サーバーとは?


サーバーとは何でしょうか?なぜサーバーが必要なのでしょうか?
サーバーとパソコンとは、どこが異なるのでしょうか?

まず、サーバーとは、インターネットやLAN(Local Area Network)などのコンピュータ ネットワーク上で、パソコンなどのクライアント(依頼人)に対して、様々な機能(処理)やサービスを提供するコンピュータのことをいいます。サーバーは、パソコンよりも頑丈で安全で、とても速くて信頼できる、企業向けのコンピュータです。
対してクライアントとは、サーバーに対してサービスの要求(依頼)を行い、サービスを受けるコンピュータ、またはアプリケーションをいい、主に個人単位で使用するパソコンのことをいいます。最近では、スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスや、インターネット接続するテレビ、ゲーム機などもクライアントに属します。

たとえば、以下に示すようにメールのやり取りや、インターネットでの写真や動画の共有、また、企業データの参照や保存など、生活や仕事の様々な場面を裏でしっかりと支えているコンピュータがサーバーです。


なぜ、サーバーが必要か?


なぜ、サーバーが必要なのでしょうか?もしもサーバーが無かったとしたら……
各自のパソコンだけで大切なデータを管理することになった場合、データを消失するリスクが俄然高くなりますし、データの共有や管理がとても難しくなります。

対して、サーバーに共有したい情報を保管できれば、いつでも誰でも参照できます。

ただし、ファイルやプリンターの共有ぐらいなら、サーバーでなくてもパソコンでも同様のサービスを提供することは可能です。では、なぜパソコンではなくサーバーが必要なのでしょうか?その前に、サーバーがどのような所で使われているのかを見てみましょう。

サーバーが提供するサービスの例


サーバーが提供するサービスには、具体的にはどのようなものがあるでしょうか?
例を少しあげると、以下などがあります。

いかに身近なところでサーバーが使われているかが良く分かりますね。故障などでサービスが停止してしまうと、影響の大きさがイメージできると思います。個人が操作するパソコンが故障しても困るのは持ち主だけですが、サーバーが故障するとサービスの利用者全員が影響を受けてしまいます。

サーバーとパソコンとの違い


サーバーとパソコンとの大きな違いは、正にこの複数のクライアントにサービスを提供するために、システムの安定性が必要不可欠な点です。サービスが停止したときに困る人が沢山発生するなど影響範囲が大きい場合、サーバーを停止させない仕組みがとても重要になります。システムの安定性を確保するために、サーバーには用途に応じて様々なパソコンにはない機能が付加されています。
また安定性以外にも、クライアントの増加や扱うデータの増加に対応できるよう拡張性を持たせたり、多数のサーバーを一括管理する場合でも、全てのサーバーの稼動状態を常にチェックし、異常があれば即座に把握できるような管理性も求められます。これら要件を兼ね備えることができるコンピュータがサーバーです。

ここまでをまとめると、サーバーとパソコンの違いは以下のようになります。


“サービスを止めない”

信頼性

  • 故障時も可能な限りサービスを継続させるような構成になっています
  • 例えば・・
    RAID(レイド):複数のディスクを1つのディスクのように見せる技術
    1本のディスクが壊れていてもデータは壊れない
    冗長化:コンポーネントを二重化し、物理障害に耐えるようにする構成

“より手間無く管理”

管理性

  • 管理者の手間をできるだけ無くすための、様々な機能が盛り込まれています
  • 例えば・・
    障害通知:障害発生時には管理者にメールなど自動で通知される
    リモートコントロール:遠隔地からでもサーバーの操作・管理を行うことが出来る

“機能の拡張が可能”

拡張性

  • サーバーの機能を増幅するために、サーバー内のコンポーネントを追加することができます
  • 例えば・・
    内蔵ディスク:パソコンと比較して筐体内に搭載可能なディスク本数が多い
    拡張カードスロット:ネットワークやビデオカードを追加可能

“高パフォーマンスを提供”

高性能

  • サーバー専用の高性能なコンポーネントを搭載しています
  • 例えば・・
    CPU:サーバー専用の高性能なCPUを搭載。複数のCPUを搭載することも可能
    メモリ:サーバー専用の高速・大容量のメモリを搭載。エラー訂正機能などパソコン用のものと比較して信頼性も高い