Jump to content 日本-日本語

サーバー 

東京現像所のデジタルプロセスを一変させた
HPブレードワークステーションの実力


株式会社東京現像所

ProLiant

BladeSystem

ConvergedSystem

OneView

Moonshot System

Apollo System

サーバーオプション

サーバーニュース

オンラインストア

製品カタログ

サーバー選定/構成

お客様事例

サポート&サービス

旧製品情報

システム構成図

ホワイトペーパー

マニュアル

グリーン購入法対応状況

付属品リスト

サイトマップ

 
サーバーを、再定義しよう。Reimagine the server. Think compute. HP ProLiant Generation 9
コンテンツに進む

HP ProLiant WS460c G6ワークステーション ブレードを中核としたレンダーファームの構築により業務効率を大幅に向上

お客様背景
ソリューション
効果と今後の展望
会社概要
PDF(1.24MB)
東京現像所

目的

劇場用映像制作におけるデジタル合成処理業務の増加に伴う高負荷なレンダリング作業が業務上のボトルネックとなっていたため、レンダリング専用環境を整備することで、その解消を目指した。

アプローチ

64ビット化により処理能力が向上しているOSやアプリケーションに合わせて最新のワークステーションを選択。同時に省スペース性、省電力性、運用管理面にも配慮し、ブレードタイプを4台導入、分散処理を実現した。

導入効果

  • レンダリング処理時間がおよそ1/9程度に短縮
  • 専用環境として構築したため、他業務に影響せずにレンダリング作業が可能

ビジネスへの効果

  • レンダリング処理能力の向上
  • 他業務との並列稼働による業務効率の向上

お客様背景

レンダリング作業によって作りだされた"雪"
株式会社東京現像所 川俣 聡氏
株式会社東京現像所
映像本部 映像部
デジタルプロセス課 副長 課長
川俣 聡氏
株式会社東京現像所 吉田 実氏
株式会社東京現像所
映像本部 映像部
システム管理グループ長 課長
吉田 実氏
デジタル合成処理が多用される現代の映画制作現場

東京現像所は、映画のカラー化が本格化しはじめた1955年、わが国におけるカラー映画の発展に備え、カラー現像技術の向上、カラー現像処理能力の拡大を図るため、東宝、大映等、映画関係各社の出資により設立された老舗の現像所だ。現在はフィルム現像のほか、さまざまなデジタルワークに対応し、デジタルシネマ全盛となりつつある映画制作の最前線を支えている。

その東京現像所のデジタルプロセス課がデジタル合成処理業務の効率化を目指して、HP ProLiant WS460c G6ワークステーションブレードを採用し、レンダリングファーム構築に踏み切った。

合成というと、一般に“特撮”と呼ばれるSF系の映画作品に使われることが多いと考えられがちだが、現状はそうではないと同社デジタルプロセス課 副長の川俣聡氏はいう。

「宇宙船や恐竜などとはまったく無縁な、普通の人たちの日常を描いたような作品にも、我々が“コンポジット”と呼ぶデジタル合成処理は多用されています」(川俣氏)

たとえば、雨や雪などの自然現象も、3DCGなどで合成処理をすることが一般的になっているというのだ。

「現代の映画制作の現場では、制作スケジュールも制作コストも、とても厳しくなっています。また、実写では不可能な映像表現を試みる監督さんの要求なども多く、撮影後の加工処理が可能なデジタル合成が一般的になっているのです」(川俣氏)

かつてはオプチカルプリンターと呼ばれる特殊な機器で行われていた合成カット制作も、現在ではデジタル化されている。「Autodesk 3ds Max」、「Autodesk Maya」や「Adobe After Effects」といったアプリケーションにより、実写同士の合成や実写とフォトリアリステックな3DCGやフルCGによる合成処理が行われる。この処理の最終工程がレンダリングと呼ばれ、高負荷な演算処理を要するものになっているのだ。

中には、わずか5秒のカットでレンダリング処理に十数時間を要する場合もあるという。

そして、このような案件は年々増えていく傾向にあり、それにいかに対応していくかが、デジタルプロセス課の課題となっていた。

「特に我々が扱っているのは劇場用作品のデータですから、2K、4Kという規格になります。TV用よりも大きいデータサイズを扱うため、マシンへの負荷も大きなものになります」(川俣氏)


ソリューション

株式会社東京現像所 廣田 隼也氏
株式会社東京現像所
映像本部 映像部
  デジタルプロセス部
デジタルグループ 主任
廣田 隼也氏
株式会社東京現像所 鎌田 康介氏
株式会社東京現像所
映像本部 映像部
  デジタルプロセス課
デジタルグループ
鎌田 康介 氏
激増する高負荷な作業への対応にレンダリングファーム構築を決断

この状況に対応すべく、デジタルプロセス課でレンダーファームの必要性が検討されるようになったのは、2009年頃だったという。

「ちょうどその頃から、映画のローリングタイトルや、高精細な3DCGなど、高負荷のレンダリングが要求される案件が急増してきたという状況がありました」とデジタルプロセス課主任の廣田隼也氏は説明する。

レンダリングは従来、基本的に各スタッフの作業用ワークステーションを使って対応し、必要に応じて空いているスタッフのマシンを使うなどのやりくりをしていたが、それも限界に達しようとしていた。同じくデジタルプロセス課の鎌田康介氏も次のように話す。 「データサイズが非常に大きいため、レンダリングには予想以上に時間がかかります。作業マシンがレンダリングにとられてしまうと、他の作業がストップしてしまうこともたびたびでした」

つまり、レンダリング待ちが業務におけるボトルネックとなっており、他の作業にも支障が出ていたというのだ。

また、廣田氏は作業クオリティの面でも懸念があったと語る。

「我々作業者からすれば、トライ&エラーを繰り返すことで、精度の高い仕上がりを得ることができます。そのためには、なるべく早く計算結果が見たいわけです。また、今後も高負荷なレンダリングが必要な案件は増加していくと予想できます。そこに対応するためにも、高速かつ分散処理が可能なレンダリングファームの構築が急務との結論に至りました」(廣田氏)

では、どのようなレンダーファームを構築すべきなのか。要件として考えたのは、次の点だったと鎌田氏は説明する。

「ちょうどその頃にOSと主要なソフトウェアの64bit環境への移行が進行していたことから、そこに対応すべく64bitでの処理、それに所内にシステムを設置することからできるだけ省スペースであること、この2点を主要な要件に、検討を開始しました」(鎌田氏)

作業用マシンとの親和性を考慮し、Windowsベースのワークステーションにターゲットを絞り、タワー型、ブレードタイプなど、さまざまな可能性を検討していたが、実のところ、初期の頃はあまり進展はなかったという。

その後、徐々に運用方針も固まり、さらに所内でもデジタルに造詣の深い川俣氏の上司の意見で、ブレードタイプが有力候補となってから、状況は一変する。

「現場からもブレードがいいという声は上がっていたのですが、コスト面、運用管理面で上司からもブレードがいいと勧められたので、以前からアプリケーション面でサポートをいただいていた株式会社Tooに相談をもちかけたところ、HP ProLiant WS460c G6ワークステーションブレードを提案されたのです」(川俣氏)

パフォーマンスはもちろん、その他のファクターでも競合を圧倒したHPブレードワークステーション

HP ProLiant WS460c G6ワークステーションブレードは、1台当たりわずか0.6Uというコンパクトな本体に、最新のインテル® Xeon® プロセッサー5600番台を最大2基搭載できる、高機能なブレード型ワークステーション。

インテル® Xeon® プロセッサー5600番台は、6コアという圧倒的な演算パワーを持ちながら、前世代モデルであるG5に対し、待機時の消費電力がほぼ1/2、高負荷時でも約30%削減されるなど、高度な省電力性も備えた最新世代のCPUだ。この高性能と省エネを両立したインテル® Xeon® プロセッサー5600番台を搭載したHP ProLiant WS460c G6ワークステーションブレードは12個のDDR3 DIMMスロットによる最大96GBメモリ、ホットプラグ対応のSASドライブを2ベイ、オンボードで1GbE対応のネットワークインターフェースが2ポート、そして書き込みキャッシュ対応のSmartアレイP410i搭載など、グラフィックス用途に驚異的といってもいいスペックを発揮する。

実は他社製ブレードワークステーションも同時に検討していたが、電源と騒音の点でもHPブレードワークステーションは優位だったと鎌田氏は振り返る。

「レンダリングファーム構築にあたっては、専用のマシンルームを用意したわけではなく、所内の空いている部屋を充当しました。その際に電源と騒音が問題となりました。電源は電圧と容量の点で、他社製品は厳しかった。また、カタログなどからは読み取りにくい点ですが、稼働音の大きさには、正直、驚きました。その点、HP ProLiant WS460c G6ワークステーションはどちらも納得のいくレベルでした。」(鎌田氏)

さらに、HP Webサイト上に掲載されている豊富な事例も、選定の決め手のひとつになったそうだ。

「我々と同業の、映像制作分野の事例が非常に参考になりました。これほどの実績があるのだから、期待にも応えてくれるはずだと考えました」(廣田氏)

HP ProLiant WS460c G6ワークステーションブレードは株式会社Tooを通じて、菱洋エレクトロ株式会社より実機がレンタルされ、実機テストも実施された。

その結果は川俣氏らを驚かせるのに十分だった。

「テストは2機で実施したのですが、こんな小さなボディのマシンで本当に大丈夫なのかという不安をよそに、既存の環境の2〜3倍という素晴らしいパフォーマンスを叩き出しました」(川俣氏)

さらに実際の構築にあたっては、サイジングにも留意したと鎌田氏は話す。

「やみくもに台数を入れるのではなく、当課の作業量に見合うのは何台なのかという点をストレージ容量とともにシビアに検証しました。台数ごとの計算速度の比較をするなどして、結果的に4台のHP ProLiant WS460c G6ワークステーションブレードを中核に、システムを構築しました」(鎌田氏)


システム構成図
[拡大画像を表示このリンクをクリックすると、新しいウィンドウが開きます

効果と今後の展望

5時間半のレンダリング処理が38分に短縮ブレードならではの運用管理面のメリットも大

2011年4月に納品され、早速稼働を開始したレンダーフォーム、その威力のほどを廣田氏は次のように解説する。

「それまで、作業用マシンでは約5時間半を要していたレンダリング処理が、38分で完了しています。1フレームあたりのレンダリング時間は、これまでの約19.74秒から約9.12秒、4台の合計では実に約2.28秒にまで短縮されています。我々の目論見どおり、分散処理が奏功していると考えられます」(廣田氏)

この結果には川俣氏もおおいに満足している。 「具体的な数値はもとより、私の立場からすれば、これまで待っていただいていたお客様に、お待たせすることなく結果をご提示できるようになりました。これに勝るメリットはありません」(川俣氏)

ところでHP ProLiant WS460c G6ワークステーションブレードが選定された理由のひとつに、運用管理面のメリットも挙げられていたが、その点はどうなのか。実際に運用管理に携わるシステム管理グループの課長 吉田実氏は、期待以上であると説明する。

「タワー型のワークステーションを増設した場合、マシンの数と運用管理工数は比例せざるを得ません。私は社内で仮想化サーバーの管理も手がけているのですが、それと比較してもブレードは本当に楽ですね」

吉田氏によれば、導入からほぼ1年、まったくトラブルはなく、たまに実機のエラーランプを確認する程度の手間しかかかっていないという。

震災の影響で計画停電が取り沙汰されたときには、さすがに停止せざるを得ないこともあったというが、それも、1エンクロージャに収容された各ブレードをシャットダウンするだけの手間で済んだという。

「今後、システムを拡張するにしても、空いているスロットに挿してしまえば、それで完了ですから、管理する側からすれば、これほどありがたいマシンはないといえるでしょう」と吉田氏は笑う。

そのシステムの今後についてだが、川俣氏はこの取り組みが全社的に注目されているという。

デジタルプロセス課の独自プロジェクトに過ぎなかったブレードワークステーションによるレンダーファーム構築が、ひとつのブレークスルーとなり、全社的に展開される可能性もあるというのだ。

最後に川俣氏は次のように締めくくった。

「デジタル化はこの業界でも時代の趨勢。高い演算能力を確保することが、クオリティにも生産性の面でも有効であることが改めて示されたと思います。先進のブレードワークステーションの圧倒的なパフォーマンスは、レンダリングだけでなく、他の業務にも活用できる可能性があると期待しています」


会社概要

株式会社東京現像所(英文表記:TOKYO LABORATORY LTD.)
所在地: 東京都調布市富士見町2-13
創立: 昭和30年4月22日(1955年)
従業員: 200名
URL: 株式会社東京現像所 このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

協力

株式会社 Too
 株式会社 Too このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。
菱洋エレクトロ株式会社
 菱洋エレクトロ株式会社 このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

事例キーワード

業種: 映像制作
  HPワークステーションブレードによるレンダーファーム構築
  HP ProLiant WS460c G6

  本ページに記載されている情報は2012年4月時点の内容です。予めご了承下さい。  
印刷用画面へ印刷用画面へ
プライバシー ご利用条件・免責事項