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FreeBSD R11.0インストールフロー

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25-OCT-2016, revised 12-SEP-2017
 本ページの内容は限られた評価環境における動作結果、動作させるための情報を報告しているだけであり *BSDの全ての動作を保証するものではありません。また、動作確認に関する情報等はあくまでも `動作確認`であり、動作の保証をするものではありません。特に記載の無い機能動作確認を行っていません。更に詳細な情報については、サイト内リンク保証についてをお読みください。

想定システム

 本インストールフローは下記のインストール条件を想定しています。システム構成、インストールオプションが異なる場合には、添付のドキュメント等を参照して、インストール中に適時必要な設定を行ってください。
  • ProLiant DL120 Gen9
    BIOS P86 - v2.20(05/05/2016)
    Intel E5-2650L v3 1.80GHz - 1P/12C/HT
    Memory 16GB
    Dynamic SmartArray B140i/ZMR
    361i - v1.1200.0
    iLO4 v2.44
    内蔵オプティカル - DVD RAM UJ8E2 SE03
  • ProLiant DL160 Gen9
    BIOS U20 - v2.20(05/05/2016)
    Intel E5-2609 v3 1.90GHz - 2P/6C/HT無し
    Memory 32GB
    Dynamic SmartArray B140i/ZMR
    361i - v1.1200.0
    iLO4 v2.44
    内蔵オプティカル DVDRAM GUB0N UK00
  • ProLiant DL360 Gen9
    BIOS P89 - v2.20(07/18/2016)
    Intel E5-2603 v3 1.60GHz - 2P/6C/HT無し
    Memory 64GB
    SmartArray P440ar/2GB v4.02(B)
    331i - v17.3.43
    iLO4 v2.44
    内蔵オプティカル DVD RAM UJ8E2 SE03
 動作確認は上記の構成で確認しています。異なる CPU (Xeon v4等)での動作確認は行っておりません

本リリースが対象とする Bootモードと CPUアーキテクチャ

  • ProLiantの動作モードは Legacy(BIOS)モードと UEFIモードで確認しています。それぞれのモードで利用するインストールメディアは R11.0より統一されています。
  • x86_64(amd64) kernelでのみ確認しています。x86(i386) kernelで動作する可能性は高いと思われますが未確認です。
  • 本書が利用するメディアは DVD用 ISOメディアです。

本 Releaseでの制限事項

  • Dynamic SmartArray B140i用ドライバは FreeBSD用に提供されていないため AHCIとして利用する必要があります。
  • SmartArray P440arを HBAモードに変更した場合、配下の LUNからの安定起動は確保できません。データ領域として利用する必要がありますので別途起動デバイスを用意する必要があります。本事象は HBAモードの仕様であり OSを問いません。
  • iLO4の各種機能の制限については後述セクションに記載しています。

ハードウェアのセットアップ

  • ProLiantの本体とオプションデバイスのファーウェアは Service Pack for ProLiant(SPP) 2016.04.0の ISOイメージからシステムを起動し、一括してファームウェアの更新を自動で行う Automaticモードで更新しています(SmartArray P440arのみ別途 v4.02(B)へ引上げ)。SPPの詳細についてはサイト外リンク専用ページをご覧ください。
  • 本機の電源制御は Custom/OS Controlで確認を行いました。それぞれの設定は RBSU(Power Management Options ⇒ Power Profile/Power Regulator)で行ってください。
  • Dynamic SmartArray B140i用ドライバは FreeBSD向けに提供されていないため AHCIモードで利用する必要があります。設定は、RBSU(System Configuration ⇒ BIOS/Platform Configuration(RBSU) ⇒ System Options ⇒ SATA Controller Options ⇒ Embedded SATA Configuration)で行ってください。
  • DVD-ROMメディアのイジェクトは内蔵 DVD、iLO4の仮想 DVD/ISOドライブ全てで自動ではイジェクトされません。インストール終了後には手動でイジェクトしてください。

デバイスインストールフロー

  • インストーラの起動方法について
    - ProLiant内蔵の DVDドライブ、iLO4の仮想 DVD/ISOドライブのいずれからでも起動してのインストールが可能です。
    - インストール中に iLO4の仮想コンソールを利用した場合マウスカーソルは動作しません
  • ディスクコントローラの設定
    - インストーラは SmartArray P440ar配下の RAID/HBA論理ドライブを /dev/daXとして、AHCI配下のディスクを /dev/adaXとして認識します。
  • Ethernetコントローラの設定
    - インストーラは Broadcom系 NICを bge0〜として、Intel系 NICを igb0〜として認識します。
  • マウスの設定
    - インストール時もしくはインストール後の #bsdconfigでの mousedの設定は不要です。インストール中、インストール後共に CLI上でマウスカーソルの利用は可能です。但し、iLO4の仮想コンソール上ではマウスカーソルは動作しません
    - X.org/twm利用時にはマウスの設定は不要です。利用するウィンドウマネージャによっては別途 dbus等の設定が必要となる場合があります。
  • Videoコントローラの設定
    - Legacy(BIOS), UEFIモード共に標準の VESAドライバで X.org/twmの利用が可能です。また、1280x1024等の高解像度の利用も可能です。

インストール後の確認と設定

  • UEFIモードでインストールした場合、ブートエントリは作成されません。インストール後の POST画面で [F9]を押し RBSUを起動し、System Configuration ⇒ BIOS/Platform Configuration(RBSU) ⇒ Boot Options ⇒ Advanced UEFI Boot Maintenance ⇒ Add Boot Option ⇒ インストールしたデバイスを選択 ⇒ <EFI> ⇒ <BOOT> ⇒ BOOTX64.EFI ⇒ 起動名を入力(例: FreeBSD R11.x UEFI) ⇒ Commit changes and exit[F10]で保存。Boot Optionsへ戻り ⇒ UEFI Boot Order ⇒ `FreeBSD R11.x UEFI`を選択し `+`キーで起動エントリの一番上へ移動 ⇒ [F10]で保存してください。
  • X.orgの設定
    - DVDメディアにはX.orgパッケージは同梱されていません。別途バイナリパッケージをダウンロードし導入する必要があります。
    #echo 'setenv HTTP_PROXY "www.proxy.com:8080"' >> /root/.cshrc ⇒⇒ proxy設定例
    #source /root/.cshrc
    #pkg install xorg
    - X.org/twm上でマウスを利用するには特段設定は不要です。
    - 下記は Lumina Desktop Environmentを利用する場合に必要な作業です。
    #pkg install lumina
    #sysrc dbus_enable="YES"
    #service dbus start
    #cd /usr/local/etc/X11/xinit
    #tail xinitrc
        ・・・
      twm &
      xclock -geometry 50x50-1+1 &
      xterm -geometry 80x50+494+51 &
      xterm -geometry 80x20+494-0 &
      exec xterm -geometry 80x66+0+0 -name login
    #wc xinitrc
      56  98  780  xinitrc
    #cp xinitrc xinitrc.ORG
    #head -n 50 xinitrc.ORG > xinitrc
    #echo "start-lumina-desktop" >> xinitrc
    #startx
  • ACPIについて
    - 特に設定作業は必要ありません。#halt -p による電源断が可能です。
  • メモリの設定
    - x86_64版の場合、特に設定作業は必要ありません。メモリの認識状況の確認は #dmesg|grep memoryで行ってください。
  • SMPの設定
    - 特に設定作業は必要ありません。CPUの認識状況の確認は #dmesg|grep processorで行ってください。

Lights-Outの利用について

  • iLO4の仮想コンソール機能を FreeBSDのテキストモードで利用した場合、キーボードリピートは問題なく動作しました。マウスボタンも問題なく動作しますが、マウスカーソルが動かないため実質利用できません
  • iLO4の仮想コンソール機能をグラフィカルモードで利用した場合、キーボードリピートは問題なく動作します。マウスボタンも問題なく動作しますが、マウスカーソルが動かないため実質利用できません
  • iLO4に対し、ssh接続しての TEXTCONS(ハードウェアベース仮想テキストコンソール機能)は Legacy(BIOS)モード利用時には /boot/loader.confに `hw.vga.textmode=1`を引き渡す事で利用可能になります。UEFIモード利用時には EFI-based framebufferが利用される UEFIの仕様により利用できません。
  • iLO4の仮想 DVD/ISOドライブ機能が利用可能です。デバイスは /dev/cdXとして認識されました。

備考

  • 今リリースより、UEFI用インストールメディアと BIOS用インストールメディアが統一されている。
  • BIOSモードでインストーラを起動すると R10.3までは 720x400だった解像度が R11.0では 640x480に変更されている。このため Welcome to FreeBSD!が表示される最初の画面の上部にある破線が点線になっていたり、フォントの差異等で見た目が従来の UEFI用インストーラっぽくなっている。また、縦の解像度があがったので各種設定の選択時にリストされる選択肢が多くなった。この変更はデフォルトのスクリーンが textモードから graphicalモードになっているため故、従来のモードに変更しないと iLO4の TEXTCONS機能は利用できない。
  • インストーラでの Distribution Selectで選択可能なものが、base-dbg, doc, kernel-dbg, lib32-dbg, lib32, ports, src, testsの 8ヶとなり、その内デフォルトで選択されているのは lib32, portのみである。
  • インストーラで時刻と時間の設定、堅牢性(System Hardening)の設定が追加されている。但し Final Modification画面には堅牢性の設定のみがリストされる。
  • インストール後のメディアイジェクトは R10.3同様に行われない。
  • 現在のレポジトリには Luminaのディスプレイマネージャである Lumina-DEは提供されなくなっている。
  • x2apicは R10.3と同様に onのままでも問題なくインストーラとその後の起動が可能である。
  • 本書では ProLiantハードウェアに特化していない項目なのでキーボードの設定については触れていないが、日本語キーボードを利用している場合には従来の HAL向けの .fdiから xorg.confへのコンバートが必要となる筈。
  • Luminaが dbusを必要とするのは初回起動時のみで、一度起動してしまえば #service dbus stopしても、/etc/rc.confから起動指定を外しても Luminaは起動する。
  • X.orgでのマウス制御を devdではなく以前の haldにしたい場合にはレポジトリを変更する事で対応が可能と思われるが未テストである。詳細は R10.2用インストールフローの備考が参考となる。#pkg info xorg-server | grep -ie devd -ie halは R10.2後の xorg-server 1.17.4.1と同様に、on/offとなっている事を確認した。
  • UEFIモード時には別途 xf86-video-mgaが必要だったが VESAドライバで動作可能となっている。ちなみに、今現在のレポジトリでは R10.3でも同様に不要となっている。
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