = ^H; kill = ^U
eof = ^D; eol = ^@; eol2 <undef>; swtch <undef>
stop = ^S; start = ^Q; susp <undef>; dsusp <undef>
werase <undef>; lnext <undef>
-parenb -parodd cs8 -cstopb hupcl cread -clocal -loblk -crts
-ignbrk brkint -ignpar -parmrk -inpck istrip -inlcr -igncr icrnl -iuclc
ixon ixany ixoff -imaxbel -rtsxoff -ctsxon -ienqak
isig icanon -iexten -xcase echo echoe echok -echonl -noflsh
-echoctl -echoprt -echoke -flusho -pendin
opost -olcuc onlcr -ocrnl -onocr -onlret -ofill -ofdel -tostop tab3

bashをインストールする

日ごろLinuxを中心に使用しているユーザは、標準のHP-UXにはbash(Bourne Againシェル)が付属していない点を不便に感じるかもしれません。そこで以下では、HP-UX用のbashをインストールする方法を紹介しましょう。

HP-UX対応bashは、HPが無償で提供しているソフトウェア・バンドル「Internet Express」に含まれています。同バンドルは、HP Integrityサーバーの購入時に付属するCD-ROMに掲載されています。または、HP-UX向けソフトウェアが公開されているWebサイト「Software Depot」からもダウンロード可能です。

Software Depot

以下では、CD-ROMを使う場合の手順を説明します。Internet ExpressのCD-ROMをドライブに挿入したら、以下のコマンドを実行してSD-UX(Software Distributor UX)を起動します。このSD-UXは、HP-UXにおけるソフトウェアのインストールや削除を管理するツールです(詳しい使用方法は次回以降で説明します)。SAMと同様に、SD-UXもGUIベースとキャラクタ・ベースの両方で利用可能です。

# swinstall

SD-UXのGUIが表示され、インストール元を指定する「Specify Source」ダイアログが表示されるので、「Find Local CD」をクリックし、「OK」を押します。するとCD-ROMに含まれるソフトウェアの一覧が表示されるので、「BashBandle」を右クリックし、「Mark For Install」を選択します(図6)。

  図6:Internet ExpressのCD-ROMにてBashBandleをマークする
図6:Internet ExpressのCD-ROMにてBashBandleをマークする
  最後に画面上部のメニューから「Actions」→「Install...」を選択すれば、インストールが始まります。インストールが完了したら、「Done」をクリックしてSD-UXを終了します。以上で/usr/local/bin/bashが配置され、bashが利用可能になります。あとは、SAMを使ってユーザのログイン・シェルとして同ファイルを指定すればよいでしょう。ただし、rootアカウントのログイン・シェルはHP-UXシステムのスクリプト実行に利用されるので、POSIXシェルから変更しないように注意してください。
  図7:bashの利用例
図7:bashの利用例
  以上、今回はHP-UXのシステム管理ツールであるSAMと、HP-UXで利用可能なシェルについて説明しました。

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連載 「はじめてのHP-UX」記事一覧

第1回:HP Integrityサーバーことはじめ
第2回:HP-UXってどんなOS?
第3回:HP-UXのファイルシステム
第4回:システム管理ツールSAMとHP-UXのシェル
第5回:SD-UXによるソフトウェア管理・その1
第6回:SD-UXによるソフトウェア管理・その2
第7回:ioscanコマンドとハードウェアパス
第8回:HP-UXカーネルの構成変更
第9回:ネットワーク設定の基本
第10回:LVMによるディスクボリューム管理・その1
第11回:LVMによるディスクボリューム管理・その2
第12回:HP-UXのインストール

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