HP Moonshotサーバーを活用して展開される
serverCONDO™のビジネス

「Moonshotを目にして、当社のビジネスモデルが花開くのを心から感じ始めました。HP Moonshotサーバーは、これまでのいずれのサーバープラットフォームよりも小型で、シンプルで、エネルギー効率が高く、占有面積の小さいサーバーです」

serverCONDO Hosting社社長
John Brown氏

 

serverCONDO Hosting, Inc.は、ニューメキシコ州アルバカーキに本拠をおき、ワールドクラスの専用サーバーホスティングをグローバルな業界に提供している新興企業です。年中無休のカスタマーサポートを設け、カートリッジベースのサーバーテクノロジーを活用するserverCONDO™では、HPのテクノロジーを活用して、競合ソリューションと比べエネルギー消費を89%削減したホスティングソリューションをお客様に提供しながら、99.999%のアップタイムを保証しています。

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業界

インターネットインフラストラクチャ
/クラウドホスティングテクノロジー

目的

  • 急速な拡大、低いTCO、環境に優しい拡張性を実現する新しいサーバーホスティングビジネスモデルの設計

アプローチ

  • HPと連携して、新登場のMoonshotサーバープラットフォームによって次世代インターネットビジネスにもたらされる価値を検証する

ITの効果

  • サーバー1台あたり1分未満の配備時間を実現 (45台のサーバーで30分未満)
  • 従来型の汎用サーバーと比べてハードウェアの占有面積を80%削減
  • プラグインサーバーカートリッジの使用により、ラックマウント型に比べて、メンテナンスと修理の簡素化を実現
  • コンパクトサイズのサーバー (45台のサーバーを4.3RUに収容) によってグローバルビジネスのための基盤を構築

ビジネスの効果

  • 標準サーバーと比べてエネルギー消費を80〜90%削減した専用クラウドホスティングプラットフォームを実現
  • 低いTCOと競争力のある顧客提供価格により業務の拡張を強化
  • クラウドのさらなる成長に対するビジョンを示し、環境に優しいホスティングサービスの姿を提示
  • 将来ロードマップ製品も含め、特定用途に合わせて作られた新しいカートリッジサーバーにより、今後もスムーズに拡張が可能
 

クラウド戦争

「クラウド」はパーソナルメディアストレージからエンタープライズアプリケーションサービスまでのあらゆる用途に応える技術であると見なされていました。ただ、クラウドが実際に成功したことで問題が生まれました。今日、これらのサービスの基盤となっているサーバー、ストレージ、およびサポートインフラストラクチャの消費するエネルギーは膨大な量となっており、クラウドは、国単位で換算すると、世界第5位の電力消費国になっています。※1

サーバーホスティングビジネスの新興企業であるserverCONDO Hosting社社長のJohn Brown氏が、同社のビジネスを支える技術を選択するときに考慮するのはこのことです。

Brown氏は語ります。「従来型サーバーのマザーボードを見ると、USBポート、ビデオポート、オーディオポート、PCIポートという、いずれもクラウドサーバーでは必要のない装備に、カネ、時間、エネルギーが費やされています。当社は、汎用サーバーを利用してビジネスを構築することで、二酸化炭素排出量を増やすつもりも、高額の電気料金を負担するつもりもありませんでした」

Brown氏によるとserverCONDO™の概念はシンプルです。「当社は、データセンターに設置したサーバーをレンタルして、お客様が任意の目的に使用できるグローバルマーケット向けのサーバーホスティングビジネスを始めようとしていました。e-コマース、データベースバックエンド、Webサーバーなど任意の理由でWebサイトを必要とする事業者や、他の事業者にサービスを販売するWebデザイナーやデベロッパーをターゲット顧客と考えました。お客様がインターネット上でビジネスを展開するための場所を当社が提供し、お客様はここにアクセスして独自のスペースを作るのです」

※1「The Cloud Begins with Coal:Big Data, Big Networks, Big Infrastructure and Big Power」Digital Power Group社CEO、Mark P. Mills氏、2013年8月、p. 15


 

Villa、Townhouse、それともStudio?

Brown氏とserverCONDO™チームにとって、サービスをお客様に提供するにあたり最も重要な要素は信頼性です。「当社のお客様は、インフラストラクチャと安定したサービスの提供を当社に期待されています。このことから、当社のインフラストラクチャはシンプルでなければならないと私は考えています。複雑であれば、障害も発生しやすくなるからです」

ビジネスの原動力となるインフラストラクチャとして、Villa、Townhouse、Studioという3つのレベルのサービスが混在するサーバーラックを構築するために、チームでは、多数のプラットフォームをテストして、serverCONDOのビジネスモデルに最適なプラットフォームを特定しました。「当社は、ブレードサーバー、マイクロブレード、2U以上のラックユニットのサーバー、1Uラックユニットのサーバーなど、さまざまなプロトタイプ構成の複数のラックを組み上げました」とBrown氏は回想します。

複雑さ、ケーブル接続、および発熱の観点で、ブレードと2U以上のラックユニットのサーバーには問題がありました。そこで、Brown氏とserverCONDOチームは、インテル® Atom™プロセッサーベースの1Uラックユニットのサーバーを採用しました。「フォームファクターには多くの不満がありましたが、出費に見合う価値があったため、この方針を進めました」とBrown氏は語ります。


 

市場の流れを変えるテクノロジー

HPがMoonshotシステムのニュースリリースを出したのは、ServerCONDOがプラットフォームを構築する最中でした。Moonshotは特定用途に合わせて作られたモジュラーサーバーカートリッジを基にして、サーバーインフラストラクチャをデザインし直していました。「当社は、HPによるMoonshotに関する取り組みについて知り、いてもたってもいられず、Moonshotが当社のビジネスのアーキテクチャー基盤となるかどうかを確認したいと考え、さっそくメールを出しました」とBrown氏は続けます。「1日と待たずに返事が届きました」

Brown氏とserverCONDOチームは、HPとserverCONDOが同じ課題を検討していたことを知りました。「私たちは一切の無駄のないプラットフォームを探していました。標準的な汎用サーバーに備わっているあらゆる機能をそぎ落としたプラットフォームです。Moonshotなら、必要な機能だけが手に入り、不要な構成部品は一切装備されていません」


 

新しいビジネスモデル

serverCONDOにとって不要な要素の1つは、高温で電力消費が多く複雑なサーバーを収容したラックでした。Brown氏はこう述べています。「当社のプラットフォーム用に検討していた一般的なサーバーは1Uラックユニットで55〜60ワットを消費します。しかしこれでは、サーバーに供給する電力と廃熱のクーリングのための費用が深刻な問題になりかねませんでした」

serverCONDO社から相談を受けたHPでは、さっそくベータテストプログラムを開始しました。「HPは、Moonshotを当社のビジネスに活用する方法について非常に徹底して具体的な情報を提供してくれました」とBrown氏は語ります。このシステムをしばらく使用したうえで、Brown氏およびserverCONDOチームでは、ビジネスモデル全体をHP Moonshot上に構築することを決定しました。

「Moonshotを目にして、当社のビジネスモデルが花開くのを心から感じ始めました」とBrown氏は語ります。「HP Moonshotサーバーは、これまでのいずれのサーバーよりも小型で、シンプルで、エネルギー効率が高く、占有面積の小さいサーバーです。ビジネスの観点からすると、この特徴は、商品原価の削減につながります。したがって、高い競争力を持つ製品を当社のお客様に提供でき、お客様印象全般を向上させることができます」


 

89〜90%のエネルギー効率向上

ライバルの多いサーバーホスティング市場になぜ今参入するのかと懐疑的な声に、Brown氏は、serverCONDOには重要な差別化要因があると答えます。「当社のビジネスモデルはMoonshotを基盤としているため、競合他社と比べてエネルギー効率が89〜90%改善されていると宣伝しながら参入できます。このことは、環境の観点から多いに訴求力を持つと考えます」

Moonshotソリューションは、serverCONDO社のチームがこれ以前にテストした低消費電力のAtomベースのマシンと比べてサーバー1台あたり50%以上効率的であることが実証されました。Brown氏は次のように説明します。「Moonshotにデータを格納し、独自のテストを実施して、各カートリッジの電力消費率が20ワット台にあることを確認しました。これは、市販されているAtomベースの1Uラックユニットシステムのうちで最も効率の良いシステムによる消費電力と比べても半分未満の消費率です」


 

サーバー1台あたりの配備時間1分未満

Brown氏とserverCONDOチームにとって、Moonshotシステムを選択することは、運用費用の抑制も意味します。「45台のサーバーを収容したMoonshotシャーシを30分未満で配備できました」とBrown氏は語ります。「この間に開梱、ラックへの配置、電源の投入、ケーブル接続、およびネットワークへの接続を行いました。旧来方式の1Uラックユニットのサーバーモデルでは、このように素早い作業は不可能です。PXEBOOTまたは同様のプロセスによるOSイメージのロードも簡単です。一般的なカートリッジは、20分未満でCentOS 6をロードできますが、そのほとんどが、インストールスクリプトとイメージサーバーからのデータ転送に費やされます。この時間は短縮できると考えています」

将来、サーバーの交換を必要とするときにも、serverCONDOには運用効率という優位性があります。「もしカートリッジが故障しても、新しいカートリッジを起動してOSイメージをロードするだけで済み、お客様はバックアップからリストアできます。データセンターに足を運ぶことも、ドライバーを回すこともなくこれらすべての作業を行えます。お客様環境はすぐに割り当てられ、その後我々は交換用カートリッジを設置するだけです。ラックネジも、ケーブル接続も不要の誰にでもできる簡単な作業です」


 

拡張性のあるグローバルソリューション

serverCONDOは拡張が計画されていますが、Moonshotによって、Brown氏とserverCONDOチームには、最小の立ち上げコストで世界各地にサーバーファームを立ち上げる柔軟性がもたらされます。「Moonshotのフォームファクターと配備の容易さは、世界中のどんなデーターセンターにも、10台のシャーシを迅速に設置し、450台のサーバーをほとんど瞬時に稼働できることを意味します。旧来方式サーバーに必要な巨大なフロアスペースを借りる心配をする必要のないMoonshotは、迅速な拡張と成長を助ける驚愕のソリューションです」とBrown氏は語ります。

低消費電力、高効率のインテルAtomプロセッサーを搭載したMoonshotサーバーカートリッジを採用することで、Brown氏およびserverCONDOは独自性を持ちながら、環境に優しいクラウドビジネスを他社にさきがけて切り開こうとしています。

「Moonshotは、大きな破壊力を持ったテクノロジーです」とBrown氏は評価します。「クラウドはすでに非常に重要な存在になりました。クラウドに保管する写真、ビデオ、アプリケーションが増えると、これらすべてのデータを処理する機能が必要になり、より多くのサーバーが必要になります。しかし、この大量のデータは、従来型の汎用サーバーを増やすことでは処理しきれません。そのため、当社はMoonshotを基盤として業務を行うことを決断したのです」


 

会社概要

serverCONDO Hosting社

serverCONDO Hosting, Inc.は、ニューメキシコ州アルバカーキに本拠をおき、ワールドクラスの専用サーバーホスティングをグローバルな業界に提供している新興企業です。
年中無休のカスタマーサポートを設け、最先端のサーバーテクノロジーを活用するserverCONDO社では、競合ソリューションと比べてエネルギー消費を89%削減したホスティングソリューションを顧客に提供しながら、99.999%のアップタイムを保証しています。
国内に敷設した10GB光波ネットワークによって国中の主要インターネット相互接続、ピアリング、およびトランジット施設に接続されます。同社のネットワークは、40GBおよび100GBのネットワークインターフェイスのサポートなど、急速な拡大に対応する予定です。帯域幅の上限はなく、帯域幅使用率に応じた追加課金もありません。同社の顧客は、10、100、1000Mb/sの速度の全二重かつ制限のないインターフェイスを利用できます。追加料金は発生しません。


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