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技術資料

HP ProLiant サーバ

目次

はじめに
  VSSについて
  製品紹介
  環境構築と動作確認
  従来のExchange Serverのバックアップ方法との比較
  技術情報へのリンク / Q&A

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BrightStor


従来のExchange Serverのバックアップ方法との比較

 
これまで、エンタープライズ環境におけるExchange Serverのバックアップ方法は以下の2通りが一般的な方法として採用されてきました。
 

  • オンラインバックアップ
    【使用技術】
    バックアップソフトウェア固有のオンラインバックアップモジュールを使用し、ダウンタイムなしでExchange Serverのバックアップを取得できます。
    【特長】
    バックアップ取得中、本番サービスの停止を必要としません。
    差分・増分バックアップに対応します。
    フルバックアップ・増分バックアップ実行時にLogのTruncateが行われます。
    【課題】
    Exchange Serverがバックアップデータの読みだし・書き込みを行うため、バックアップ実行中はExchange Serverのパフォーマンスに影響があります。
  • ストレージ筐体内コピー機能使用したオフラインバックアップ
    【使用技術】
    バックアップ対象ボリュームへの書き込みを停止するため、Exchange Serverのサービスを停止し、ストレージ筐体内コピー機能によりコピーボリューム(バックアップイメージ)を作成します。バックアップ専用サーバからコピーボリュームをマウントし、バックアップを取得します。ダウンタイムは、筐体内コピー機能によりバックアップイメージ作成までの時間となります。
    【特長】
    バックアップ実行中にExchange Serverにパフォーマンスの影響がありません。*8
    【課題】
    Exchangeシステムのダウンタイムが発生します。
    LogのTruncateは行われません。Logの削除は手動で行う必要があります。
    *8 Split Mirror Backup実行時は、使用する筐体内コピー機能によってディスクの共有が発生しストレージシステムのパフォーマンスに影響がでる可能性があります。

    図32:オンラインバックアップとオフラインバックアップ

    図32:オンラインバックアップとオフラインバックアップ
    上記いずれの方式を採用しても何かしらの課題が残り、それぞれがもつ優位点、課題を検討した上で採用するバックアップ方式を決定していました。

Windows Server 2003で実装されたVSSバックアップは、以下のような特徴があります。

  • VSSバックアップ(HWPを使用)
    【使用技術】
    Windows Server 2003 VSS機能とExchange Server 2003 ライタ機能*9
    Business Copy EVAによる筐体内コピー作成機能
    BrightStor ARCserve Backup VSS Backup による筐体内コピーのバックアップ
    *9 マイクロソフト社では、VSSでバックアップされたデータに対しデータベースファイルの整合性のチェック (ESEUTIL /K の実行によるチェックサムの確認) を行うことを推奨しています。 万が一、チェックサムエラーが検出された場合には、バックアップの再実行を行います。エラーが再現する場合には、もとのデータベースに対するチェックサムの確認が必要となり、そこでもエラーが検出される場合には、下記の技術情報を参考に以前のバックアップからの復元、あるいはデータベース修復の作業を行う必要があります。
    http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;314917
    http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;296788
    【特長】
    サービスは停止されません。VSS機能による書き込みの停止が行われるため、Exchange ServerのDBのディスマウントの必要はありません。
    EVA筐体内コピーをバックアップすることで実際のバックアップ取得中のExchangeサーバのディスクアクセスに影響を与えません。
    【課題】
    現時点ではバックアップ方式はフルバックアップのみサポートします。(増分および差分のバックアップ方式については、Exchange Server 2003 SP1 よりライタ側でサポートされており、今後リリースされるリクエスタにおいてサポートされる予定となっています。)
    また、バックアップソフトウェア、アプリケーションソフトウェア、ストレージシステムそれぞれVSSに対応している必要があります。

    図33:VSSバックアップ

    図33:VSSバックアップ

    VSS バックアップは従来の2方式の優位点を併せ持ちこれまでの課題の大部分を補完するバックアップ方式といえます。ただし、使用できるアプリケーション・ストレージシステムの制限や、バックアップ機能の制限などVSSバックアップ独自の課題があることも事実です。現状での位置づけとしては従来からのExchange Serverバックアップ方式に加わる第3の選択肢と考えられます。
    現在のBrightStor ARCserve BackupではVSS Transportable に対応しておらず、Exchangeサーバとバックアップサーバを分離することはできません。しかし、VSS という共通インフラ技術に関して今後拡張が行われる事を考えれば近い将来必ずエンタープライズ環境においてより柔軟なバックアップ運用を実現することが可能になるはずです。
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