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どこよりも遅く、限りなく個人的な
LinuxWorld Conference and Expoレポート '03

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BSD 動作確認レポート等を掲載
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02-SEP-03
LinuxWorld C&E Conferenses:August 4-7-2003/Expo:August 5-7-2003
Expo会場
Expo会場

 ですが LinuxWorld Conference and Expoを視察してきましたので、Expo部分に関してのレポートを遅報させて頂きます。
LWCE LWCE LWCE LWCE LWCE
 会場は恒例のカリフォルニア州 San Franciscoです。ケーブルカーでお馴染みの Union Square Parkから数ブロック南にある Moscone Convention Centerが会場となっています。 会場
 各ブース毎の展示は下記の通りです。レポートしている本人の勘違いや確認不足で間違った情報が掲載されている場合があるかも知れません。ご指摘やご意見もしくはご感想等がありましたらまでお願いいたします。
May.  レポート内の情報で物足りない方は、各ベンダへのリンクを辿ってください。
 
 よろしければ、以前のレポート('00,'01,'02)と読み比べると各ベンダーの対応状況(栄枯盛衰?)が分かって面白いと思います・・・

AMD

AMDAMD  今年は、Linuxコミュニティにすんなりと受け入れられつつある Opeteronでの本格攻勢です。
 
 例年 AMDブースでハードを展示しているのは弱小ベンダーと相場が決まっているのですが、今年は IBM Opteron 1Uサーバを発表した事があり、例年よりも格(?)が上がった感じを受けます。昔から OpenPICでの失敗等 Intelにはパテントで苦しめられていましたが、Opteronでワークステーション、サーバ分野に本格進出となると思います。
 
 但し、一般の 'サーバ'ではなく HPTC(high performance technical computing)系の「いち早く 64bit化の恩恵を受けたい!」と云う、分野が先行します(断言)。独自アプリで計算サーバ的に利用される分野では、64bit化+コストパフォーマンスで beowulf等の大型案件をガッポガッポと掻っさらっていくと思われます。
 
 逆に通常イメージする IA(Intel Architecture)'サーバ'で成功するかどうかは・・・Intel側がどうでるかといった様子見になると思われます。ただ、IBMと云うブランドが参入してきたのは AMDにとってかなり大きなキーとなると思います。
 
 ブランド重視の顧客は IBMの 1Uサーバを利用すると思われますが、価格重視の顧客には PCIスロットを装備した '普通の'マザーボードを利用したブレードサーバ(と呼ぶのか?)の展示等、AMDらしい素早い製品展開(とパートナーサポート)が印象付けられました。
 
 Opteronでの展示は、当然ながらパフォーマンスを誇示したものが中心となっていました。中でもヴィジュアル的な効果・・・F/Xを行った際のベンチマーク 'Opteron HD'等が目を惹きました。例年 AMDはデスクトップ分野向け展示に広いスペースを割いていたのですが、今年はその系統の展示が NVIDIAのデモぐらいしかありませんでした。
 
 あと、今年の LWCEに於けるハードウェア・トレンドは、SATA(serial ATA)です。大手ベンダーはマダマダですが、AMD+小規模ベンダーの組み合わせでは SATAの露出が特に目立ちました。Opteron + Linux... まさに一歩先を行くと云った感じです。
 
 AMDは毎年元気で一番面白いブースです・・・ここを見たら「LWCEに来たなァ〜」と感じます。
AMD AMD AMD AMD AMD AMD
サイト外リンクAMD

Altiris

Say it ain't so, Altiris!
 
 eXpress Deployment...と云うよりも、ProLiant用ソフトウェアとしてサイト内リンクRapid Deploymentの方が分かりやすいかと思います。
 
 今回の目玉は eXpress Deploymentサーバの Linux版がリリースされた事なのですが、どこを見ても Windows版しかありませんでした。LWCEなのに・・・
サイト外リンクAltiris

BMC

BMC Patrolで有名...
 
 BMCです。LWCE初登場(LinuxWorld NYで出ているのかも知れませんが)と思われます。
 
 Deployment Manager for Linux v1.2の展示が中心でした。管理ツールと無縁な私にも唯一身近に感じたブースです。
 
BMC BMC

 管理ソフトウェアでは CAが本格的に力を入れてきてますが、BMCも本気ですね・・・(身近に感じてもこの程度のレポートです)
サイト外リンクBMC

Computer Associates

Computer Associates国内でも本格的に Linux展開をはじめた CA...
 
Computer Associates  製品展開が多いので何がメインって云うのは難しいのですが、管理ツールと無縁な私にも身近に感じる ARCserveに目が向きました。「It's A Shame To Call It Backup」と云う挑戦的なコピーが付けられています。Windows版とかではあたりまえの disastor recovery機能も Linux環境では結構サポートされない事が多いのですが、きっちり ext3と grubでも利用できます。またネットワーク経由でのバックアップ時にネットワーク側の帯域が不足した場合には、複数 NICへのデータの振り分けを行いボトルネックにならない様にしてくれる機能が気に入りました。この機能は他のバックアップソフトでは聞いた事がありません。
 
Computer Associates  実は、数年前に最初期の Linux版(英語)を利用した事があるのですが、Javaベースの I/Fの遅さと日本語環境での文字化けにウンザリでしたが、今回久しぶりに(英語版を)触ってみて I/Fの遅さも感じませんでした。やはり自分が使うにしても顧客に薦めるにしても日本語版があるのはいいですね。特に、disastor recoveryだけは tar/dumpではどうにもならないので、ちょっと使ってみたいと思いました。
サイト外リンクComputer Associates

CANON

CANON 毎年恒例!
 
 ビジネス用の大型複合プリンタの展示を行っていました。個人向けの小型プリンタやスキャナとかもあると嬉しいですね…今年は LWCEでの個人向け展示がグッと減ったので。ジミで集客力も低い感じでしたが、実際、この手の高速印刷が必要とされる市場はありますので、きっちり出展してくるのだと思います。
 
CANON  昔は国内関連企業のロゴも結構見れた LWCEですが、今年は Zaurusの Sharpもいなければ、Happy Hacking Keybordの PFUも居ませんでした。
 
 気のせいかも知れませんが、4年連続で通路から一番奥のお決まりの場所だと思われます。
サイト外リンクCANON

Concurrent Computer Corp.

Concurrent Computer Corp. フライトシミュレータ屋ではなく、real-time Linux屋です。
 
 その名も Concurrent FEDERAL Systemsで、ロッキードマーチンをはじめとした軍事産業関連を中心に、シミュレータではかなりのシェアを持っている模様です。「RT-Linux = 古い kernel」と私の中で相場が決まっていたのですが、ここは Red Hat 8ベースで稼動させていました。
 
Concurrent Computer Corp.  Open Sourceである Linuxが確固とした市場を築けるのは、細かな修正が頻繁に要求される分野程可能性が高いと思います。組み込み、制御システム、シミューレション市場。
 
Concurrent Computer Corp.  国内では SEGAが自動車教習所向けのシミュレータ市場に参入する等、華やかな一面もありますが、現在稼動しているものの多くは、Win 3.1ベース+専用ハードだったりと結構古いものが利用されていたりしますので、この分野でも Linuxのジミに躍進するのではないでしょうか。
 
Concurrent Computer Corp.  ビデオオンデマンド等も製品としては抱えているらしいですが、展示はありませんでした。
サイト外リンクConcurrent Computer Corp.

Dell

Dell LWCE復活...
 
 復活した今年は、Linuxでの管理ツール、ソリューション、Dellならではのメリット・・・等々があるかと思ったのですが、探し方が悪かったのかめぼしいものが見当たりませんでした。
 
  はっ きり云って、気持ちイイぐらいのハードウェア展示。ハード一本で行く!と割り切っていて、漢(おとこ)らしさを感じます。
Dell Dell
サイト外リンクDell

IBM

IBM SCOと勇敢に戦っている IBMです。
 
 以前は、大手のブースの中でも奇抜な展示(車の輪切りとか)が多かったのですが、昨年あたりから実験的な展示がなくなっております。このため、昨年との違いは?と聞かれると正直困るのですが、やはり・・・


IBM
 Opteron 1Uサーバに尽きるのではないでしょうか?他の Opteronサーバとの違いを聞かれてもスペック的には特筆すべきものはないのですが、やはり・・・IBM Opteron!これが全てかと思われます。
 Itanium 2を担いだ HPTCサーバと真っ向勝負も okayですし、Pentium 4での値段勝負でも okayと HPTC分野では向かうところ敵なしの Opteronと IBMの組み合わせが市場を席捲・・・する予感がします。
IBM IBM IBM IBM
サイト外リンクIBM

Infiniband

Infiniband Infiniband初見参!
 
 サイト外リンクInfiniconと、サイト外リンクMellanox Technologiesが出品していました。
 
 一時は「10Gbpsショック!」で業界の話題を席捲していた感じがしたのですが、Intel, Microsoft, HPが乗り気でなくなった現在、IBM, Sun, Dellだけは・・・と思っておりました。LWCEでの出展ベンダーを見ている感じでは、この三社ですら乗り気ではなくなったと云う事なのでしょうね・・・
Infiniband Infiniband Infiniband Infiniband

Intel

Intel 今年の Intelブースはセミコン系と云うかデバイス系の展示がなくなっており、がっかり度が高くなっておりますナ...
 
 Intelはデスクトップ部門で最新マザーボード向けドライバの提供を本格的に開始しました。提供形態は Windowsと何ら変わらないレベルのもので、ユーザはディストリビューションのバージョンアップや個別のパッチ入手が不要になりました。
 
 Opteronは AMD以外のブースでも見かけますが、Itaniumは Intel以外では HPとか以外で殆ど見る事ができない等、露出度が低いのが気になりました(毎年の事ですが)。IA64アーキテクチャに関しては「嫌いだ」発言が Linus氏から飛び出しており、Linux市場では Opteronの台頭をかなり許してしまうのではないかと思わずにいられません。とは云え、強力無比な FABと開発陣営を抱える同社の事ですから毎度の様に AMDをうっちゃってしまう結果になるのでしょうか。
 
Intel Intel  HPは Oracleと組んで Itanium 2の RACを展示してました。こういう高価なシステムがガンガン売れてくれると嬉しいのですが。
 
 Intelは毎年、パートナー企業の展示スペース用にブースのかなりの面積を割きます。以前、派手にブースを構えていた Linux Networx, egenera, SGIと云った面々を見ていると「あの人(会社のブース)は今!」と囁く声がしました(この声を消すことはできない)。
Intel Intel Intel Intel
サイト外リンクIntel

HP

HP つまらないブースの中にも煌々とした輝きが一つ・・・
 
HP HP  基本的にはソリューションをメインにした展示・デモを主流とた顧客別のブース構成をとっていました。他のベンダーはどちらかと云うと製品別のブース構成なので、いいか悪いかは別にして、LWCEの中ではビジネス系を強く意識した展示構成です。
 
HP  パネルだけ展示しました!とかの手抜きもなく、デモも分かりやすくてイイ感じでした。全てのプレゼンを聞いた訳ではありませんが「ディズニーしか云うことないのか!」と云う感じのプレゼンは(個人的には)最悪でした。
 
HP HP  昔は栄華を誇っていた PDA関連も iPAQがここにある程度(Sharpもいないし)で LWCEに於いては完全に息の根が止まった…かの様な過酷な状況ですが、コミュニティとの連携を取りつつ、細々とでも続けておりました。昔は Lokiとかもいた LWCEですが、ゲームの展示を全く見ませんでした。見たのは Tablet PCで動いていた Bubble Bobbleライクなやつだけです。

 
HP HP HP  管理ツール関連としては、待望の OpenView NNM(network node manager) 7.0 for Linuxが稼動しておりました。これで「HPさん、ほんと Linuxやる気あるの?」とか云われる回数が少し減るかと思います。 デプロイメントツールとして、Rapid Deployment/Altirisの Linux Server 1.4が稼動しておりました。Insight Manager関連としては、特に目新しいものはありませんでしたが、iLO, RIB-LOE2用の新ファームウェアの登場による、Linux/Mozillaでのリモートコンソール表示、仮想 CD-ROMのデモが行われていました。

 
HP HP  HPTC関連は Myrinetで、Scali MPT Connectを利用した展示がなされていました。LWCE全体で HPTCの勢いが目に付きました。やはり Linuxは HPTCなんですね。

 
HP HP HP  HAクラスタは Serviceguard, Oracle RAC, LifeKeeper/Domino, LifeKeeper/SAPの展示がありました。Linuxで HAクラスタと云うのが、あたりまえになったのか or 単に米国で流行ってないのか分かりませんが、影が薄かったのが印象的でした。

 
HP HP  SSIです。DECの技術をベースにしたシステムで、ファイルシステム、PIDもクラスタワイドで共用されています。Red Hat 8ベースで稼動しており実用段階が見えてきた感じです。個人的には LWCEで一番輝いていたと思われる製品です。

 
HP HP HP  ビジネス系ソリューションは、sendmailを核にした Workforceメールがありました。パートナーのものとしては、Sybase、WebLogicと SAP等を展示していました。

 
HP HP  ハード関連の新製品としては、通信業界向けの CC3310が展示されておりましたが、特に目ぼしいものは既に出尽くしたのかありませんでした。

 
 
HP HP  ストレージ関連では、昨年までの「凄いだろ!この大容量ストレージ!」と云うのは消えました(他社もその傾向)。代わりに、Linuxベースのストレージ管理ツールの展示へと変化してきております。展示されていた Linuxベースの NASシステムはなかなかセンスのよいツールでの管理が可能でした。ストレージのハード部分の設定も Linuxの GUIベースに移行しつつある昨今、もはや #miniconを起動して RS232-Cベースで設定…と云う時代ではなくなりつつある模様です。

 
HP  毎年、IBMと HPは研究段階の試作品展示があったりして楽しませてくれるのですが、今年は両社共にそんな余裕がないのか(分かりませんが)一切ありませんでした。
 
 プリンタ関連の展示も無くなって(ちょろっとだけ置いてはありましたが)おりました。以前は、家電向けホーム・オーディオサーバなんてのも展示してましたが…あれもどうしたのやら、と云う状況になっているため、コンシューマ色とは無縁のブースでした。但し、この傾向は LWCE全体に云えるかと思われます
サイト外リンクHP

Legato

Legato Legato初参戦...
 
Legato  UNIX系バックアップソフトでは非常にメジャーな Networkerですが、v7.0から Linuxのサポートも開始されています。

 
Legato  統合データ保護ソリューションと云うべき製品かと思われる DiskXtenderの展示もされていました。これはレプリケーション、分散されたデータを単一に見せるキャッシュ技術等の複合製品です。
サイト外リンクLegato

Microsoft

Microsoft'Shared Source'、Microsoft...
 
Microsoft  Service for UNIXは当然として、WEBアプリケーション環境 ASP.net、Rotarプロジェクトと呼ばれていた SSCLI(shared souce common language infrastructure) 1.0(FreeBSDと MacOSのサポートはありましたが Linuxは無し)のデモ・・・と云うより、説明員常駐と云った感じのブースでした。
 
Microsoft Microsoft  あと、CENTER7社の Vintelaと云う Active Directoryベースの Linux/UNIX対応認証サービス・・・のパネルがありました(デモっていたのか不明)。

Microsoft  
 今年は Conference部分でのテクニカルセッションも開催しておりました。
サイト外リンクMicrosoft

Mountain View Data

Mountain View Data ・・・と云うより、「元 Turbolinuxの」PowerCockpit...
 
 売りは、無償の SDK(Turbo時代は $195,000)による低コストで柔軟なカスタマイズです。恐らくサポートと SIで喰っていくのでしょう。進化させる必要がないのかも知れませんが、バージョンが 2.0のままでした。
 
Mountain View Data  Mountain View Data社の CEOは、あの Cliff Miller氏なので、こっちの方が Turbo(と云うかパシフィックハイテック)っぽい感じもします。
サイト外リンクMountain View Data

MySQL

MySQL MySQLです。それ以外に説明のしようがありません。
 
 商用のバックアップソフトが MySQLでのオンラインバックアップに対応してきた事、オープンソースである事、かなりの事例がある事を説明員が口頭で説明すると云う感じのブースで、デモとか存在しない感じの寂しいブースでした。
サイト外リンクMySQL

Myricom

Myricom我が世の春、Miricom...
 
 Beowulf環境では defactoと化しております。今回は PCI-X対応の M3F-PCIXD-2を引っさげてのパフォーマンスを鼓舞したプレゼンを行っておりました。
 
Myricom  また、弊社の Superdome用 HyperFabric, Hyperplexとかの OEM元である事も声高に宣伝しておりました(私のバッジを見たからかも知れませんが)
サイト外リンクMyricom

Novell

Novell エぬタープライズ...
 
 Nterprise Linux Servicesとして、ファイル・プリント共有、メッセージング、ディレクトリの統合サービスを IBM, Dell, HP(US)から提供されています。

 
Novell Novell  Novellの基本コンセプトは NDSを核とした統合ネットワーク環境で、具体的な製品は、ZENworks, eDirectory(旧称 NDS), exteNd, iFolder, iPrint等を用います。NDSの Linux対応はかなり昔から行われていますが、どこか国内の事例集とか掲載してくださいヨ、Novell-Jさん!

 
Novell Novell  Novellは自社の技術者資格である CNEコースを持っていますが、最近は LPI(linux professional institute)の取得も推奨する等、Linuxへの傾倒が著しくなっています。
 
 今年のプライベートショー BrainShareで既存の製品・サービスを Linux上で稼動させる、と云う意味の発言があった事からも、Linuxへの取り組みはかなり本気と思われます。NetWare 7と呼ばれる次期 NetWareはどうなるのでしょうか... NetWareコンソール上で X Window Systemが稼動するぐらいの衝撃(個人的に)なのでしょうか?

Novell Novell  Evolutionが Red Hat 8等に採用されたとはいえ、Ximianのロゴを見たのは Novellと Oracleのブースだけになってしまいました。一時、使ってたのに…(悲
サイト外リンクNovell

Oracle

Oracle Unbreakable!
 
Oracle  日本の LWCEでは Oracle(と云うか Miracle)ブースは大人気で、講演も大盛況でした。ここ LWCEの Oracleブースはいつ行っても話を聞いてる人がいません。
 
Oracle  そもそもブースに係員が殆どいません。画面表示もデスクトップが表示されているだけだったり、そもそもシステムが落ちたままになっているのや、パートナーが出展しなかったのか空のままのブースもありました。もしかすると、LWCEの 2週間後に同じ San Franciscoで Oracle Worldが開かれるから、人員が居ないのではと穿った見方をしてしまいます。
 
 昨年は「RAC! RAC! RAC! RAC!」とやたら騒がれていましたが(特に社内で)、今年は露出度が低かったのが印象的でした。これは RACだけでなく HAクラスタ全般について云える事です。「Linuxで HAクラスタはもう、あたりまえ!」と云う状況ならいいのですが、ニュース等で Linux HAクラスタの導入実績レポートとかを見ている限り・・・失速してるんじゃないのか?と感じずにはいられません(会社・部署・個人的にも一番困るのですガ)。
 
Oracle  但し、パートナーブースには見るべきものが結構ありました。BakBoneの NetVaultは恐らく LWCE初登場ではないでしょうか。国内の Linuxバックアップ市場ではメジャープレイヤーですが、米国ではそれほどでもありません。ProLiantでのバックアップソフトウェアに関しては NetVaultを推奨する事が多い(殆ど)ので、ちょっと嬉しかったりします。
Oracle Oracle Oracle Oracle
 
Oracle Oracle  今回の LWCEで一番気になったハードウェアが、PyX TechnologiesiSCSIです。同社は以前から Oracleで iSCSIと云うイカしたソリューションを提供していた会社(らしい)です。今後 Linuxでも iSCSIがブレークすると Fibre Channelベンダーもウカウカしてられませんね。iSCSIには HPも力を入れてますんで、メジャーハードウェアベンダーの中では早期のサポートが実現する・・・と嬉しいところです(個人的希望)。
 
 考えてみたら、Linuxにムチャクチャ力を入れてる SAPってブース出しませんね。
サイト外リンクOracle

O'Reilly

O'Reilly唯一の出版系です。
 
 以前は、出版関係だけでなくグッズ関連を出品しているブースが多くあったのですが、気がついたら O'Reillyだけですね。
 今年は Google本を手にとっている人を多く見ました。
O'Reilly O'Reilly
サイト外リンクO'Reilly

Polyserve

Polyserve Matrix Computingを標榜する Polyserveです。
 
 マスターサーバ不要・・・GFSよりも高度な file lockingメカニズム・・・必要な時に必要なリソースを・・・10TBの Oracle RACが・・・と云うアピールは去年と全く同じでしたが、プレゼンも去年と同じでした。
 
Polyserve  国内では NTT Comwareが取り扱ってます。去年は Sunブースにもあり、今年はもっと展開しているのかと思いましたが、展示していたのはここだけでした。
 
Polyserve  今年の LWCEの傾向として HAクラスタの後退があります(前述)。
サイト外リンクPolyserve

Qlusters

耳かきしてたら猫が飛びかって来たぐらいのビックリ度…
 
 一見すると集客力もなく地味な感じがしますが、社名同様に製品の方もイカしております。エンタープライズクラス・クラスタと銘打った製品で、商用初ではないかと思われる single system imageクラスタです。
動的な CPUパワーの追加
リニアなパフォーマンスの向上
既存アプリの修正無しでの利用
超高可用性
TCOが 2倍〜5倍向上(何に対して?)
集中管理
 
 インターコネクトは、Dolphin, 100BASE/1000BAES Ethernetを利用するとの事です。ハードウェア認定に IBM, Dell, HP(DL360)として紹介されていました。
 
Qlusters  QRM(Qlusters resource manager)と呼ばれる画面展示ぐらいしかデモがなく、実際の動きがよく分かりませんでした。配っていた資料もペラ紙一枚で、SI込みで販売する製品と云う感じです。
 
 恐らく、これは HPの SSIプロジェクト(前述)をベースにしているのでは・・・と思うのですが、詳細は分かりません(聞き忘れました)。
サイト外リンクQlusters

Real Networks

Real Networks RealPlayerで有名な Realです。
 
 この LWCEで Linux用 Helix Universal Serverを発表しました。お試し版のダウンロードも行っている模様です。
サイト外リンクReal Networks

Red Hat

Red Hatエキサイティング!
 
 毎年製品出荷の合間のためか「つまンないブースだよな〜 でも Red Hatだから何か書かないとな」程度にしか思っていなかったのですが、今年は一味違いました。
 
Red Hat  今年は Red Hat 10になると思われる製品の β展示がありました。kernel 2.4.21-20で Red Hat 9.0.93(Severn)です。
 
 今のところ(?)、Red Hat 9.0.93は、パッと見 Red Hat 9とあまり変わらない感じです。
インストール時に VNCサポート
UTF-8への移行
NotePC向けバッチ I/Oサポート
ACPIサポートで、APMは外れた
ext2/ext3への security label付与
 
Red Hat  個人的に興味が沸いたのは ACPIです。Red Hatは頑なに ACPIをサポートしてきませんでした(除:PCIの bus-routeチェック)ので、今回が初採用です。APMと ACPIの両サポートではなく ACPI一本で来ましたのでかなり安定性に自身があるのでしょう。
 
 あと、kernel 2.6.0-0test1の展示もありました。興味を惹いたのは下記です。2.4.9-e kernel迄の highpteパッチは外されてましたね・・・
Huge TLBパッチ適用 - disabled
Numaパッチ適用 - 32CPU迄
BEDD(BIOS Enhanced Disk Drive) - disabled
 
 Numaパッチが適用されているっぽいので、8CPUマシンで Hyper-Threading=ONにする事が可能になりそうです。
 
 しかし、一番興味深いのは BEDDパッチが適用されている事です。これが実用となれば(もちろん EXPERIMENTAL扱いなのですガ)、システムを起動しようとする HBAの特定がソフト側から行える様になります。Linuxで問題になる「同種のドライバを利用する HBAが複数ある場合、どの HBAから起動して、どの device fileにアサインされるのか」のメカニズムが簡単になると思われます。PCIの構成だけでなく、ドライババージョン毎の philosophyとでも云うべきメカニズム、外付け・内蔵 SCSI BOX、HBAの世代の違いによる速度差・・・等様々な要因があります。この苦しみを味わう事がなくなると嬉しいところです。ところで、この仕組みについてよく分かってないのですが・・・ device fileが floatingする Fibre Channelでも有効なのでしょうかね?
 
 ちなみに、4G/4G split patchはどちらにも適用されていませんでした。
 
 また、PCI-Xに対応した PCI hotplug用モジュール cpqphp.oの提供も準備が出来ている感じです。
 
Red Hat  Red Hat Command Centerと云うサービスが紹介されていました。具体的に何なのかよく分からなかったのですが、どうも新しい管理ツールの様です。
サイト外リンクRed Hat

Sun

Sun 昨年、Sun Linux(Red Hat AS)を発表し、LWCEを大いに沸かせた Sunです。
 
Sun  ・・・が、1年経たない内に Sun Linuxを引っ込めてしまったり、x86向け Solarisの開発続行問題があったりと様々な紆余曲折を経ていたのですが、デスクトップ関連の統合作業に関しては、当初の予定とおり Gnomeを利用した Project Madhatterを公開しました(HPは Gnomeの採用を反故にしています)。
 
Sun  この Madhatterは、Sunの自信作らしく Star Office等と合わせて Windowsデスクトップの代替システムのかなり近い位置にいると思われます。Gnomeをベースにしてカスタマイズしている Red Hatの BlueCurveに比べてもかなりハイセンスじゃないかと個人的に感じました(英語版だからかも)。流石、Sun!
 
 Linux市場では微妙なポジション・・・と云うかちょっと居心地の悪い状況だった同社かと思いますが、今迄 LWCEでは実直に Solaris/Linuxの相互プラットフォーム環境を構築するために、開発環境の整備を長年やってきています。地味ですが、大切な事であり非常に好感が持てる企業です。漢らしい!居心地の悪い商用 UNIXベンダーは他にも大手が 2社いますがこういう企業にこそ頑張って欲しいところです。
Sun Sun Sun
サイト外リンクSun

SUSE

SuSE 今日が明日だったのは昨日までの事…
 
 どうしたんだ United Linux!!
 
 今年のブース規模は、Red Hatと比べても遜色ない大きさになりました。
 
 SCOとの一悶着、Sunとのアライアンス提携、OpenExchangeによる MSのメールシステムリプレース等、今年は話題に事欠かない SUSEですが・・・そんな事よりも、この LWCEの会場で「United Linux」と云う文字を全く目にしませんでした。去年は「Ask us about United Linux」とかだったのに。ブランド戦略を変更したのは米国市場だけなのかもしれませんが、これじゃ United Linuxは米国市場では抹殺されたも同然ですヨ〜(Turbo, Connectiva見殺しかよ、オぃ)。
 
SuSE SuSE  ま、戦略はいいとして、SUSE(United Linux)は kernelに 'EXTRAVERSION'を付与してません。この悪しき '仕様'について説明員に尋ねたところ「問題ないだろ? Safe kernel入ってるし」との返事が返ってきました。#mkinitrdも手が入っており SCSI/RAIDシステムではシステムの切り替えが出来ない現実。次バージョンとなる United Linux(を名乗るのかどうか分かりませんが)では、是非 EXTRAVERSION付与してくださいヨ、SUSEさん。
サイト外リンクSUSE

Veritas

Veritas様々な管理製品を持つ Veritasです。
 
 昨年は HPブースでひっそり展示がありましたが、ブース出展は LWCE初です。
 
 同社で身近に感じる(露出が高い)製品は Legatoと激しくシェア争いをしている NetBackupかもしれませんが、Linux採用企業(もしくは HP/UX)なら journal filesystemである Veritas Filesystemになるかと思います。ext3や ReiserFSが利用できる現在に於いても、Veritas filesystemはパフォーマンスと信頼性でそれらを凌駕するとの事です。あと CPUの負荷率があまり高くならないと云うメリットもあるそうです。
 
Veritas  もう一つの主要製品は、Veritas Cluster Serverです。Veritas製品の特徴として OS対応の幅が広い事があります。本製品もヘテロな OS環境上で稼動する Cluster Serverを 512台まで一括管理する事が可能との事です。この製品が国内で本格展開している話は聞いた事がありませんが、Veritasの日本語ページにも記述があるところを見るとこれから展開を開始するのでしょうか。
 
Veritas  あと Cluster Serverは、MySQLブースにも展示がありました。
サイト外リンクVeritas

Western Digital

Western Digital SATAを引っさげて初登場。
 
 メジャーサーバベンダーでは SATAの採用はまだですが、Linux側での対応もこなれてきつつある次バージョンの Red Hat等を見越して一気に攻勢を!と云う感じなのでしょうか。
 
Western Digital Western Digital  Rackable Enterprise SATAと銘打った SATA RAIDシステムの展示がありました。現在のパラレル形式の SCSIは U320が最後になりますので、今後はストレージ構成の幅がグ〜んと広がると云う期待と一抹の寂しさが・・・
 
 Fibre Channelや、これから出てくる Serial SCSIがどうなるのか分かりませんが、どちらにしてもストレージ周りは大幅な変革を迎える事だけは確かな様です(SmartArrayとかも Serial ATA/SCSIとかになるんだろうなァ〜、と)。
 
 ここのブースを通り過ぎた後で思ったのですが・・・「Adaptecがブース出していたのって、いつの LWCEだったっけ?」と。
サイト外リンクWestern Digital

Xandros

Xandros Lindowsが見た夢を・・・
 
Xandros  Linuxでの商用デスクトップ環境としては Ximianが有名ですが、Xandrosは Wineを使った Lindowsがかつて声高に叫んでいた Windowsとのコンパチビリティを全面に出した「Ximian on Lindows」と云った製品で、中身は Codeweaverと独自のファイルマネージャ等を組み合わせた環境となっています。
Xandros  
 お試し版があれば試したいところですが、サイトを見ても無い感じでした。
サイト外リンクXandros

コミュニティ

コミュニティコミュニティ  毎年、ドタキャンした空のブースや、何の展示もしていないブース、Tシャツ一枚だけ干してあるブース等が多かったのですが、今年はどのブースもきちんとした展示を行っていました…主催者側の事前チェックが厳しくなったのでしょうか?実際、残っているのは毎年キチンと展示をしていたところだけですし。

 
コミュニティ  人目を惹いたのは LinuxAstronomy.orgの望遠鏡でしょうか。ここは奇抜な展示で注目を集めておりました。  
コミュニティ コミュニティ コミュニティ コミュニティ コミュニティ
コミュニティ コミュニティ コミュニティ コミュニティ コミュニティ

その他のソフトウェアベンダー

その他のソフトウェアベンダー 毎年恒例のブースが・・・
 
 その他のソフトウェア関連ブースに関しては、特に変わった傾向とかは感じられませんでした。粛々と展示をしており活気がありました。
 
arkeia  バックアップソフト arkeiaです。何故か、毎年タペストリーだけの出展です。それもインターフェースが毎年別モノとしか思えないぐらいの変化をしています。
 
TrollTech  QTでお馴染みの TrollTechです。組込み用途や PDAでよく利用されていましたが、両方共に規模が小さくなったのに連動したのか、今年はグッとブースが小さくなりました。隣に空き地があったため、よく NotePCユーザの溜まり場となっていました。
 
GEO  GPSと組み合わせての GEOシステムです。ユーザのアプリケーションと GEOシステムを連携させるためにソースが公開されている模様です。
 
Virtual Blade  Virtual Bladeと云う名前の VMwareライクな製品。
その他のソフトウェアベンダー その他のソフトウェアベンダー その他のソフトウェアベンダー その他のソフトウェアベンダー その他のソフトウェアベンダー その他のソフトウェアベンダー
その他のソフトウェアベンダー その他のソフトウェアベンダー その他のソフトウェアベンダー その他のソフトウェアベンダー その他のソフトウェアベンダー その他のソフトウェアベンダー その他のソフトウェアベンダー

その他のハードウェアベンダー

その他のハードウェアベンダー縮小!
 
 組込み関連が更に少なくなっておりました。はっきり分かる傾向として「アジア系ベンダー全滅!」です。昨年はアジア系の怪しげな組込み製品がかなりありました。特に小規模ブースを歩いていると中国なまりっぽい英語が飛び交っていましたが、今年は見るからにアジア系と分かるベンダーがいませんでした。はっきり云って「Zero!」です。コミュニティブースもそうですが、恐らく、主催者側の配慮と云うか、ブースの値引きとかが無くなったとかがあるのでしょうかね?

 
その他のハードウェアベンダー その他のハードウェアベンダー  今回一番キャッチーなハードウェアは、これでしょうか。
その他のハードウェアベンダー その他のハードウェアベンダー その他のハードウェアベンダー その他のハードウェアベンダー その他のハードウェアベンダー その他のハードウェアベンダー その他のハードウェアベンダー
その他のハードウェアベンダー その他のハードウェアベンダー その他のハードウェアベンダー その他のハードウェアベンダー その他のハードウェアベンダー その他のハードウェアベンダー その他のハードウェアベンダー その他のハードウェアベンダー
その他のハードウェアベンダー その他のハードウェアベンダー その他のハードウェアベンダー その他のハードウェアベンダー その他のハードウェアベンダー その他のハードウェアベンダー その他のハードウェアベンダー その他のハードウェアベンダー
 とうとう Montavistaの姿が全く見れなくなってしまいましたが、既にメジャープレイヤーなので LWCEへの出展とかは不要なんでしょうか。PDAはともかく、組込み関連の展示が LWCEで減少していても実際の市場では確固たる地位を確保しているのでマーケットがシュリンクしている訳ではないと思われます。
 

雑感・・・

予感のようなものはあった筈だ。来るべきことの予兆・・・
 
 雑多な製品が入り乱れ、サイバーパンク(?)な製品もチラホラ出ていた LWCEですが、「すわ!来年はラスベガスで開催か?」と思わせるぐらい、ビジネスショー化が完成の域に達しております。今年はモノで釣ると云うのが全く見られませんでしたので、ここが真のビジネスショーとの違いかと思われます(笑
 
 注目は、やはり期待大の SSIですね。これが実用化の域に達すると「また (EXT3の) jounal壊れたの?(笑」とか蔑まされていた Linux HAも一発逆転劇となるかと思われます。また、kernel 2.4最新版と kernel 2.6の製品化が迫っているためか大容量メモリの扱いに関して、様々なアプローチが取られており EDA等での Linuxアプリケーションの普及が進むのかも知れません。
 
 また、初の会社経費持ちの出張扱いとなり、Conference部分にも $1,150払って参加しましたが・・・初日のセッション以外に紙の資料(http:のポインタも基本的に無し)を一切くれないのには参りました⇒CD-ROMがありました(要:家出のドリッピー)。基本的に人気があるのは kernel関連ばかりであり、Aphache, Samba等のアプリ関連のカンファレンスは人気がありませんでした・・・日本と逆ですね。

May.では、では

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