Jump to content 日本-日本語

製品  >  ソフトウェア  >  HP-UX   >  Knowledge-on-Demand  >  はじめてのHP-UX

はじめてのHP-UX

第3回:HP-UXのファイルシステム

HP-UX/Integrityサーバー お問い合せ
コンテンツに進む
はじめてのHP-UX
はじめてのHP-UX 第3回
標準ファイルシステムJFS
ファイルシステム・ツリー
ページ:  戻る   |   1   2

HP-UXのファイルシステム・ツリー

つづいては、HP-UXにおけるファイルシステムのツリー構成を紹介します。前回も述べたとおりHP-UXはAT&T SVR4をベースとしており、Solaris経験者にとってはおなじみの構成になっています(図2)。
HP-UXのファイルシステム・ツリー
  図2:HP-UXのファイルシステム・ツリー

/dev

デバイスファイルが格納されています。


/etc

システムの構成ファイルが入ります。HP-UXではシステム管理作業の大半をSAM(System Administration Manager)と呼ばれるツールを介して実施するため、SolarisやLinuxに比べれば、/etc以下の構成ファイルを直接修正する機会は少なくなります(SAMについて、詳しくは次回以降で説明します)。なお、アプリケーションの構成ファイルは/etc/optに納めます。また、HP-UXブート時およびシャットダウン時の各種サービスの制御は、/etc/rc.config.d以下の構成ファイルで設定します。

以下の表は、/etc以下の各ファイルについて、SolarisとHP-UXの対応付けをまとめたものです。

<表:SolarisとHP-UXにおける/etcの構成ファイルの違い>
ファンクション Solaris8 HP-UX 11i
実行レベル別のスタートアップ・スクリプトのディレクトリ /etc/rc#.d /etc/rc#.d
スタートアップ・スクリプトのディレクトリ /etc/init.d /sbin/init.d
ファイルシステムの構成ファイル /etc/vfstab /etc/fstab
ホスト名とIPアドレスの対応ファイル /etc/inet/hosts/etc/hosts /etc/hosts
外部ホストに対する信頼関係を記述するファイル /etc/hosts.equiv /etc/hosts.equiv
インターネット・サービスのポートとプロトコルの定義 /etc/services /etc/services
公開するファイルシステムの定義ファイル /etc/dfs/dfstab /etc/exports
パスワード・ファイル /etc/passwd /etc/passwd
グループ定義ファイル /etc/group /etc/group
/etc/logingroup
IPアドレス情報ファイル(Solarisの場合は、インターフェイスごと) /etc/hostname.hme0 /etc/rc.config.d/netconf
サブネットマスクのリスト /etc/inet/netmasks /etc/rc.config.d/netconf

/home

ユーザのホーム・ディレクトリを格納します。ちなみにNFSを使用する場合、Solarisでは/export/home以下にユーザのホーム・ディレクトリを作成し共有しますが、HP-UXでは/home以下をそのまま共有します。


/lost+found

システムのクラッシュによりディレクトリとのリンクが失われたファイルは、fsckによってこのディレクトリに移動されます。


/opt

おもにアプリケーションのインストール先として使用されるディレクトリです。


/sbin

ブートやシャットダウン、ファイルシステムや論理ボリュームの操作、デバイス管理など、HP-UXのごく基本的な管理コマンドが格納されます。


/stand

/standは、HP-UXのカーネル・ファイルやカーネル構成ファイルを納めるディレクトリです。通常は、HP Integrityサーバーのブート時に立ち上がるEFI Boot Managerによって、カーネル・ファイル/stand/current/vmunixが読み込まれます。また、カーネル構成ファイル/stand/current/systemにもとづいてカーネルが構成されます。ちなみに、カーネル構成の変更などによってHP-UXが起動しなくなった場合は、EFI Shellのブートコマンドを利用し、/standに保存されているバックアップのカーネルを起動することも可能です。


/tmp

システムやアプリケーションの一時ファイルの置き場所として使用するディレクトリです。なお、Solarisにおける/tmpはメモリ上にマウントされたRAMディスクであるため、システムのリブートと同時にその内容は失われてしまいます。一方、HP-UXの/tmpはハードディスクにマウントされており、リブート時にも削除されません。


/usr

HP-UXを構成する大半のプログラムやツールが格納されているディレクトリです。


/var

ログファイルなど、頻繁に更新されるファイルや一時ファイルを納めるディレクトリです。/var/admは、システム・ログやコアダンプ、ソフトウェア・インストールのログなど、HP-UX管理にかかわるファイルが入ります。一方、/var/optにはアプリケーション固有のログなどを格納します。


以上、今回はHP-UXのJFSファイルシステムについて紹介し、HP-UXにおけるファイルシステムのツリー構成を概観しました。

連載記事一覧 戻る ページ:  戻る   |   1   2

連載 「はじめてのHP-UX」記事一覧

第1回:HP Integrityサーバーことはじめ
第2回:HP-UXってどんなOS?
第3回:HP-UXのファイルシステム
第4回:システム管理ツールSAMとHP-UXのシェル
第5回:SD-UXによるソフトウェア管理・その1
第6回:SD-UXによるソフトウェア管理・その2
第7回:ioscanコマンドとハードウェアパス
第8回:HP-UXカーネルの構成変更
第9回:ネットワーク設定の基本
第10回:LVMによるディスクボリューム管理・その1
第11回:LVMによるディスクボリューム管理・その2
第12回:HP-UXのインストール

 その他の連載記事


本ページの内容は執筆時の情報に基づいており、異なる場合があります。

お問い合わせ

ご購入前のお問い合わせ


ご購入後のお問い合わせ

オンラインサポート
製品の標準保証でご利用いただける無償のサービスです。

ショールーム

ショールーム 導入をご検討のお客様へ
業務アプリケーションの継続・標準化・開発性とシステム担当者様、システム開発者様が抱える悩み・疑問に対する解決策実体験して頂けます。
印刷用画面へ
プライバシー ご利用条件・免責事項