Jump to content 日本-日本語
製品  >  HP ProLiant サーバ  >  技術情報  >  White Paper

whitepaper

技術資料

HP ProLiant サーバ

目次

概要
パワーレギュレータのテクノロジ
  消費電力とシステムパフォーマンス
  パワーレギュレータの一般的な使用方法
  まとめ

PDFファイル ダウンロード

このホワイトペーパーのPDFファイルをこちらからダウンロードしてご覧下さい。
(PDFファイル、277KB)
コンテンツに進む

HP ProLiant サーバのパワーレギュレータ

消費電力とシステムパフォーマンス

システム管理者は、パワーレギュレータを活用することにより、重要なビジネスの要求に合わせてサーバの消費電力やシステムパフォーマンスを管理できます。パワーレギュレータの主要な特徴の1つに、アプリケーション負荷が比較的高いレベルにある状態でも、プロセッサのパフォーマンスを低下させずに消費電力を抑えることができるという機能があります。

HPの技術部門は、幅広いベンチテストを実施し、パワーレギュレータの各モードでシステムがどのように動作するかを確認しました。たとえば、図 2 と図 3 は、HP ProLiant DL380 G4サーバで様々なレベルのアプリケーション負荷を処理した場合の電力使用状況とパフォーマンスを、静的(スタティック)なPminモード(パワー セービング モード) とダイナミックパワーセービングモードで比較しています。図 2のグラフが示すように、プロセッサ使用率が約60%に到達するまでは、スタティックモードとダイナミックモードで節約できる電力はほぼ同じです。使用率が60%よりも低い場合、プロセッサの稼働時間の大部分でパワーステートは低く維持されているので、消費電力は抑えられ、同時に、パフォーマンスもほとんど低下していません。しかし、使用率が60%を超えると、静的なパワーセービングモードの場合、パワーステートが低いままなので、動作周波数や電圧が制限され、パフォーマンスは低下を始めます。これに対して、ダイナミックパワーセービングモードの場合、プロセッサのパワーレベルが上がるので、最適なパフォーマンスを発揮できます。

図:2 DL380 G4 サーバのパワーセービングモードとダイナミックパワーセービング モードにおける節約できる電力の比較
 
DL380 G4 サーバのパワー セービング モードとダイナミックパワーセービングモードにおける節約できる電力の比較
図 3は、静的モードと動的モードがパフォーマンスに与える影響を示しています。
   
図:3 DL380 G4 サーバのシステム電力とパフォーマンスに関するパワーセービングモードとダイナミックパワーセービングモードの比較
 
DL380 G4 サーバのシステム電力とパフォーマンスに関するパワーセービングモードとダイナミックパワーセービングモードの比較

上記のテスト結果から、プロセッサのパワーステートを低く設定しても、システムパフォーマンスが低下しない範囲は広いことがわかります。ほとんどのシステムで平均的なアプリケーション負荷を処理する場合、使用率は70%を十分に下回っているので、パフォーマンスを低下させることなく、消費電力を低く抑えることができます。

パワーレギュレータの効果は、システム構成、使用率、アプリケーションによって異なります。パワーレギュレータが直接影響を与えるのは、プロセッサの消費電力のみです。プロセッサの消費電力は、メモリの消費電力や、電源装置や電圧レギュレータの効率に 2 次的な影響を与えます。プロセッサ使用率が高くなるほど、省電力効果は高くなることが図 4からわかります。また、ダイナミックパワーセービングモードの場合、省電力効果は、パワーステートが低い状態での稼働時間の割合によって異なります。また、同じシステムでも、インストールされているプロセッサ、DIMM、I/Oカード、ドライバの数や、プロセッサ使用率によって、節約できる電力は異なります。

パワーセービングモードでどの程度パフォーマンスが低下するかは、アプリケーションのデータセットのサイズによって異なります。データセットがプロセッサキャッシュに収まるサイズであれば、最大負荷時に約26%(3.8GHzから2.8GHzの差)近くパフォーマンスが低下する可能性があります。オンライントランザクション処理(OLTP)、Webサーバ、Exchange、アプリケーションなど、データセットのサイズがプロセッサのキャッシュサイズを超える場合、最大負荷時のパフォーマンス低下は約5%までに制限されます。負荷が60%未満の場合、パフォーマンスには影響しません。プロセッサが低速になるほど、パフォーマンス低下の度合いは小さくなります。フルパワーモードとダイナミック パワー セービング モードでは、パフォーマンスに影響が発生しません。
   
図 4 では、シングル サーバをパワー セービング モードとダイナミック パワー セービング モードで稼働した場合に、ワット性能に与える効果を比較しています。
 
図:4 DL380 G4 サーバのパフォーマンス向上効果に関するパワーセービングモードとダイナミックパワーセービングモードの比較
 
DL380 G4 サーバのパフォーマンス向上効果に関するパワーセービングモードとダイナミックパワーセービングモードの比較


前のページへ 次のページへ
印刷用画面へ印刷用画面へ
プライバシー ご利用条件・免責事項