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どこよりも遅く、限りなく個人的な
LinuxWorld Conference and Expoレポート '06 Boston

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31-JUL-06, revised 01-AUG-07
 情報ハイウェイからこんにちは!
 
 
 4月上旬に Bostonで開催された LinuxWorld Conference and Expo(以降 LWCE)を視察してきましたので今更ながらですが、遅報させて頂きます。
 LWCEは 2年ぶりですので新たな発見があるのではないかと期待していったのですが、正直な事を云うとものの見事に裏切られた気分です。
 
 毎回 LWCEのレポートを書く際には Expo全体のイメージをおぼろげながら掴んで貰える様にテーマを決めています。今回のテーマは………「苦痛」です。

Expoの変化について

 開催場所は米国マサチューセッツ州 Bostonです。LWCEは米国では早春と夏の年二回を New Yorkと San Franciscoで開催するのがかつてのパターンでした。ドッグイヤーな IT業界の中でも更に進化の激しい Linux業界なら、この半年のスパンと云うのも丁度いい間隔でした。ですがこれは去年から変わり、早春の New York開催が初夏の Bostonに変更されています。
 
 かつては Red Hatも errata kernelをこれでもかと云うぐらいリリースし、サーバ管理者に「勘弁してください!」と云わせていたとかいないとか…な状態でしたが、今では Quarterly Updateと Security Updateしか出ないぐらいの状況となっています。また、昔は雨後の竹の子ぐらいあったディストリビューションベンダーも LWCEではもう影も形もありません。なのに LWCEの間隔は 4ヶ月しか離れていないと云うのは参加者だけではなく、出展側にも多大な負担に見合った投資ではなくなってきているのだと思われます。
 
 この前振りは HP自体が出展を取りやめたと云う云い訳に聞こえるかも知れませんが、HPは Novellのサイト内リンクBrainShareにはブース展示をしておりますし、IBMも同様です。個人的には LWCEもかつて栄華を誇っていた PC関連最大イベントであった Comdexと同じ道を辿るのではないでしょうか。
 
 話は戻りますが、Linux業界も他と同じく安定状態へ突入し、進化の度合いが緩やかになったのではないかと思います。これはホビー・個人・エンスー向けニーズからから企業向けニーズへの対応としては至極まっとうな事だとは思いますが、Expoと云う観点から見るとマイナスの方向に作用しそうです。
 
 規模が小さくなろうが、場所が不便だろうが、HPなんかが出ようが出まいがなんてのはどうでもよくて、内容が面白ければそれでいいんですけどね…

キーノートについて

 初日9時からのキーノートは、100ドルPCプロジェクトのニコラス・ネグロポンテ氏でした。
 
 氏はサイト外リンクMIT Media Labsサイト外リンク(OLPC(One Laptop Per Child)プロジェクトを立ち上げ、100ドル以下のノートPCを世界中の子供達に無償提供しようとしています。
 
 このノートは 500MHzの AMD CPU、512MBのフラッシュメモリに Linuxが組み込まれ、液晶は室内・室外の両方で使え、無線LAN、USB等必要なデバイスは全て組み込まれているものです。当初電気の供給に問題がある地域でも問題が無い様にクランクハンドルが装備される予定でしたが、これはどうも強度の関係から取りやめになる模様です。あと、消費電力が 2W以下と云うのが達成できるのならちょっと凄いです。現状、エディタと FEPが動けばいい…と云うモノ書きな用途からすれば消費電力の小さいノートはかなり気になります。例え 100ドルよりも高くても欲しいと云う方も多いと思います。
 
  OLPCには AMD, Red Hat, Google, 国連がパートナーとして参加しており、既に 3000万ドル近い資金を得、2007から 1000万台のノートPCを出荷する予定との事です。 量産効果により当初の 120ドル強から最終的には 80ドル程度にまでコストが下がるだろうと予測しています。
 
 氏のプレゼンは非常に聞きやすい発音で必要以上に堅苦しくない柔らかいプレゼンでした。技術畑な人の中でもかなり巧いプレゼンだと個人的に思います。当然拍手喝采でした。氏が「これは単なるノートPC生産プロジェクトではない。あくまで人道的プロジェクトだ」と云っていた(humanity)が印象に残っています。正直、心が少しだけ洗われた感がしました。
 
 
 セッション自体は非常に満足でしたが、LWCEの運営には大きな不満があります。キーノートは9時スタートだったのですが、LWCEが手配しているリムジンバスは 10時から運行するのです。実は、LWCEの会場はダウンタウンにあるホテルとは結構離れているのでこのキーノートに参加するには自費でタクシーか何かで来る必要があったのです… LWCEはコストを優先したのか単に運営がお粗末だったのか分かりませんが、これは氏に対してかなり失礼だと思います。実は LWCEの会場は再開発地域(かつてコンピュータミュージアムがあった所)に去年建てられたもので、その周りには今ホテルが建設中です。来年あたりには利便性も高くなると期待するしかありません。

日立

 今回、日本の大手企業は日立と富士通が出展してましたが、日立はかなり立派なブースで場所も Expo会場の入り口正面と高価そうな場所でした。
 
 云わずと知れた Blade Symphonyです。IPFベースのシステムで Hitachi Vritualization Technologyと云う MLPFと云う技術を使って、バックプレーンを自在に論理接続できるとの事です。これは firmwareレベルで各ブレード間のスイッチ接続を制御するものらしいです。 例えば、2 way(CPU)のブレードが 2枚ある場合、2枚をひとまとめにし、OSからは 4wayの 1nodeとして認識させる事が可能な事を意味しています。 つまり 2wayの Bladeが 10枚あれば、20wayの 1hostとして扱う事もできれば、2wayの 10hostとして扱う事も可能なので、必要に応じた Bladeを追加していけばスケーラビリティが向上可能らしいです。これがクラスターと異なるのは Bladeエンクロージャのバックプレーンの接続速度が日立独自のバス仕様で非常に高速なため、通常使われる host内の CPUバス(FSB)速度と同じなのでバックプレーンを使って Bladeを結合してもバックプレーン側はボトルネックにはならないとの事。Blade Symphonyなら Bladeを使ったクラスタはあたりまえとして、もっとパワーが欲しい場合には SMP構成として稼動させる…等も状況に応じて柔軟に可能になります。I/Oに関しても特定の Bladeに振り分ける事が可能な dedicated modeと云うのがあり、ハードウェアパーティション制御も柔軟みたいです。もう大艦巨砲主義みたいな巨大なマシンは不要なのかも知れませんね。個人的に気に入りました。
 
 Kabira社と提携してネットワークを仮想化してトランザクションをパフォーマンス状況に応じて自動的に振り分けると云うデモをやっていました。

EMC

 グリッドコンピューティング向けの Celerra MPFS、Networker, Centera Active Archiving, DB archiving for Oracleが展示されていました。マシンは全部 Dellでした(あたりまえですね)。

CA

 zSeries対応を全面的にアピールしてきました。これは往年のメインフレームで Unicenterと云う黄金パターンを Linuxでも押し出して行こうと云う戦略ですね。LWCEではパッと出の流行に乗って、一瞬で消えていくブースが多い中、CAのブースはお金を掛けている割にあまり人が集まらない(すいません)にも関わらず、今迄 LWCEで凄い真面目にブース展示をしてきた印象が強いので、今まで撒いてきた種が実ればいいなと個人的に思います
 
 あとはバックアップ界では有名ですが Linux単体市場としては苦戦していると思われる ARCserveをはじめとして、CA-1 Tape Management, Aduva OnStatge, Unicenter NSM, Unicenter ASM, eTrust Site Minder, eTrust Antivirus, eTrust Access Control, eTrust ADminが展示されていました。正直、eTrust Access Controlは ext3にすら実装されており、Novellの様に豊富なミドルウェアと連携し且つディストリベンダーが提供している製品もあるので舵取りが難しいそうですね(余計なお世話ですいません)。

Myricom

 Myri-10Gと云うプロトコルを利用して 10Gbps Ethernetと従来の Myrinet製品の両方に対応すると云うソフトウェア製品(?)の説明が行われていました。
今年初めに発表された PCI-Express 8-Lane対応のカードが展示されていました。Infinibandについて聞いてみたところ「遅いだろ?」との事でした。

Qlogic

 HPでも OEMしている Fibre Channelをメインとしたストレージベンダです。LWCEの数週間前にプレス発表した QLA4500(ISP4022搭載)が展示されていました。 その他には QLA4050c(ISP4022搭載)、QLA246X(PCI-X, ISP2422搭載)、QLAE246X(PCI-E, ISP2432搭載)が展示されていました。
 

Emulex

 こちらも HPが Fibre Channel HBAを OEMしている老舗のストレージベンダです。4Gbps HBAである LP11000(PCI-X, L2A2860搭載)が 8月リリース予定として展示されていました。

Symantec

 Veritas Server Foundation, NetBackup 6.0がデモされていました。企業規模と擁する製品範囲に比べてちょっとブースが小さい感じが…

Dolphin

 HPTC向けの高速インターコネクトベンダです。製品が出た当時は「うぉ!経路のリダンダントも出来るし Myricomより絶対こっちの方がいい!」とか個人的には思ってましたが、昨今 1/10Gbps Ethernetや Infiniband等が台頭している状況で 未だに PCIベース(PCI-Eどころか PCI-Xですら無い)と云うのが技術的に辛いものがある感じがしますが、ブース展示していると云う事は、まだ商業的にはいけると云う事なのでしょうね。

Fabric7

 PBXみたいなゴツイ概観の 16wayのマシンを展示していました。ファブリックコンピューティングを標榜しています。
 
 具体的にはハードウェア内部を高速なクロスバースイッチで接続し、SMP構成のスケーラビリティを向上、ハードウェアパーティショニング等を実現するものです。日立の Blade Symphonyに似ています。更にこれらを 1/10Gbps Ethernetで相互接続し、これを Single-pointで管理していくと云うものの様です。

Penguin Computing

 昔から出展しているハードベンダーです。この手の中規模ハードベンダーで LWCEに出展しつづけているのはもう数える程しかいません。今までは単なる箱屋さんってイメージでしたが、今回は Cluster Virtualizationと云うのを展示していました。今まで同社は頑なにハードウェアのスペック展示のみで、ソリューション系展示は見た事がなかったので、かなり色合いが変わってきています。

Novell

 SLES10を引っさげて登場の、今回の主役な筈の Novellです。大盛り上がりだったサイト内リンクBrainShareとは異なり、何か地味な感じでした。ここでも AppArmorは全面に押し出されてはいませんでしたね。
 

Dell

 Dellです。今回 IBM, HPが出展していないので文句無しのハードウェアベンダーとしてのプレゼンスを誇っていました。かつて Dellは LWCEでは「どうせ俺ら箱売り'just selling box'だからさ(これホントに過去に展示員が云ってました)」って感じでしたが、Luster file systemとかでの事例を引っさげてきたりとかなりやってくれます。ただ個人的には Dellが Open Sourceを標榜するのにはチト違和感があります。
 

AMD

 AMDです。かつては Intelに果敢に立ち向かうマイナー的な立場でしたが、今や Intelに伍して行く大御所です。かつては一番ワクワクさせてくれていたとこです。
 
 立場が変わったからなのか市場の要求が変わったからなのかは分かりませんが、デスクトップ系に強力にコミットしていたかつての面影はゼロです。今回は、Opteron速いよね〜以外目ぼしいものは見当たりませんでした。ただ、これから独自のコプロセッサ戦略を取っていくので compilierや Math. libraryで独自展開をしていくのではないかと期待しています。
 


Red Hat

 うーん、Red Hat EL5待ちですかね………… 他にコメントのしようがありません。
 
 GFSのパフォーマンスデモが興味深かったです。実際ビジネス市場ではどのぐらい利用されているものなんでしょうかね?
 
 なんか、Oracleとのベッタリ感が目立ちます。
 

APC

 UPSで有名な APCです。個人的には今回一番面白かったブースです。
 
 ラックシステムで問題となる廃熱処理用に専用のファンや清流システムを展示していました。通常はマシン本体やブレードのエンクロージャ側に装備された空冷ファンの力で廃熱処理をしていますが、APCはあくまでラックトータルとしての見地から廃熱しようと云う事の様です。この手のオプション機器は通常ベンダーへの OEM等になり単独販売しても数が見込めないためかあまり表立ってこないものですが、LWCEの表舞台に持ってきていました。ホワイトボックス系マシンでラックをパンパンに詰める場合には、非常に有効なソリューションかと思います。
 
 ADU(Air distribution Unit)と云うのがサーバ前面から冷気を供給。ARU(Air Removal Unit)で背面から廃熱。InfraStruXure InRow RCが冷水式の熱交換システムと完璧です。こういう人知れず的な製品の実物が見れるのが Expoのいいとこですね。
 
 FLUKEの cable tester(エンジニアの憧れ)とかも扱ってるんですね…

LSI Logic

 普段 mptlinuxドライバでお世話になり、megaideであまりいい目にあっていない LSI Logicです。
 
 現在、ストレージを集中化しようとする場合には Fibre Channelで SAN化するしかない状況です。ただこれが可能なのはコスト的にかなり余裕のある顧客だけです。そして今 iSCSIの登場です。ただそれとは別に SAS switch(switched SAS)を使い SASでもストレージの集中化が出来ます。恐らくその先鋒的な企業が同社なので、何か出展してくるかと思ってましたが、何もありませんでした。ちょっと期待していたので残念でした… 展示員に聞くと 8月の LWCEには出すかも知れないとの事でした。そこで気になるのは SAS経路の二重化はどうなるのかと云う事ですね。mdadm-deveicemapperや mdadm/mkraidの汎用ドライバを利用するのか、各ストレージドライバ側で二重化機能を持たせるのか、と。かつて ProLiantには SmartArray 4250ESと云う Hot-swap可能と云うかなり特殊な二重化 SCSI HBAがありました。NTで利用する場合にはドライバが二重化のヘルスチェックを行う等完璧なものでしたが Linuxにはその機能が提供されませんでした。で、現在は mdadm-device-mapperが SmartArrayの ccissドライバでは技術的に動作しませんので、かつての SA4250ESの悪夢が脳裏をよぎる次第です。ま、switched SASが流行るのか分からないので単なる取り越し苦労かも知れませんが、この技術もちょっと目が離せませんナ。
 
 同社は RAID HBAとして MegaRAIDコントローラを擁しています。かつての Mylexが IBMを経て現在同社に買収されていますので MegaRAIDと云っても中身は Mylex系の技術もミックスされている高級製品化しているっぽい感じです。ただ、同社のドライバ政策には疑問があります。megaraidは GPLドライバとしてリリースしていますが、他のドライバには non-GPLなものが結構あります。Linuxで利用するならこれらを何とかして欲しいですね… ただ、弊社は SmartArrayの SAS/SATA用下位製品として E200/iを投入したので、non-GPLな megaideで苦労した時代はもう来ないと思います(ただ Adaptecの ICH6R/7R用 aarich/adpahciで同じ目にはあっていますが…)

Intel

 今回は dual-coreの性能展示がメインです(Montecitoもあった筈)。
 
 I/O ATを利用した際の CPU負荷率がいかに低いかを展示したデモもやっていました。個人的には ToE(TCP offload Engine)は今一番の注目機能ですね。(後日、I/O ATと ToEは全く別の機能と判明…)。ハード的な環境は揃いましたが、Xenで増大する CPU利用率を和らげるためにも相性のいい機能です。#lsmodを覗いたところ、e1000ドライバを利用していたので現時点ではまだ市場投入されていない i8255x系コントローラかと思います。ドライバが同じ e1000で扱いやすそうですね。

 中国の East Palace Hotelが Intel PC(Pentium 4) + Linuxでの大規模カラオケシステム事例紹介のブローシャが興味深かったです。

  あと、冒頭のネグロポンテ氏の OLPCプロジェクトは AMD CPUですが、Intelは Economical Student Notebookとして独自の展開を行う模様です。実機があったわけではなくブローシャだけでマシンスペックは全く不明ですが、MSが推奨している現行スペックに近いものを利用しての低価格化であり、OLPC程のコスト削減と云う訳ではない様です。

 
 Intelブース内ではありませんが、Itanium関連としては Itanium Solutionsと云う別ブースでの展示もありました。こっちでは「Montecitoハヤイヨ!」と云うのをやってました。
 
 また、Intelは Enterprise Grid Solutions Showcaseにもスポンサードしていました。

Sybase

 DBの Sybaseです。SQL Anywhere等を展示していましたが、あまり人の集まりはよくなかったです。

VMware

 ある意味(LWCEでのプレゼンスと云う意味で) Xenにやられっぱなしな VMwareです。
 
 どんどん製品を無料化する拡大戦力を行いつつ、上位の ESX Serverでの Vmotionの凄まじさを見せつけると云う戦略です。この戦略、まさに正攻法ではないでしょうか。
 
 お、けっこカッコいいなと思ったタワーPCが hp製(日本未発売)でした。サイドパネル処理がかつての SGIっぽい感じでいいです。

areca

 ホワイトボックスの味方、arecaです。LWCEではお馴染みの台湾の老舗です。
 
 ドライバレスの ARC-6060とか組み込み系にもってこいですね。今 HDD上のファームウェアも非常に高度なものになり firmware updateも頻繁になり、特定 HBAと組み合わせた場合の複合問題とか発生する事がありますが、ここはきちんと firmwareとか落とせるのでよさそうですね。
 

富士通

 Primequestがバカ売れ状況の富士通です。
 
 IPFを利用した 16way等の大型システムに力をいれていくところが少なくなり、Unisysから OEMするベンダーも出てきましたが、x86系でもすぐに quad-coreとか出てきますので単なるパフォーマンスと云う面だけで Itaniumを売るのは厳しいかと思います。その点、同社の耐障害性に力点を置いたマシン作りは差別化としてかなりいいと思います。特に自社ホストの入れ替えでは他社の食い込みを RPF段階で排除できますので富士通のビジネスとしては理想的なマシンかと思います。

Apple

 Mac Serverを展示していました。ちなみに、現在の MacOSの中身は BSD系ですので Linuxシステムとの親和性もいいと云う事が売りなのかと思います。
 
 ちなみに、キーノートを行ったネグロポンテ氏のイメージ写真が MIT Media Labsに圧縮してアップロードされているのですが、解凍すると '_MAC OS-X'と云うフォルダが作成されますので、氏は Macユーザなのかも知れません(単に作業した人かも知れませんけど)。

Unisys

 Unisysです。何か Openとは 4.2光年ぐらいかけ離れていると云うか communityに対して非友好的なイメージしかない同社ですが、現在はどうなんでしょうかね…
 

iSCSI

 唯一 iSCSIで目立った展示をしていたのが Equal Logic社です。
 
 やっぱまだまだなんですかね、Linuxでの ToE, iSCSIって云うのは…

CRM系

 今回 LWCEで目立っていたのは CRM系です。
 
 昨今、ビジネスロジックサーバも Linuxで動かすのが流行ってきたみたいです。特に簡易な CRMサーバとしてはアプライアンス的に CD一枚でインストールして即稼動!とさせるために Linuxを組み込んでおくと云う方法がとられている場合もある様です。

Xandros

 WINEを標準搭載している Xandrosです。WINEで有名ですが、その他にも NTFSの書き込みにも対応した Paragon NTFSが装備されているので dual-boot環境にはもってこいかと思います。あとは MS Officeでの設定ファイルを CodeWeavers/WINEの CrossOver Officeへ簡単に取り込む事も可能みたいです。
 
 今回 Xandros Desktop OS(open circulation v3)が配られていたので試してみたのですが... SmartArrayに対応していなかったので(あたりまえですね)インストできず、その時点で諦めました。時間がある時に試してみたいと思います。

.org

.org Pavilion X.org EtherBoot.org Mond Project
Gnome mambo Sunwah Linux 占い?
OpenOffice.org openSUSE.org Eclipse LISP.org
.org Joomla! FSF and X PostgreSQL 自走?
Boston Linux&UNIX USENIX Assen NetBSD プレゼンコーナ

TYAN

 LWCEもビジネス色が強まったせいかどのシステムもラックマシンであり、ペデスタル(タワー型)なマシンの展示が本当に影を潜めてしまいました。ある程度のビジネス向けサーバビジネスになると昨今は殆どラックシステムなのでしょうね。ペデスタルの新機種展示に力を入れていたのは TYANだけでした。

Oracle

 Oracleは自社ブースが凄く小さくなっていました。どちらかと云うと自社ブースよりも Red Hatブースでのプレゼンスの方が大きかったです。

Palm Source

 Palm Sourceです。かつての PDA華やかなりし日々が嘘の様な厳しい業界ですが組み込み系で頑張ってます。かつては LWCEのあちこちで見かけた PDAにとってかわったのが BlackBerry(米国での携帯付 PDA)でしょうか。

組み込み系

 組み込み系がめっきり減りましたね。以前から少なくなってきてはいましたが、かつては組み込みマガジンみたいなものがいくつも創刊されてましたが、組込み専用のディストリビュータも結構いた筈ですが、今やその面影もありません。そういえば Motorolaも組み込み用ディストリ出してましたね。

Continuent

パネルとモニタ一つだけでよく分かりませんでしたが、uni/cluster, p/cluster, m/cluster製品を擁している模様で、uni/clusterの説明をしていました。JDBC, ODBC経由での DBアクセスを仮想化し耐障害性と、スケーラリングを提供する模様です。

Virtual Iron

 Xen上で稼動する Bare-Metal仮想サービス、Live Migvate、Fault-isolation、Multi-path I/O等の付加ソフトウェアを提供していました。

 結局詳細はよく分かりませんでしたが、面白そうな製品がありましたので興味の Xen好きな方は サイト外リンク同社サイトをご覧になってみるとお試し版もおいてありますので吉かも知れません。

ThinClient

 こちらは ThinClientの Wyseです。セキュリティの必要性が叫ばれている今ですが、LWCEに於いては ThinClientはあまり盛り上がりを見せておりませんでした。

労働

 いつもの Diceです。オンラインでの職業斡旋です。

その他の有名どころ

MySQL O'Reilly TrollTech APPRO
Acronis SteelEye BakBone Rackable Systems

まさにその他





雑感

 何が苦痛だったかと云うと面白い内容があまり無かったので、このレポートを作成する気力が全く沸かない状況で作成しなければいけなかった事でしょうか。次の LWCEは 8月にありますが、恐らくそれも盛り上がらないでしょう。盛り上がるとすれば、Red Hat EL5がリリースされるその次の LWCEではないでしょうか?
 
 今回私が期待していたのは、iSCSIや ToEを使った TCP offload関連です。 今まで communityは TCP offloadにはあまり積極的ではなかったと思います。TCP offloadにしても CPU性能があがればそっちで処理すれば結局パフォーマンスでは逆転されてしまうからイタチごっこ…と云う感じでしたが、今まさに ToE用コントローラを搭載した NICが安価に出回ろうとしているこの時期、そして Xen等の仮想化で CPU処理性能が再び求められてきている状況ですから Linux環境でも ToEは市場が求めてくる筈です。現在 TCP offload系を実現するには Intelの I/O ATをベースにした ioatdma.koドライバと kernel patchを適用し TCP処理を迂回させる方法しかありませんが、Intel以外の NICドライバはどうするのか… bondingや VLAN利用時にはどうするのか… iSCSIでの経路二重化は…等の技術的な問題がどうなっていくのかと云うのが分かるかと期待していましたが、今ひとつ業界の動向が見えませんでした。I/O AT用 patchは SLES10では既に適用されていますが、Intel, Novellの両ブースでも目立ったプレゼンスがありませんでした。
 
 Enterprise系では、Qlusterに見られた single-imageクラスタの息の根が完全に止まったかの様なプレゼンスのなさでしょうか。個人的には Linuxの killerソフトとして期待していたので残念です。複雑で難し過ぎたと云う事なのでしょうか…
 
 あと、LWCE自体の盛り上がりの無さ… 成長した市場向けの Expoは衰退すると云うローマの諺にもある様に、この流れは止まらないのかも知れません。個人的にはベンダーの体力も持たないのだから「Chicagoとかで年一回でいいのでは?」と思っております。
 

May.では、では

 最後までお読みくださいまして誠にありがとうございます(印刷すると 11頁)。是非、HP Linuxサイトに対する感想、ご意見をお寄せください。抽選で 5名様に HP Tシャツをはじめとするグッズを差し上げます。締切りは 8/14で、当選者の発表は発送を以ってかえさせて頂きます。また、頂きました感想・ご意見が多数の場合は後日、匿名で内容を本サイト上で公開させて頂く予定です。
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