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株式会社トヨタマップマスター様

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トヨタマップマスター トヨタマップマスター
ドライブにカーナビゲーションが不可欠になるにつれ、その上で利用されるデジタル地図へのニーズは年々多様化している。しかし、基本的なニーズは、最近開通した道路などもきちんと表示してくれる地図の“鮮度”である。カーナビゲーション用デジタル地図 の分野で、業界トップの座を走り続ける株式会社トヨタマップマスターでは、こうしたニーズに応えるため、デジタル地図の基礎となる地図データベース編集システムを抜本的に見直すことを決定。地図編集で利用するアプリケーションの再設計と同時に、基盤となるプラットフォームを全面的に64ビット環境へ移行し、処理能力を画期的に進化させることで、地図データベースの品質と更新頻度を向上させる挑戦をスタートさせようとしている。このシステムの中核として選ばれたのが、64ビットサーバーとして多くの実績を持つHP Integrity サーバーとネットワークストレージのHP Storage EVA 5000、そして64ビット対応のWindows Server 2003、SQL Server 2000という構成だった。
関連情報
  HP Integrity rx7640
  HP Integrity rx4640
  HP Storage EVA 5000
  Windows Server 2003

業務風景

ビジネスの背景


カーナビ用デジタル地図の分野でトップシェアを誇る


目的地を設定するだけで、行きたい場所までのルートを素早く探し出し、正確に示してくれるカーナビゲーション(以下、カーナビ)は、今や、ドライブになくてはならない存在になっている。また最近では、目的地までのルートを携帯電話で案内する歩行者ナビゲーションのサービスも始まっている。こうした各種ナビゲーションを提供するうえで、現実の道路や交差点、建物などの位置や大きさを忠実に描き出し、さらには膨大な企業、施設、店舗、ランドマークなどの付加情報を提供するのがデジタル地図だ。
株式会社トヨタマップマスターは、「安全、安心、環境」をキーワードに、デジタル地図の基盤となる地図データベースの情報収集から制作、販売までを手掛ける業界トップ企業。国内カーナビ用のデジタル地図では、2003年度の実績で、実に50%を超える圧倒的なシェアを誇っているのだ。
デジタル地図の分野で、現在、大きなテーマとなっているのは、提供する地図情報の“鮮度”と“精度”をいかに向上させるかということである。
「以前であれば、最近できた道路が地図になくても、『ああ、載ってないのか』で済んでいました。しかし、現在では『地図が古い、地図が間違っている』という評価を受けてしまいます。新しくできた道路や建物などをいかに素早く地図に反映し、カーナビメーカーなどへ提供できるかは、地図データベース業界においてビジネスの勝敗を分ける重要な要素となっています」。第1技術部部長の難波博氏は、新編集システムへの移行を決断した背景をこう語る。

コンテンツ開発部 兼 第1技術部 部長 難波 博氏
コンテンツ開発部 兼 第1技術部
部長 難波 博氏
 
地図データベースの制作は大まかに以下のような流れとなる。まず、現地調査で道路やその周辺の最新情報を入手し、これを基に正確なデジタル地図をCADで作成し、住所や電話番号、主要ランドマーク、建物に入っているテナントなど検索で利用する情報と地図の位置情報とを関連づけする編集作業を行う。その後、納品処理、出荷判定会議という2段階の厳重な品質確認プロセスを経て顧客に対して提供されるデジタル地図の更新は現状では年2回のペースで行われており、これをよりスピードアップしたいとトヨタマップマスターでは考えていた。デジタル地図の更新頻度を上げたいというニーズの一方で、地図に盛り込むべき情報は増加の一途をたどっている。この相反する課題を解決するには、従来の制作プロセス上の非効率を抜本的に改善するためのアプリケーションの再構築 と、システムの大幅な処理能力向上が必要だった。

システムの課題


可用性、拡張性、信頼性を求めシステム基盤を64ビット化


第1技術部 課長 大崎 新太郎氏
第1技術部 課長
大崎 新太郎氏
地図情報の更新頻度向上を実現させるには、現状の業務プロセスとシステムの処理能力が大きな壁に。
「地図データベース制作にかかる期間を短縮するうえで、ポイントとなるのは編集と納品処理の工程です。これまでも、プロセスの見直しやチェック作業などで使うアプリケーションの改良、ハードウェアの更新などを随時実施してきました。しかし、従来のプロセスとシステムではスピードアップに限界が見えていたのです」と 新編集システム構築プロジェクトの責任者である第1技術部課長の大崎新太郎氏は語る。システムの処理能力の面で大きな問題となっていたのは、地図データべースへのアクセスに時間がかかること、そしてデジタル地図は道路や地図の背景、物件情報など大量の情報が組み合わさっているため画面をスクロールさせるような単純な操作でもレスポンスが悪いことだった。特に約100人にも及ぶ編集担当者が同時にアクセスするような高負荷時には極端にレスポンスが低下していた。また、納品処理の工程でチェックを行うために夜間走らせるバッチ処理に時間がかかることも期間短縮の壁になっていたのである。
「32ビット環境の限界でした。そこで、データベースの画期的な性能向上を実現するために、広大なメモリ空間が利用できる64ビット環境へ、ハードウェアはもちろん、OSやアプリケーションのレイヤーも含め、完全に移行することにしたのです」と大崎氏。編集システムは地図データベース制作の中核をなす。これを64ビット化することで、メモリやキャッシュから素早くデータを読み出し、編集作業の生産性向上を図ろうとしたのである。
新編集システムでは、こうしたテーマに加え、日中は編集作業、夜間はチェックのためのバッチ処理と24時間稼働し続けることのできる高い信頼性、そして今後も増大するデータ量に対応できる拡張性についても充分に考慮することにした。「目標は、将来にわたって、今後10年は使える当社のシステム基盤を構築するということでした」

システムの構築


64ビット化によるパフォーマンス向上を狙い、
HP IntegrityサーバーとWindows Server 2003を選択


第1技術部 主任 田畑 秀明氏
第1技術部 主任
田畑 秀明氏
 
システムの機器構成を選定するうえで、最も重視したのは、いかに高いパフォーマンスを実現できるかということ。その意味で、高負荷時にもパフォーマンス低下が少ないItaniumプロセッサーを搭載したサーバーは大きな魅力となった。加えて、いかにスムーズに移行を完了できるかという点も重要なポイントだった。
「既存の編集システムでもHPのサーバーとストレージを利用しており、この実績を高く評価しました」と、新編集システムの構築で機種選定に当たった第1技術部主任の田畑秀明氏は語る。「これまでに大きなトラブルはなく、細かい障害が発生した際のサポートでも、HPのエンジニアの高い技術力に安心していられましたから」。こうした製品と技術の実績を買われ、新編集システムの中核として真っ先に検討対象となったのが、インテル®Itanium®プロセッサーを搭載したHP Integrityサーバーと先進のネットワークストレージHP Storage EVA 5000、そして64ビット対応のWindows Server 2003、SQL Server 2000 Enterprise Editionという組み合わせだった。

しかし、カタログスペックどおりに、64ビット環境ならではのパフォーマンスが実現できるかを事前に確かめておきたいと大崎氏たちは考えていた。「この点、HPの『Itaniumソリューションセンター』の存在は、大きな安心感を提供してくれました」と大崎氏は振り返る。同センターは国内初のItaniumプロセッサー搭載サーバー総合検証施設であり、システム移行を検討するユーザ、パートナー、ISVに対して豊富な機器設備と技術サポートを無償で提供している。
大崎氏たちは、同センターに600GBにものぼる実データを持ち込み、約1週間かけて実証テストを実施した。このテストに際して、HPは環境構築の支援やテストの実施方法に関してのアドバイスなどを提供。課題の1つであったバッチの多重処理においては2倍近いパフォーマンスアップを確認できたという。「テスト環境を自分たちで構築するという手間が省けた点でも、明確な導入根拠を示せる数値データを得られたという点でも、非常に助かりました」と、大崎氏はItaniumソリューションセンターの存在を評価する。
2004年8月にハードウェアが導入され、現在は来年のカットオーバーを目指し、大崎氏たちの手によってシステム開発作業が進んでいる。新編集システムに対する社内の期待は大きい。「地図データベース更新の頻度が向上することで、 “鮮度”の高い地図をお客様に提供できます。また、生産性が向上することで、コストダウンも図れると考えています」と難波氏。

今後の展望


ITSに向かってますます広がる地図データベースの活用をHPの技術が支える


現在、同社の地図データベースの用途は、主に自動車や個人が利用するナビゲーション用デジタル地図に向けられているが、今後は、マーケティングデータなどと地図情報を連携させるGIS(地理情報システム)への応用も視野に入っている。「デジタル地図はソフトインフラと言われ始めています。生活の身近なところで、またビジネスでも、無くてはならないものとなると思います。」と難波氏たちの夢は広がる。さらに、道路と自動車、そして人とをネットワークで結び、自動車利用の安全性や利便性などを大幅に引き上げるITS(高度道路交通システム)の実現にも、地図データベースは大きな役割を果たすことになる。
こうしたさらなる進化の道を進む地図データベースでは、今後も、ますます処理すべき情報の量は増えていく。「従来のシステムでも実施してきたように、ハードウェアのパフォーマンスアップは今後も随時行っていかなくてはならないでしょう。その意味で、HPの技術力とサポート力には、これからも期待したいですね」と難波氏。HPは地図データベースの未来をこれからもサポートし続けていく。
システム構成

株式会社トヨタマップマスター概要

 
所在地: 名古屋市中村区名駅南二丁目14番19号 住友生命名古屋ビル7F
代表取締役社長: 田中 敏久
資本金: 4億8000万円(2004年6月1日現在)
従業員数: 214名(2004年6月1日現在)
設立: 1998年
事業内容: ・ナビゲーションシステムの商品企画、開発
・ナビゲーションシステム用地図データ、関連地図データの企画、調査、制作、販売
・地図データの記録媒体の制作、販売
URL: http://www.mapmaster.co.jp/ このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。
 

  本ページに記載されている情報は 2004年10月時点のものになります。 閲覧される時点で変更されている可能性がありますので、予めご了承下さい。   
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