事業継続システムを実現する
HPE NonStopのふたつのソリューション


事業継続システムを実現する実際のソリューション例として、ここではNYBOT事例でも導入されていたHPE NonStopサーバーの事業継続ソリューションを紹介します。
HPE NonStopサーバーでは、おもに以下の2種類の事業継続ソリューションを提供しています。

  • HPE NonStop RDF
  • Shadowbase

トランザクションを複製するNonStop RDF


NonStop RDFは、HPE NonStopサーバー専用のレプリケーション・ツールです。その特徴は、HPE NonStopサーバーのOS に組み込まれたトランザクション・マネージャ NonStop TMF(Transaction Manager Facility)によって、「トランザクションのレプリケーション」を実現する点です。

一般的な事業継続ソリューションでは、レプリケーションの手段としてストレージのミラーリング機能が用いられます。簡単に言えば、遠隔地に設置したディスクと現地のディスク間でRAID1によるミラーリングを実施するような仕組みです。しかしこの方法では、ホストからストレージに流れるデータをそのままコピーしているだけであり、基幹系で不可欠となるトランザクション特性(原子性・一貫性・隔離性・耐久性)の保証はあくまでアプリケーション任せです。

これに対しNonStop RDFでは、トランザクション・マネージャがレプリケーションを統括することで、個々のトランザクションの整合性を維持したまま待機系にデータを転送できます。よって、いざ切り替えが発生したときにデータのつじつまが合わなくなる可能性をきわめて低く抑えられるほか、トランザクションの復旧(ロールバックやロールフォワード)をアプリケーション側で実行する必要もありません。



図4に示すように、NonStop RDFはActive-Standby型のレプリケーションを実施します。現用系と待機系はExpandと呼ばれる専用ネットワークで結ばれ、その上をTMFのログ(データベースのREDOログに相当)が転送されます。この転送は上述の「リアルタイム逐次反映型」であるため、現用系と待機系の間に5秒程度のタイムラグが生じるものの、HPE NonStopサーバーのパフォーマンスが大幅に低下することはありません。

またNonStop RDFでは、この優れたパフォーマンスを維持しつつ、完全同期型と同レベルの厳格な整合性保証を実現するソリューション、ZLT(Zero Lost Transactions)も合わせて提供しています。ZLTは、イギリスの金融機関からのリクエストを受けてHPが2002年にリリースした最新の災害対策ソリューションです。NonStop RDFによるレプリケーションとストレージによるミラーリングを組み合わせることで、アプリケーションのレスポンスを維持したまますべてのトランザクションをリアルタイムに待機系にコピーします。

このように、NonStop RDFはミッションクリティカル環境で求められる厳格な信頼性要件に応えつつ、大規模かつ高スループットのレプリケーションを実現するソリューションです。

高機能なサードパーティ・ツールShadowbase


マルチプラットフォームのデータベース複製ツール。NonStopサーバーおよびオープンシステムで稼働するデータベース間でデータレプリケーションを実現する製品。

  • 柔軟なシステム要件に対応しています。<データベース to データベース>の一方向のレプリケーションだけではなく、<アクティブ-アクティブ>構成、異機種混合環境、1:N、N:Nなど多様な構成をサポートします。
  • ユーザーEXITによりデータ編集や変換などの機能をレプリケーション機能に組み込むことが可能です。データベース変更をトリガーとしてデータ駆動型のアプリケーション機能を開発することが可能です。

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