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導入事例

NASDAQ 証券取引所

HP Integrity NonStop サーバー

アドバンテージ
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HP NonStop サーバで電子市場の継続稼動を実現する NASDAQ 証券取引所

1971 年、Nasdaq (National Association of Securities Dealers Automated Quotation System:以下NASDAQ) と呼ばれる新参市場が、証券取引のための自動電子市場を打ち出し、従来の証券取引に果敢に挑戦しました。NASDAQは、通常の取引所の厳格な上場基準を満たすことのできない、ハイリスクで小規模な企業向けの公開市場としてスタートし、店頭株で急成長する市場に、必要とされる秩序をもたらしました。現在、NASDAQは、1 日平均 10 億株を取り扱い、世界で最も成長の著しい株式市場となっています。かつてベンチャー企業であった Intel、Microsoft、Cisco、3Com、MCI WorldCom などの企業は、育ての親ともいえるNASDAQに今なお株式を上場しています。NASDAQでは、中心となる株式売買処理、レポーティング、照合、およびスイッチイングの各機能を HP NonStop サーバ上で行い、その革新的な電子市場の稼動を停止させることなく継続し続けています。
導入事例
ベネフィット
  NonStop サーバで稼動するコア アプリケーション
  NASDAQ証券取引所のソリューション
  可用性と拡張性が最重要要件
  長年のパートナー関係が育む信頼
  NASDAQ証券取引所におけるテクノロジーの強化

事例キーワード

業種: 金融業
ソリューション: ビジネスコンティニュイティ
製品: HP NonStopサーバ

ベネフィット

  • ビジネスクリティカルな目標を達成可能にする連続可用性
  • 爆発的な増加を見せる市場規模に対応するキャパシティ実現のための拡張性
  • ソフトウェア プロセスのオンライン複製による稼動中のロード バランシング

NonStop サーバで稼動するコア アプリケーション

NASDAQには 5,500以上の銘柄が上場しており、平均的な日で、およそ 550,000 取引、およそ 10 億株を取り扱っています。従業員数が 10 名に満たない小規模な独立系ブローカ / ディーラから、国際的に名の知れた大規模なフルサービスのブローカ / ディーラまで、7,000 を超す会員がNASDAQのシステムにアクセスし、値付けや売買を行っています。そして、NASDAQのシステムは、オンライン トレーティングや投資家の急増を後押しする堅調な経済のおかげで年間 35 % の成長を続ける市場を支えています。これだけの売買高を処理するという責務を持つNASDAQ証券取引所では、俊敏性と堅牢性の両方を満たす必要があります。

「俊敏性」は、まさにNASDAQのビジネス構造の中に組み入れられています。スペシャリストを擁する従来の株式取引と一線を画しているのは、その構造の特性です。NASDAQのエグゼクティブ バイスプレジデント兼 CIO (最高技術責任者) である John Hickey 氏は次のように説明しています。「スペシャリスト方式では、一銘柄の取り扱いを1 人のスペシャリストが一手に引き受けます。しかし、ここNASDAQでは、毎日、最高 70 人の異なるマーケット メーカーが資金を提示してその株の取引を行います。このため、NASDAQ証券取引所では他の市場よりはるかに高い流動性が実現されています。」
「堅牢性」は、パワフルな NonStop K シリーズおよび S シリーズ システムが実現しています。総プロセッサー数は、台数を伸ばしつつあるNonStop S72000 サーバを含めて、356 プロセッサーとなっています。会員が相場を取得したり売買のために NASDAQ システムにアクセスすると、そのリクエストは必ず NonStop サーバによって適切なアプリケーションに振り分けられます。

また、Small Order Execution システムと SelectNet システムも NonStop サーバ上で稼動されています。Hickey 氏は次のように説明しています。「Small Order Execution System を使用すると、トレーダは端末で簡単な入力を行うだけで、1,000 株までならどの株でも市場の最適値で実行できます。注文はリアルタイムに自動で実行されます。より大規模な取引のためには、オンライン画面での交渉と売買が可能な SelectNet システムを使用することで、株数、一部売買への関心、交渉の希望を指定することができます。」

NASDAQでは、その他の極めて重要なアプリケーションも NonStop サーバで稼動しています。売買取引が市場に入力されると、常にシステムがオンライン照合を行い、両者が正しい情報を入力したことを確認します。両者間で不一致がある場合には、”ブロークン トレード” として、即座に両者に通知されます。Hickey 氏は次のように説明しています。「通常の取引市場では、”ブロークン トレード” かどうかは、National Securities Clearing Corporation によって夜間にその取引が消去されるまで知りようがありません。NASDAQのシステムでは、その情報が電話で通知され、問題を即座に解決することができます。」


NASDAQ証券取引所のソリューション

NASDAQでは、合計で 326 プロセッサーの HP NonStop システムを、コネチカットにある本番サイトとメリーランドにあるバックアップ サイトの間で共有し、その電子市場を継続稼動しています。
引合いや売買注文をNASDAQのシステムが受け付けると、その注文は 12 プロセッサー構成の NonStop K20000 サーバによって適切なアプリケーション システムにスイッチされます。増加するトラフィックに対応するため、現在 NonStop S72000 サーバで 2 つめのスイッチ システムを構築中です。

また、Small Order Execution System と SelectNet システムも NonStop S シリーズ サーバ (NonStop S72000 サーバを含む) 上で稼動されており、オンライン トレード照合とレポーティングのためのアプリケーションを実行しています。


可用性と拡張性が最重要

NASDAQ証券取引所でシステムのダウンタイムは許されません。Hickey 氏はこう言います。「たとえば、Microsoft 株の 1 万単位株の取引の最中にシステムが完全にダウンしたとすると、常に変動する市場においてその損害は甚大なものになります。システム停止による被害がどの程度になるかを予測することさえ難しいほどです。きっと測り知れない額になるでしょう。NASDAQ証券取引所が連続可用性を確実に確保するためにこれだけの措置を講じているのはこのためです。」とHickey 氏は付け加えました。

株式市場を運用するための最重要要件は、NonStop サーバの可用性と拡張性であると、Hickey 氏は言います。「NASDAQ証券取引所の取引システムは、市場が開いている間、常に稼動していなければなりません。1982 年にその可用性を評価してこのプラットフォームを採用して以来、NASDAQではさらに高速な新機種が開発されるたびに、新しい NonStop サーバに移行してきました。ダウンタイムを生じることは断じて許されないためです。」
NASDAQは、HP が採用しているのと同じ方法で、つまり、アプリケーション レベルで測定しています。Hickey 氏は次のように説明しています。「取引を行う 1 日において、処理にかかる秒数の総合計に、取引に使用する端末台数の 7,000 を乗じます。トレーダがいかなる原因にせよダウンタイムを経験すると、その分だけ顧客側から見たシステム可用性が低下します。NASDAQのシステム可用性が 99.999 % といっても、この数字は、顧客の気にするところではありません。顧客の関心は、市場の取引時間中にシステムが使用できたかということなのです。」
取引用端末からネットワーク、そして HP サーバまでのシステムのあらゆる部分が測定の対象となっています。Hickey 氏はこう述べています。「1998 年の時点での私たちの目標は、全システムで 99.75 % の可用性を実現することであり、実際には 99.86 % を達成しました。1999 年の目標は 99.80 % でした。今後もこの数字を高めていくことができると考えています。」NASDAQ史上最も売買高の多かった 1999 年 4 月 14 日には、14 億を超える株式が取引されましたが、NonStop サーバは支障なく稼動を続けました。

Hickey 氏によると、拡張性もまた、NASDAQにとってはクリティカルな要件であると言います。Hickey 氏にとって、拡大する市場要件を満たす十分なキャパシティを確保することが、現在取り組んでいる最大の課題となっています。「NonStop サーバの利点の 1 つに、システムのリニアな拡張性があります。ニーズに応じた拡張が可能であるということは、我々のミッションクリティカルな目標を満たす上できわめて重要でした。Hickey 氏は、部分的に不均衡な負荷の増加を、ソフトウェア プロセスの複製によって緩和する方法は NASDAQ にとって非常に有益である、と付け加えます。「これは、システムのバランスを維持しようとする場合、特にブローカ / ディーラからのトランザクション数が予測できない場合に重要となります。」


長年のパートナー関係が育む信頼

18 年間は長い期間です。この長きにわたって、NASDAQでは中核となるメッセージング、トレーティング、およびレポーティングの各アプリケーションを NonStop システム上で稼動してきました。NASDAQのエグゼクティブ バイスプレジデント兼 CTO (最高技術責任者) である John Hickey 氏は次のように語っています。「システムはダウンしない、と我々は考えていると言えるでしょう。私の知る限りでは、NASDAQのシステム要件を満たす大規模コンピュータ プラットフォームは、NonStop システムの他にはありません。NonStop システムのパフォーマンスは卓越しています。」

Hickey 氏は、さらに HP のワールドクラスのサポート サービスも高く評価しています。「HP とは非常にすばらしい戦略的パートナー関係を維持しています。現場の HP スタッフには、わが社の正規従業員と同じくらい熱心に作業していただいており、彼らは私たちのファミリの一員です。彼らは、今後もすばらしいサポートで NASDAQ を支援してくれるでしょう。」


NASDAQ証券取引所におけるテクノロジーの強化

現在、200 万行のコードを含むおよそ 20 のアプリケーションが、NASDAQに導入された NonStop サーバ上で稼動されています。そして、これらの数字は、ほどなく増加する予定です。「今まさに新しいシステムを追加しているところです。アメリカ証券取引所を買収し、我々が ”Amex Book” と呼んでいるアプリケーションを開発するためです。新たに開発するこのシステムは、NonStop サーバで稼動することになります。現行のプロセッサー数、サポートされるアプリケーション数、そのコード数は、おそらく約 20 % 増加することになります。」Hickey 氏はこのように説明しました。

NASDAQでは、近い将来に予測されるトレーディング 数の増加に対応するキャパシティを追加する必要があります。また、1 日あたり 20 億株の取引を可能にするテクノロジー センタの構築に向けてすでにシステムの準備を開始しており、さらに 2 年以内にそのキャパシティを 2 倍にする予定です。Hickey 氏はこう言っています。「長期的には、1 日あたり 80 億株の取引を想定しています。そして、HP と NonStop サーバは、これらの桁違いの拡張にも十分対応可能であると確信しています。」

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