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技術資料

HP ProLiant サーバ

目次

要約 / はじめに
  ハイパフォーマンステクノロジ
  高可用性テクノロジ / ストレージテクノロジ
  スケーラビリティ / 管理テクノロジ
  メカニカルテクノロジ / 保守性
  まとめ / 用語集
  関連情報 / コメント送信のお願い

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HP ProLiant DL585サーバテクノロジ

テクノロジの概要

ハイパフォーマンステクノロジ

 
ProLiant DL585サーバは、強力な4U (高さ7インチ)エンタープライズサーバであり、業界標準のx86コンピューティングの機能を拡張する技術が組み込まれています。このサーバはハイパフォーマンスを実現します。64ビット拡張をサポートしているオペレーティングシステムを使用する場合には、32ビットと64ビットの両方のアプリケーションを、パフォーマンスを低下させることなく同時に実行できます。
 

ProLiant DL585のアーキテクチャ


HPはProLiant DL585サーバのために、Opteronプロセッサおよびエンタープライズ顧客がProLiantサーバに期待しているその他の高度な技術をサポートする、新しいシステムアーキテクチャを設計しました。ProLiant DL585は、初のリンクベースのx86サーバプラットフォームです。ProLiant DL585は、強力なプロセッサ、オンチップメモリコントローラ、広いメモリ設置面積、プロセッサ間通信を使用することで、優れたシステムパフォーマンスを実現し遅延時間を大幅に短縮します。図1は、ProLiant DL585アーキテクチャのブロック図です。

図1.ProLiant DL585アーキテクチャのブロック図

図1.ProLiant DL585アーキテクチャのブロック図

ProLiant DL585アーキテクチャの基本的な特徴は以下のとおりです。

  • AMD Opteron 800シリーズプロセッサおよびAMD-8000™シリーズチップセット
  • 内蔵メモリコントローラおよび144ビット幅メモリバス
  • 2 GB (4×512 MB)のPC2100レジスタ付きSDRAM。266 MHzで動作し、64 GBまでメモリ拡張可能
  • AMD8111サウスブリッジ
  • 8×フルレングス64ビットPCI-X I/Oスロット
  • 内蔵Lights-Out (iLO)スタンダード管理
  • 内蔵デュアルチャネルUltra3 Smartアレイ5i Plusコントローラ
  • 内蔵デュアルポートHP NC7782 Gigabitサーバアダプタ
  • 1×IDEチャネル、3×USB 1.0ポート(2×外部ポート、1×内蔵Lights-Out (iLO)仮想デバイス専用ポート)
  • ホットプラグ対応内蔵ドライブストレージ、最大587.2 GB
  • ホットプラグ対応リダンダント電源装置
  • ホットプラグ対応リダンダントファン

AMD-8000™シリーズチップセット


ProLiant DL585サーバは、HyperTransportテクノロジを採用したAMD-8000シリーズチップセットを使用します。このチップセットは以下の重要なコンポーネントで構成されています。

  • AMD64コアロジック(Opteronプロセッサ)
  • 3×AMD-8131 HyperTransport™ PCI-Xトンネル
  • AMD-8111 HyperTransport I/O (サウスブリッジ)
このチップセットにはAMD64命令セットのアーキテクチャが採用されています。このアーキテクチャによりProLiant DL585サーバは、32ビットと64ビットの両方のアプリケーションを、パフォーマンスを低下させることなく同時に実行できます。

プロセッサ/メモリボード


ProLiant DL585サーバは、4枚のプロセッサ/メモリボードをサポートしています。各ボードには、2.2 GHz、1.8 GHz、1.6 GHzのいずれかで動作するAMD Opteron 800シリーズプロセッサ1基、CPUコア周波数で動作する内蔵メモリコントローラ、144ビット幅メモリバス、DIMMスロット8個が搭載されています。ProLiant DL585の2プロセッサモデルには、プロセッサ/メモリボード2枚が付属しています。

Opteronプロセッサは最大2.2 GHzのコア速度で動作します。より高速なプロセッサが使用可能になれば、サーバはそのプロセッサをサポートします。各プロセッサは、64KB内蔵L1 (レベル1)命令キャッシュ、64KB内蔵L1データキャッシュ、および1MB L2キャッシュをサポートしています。プロセッサは、64ビットアプリケーションを実行するためにIA-32およびAMD-64命令セットをサポートしています。


メモリサブシステム


これまでの通常のマルチプロセッサPCサーバアーキテクチャでは、ノースブリッジを使用してIA-32プロセッサをメモリDIMMに接続していました。このノースブリッジはハブのように機能して、I/Oデバイスおよびサウスブリッジにも接続します。他方、AMDは、ノースブリッジをOpteron 800シリーズプロセッサに内蔵することによって、パフォーマンスを向上させました。

ProLiant DL585では、プロセッサはコア速度でメモリコントローラにアクセスします。各オンチップメモリコントローラは、同じプロセッサ/メモリボード上のDIMMに、DIMMのメモリ速度で直接アクセスします。ローカルにアクセスされるメモリのための帯域幅の総計はプロセッサ数に伴って増加します。

ProLiant DL585サーバに搭載されたHyperTransportTMテクノロジも、パフォーマンスを向上させます。定義によれば、「HyperTransportは、汎用のチップ間通信技術であり、ICのための高速かつ高性能な、先進のポイントツーポイントリンクです。HyperTransportは、システム内のバス数を減らし、組み込みアプリケーションのための高性能のリンクを提供し、高度にスケーラブルなマルチプロセッシングシステムを使用可能にするために設計された、汎用の接続を提供します」。ProLiant DL585では、HyperTransportリンクがシステム内のすべてのプロセッサと内蔵メモリを相互接続します(図1を参照)。それ以外に、HyperTransportリンクはプロセッサをI/Oサブシステムに接続します。HyperTransportテクノロジは、最大のパフォーマンスおよびスケーラビリティでは、6.4 GB/秒のプロセッサ間スループットを実現します。

広範なアプリケーションに最適なパフォーマンスを提供するために、ProLiant DL585は2つのタイプのいずれかのメモリアクセスをサポートできます。NUMA(Non-Uniform Memory Access)と、ノードインタリーブ機能によるより均一なアクセスです。このサーバは、出荷時にはNUMAメモリ構成になっています。NUMAアーキテクチャを利用できないアプリケーションの場合、ノードインタリーブをアクティブにするとパフォーマンスが向上することがあります。システム管理者は、HPのROMベースのセットアップユーティリティ(RBSU)を使用してノードインタリーブをアクティブにすることができます。RBSUは、すべてのProLiantサーバに付属のProLiant Essentials Foundation Packの一部として提供されています。

ProLiant DL585の各プロセッサ/メモリボードには、8個のDIMMスロットがあります。各DIMMスロットは、最大2 GBのPC2100 DDR SDRAM (ホットプラグ非対応)をサポートしています。したがって、ProLiant DL585をフルに構成すると、最大64 GBのローカルメモリをサポートできます。オンボードメモリは、133 MHzの2倍のレートで動作して266メガ転送/秒を実現します。Opteronチップセットがサポートするデュアルチャネルメモリは、バス幅を64ビット+チェックビットから128ビット+ チェックビットに増やすことによって、メモリ遅延時間を短縮します。

ProLiant DL585サーバは、出荷時に標準で2 GBのDDR SDRAMが搭載されています。すべてのモデルが64 GBまでメモリを拡張できます。プロセッサ/メモリボード上に取り付けるDIMMはすべて同じタイプ(サイズ、タイミング、など)のメモリでなければならないことに注意してください。また、ProLiant DL585にはデュアル幅のメモリ チャネル(2×64ビット)があるため、DIMMは2枚1組で取り付ける必要があります。


I/Oサブシステム


ProLiant DL585サーバには8個のフルレングス64ビットPCI-Xスロットがあります。スロット1と2は最大133 MHzで動作し、スロット3〜8は最大100 MHzで動作します。これらのスロットは、いずれもPCIホットプラグテクノロジをサポートしていません。

I/Oデバイスとプロセッサ/メモリボードとの接続は、従来のI/OバスではなくHyperTransportテクノロジのリンクを介します。AMDのホワイトペーパー『HyperTransportTM Technology: Simplifying System Design』で説明されているように、「HyperTransportテクノロジリンクは、最大800 MHzのクロック速度による非常に高速なシグナリング、およびダブルデータレート(DDR)のメモリシグナリングが可能です」。高速シグナリングには2つの要因が大きく貢献しています。第1に、HyperTransportリンクはポイントツーポイントリンクであるためデータ転送を高速化します。第2に、HyperTransportテクノロジを使用する場合、リソースがI/Oバスを共有しないため、バスの使用調整のためのオーバヘッドがありません。HyperTransportリンクは、リンク上のピンのペアごとに1.6ギガ転送の効果的なスループットを実現できます。

ProLiant DL585には、PCIローカルバスに、1280×1024、1600万色のグラフィックスコントローラ(8 MBのSDRAMビデオメモリ付き)が内蔵されています。


ネットワーク


ProLiant DL585サーバには、デュアルポートNC7782 Gigabitサーバアダプタが内蔵され、Network RJ45コネクタに接続されています。NC7782はPCI-XベースのLOM (LAN on Motherboard)内蔵チップであり、10/100/1000 MbpsのEthernet速度、および既存のPCIバスアーキテクチャと互換性があるPCI-X 64ビット/133 MHzデータパスをサポートしています。このLOMは、標準のHPネットワークコントローラのドライバと機能(他の内蔵NICおよび独立のPCI-X拡張カードベースのNICとのチーミングやフェイルオーバなど)をサポートしています。NC7782は、ネットワークフォールトトレランス(NFT)チーミングと負荷バランスチーミングという、2つのタイプのチーミングをサポートしています。

NFTチーミングは、サーバの一次と二次のネットワークポート間にフェイルオーバを提供することによりシステムの可用性を向上させます。また、ネットワークへのサーバ接続を監視し、障害発生時にはトラフィックをリダンダントリンクに自動的に切り替えます。フェイルオーバを行うよう構成されたシステムでは、二次ポートはサーバの動作介入なしで、障害の発生した一次ポートを引き継ぐことができます。

負荷バランスチーミング(ポートボンディングまたはトランキングと呼ばれることもあります)は、複数のネットワークアダプタ間でトラフィックを共有することにより、サーバの可用性とパフォーマンスを向上させます。負荷バランス機能は、サーバの複数のポートを結合(ボンディング)して単一のポートとして機能させることにより、最適なスループットを実現できます。負荷バランスチーミングにより、ネットワークの帯域幅と冗長性が増加します。


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