アイデアエコノミー時代の到来


タクシーを所有しない世界最大のタクシー会社に代表されるような、斬新なアイデアをITを駆使して迅速にサービス化し、市場をリードし、収益を獲得するというビジネスモデルの台頭により、アイデアエコノミーな時代が到来しています。これらのビジネスモデルには、「ビジネスと一体化した新しいカテゴリのITインフラ」が必要となり、企業の存続と運営に関わる守りのITインフラと、圧倒的なスピードで戦略を収益へと結びつける攻めのITインフラ、この2つを効果的に利用していくことが求められます。

お客様ごとに最適なITインフラを


お客様のビジネス要件により、求められるインフラの形は異なります。新たなビジネスモデルを生み出す攻めのITか既存ビジネスを支える守りのITか、オンプレミスかクラウドか、という二者択一ではなく、企業の中では多様なビジネス要件から生まれる多様なインフラが混在しています。今求められるのは、これら性質の異なるIT要求を両立するための最適なIT基盤「ハイブリッド・インフラストラクチャ」です。HPEは、オンプレミスと各種クラウド環境を適切なバランスで組み合わせ、透過的に利用するためのテクノロジーとサービスを提供します。


コンポーザブル・インフラストラクチャとは


ハイブリッドインフラ環境移行へ向けた新たなITインフラ基盤として、Infrastructure as Codeを活用してインテリジェンスと自動化を最適化し、従来のITと新しいIT環境をシームレスに橋渡しするもの、それが「コンポーザブル・インフラストラクチャ」です。あらゆるサイロを排除し、オンプレミスとクラウドによる運用を支援し、パブリック・クラウドのような俊敏性と柔軟性を実現します。 コンポーザブル・インフラストラクチャには3つの特徴が挙げられます。

  • 「可変的なリソースプール」
    自由に組み上げ可能なリソースプール、サービスにまたがってリソースを有効利用でき、物理、仮想、コンテナにも対応します。
  • 「ソフトウェア・デファインド・インテリジェンス」
    サービス展開を加速し、運用管理工数を削減でき、サイロを統合するシングル管理インターフェースでオペレーションを簡易に行えます。
  • 「ユニファイドAPI」
    インフラ全体を単一のAPIで制御可能にし、サイトをまたいでのインフラ自動化も実現可能になります。プロビジョニングや変更は数秒で実施できるほど高速です。

これら3つの特徴を持ったコンポーザブルインフラ実現に向けた完全なプラットフォーム、それがHPE Synergyです。


HPE Synergyとは


コンポーザブル・インフラストラクチャにおける業界初のプラットフォームとして、既存のTraditionalなIT基盤とHPEが目指す理想形「ハイブリッドインフラ」とのギャップを埋める次世代型リソースプール、それがHPE Synergyです。クラウド向けのアプリケーションと既存の基幹系アプリケーションの両方に対応できるように設計されています。


Synergyの構成要素


HPE Synergyのサービス基盤は、コンピュート、ストレージ、スイッチなどのファブリック、コンポーザー、フレーム(筐体)の各モジュールで構成され、それぞれ自由に接続、増設が可能です。

  • 「フレーム」
    各種モジュールを収納する筐体で、ラック/列規模でシンプルな拡張を実現します。
  • 「ファブリック」
    最大6台のインターコネクトモジュールにより、ラック規模でのマルチファブリック接続を実現し、今まで必要とされていたTORスイッチが不要になります。
  • 「コンピュート」
    HPE Synergyのサーバーモジュールにあたり、1フレーム最大12台搭載できます。性能、拡張性、集約率、ストレージのシンプルさなど、構成の柔軟性をもつ、さまざまなラインアップを提供します。
  • 「ストレージ」
    1台で最大40本の2.5型ディスクを搭載でき、あらゆるSDS, DAS, SAN環境を自由に組み合わせることができます。
  • 「コンポーザー」
    フレームの管理モジュールの役割を果たし、組込み式のOneViewにより、リソースを自己検知し、最大20台のフレームを統合管理できます。

HPE Synergyの導入メリット


  • 必要なときに必要なものだけ
    コンピュート・管理ツール・ストレージ・ファブリックなどが密接に結びつき、柔軟に組み上げることができます。それによって、あらゆるワークロードやアプリケーションに応じ、必要なときに必要なリソースをすぐに構成できるため、余剰リソースや遊休リソースを排除できます。物理環境、仮想環境、コンテナに対応し、ワークロードに応じて柔軟に変わるリソースプールを構築可能です。
  • クラウド型の迅速な運用管理
    物理ハードウェアを意識することなく、クラウド管理ツールから一元管理が可能です。テンプレートをデプロイするだけで、最短15秒で自動セットアップし、ITのオペレーションをどの担当者からでも容易にできます。
  • 慣れ親しんだAPIでHW制御
    インフラの自動化を可能にするオープンな環境であり、HPE Helion、Docker、Microsoft、VMware、Chef、Puppet Labs、Ansible等のあらゆるツールと連携可能な業界標準APIを通し、すべてのリソースをプログラム制御できます。アプリ開発者は、アプリの更新とともに、物理リソースも同時に更新が可能になります。
  • オンプレミスでも月額従量課金
    フレキシブルキャパシティ(FC)のサポートシステムにより、オンプレミスでも月額従量課金を実現します。将来はパブリック・クラウドも含め、契約/支払いを統合することも可能になります。

このように、HPE Synergyは“お客様自身の” コンポーザブル・インフラストラクチャへの変革を支援します。将来のテクノロジートレンドを見越した先進性も兼ね備えており、次世代のサービス基盤を実現していきます。