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サーバー & システム

神戸製鋼所の新たな価値を創造するシステムの構築

Web型による基幹システムの効率性と品質の追求へ
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プロコンは鉄の“命”を吹き込む“心臓部”

── まず、Web型についての話を伺う前に、プロコンとはどういったものなのか、教えてください。

浅田 秀樹 氏(以下、敬称略)
加古川製鉄所は、甲子園球場150個分に当たる約570ヘクタールの広大な敷地の中に、多くの大型設備と大規模な計算機システムを有しています。鉄を初め様々な金属素材や産業機械を製造する神戸製鋼の複合経営で培った技術を活かして自社製作したペレット製造設備、連続鋳造設備、酸素プラントなど多くの設備が稼働しています。その製造設備の制御や操作員への情報支援など、鉄鋼製品の製造プロセスを管理するシステムを、「プロコン」と呼んでいます。
鉄鋼事業部門 加古川製鉄所 制御部部長 浅田 秀樹 氏
鉄鋼事業部門 加古川製鉄所 制御部
部長 浅田 秀樹 氏


写真(1):神戸製鋼所 加古川製鉄所 全景
写真(1):神戸製鋼所 加古川製鉄所 全景

── 「製鋼統括プロコンシステム」とはどういったものなのでしょうか?

浅田
鉄鋼製品の製造プロセスは、鉄鉱石から銑鉄を作る“製銑”、銑鉄から成分調整して鋼を作る“製鋼”、鋼を加工する“圧延”からなり、「製鋼統括プロコンシステム」はこの製鋼の段階を管理するシステムです。製品の“命”は、製鋼の段階で決まると言っても過言ではありません。炭素や不純物を取り除き成分調整し、いかにお客様の要求にあった鉄を作るか、しっかりとコントロールするのが「製鋼統括プロコンシステム」であり、まさに製鉄所の“心臓部”なのです。

図(1):製鋼地区の対象設備と位置付け
図(1):製鋼地区の対象設備と位置付け

加古川製鉄所は1968年に始まり約半世紀の歴史がありますが、いかにいい鉄を作るかは今後も続く大きな課題です。その中での製鉄管理システムやエネルギー需給システムが担う比重も多く、日々進化するコンピュータの中からいい製品を選び、各パートナーと連携して導入していくことが、製鉄所のチャレンジと思うのです。


── 従来のプロコンシステムとはどういったものなのでしょうか?

三角 龍平 氏(以下、敬称略)
鉄鋼製品の製造プロセスにおいて、1970年代には主要な鉄鋼製造ラインでのコンピュータ活用は始まっており、その歴史は古くからあります。

加古川製鉄所では、上位のビジネスコンピュータ(以下、ビジコン)を頂点に、工場・設備単位のプロコン、設備・機器単位の制御装置(PLC/DCS)からなる3階層の構成をとっています。従来のプロコンは、ビジコンと制御装置との間に位置し、ビジコンと連携しての“製造指示”、“実績収集”、“運転監視”、制御装置の“統括制御”が主要な役割でした。この役割の中で収集した情報の多くは、必要な処理が終わると抹消する仕組みでもありました。
鉄鋼事業部門 加古川製鉄所 制御部システム技術室室長 三角 龍平 氏
鉄鋼事業部門 加古川製鉄所 制御部
システム技術室
室長 三角 龍平 氏


図(2):従来のプロコンシステムの構成
図(2):従来のプロコンシステムの構成



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