ビジネスの競争力強化においてITの活用が不可欠である今、企業が「New Style of Business」を実践するためにはデータを迅速に活用して業績を向上するための超高速データアクセスが求められます。 そして、超高速データアクセスの実現のためには、高負荷ワークロードに対応できる耐障害性に優れたテクノロジーと、ビジネスを支えるプロセスやアプリケーション向けに設計・構築されたソリューションが欠かせません。

求められているのは高速で、信頼性が高く、ビジネスワークロード向けに設計されたテクノロジーです。

このニーズに応えるため、Hewlett Packard Enterprise(HPE)は、メモリならではのパフォーマンスと従来型ストレージの永続性を併せ持つソリューション「HPE Persistent Memory」を提供開始します。

テクノロジーピラミッド


この「HPE Persistent Memory」は、メモリ/ストレージのヒエラルキーの中でどこに位置付けられるのでしょうか。 まずはメモリ/ストレージのヒエラルキーに関連する各種テクノロジーをピラミッド図に表してみましょう。



ピラミッドの頂点に位置するのは、レイテンシーは非常に低い一方で、一般的に高コストなテクノロジーです。 この領域にはDRAMメモリの他、CPU、レジスタ、キャッシュなどが含まれます。 DRAMは非常に高速ですが、揮発性であるため、電力が供給され続けていなければデータを保持できません。 通常アプリケーションは、これらのレイヤーに直接アクセスします。

メモリ/ストレージのヒエラルキーの最下部に位置するのは、従来型のストレージメディアで、 テープメディアやハードドライブなどの磁気メディアの他、ソリッドステートドライブで使用されるNANDフラッシュも含まれます。 これらのテクノロジーは、ピラミッドの頂点に比べてレイテンシーでは劣るものの、一般的に低コストです。 またDRAMとは異なり、NANDフラッシュなどによるデータ保存は不揮発性です。 このレベルでは、アプリケーションはデータブロックを介してデータに間接的にアクセスします。

DRAMとNANDフラッシュに挟まれた空白の領域は、不揮発性ストレージの特徴とメモリに近いスピードを併せ持つテクノロジーを意味します。 Persistent Memoryが所属するこの新しいレイヤーは、不揮発性メモリ (Non-Volatile DIMM : NVDIMM) と呼ばれます。

不揮発性メモリNVDIMMの種類


Persistent Memoryは新しい製品カテゴリで、HPEが不揮発性DIMM (NVDIMM) と呼ぶ一連の製品で構成されます。 一般的にNVDIMMは、DRAMおよびNANDフラッシュを従来型のDIMMフォームファクタ上にまとめたもので、メモリならではの高速性と従来型ストレージの不揮発性を併せ持っています。

NVDIMMを大別すると、NANDをDRAMのバックアップ用として用いる「NVDIMM-N」、システムから直接NANDにアクセスできる「NVDIMM-F」、NVDIMM-NとNVDIMM-Fのハイブリッドである「NVDIMM-P」の3種類の製品があります。



HPEのNVDIMM-N 「HPE Persistent Memory」


HPEでは、DRAMと不揮発性メモリを同じ記憶容量で混在した「NVDIMM-N」を製品として発売します。



主な仕様

  • メモリモジュールにDRAMとNANDフラッシュを搭載(メモリスロットに装着)
  • NVDIMMコントローラーを持ち、HPE Smart Storage Batteryをバックアップ電源として使用
  • 突然の電源断時にはバッテリーを利用してデータを保護(FBWCと同様の仕組み)
  • OSからはローカルドライブとしても参照可能

メリット

  • メモリと同等速度のアクセスが可能
  • 独自技術やPCIe SSDに比べてGB単価が低い

HPE Persistent Memoryは、特にアクセス性能が求められるデータベースのライトバックキャッシュ、トランザクションログ領域等の用途や分析ワークロードだけでなく、高速ストレージレイヤーからメリットを得られるあらゆるアプリケーションに最適です。 HPEは、関係するオペレーティングシステムやアプリケーションのプロバイダーとともに、この最新テクノロジーを中核とするソフトウェアエコシステムの構築に取り組んでいます。 多くのアプリケーションプロバイダーと直接協業することで、HPEはビジネスワークロードを支える高速で信頼性の高いテクノロジーを、包括的ソリューションの形でお客様に提供することをお約束いたします。

HPE Persistent Memoryに関する最新情報は、
http://h50146.www5.hpe.com/products/servers/proliant/options/persistent-memory/」 をご覧ください。