Jump to content 日本-日本語

サーバー  

今後10年のビジネスを支える柔軟で高信頼なITインフラを構築

資産管理サービス信託銀行

お客様事例

項目指定検索
HP Integrity サーバー
金融
製造
通信・メディア
医療・製薬
運輸・流通
その他
HP-UX
金融
製造
通信・メディア
医療・製薬
官公庁・研究機関
運輸・流通
その他
製品情報
HP Integrity サーバー
HP-UX
サイトマップ
コンテンツに進む
資産管理サービス信託銀行(TCSB)は、みずほフィナンシャルグループのカストディバンク(資産管理業務に特化した信託銀行)である。2001年の創業以来、顧客ニーズの多様化にきめ細かく対応した新サービスを次々と投入することで、信託サービスから各種のカストディサービス、レンディング・外国為替業務までをカバーする「フルラインのカストディバンク」へ成長してきた。今やその預かり資産は300兆円を超え、我が国を代表する資産管理業務のトッププレーヤーとなっている。

「これら高品質、高付加価値のサービス提供には、高度な事務処理とそれを支えるIT基盤が不可欠です。カストディバンクは一般銀行以上に戦略的なIT投資が求められる装置産業なのです」と語るのは、TCSBのシステム推進部部長 芝原 毅氏である。芝原部長は、TCSBが競争力を持ち続けるためには、今回のIT基盤の刷新が不可欠だったという。その理由をお尋ねする前に、創業時から使われている同行の基幹業務システムを紹介しよう。
ビジネスの概要と課題
HP Integrity Superdome 2
を導入
3つのフェーズで段階的に移行
システム概念図
さらなる発展に向けて
会社概要
PDF (1.53MB)

資産管理サービス信託銀行

目的

アプローチ

顧客ニーズへのスピーディーな対応とシステムコストの削減のため、長期に渡る需要変動に柔軟に対応できる基幹業務基盤を、短期かつリーズナブルなコストで構築した。
 
HP-UXの既存ソフトウェア資産を最大限に活用しながら、基幹サーバーをスケールアップすることで、柔軟性と信頼性を備え、費用対効果の高いITインフラの構築をはかった。

ITの改善

ビジネス上のメリット

サーバー統合化による処理能力の向上
•需要変動への柔軟な対応
ハードウェアの冗長化によるシステムの信頼性向上
既存ソフトウェア資産の継承
サービス提供の迅速化
システム開発・運用コストの削減
サービス品質の向上

ビジネスの概要と課題

システムが作られたのは、TCSB創業前のみずほ信託 銀行時代である。当時メインフレーム上で稼動していた信託システムをHPのUNIXサーバーによるオープンな分散環境に全面移行することで、新会社の業務基盤を構築したのである。すべての業務システムをオープン環境で構築した初めての信託銀行として誕生したのが、TCSBなのだ。その後の同行の発展を支えてきた基幹業務システムだが、10年を経てそのIT基盤を構成するハードウェアやOSの保守の更新時期が近づいていた。

「我々は、そのタイミングに合わせてIT基盤の抜本的な見直しを決断したのです」
10年の間にさまざまな課題が顕在化していた。大きな課題のひとつは、基幹システムを取り巻く状況の変化への対応である。業務の増大に伴い、パフォーマンスの確保、スピーディーなサービス展開、開発期間の短縮など、基幹システムに求められる要件は大幅に変化している。これらの変化に対応できる柔軟な仕組みが必要だった。

もうひとつの課題は、システムコストの削減である。システム投資比率の高い装置産業では、構築・運用のコスト削減が競争力に直結する。今後10年の競争力を確保するために、今まで以上に投資効率の高いIT基盤が求められていた。

もちろん、信頼性の確保も重要だった。顧客の資産を預かるカストディバンクの業務を支える高信頼のIT基盤の構築が課題だった。

「これらの課題をクリアし、次の10年間の使用に耐え得る基盤を作る。これが我々のミッションだったのです」

2010年1月、次期IT基盤構築プロジェクトがスタートした。

「あるべき姿」を検討、HP Integrity Superdome 2を導入

資産管理サービス信託銀行株式会社 IT・システム統括部IT企画 チーム次長 神山 利朗 氏
資産管理サービス信託銀行
株式会社
IT・システム統括部IT企画
チーム次長
神山 利朗 氏
プロジェクトは、事前検討から始まった。最新技術の調査と現行システムの分析を通じて、今後のシステムの「あるべき姿」を見極めていったという。検討作業は、6ヶ月間かけて進められ、その方針に基づき、新たなIT基盤構築の要件が定義された。システムの中核となるサーバーについては、どのような「あるべき姿」が描かれたのか。TCSBのIT・システム統括部IT企画チーム次長 神山 利朗氏にお聞きした。

「第一は、拡張性です。取引量が年々増えていく中で、トランザクションもデータ量も増加していきます。現状の業務だけではなく、5年後、10年後の需要にも柔軟に対応できることが求められていました」
従来のサーバーを上回る信頼性も「あるべき姿」のひとつだった。
「故障率が低いのは大前提ですが、それだけでは不十分です。万一障害が発生したときに備え、短時間で復旧できる仕組みも必要でした」

これらの要求に応えたのが、HP Integrity Superdome 2 だった。最新のインテル® Itanium® プロセッサー 9300 番台による処理能力と、従来製品の450%相当 注:HPによる筐体レベルの信頼性向上における設計目標)という驚異的な信頼性を備えたHPのフラグシップ・プラットフォームである。

まず拡張性。ここでiCAP(インスタント・キャパシティ)という独自の購入形態が威力を発揮する。物理CPUとその利用権を別々に購入することで、必要な処理能力がいつでも、迅速に増強できる仕組みだ。処理能力を増強するには、筐体にあらかじめ搭載されているCPUに対して、利用権を購入するだけでいい。その瞬間から当該コアが使用可能となる。

「これにより、今までCPUの追加に必要だった手続きや物理的な追加作業が不要になり、簡単な操作で需要変動に即応できます。これは大きなポイントでしたね」

そして信頼性。HP Integrity Superdome 2では、部品のモジュール化、冗長化を多くの部品で進めたことで、万一の場合でもシステムを停止させない機能が数多く実装されている。「既存の基幹システムはHP-UX上で構築されていましたから、そういう意味でも安心でした。既存の資産をリスクなく移行する環境として、HP-UXを搭載したHP Integrity Superdome 2はまさに最適な選択でした」

コスト削減効果も優れていた。iCAPでは、未使用のコアには課金されないため、初期導入コストを削減できる。さらに、HP Integrity Superdome 2では筺体内だけでなくネットワークで接続された別筺体にCPU利用権を移動させられる仕組み「GiCAP」(グローバル・インスタント・キャパシティ)が利用できるため、企業全体でライセンス費用を最適化できる。とくに、いままで高性能なシステムを休眠資産としてきたバックアップセンターでは、必要になったときに災害に遭った本番システムからCPU利用権を移動させてくる前提でシステムを構築できるため、コスト削減効果が大きいという。

「今回の試算では、年間で最大1.3億円というコスト削減が見込めました」
2010年10月、システムの中核サーバーとし HP Integrity Superdome 2の導入が決まった。さらに、個別の業務システムの処理能力と費用対効果を勘案し、HP BladeSystemでHP-UXを利用できるHP Integrity サーバーブレードも導入されることになった。高度な処理が求められる業務はHP Integrity Superdome 2に、それほど負荷が高くないものはHP BladeSystemに集約されることになったのである。


3つのフェーズで段階的に移行

新基盤の構築は、みずほフィナンシャルグループのシステムインテグレーター、みずほトラストシステムズが担当した。実際の作業は、リスク分散のため大きく3つのフェーズに分けられ、段階的に進められていった。第1フェーズは年金や投信のカストディーなどの商品系システム、第2フェーズはよりクリティカルな決済系システム、最後の第3フェーズは運用監視系システムである。

第1フェーズは、2010年10月にスタート。クライアント側のモジュールをアップデートし、その動作確認をした後にサーバーの移行を実施。2011年の12月に 行った移行作業では、事前に周到な準備を重ねたという。
「人的ミスをなくすために、何度も移行手順を訓練しました。お陰様で障害ゼロでした」(みずほトラストシステムズ 業務総括部次長 大津 州平 氏)

システム移行作業では、HPのエンジニアチームの貢献が大きかったという。

「独自開発のミドルウェア群も移行したのですが、他のハードベンダーだとこういう自社ミドルウェアはサポートしないところが多い。しかし、HPのエンジニアは我々と同じ現場目線で全面的に協力してくれたのです」

現在は、この第1フェーズの成果を踏まえ、2012年10月のリリースをめざして、よりクリティカルな決済系の第2フェーズの基盤構築が進められている。すべてのシステムが移行完了するのは、2013年の8月頃だという。
システムの概要を見てみよう。

第1フェーズと第2フェーズのメインマシンとしては、24コアCPUのHP Integrity Superdome 2が使われた。単一のHP-UX上にTCSB独自開発のミドルウェア群NICE(New Information System Concept on Evolutional Open Technology)が搭載され、その上で年金や投信など多くの業務アプリケーションが稼動している。

「NICEはメインフレームからのダウンサイジングの際に整備されたもので、メインフレームの技術を オープン環境で活かす仕組みです。HP-UXを基盤とすることで、実績のあるソフトウェア資産を継承できました」(みずほトラストシステムズ PT総括部調査役 山中 俊明 氏)。

第2フェーズの外部インターフェース系と第3フェーズの運用監視系では、HP BladeSystem(HP Integrityサーバーブレード)が用いられている。従来のラックマウント型サーバーを2つのブレードエンクロージャーに集約することで、 省スペース化とコスト削減を実現したという。

「ケーブリングもすっきりして、保守性も上がりました」(山中調査役)

もちろん、すべてシステムはクラスター化され、さらにバックアップセンターに待機系システムも準備されている。サーバー本体に加え、二重三重の冗長化を行なうことで、非常に高度な信頼性を確保しているのである。

株式会社みずほトラストシステムズ 業務総括部次長 大津 州平 氏
株式会社
みずほトラストシステムズ
業務総括部次長
大津 州平 氏
株式会社みずほトラストシステムズ PT総括部調査役 山中 俊明 氏
株式会社
みずほトラストシステムズ
PT総括部調査役
山中 俊明 氏

資産管理サービス信託銀行様 システム概念図

資産管理サービス信託銀行様 システム概念図

[拡大画像を表示] このリンクをクリックすると、新しいウィンドウが開きます

さらなる発展に向けて

最後に、プロジェクトを推進してきたキーマンの方々に一言ずつコメントをいただこう。

最初に、大津次長から。

「HP Integrity Superdome 2とHP Integrityサーバーブレードによる今回のIT基盤は、拡張性に優れているため、新しいニーズにすばやく、そしてリーズナブルなコストで対応することができます。お客様ニーズへのすばやく、きめ細かな対応を求められている信託銀行の業態に非常にマッチしていますね」

山中調査役は、HP Integrity Superdome 2に使われているマグネシウム合金のファンが印象的だったという。
「壊れないサーバーを実現するために、こういうバックグラウンドの部分にも目を配るのが、真のハードウェアベンダーなのだと思いました。HPのハードウェアの信頼性がこれからも我々のシステムを支えてくれるでしょう」

神山次長は、プロジェクトにおけるHPの対応を高く評価する。
「我々からの無理難題に対して、嫌な顔をせず、フットワーク軽く対応してくれて、とても感謝しています。こういうパートナーシップが今回のプロジェクトを成功に導いたのだと思います」

最後に、芝原部長のお言葉をいただこう。

「HPは、サーバーハードウェアだけではなく、ソフトウェア、ネットワーク、ストレージなどをまたがる技術基盤を確立した数少ないベンダーです。これらを連携するHPの技術が、さらに価値あるソリューションを生み出すでしょう。期待しています」

次の10年に向けて。挑戦を続けるTCSBをHPの技術が支えている。

資産管理サービス信託銀行株式会社 システム推進部部長 芝原 毅 氏
資産管理サービス信託銀行
株式会社
システム推進部部長
芝原 毅 氏

会社概要

資産管理サービス信託銀行
所在地: 東京都中央区晴海1丁目8番12号 晴海トリトンスクエア タワーZ
代表者: 代表取締役社長 前田 仁
資本金: 500億円
URL: http://www.tcsb.co.jp/ このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

株式会社みずほトラストシステムズ
所在地: 東京都調布市国領町8-2-15
代表者: 取締役社長 青蛛@裕史
資本金: 1億円
URL: http://www.mhts.co.jp/ このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

事例キーワード

業種: 金融資産管理、サービス
ソリューション: データベース、マイグレーション
製品: HP Integrity Superdome 2、BladeSystem BL サーバー
ソフトウェア: HP-UX
  本ページに記載されている情報は取材時におけるものであり、閲覧される時点で変更されている可能性があります。予めご了承下さい。  

お問い合わせ

印刷用画面へ印刷用画面へ
プライバシー ご利用条件・免責事項