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技術資料

HP ProLiant サーバ

目次

概要 / はじめに
  HP BladeSystem製品を使用した仮想化
    既存のスケールイン仮想化ソリューション
    今後のスケールイン仮想化ソリューション
    仮想化の境界および留意事項
  推奨事項 / 成功事例
  結論 / 関連情報

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HP BladeSystemの仮想化


概要

 
エンタープライズサーバーシステムの設計者は、設計の目標として、ハードウェアの効率的な使用、フェイルオーバーによる適切な冗長性、およびハードウェアとソフトウェア管理を容易にするインフラの合理化を掲げる必要があります。 本書は、HP BladeSystemソリューションで仮想化のツールおよび技術を使用して、システムの設計目標を達成する方法を提案するものです。 また、IT担当者が仮想化戦略を計画するにあたり、システムのハードウェアとソフトウェアの分析に使用可能な方法と、評価ツールの説明もあります。
 

はじめに

 
エンタープライズインフラストラクチャでは、サーバは、ある1つの機能を提供するものとして使用するか、または特定のアプリケーションあるいはサービスを提供する役割を担うものとして使用することが従来のやり方でした。 システムの規模が増大するとき、システムの拡張戦略といえば、単に別のサーバ(つまり別のユニットまたはマシン)をシステムに追加するだけのものでした。 個々の新規要件(新規のアプリケーションサーバ、メールサーバ、ファイアウォール)については、 処理能力とフェイルオーバーの要件に応じて、別のハードウェアを単体または複数設置することで対処していました。 その際、IT環境に新たなハードウェアを構成し統合することが必要でした。 結果として、専用サーバは往々にして、コスト効率があまり良いとはいえないほどCPU使用率が低下するか(10%以下)、またはパフォーマンスに影響しかねないほどトラフィック水準が高くなります。

低密度システムに対するフェイルオーバー計画では、追加のハードウェアや、ときには完全なセカンダリーシステムが別に必要になることがあります。しかも、機器またはソフトウェアに障害が発生した場合、それらはアイドル状態かスタンバイ状態のままなのです。 このようなシステムのバックアップユニットをセットアップおよび再プロビジョニング(配備)する作業は、多くの人手を要することもあり、作業が完了するまで数時間かかることがあります。 サーバが数十台から数百台、 果ては数千台になるまでインフラストラクチャが拡張すると、IT管理コストが著しく増大する可能性があります。

今日のエンタープライズインフラストラクチャでは、ハードウェアとソフトウェアの能力を最大化しつつ、管理および保守作業を軽減する、ITコンソリデーション技術の導入が求められています。 HPでは、ハードウェアインベントリを大幅に減少させ、システムインフラストラクチャを合理化し、IT管理を簡素化するためのソリューションを提供しています。

仮想化技術はシステム管理というITの問題に対処し、自動化とコンソリデーションの利点を生かしてITのサポートコストを低減します。 仮想化技術には以下のものがあります。
  • スケールアウト
  • スケールイン
これらの技術については、この後のサブセクションで説明します。
 

スケールアウトによる仮想化

 
 
スケールアウトによる仮想化は、共通の機能を持つサーバグループを、最大限の性能を実現する統一システムに統合することです。 スケールアウト技術では、サーバグループは単一クラスタとして管理されるため(図1)、ストレージエリアネットワーク(SAN)アレイを使用する、ニーズの高いファイル共有サービスで特に有用です。 スケールアウト設計には次の利点があります。
  • 複数のMicrosoft Windows®サーバまたはLinux®サーバの能力を組み合わせる
  • アプリケーションの可用性を最大化することにより、ニーズの高いファイル提供をサポートする
  • OSへのパッチの適用や、アプリケーションソフトウェアの更新といったIT業務を削減する
スケールアウト手法は従来のエンタープライズシステムに適用されていますが、高密度インフラストラクチャの利点を得るために、ブレードサーバシステムの間でも普及しつつあります。
図1. 管理サーバクラスタでのスケールアウトの例
管理サーバクラスタでのケールアウトの例

スケールインによる仮想化

 
 
スケールイン技術を使用すると、単一サーバは複数の仮想マシンに分割され、それぞれの仮想マシンが独自のサービスを提供します(図2)。 仮想マシンは独立して動作するため(それぞれが独自のオペレーティングシステム(OS)を使用)、少ないハードウェアでより多くの処理が可能になります。 スケールイン手法を使用した仮想化は、以下の理由によりインフラストラクチャに利益をもたらします。
  • 既存ハードウェアの使用率の向上
  • ハードウェアインベントリ/コストの削減
  • 電源要件/電気コストの削減
  • データセンターに必要なスペースの削減
図2. スケールインによる仮想化
スケールインによる仮想化

スケールアウトとスケールインとの比較

スケールアウトとスケールインによる仮想化技術は、相互に異なる、以下の2つのニーズに対処します。
  • スケールアウト:大量のデータを扱うシステムで、ハードウェアおよびソフトウェアの能力を最大限に引き出し、ソフトウェア管理を簡素化する
  • スケールイン: 多くのアプリケーションを扱うシステムのハードウェア使用率を最大化する
どちらの技術も、複数の階層を備えるエンタープライズシステムに使用できます。

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