HP Power Manager (HPPM) README.TXT HP Power Manager v4.3.2 リリース ノート(Windows マネジメント サーバー) 2010年6月 (第11版) =============================================== 目次 =============================================== 章 説明 ---- ----------- 1 概要 2 本リリースの修正 3 システム要件 4 インストールの概要 5 既知の問題点 =============================================== 第1章: 概要 =============================================== HP Power Managerは、個々のHP UPSの電源環境を包括的に監視、管理および制御することを可能にします。ブラウザー インターフェイスにより、マネジメント サーバーへの安全なアクセスをネットワーク上のどこからでも提供します。クリティカルなサーバーの稼働時間を最大にするために、電源障害時の設定、およびUPSのロード セグメントを定義することができます。 マネジメント サーバーは、リモート エージェントにステータスおよびシャットダウン情報を送信します。リモート エージェントは、マシン上で実行され、電源障害時にそのサーバーのオペレーティング システムを正しい手順でシャットダウンしたり、スクリプトを実行したりすることができます。UPSから電力が供給されているマシン、およびコマンドを実行するためにソフトウェアを使用するマシンにリモート エージェントをインストールします。ただし、マネジメント サーバーのコンポーネントを実行するマシンには、リモート エージェントをインストールする必要はありません。 サポートされるUPSの詳細なリストについては、HP Power Managerの製品概要ページ(http://www.hp.com/jp/servers/ups_manage)のサポートされるハードウェア マトリックスを参照してください。 HP Power ManagerがHP Systems Insight Managerおよび他のSNMP管理プログラムにアラート トラップを送るように設定することができます。ソフトウェアは、独立したパワー マネジメント システムとして実行することも可能です。この柔軟性により、ネットワーク ポート、USBポート、またはシリアル ポートが内蔵またはオプション カードで利用可能な場合、これらのポート経由でUPSを監視、管理、および通信することを可能にします。日々のメンテナンス作業を容易にするために、ソフトウェアがUPSの詳細なシステム ログとバッテリ チェックを含むシステム診断を提供します。 =============================================== 第2章:本リリースの修正 =============================================== 新しいHP Power Manger(HPPM)v4.3.2では、以下の項目を修正しました。 ・各種パラメータ、およびダイアログページ上の表示の応答。 ・バッテリに関する表示メッセージの修正。 ・セキュリティ脆弱性の継続的な改善。 HP Power Managerと管理するデバイスのセキュリティを確実にするために、あなたの組織のセキュリティ ポリシーと操作する環境に従い、以下のトピックを考慮してください。 oHP Power Managerへのリモートからのアクセスは、ユーザー アカウントを必要とします。ログインには、安全が保護された適切なユーザー名とパスワードを使う必要があります。 oそれぞれのアカウントに異なるアクセスレベルを与えることができ、異なる機能を提供します。適切なアクセスレベルがユーザーに与えられていることを確認してください。 oリモート エージェントを構成する場合、最も安全なのは、マネジメント サーバーのホスト名あるいは有効なIPアドレスだけを設定することです。この設定は、指定したマネジメント サーバーだけがリモート エージェントが実行されているコンピューター上で、コマンドを実行し、オペレーティングシステムをシャットダウンできることを確実にします。 oブラウザーとHP Power Manager間のデータは暗号化したSSLを使って操作することができます。HP Power Managerは128ビットの暗号化レベルでサポートされます。SSLもHP Power Managerのデジタル証明書によって認証を提供します。安全にこの証明書をインポートすることは、管理モジュールの識別を確実にするために行われる必要があります。第三者のSSL機関によって保証されたカスタムのSSL証明書を使用してください。 oHP Power ManagerのWebインターフェイスには、標準以外のポートを使用してください。Webインターフェイスが好まれない場合、HPPMの内部のネットワークのWebインターフェイスを無効にする設定を行います。 =============================================== 第3章:システム要件 =============================================== 推奨される最小要件 ■ハードウェア(マネジメント サーバーおよびリモート エージェント クライアント): ・ プロセッサー 500MHz ・ ディスク容量 25MBの空きディスク容量 ・ システム メモリ 128MB RAM ■オペレーティング システム(すべてのプラットフォーム:x86、x64、IA64): マネジメント サーバーおよびリモート エージェント クライアント: ・ Microsoft Windows Server 2008 R2 SE/EE/DE (x64) ・ Microsoft Windows Server 2008 SE/EE/DE, SP2 ・ Microsoft Windows Server 2003 R2 SE/EE, SP2 ・ Microsoft Windows Server 2003 SE/EE, SP2 ・ Microsoft Windows Small Business Server 2008 ・ Microsoft Windows Small Business Server 2003 R2, SP2 ・ Microsoft Windows Vista Business Enterprise SP2 (x86 & x64) ・ Microsoft Windows XP Professional, SP3 (x86 & x64) ・ Microsoft Windows 7 Enterprise (x86 & x64) リモート エージェント クライアント: ・ SUSE Linux Enterprise Server 11 U1 ・ SUSE Linux Enterprise Server 10 SP3 ・ Red Hat Enterprise Linux 5 U5 ・ Red Hat Enterprise Linux 4 U8 注:以下のHPPMのダウンロード ページから最新のリモート エージェントを入手してください。 http://h50146.www5.hp.com/products/servers/proliant/options/hppm40-dl.html ■クライアント上のWebブラウザー: ・ Microsoft(R) Internet Explorer 8.0 ・ Microsoft(R) Internet Explorer 7.0 SP2 ・ Microsoft(R) Internet Explorer 6.0 SP1 ・ Linux Firefox 3.0.18 ・ Windows Firefox 3.6.3 注:ページによっては、Adobe Flash Player 9.0を使って表示させる必要があります。 以下のサイトから入手することができます: http://www.adobe.com/jp/ ■モニター解像度: ・ サポートされる最低の解像度1024 x 768、16ビット ハイ カラー (表示を最適にするためにブラウザーのウィンドウを最大にしてください) =============================================== 第4章:インストールの概要 =============================================== Windowsオペレーティング システム環境でのコンポーネントのインストール マネジメント サーバーおよびリモート エージェントは、GUIまたはサイレント インストールを使用して、サポートされているWindowsRオペレーティング システム上に、インストールすることができます。 重要:マネジメント サーバーおよびリモート エージェントのコンポーネントは、同じコンピューター上 にインストールすることはできません。 注:HPPMソフトウェアをインストールした後に再起動する必要があります。 ソフトウェアをHP Webサイト(http://www.hp.com/jp/servers/ups_manage)からダウンロードした場合、指示に従ってファイルを解凍し、SETUP.EXEを実行してください。 ソフトウェアのインストールについて詳しくは、『HP Power Managerユーザー ガイド』を参照してください。 注:ソフトウェアをインストールする前に、UPSがシリアル、USB、またはネットワーク ケーブルに よってマネジメント サーバーに正しく接続されていることを確認してください。 ======================================================== 第5章:オペレーションの注意と既知の問題 ========================================================= 既知の問題: リリース バージョン4.3.2 には次の問題があります。 ロードセグメントをオフにした後、[ロード オン ボタン]が有効になりません。接続デバイスのページで、ロードセグメントをオフにしてサーバーの電源がオフになった後、[ロード オン ボタン]がグレイアウトされたまま有効になりません。この問題は、日本語OS上でのみ発生し、英語OS上では発生しません。 パワー マネジメント タブのWindows USBルート ハブ設定は、電力を節約するためデフォルトで有効になっています。Windowsがパワー セーブ モードになった場合、USBポートはオフになり、HP Power ManagerはUPSが切断されたことを報告します。UPSの監視にUSBポートを使用する場合は、この設定を無効にしておく必要があります。 HP Power Managerのロード セグメントにストレージ デバイスを接続している場合、 ストレージ デバイスのシャットダウンOS時間はグレー アウト表示になりません。ストレージ デバイスには、シャットダウンを開始する前に、データを保存するためにコンピューターがストレージ デバイスにアクセスを可能にするために、最も長い時間をとる必要があります。HP Power Managerは、マネジメント サーバーの実行時間よりもストレージ デバイス シャットダウン時間を短く設定することができません。 対話型インストールを使用して64ビットのWindowsにHP Power Managerをインストールする場合、HP Power Managerのファイルはx86のProgram Filesフォルダーに保存されます。アプリケーションは実行されるので、移動する必要はありません。また、サイレント インストールでは、HP Power Managerファイルは64ビットのWindows program filesフォルダーに保存されます。アプリケーションは実行されるので、ファイルを移動する必要はありません。 詳しくは、『HP Power Managerユーザー ガイド』の「トラブルシューティング」の項目を参照してください。