Jump to content 日本-日本語

サーバー 

小さくなったサーバーが、大きく世界を変えていく
〜Moonshot生みの親が語る、「破壊的イノベーション」〜 (2/3)

2014年4月16日

サーバー

HPE Server Now

オンラインストア

製品カタログ

サーバー選定/構成

お客様事例

サポート&サービス

旧製品情報

システム構成図

ホワイトペーパー

マニュアル

グリーン購入法対応状況

「生産性向上設備」証明書発行

付属品リスト

サイトマップ

 
コンテンツに進む

── Moonshotを活用したお客様の事例があれば教えてもらえますか?

VDIは1つのサーバーで何十人ものユーザーをサポートし、コールセンターや一般的な作業、銀行の窓口業務など、さまざまな環境で使われるものです。ただ、この環境に誰もが満足できるわけではありません。動画やグラフィックを多用する必要があったり、Webコンテンツを山のように抱えていて頻繁にWebを更新しなくてはならず、多くのユーザーが同時に作業するケースもあります。このような場合、CPUの反応が遅くなり、作業にも待ち時間が発生して効率が悪くなってしまいます。

こうしたお客様に対しては、m700をベースとしたHDI環境をお勧めしています。VDIではサーバーとユーザーの関係が「1:多数」ですが、HDIでは「1:1」の関係を保てます。Moonshotではシャーシあたり最大180サーバーを搭載できるため、1つのシャーシで180ユーザーをサポートできるのです。一般的なサーバーだと、180サーバーで5台以上のラックが必要ですからね。

HDIであれば、ビデオトレーニングのような動画を扱うこともでき、Eコマースにてより良いユーザーエクスペリエンスも提供できます。HDIは、VDIを補完するハイエンドな機能なのです。

一方、m300は、静的Webサーバーおよび動的Webサーバー用途を想定していましたが、他の用途にも対応できることがわかりました。例えばグリッドのようなアプリケーションで採用された事例があります。

このお客様はSaaSアプリケーションを展開したいと考え、Moonshotの最初のバージョンを採用しました。このバージョンで十分なパフォーマンスを発揮していたのですが、最新バージョンをテストしてみると、そのSaaSアプリケーションにより最適であることがわかりました。

そのアプリケーションには1200台のサーバーが必要でしたが、サーバーが置かれていたデータセンターは電力料金が高い地域だったのです。そこでm300を採用し、電力、スペース、コストの削減を実現しました。このように、グリッドタイプのハイパフォーマンスコンピューティングで利用されることは想定外でしたが、大変面白い事例です。
Hosted Desktop Infrastructure(HDI)
Hosted Desktop Infrastructure(HDI)
(シンクライアント用途に専用開発した新しいリモートデスクトップ用カートリッジ
ユーザーの要求するPC性能をVDIと同程度の予算で実現可能に)

── 2014年に入り、Moonshot事業部が独立した部署となりましたね。

米ヒューレット・パッカード Moonshotビジネス部門バイスプレジデント兼総責任者 ポール・サンテラー(Paul Santeler)
以前、Moonshotはハイパースケール・ビジネス部門の一部で、私は過去3年間同部門の責任者を務めていました。その部門で取り扱っていたのは、Moonshotをはじめとする高密度型製品やハイパフォーマンスコンピューティングでした。

HPでは、Moonshotを現行の構造を劇的に変化させる「破壊的なテクノロジー」(*)だと考えており、ITの使い方に多大なインパクトを与えるものだと考えています。そこで、「破壊的なテクノロジー」を推進するためMoonshotを独立した事業とし、インキュベーションすることにしたのです。

独立した部署となった今では、エンジニアやプロダクトマネジメント、マーケティング、ビジネス開発、営業など、さまざまな分野でMoonshot専任の担当者が存在します。私も以前はMoonshotだけに時間を割くことができなかったのですが、今では完全にMoonshotにフォーカスしています。

* 既存市場では必要な性能を持たないために受け入れられないが、新しい顧客に対して新しい価値をもたらす新製品を生み出すような技術のこと。(ITmedia情報マネジメント用語辞典より)

── 日本のユーザーの特徴について教えてください。

日本では多くの企業が早期の段階で事前検証を行いました。日本は節電という課題を抱えていたため、すぐにMoonshotに興味を持ってもらえましたね。日本のユーザーは、Moonshotが電力削減やスペース、コストの削減につながるという利点をよく理解し、生活に必要な電力が不足することのないよう積極的にMoonshotの採用を進めています。

そのためトレーニングも迅速に進みましたし、プロモーションも順調に進み、私が日本に呼び出される機会も増えました。この半年で来日するのは2度目ですから。これほどの頻度で同じ国に出張することはあまりありません。日本では早い段階からスピード感がありました。節電というニーズがあったからこそ、HP社内でもMoonshotの機会を大きく捉えていました。省電力という特徴を持つMoonshotは、日本経済にも貢献できる製品だと思っています。

日本のユーザーはMoonshotユーザーとしては先駆けとなるお客様なので、Moonshotの今後の発展にも影響を与えています。例えば、日本はデータセンターにおける直流電源の採用では先進国のため、われわれも日本市場に向けてMoonshotを直流電源対応にすべく開発を加速させています。また、日本はDaaS(Desktop as a Service)分野で他国より進んでおり、日本のサービスプロバイダー市場でDaaSを提供しようとする動きがあるため、この動きにも対応したいですね。

このほか、日本では教育機関でのニーズが高いのも特徴です。多くの教育機関で、学生がコンピュータリソースにアクセスできるようサービスを展開しています。これは日本市場特有のもので、Moonshotはこうした分野にも最適だと考えています。

── 日本のチャネルパートナーはMoonshotのビジネスにどのような役割を果たしているのでしょう?

チャネルパートナーの協力なくしてMoonshotの成功はあり得ません。そのためHPでは、チャネルパートナーとの関係をより良いものにするため、熱意を持って対応しています。トレーニングや合同セールスを行うことはもちろん、お客様の元に一緒に伺うこともあります。

Moonshotはどのパートナーでも扱うことが可能ですが、今はメリットのあるアプリケーションにフォーカスし、キーとなるチャネルパートナーと密に組みたいと考えています。例えば、m300でターゲットとしている静的および動的Webサーバー、またm700でターゲットとしているHDIソリューションの専門ノウハウを持っているパートナーとはしっかりやっていきたいですね。今後新たな分野にフォーカスしたMoonshotカートリッジやソリューションが登場した場合には、そのような分野の専門知識を持つチャネルパートナーを探すことになるでしょう。
» このページのトップへ戻る

戻る 1 | 2 | 3
次へ
印刷用画面へ印刷用画面へ
プライバシー ご利用条件・免責事項