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JCBが、財務会計システムを高速化データベース専用機を上回る投資対効果を達成

株式会社ジェーシービー様

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HP SuperDBを採用しOracleデータベースを高速化
仮想化によりミッションクリティカル環境でのシステム統合を実現

「HP SuperDBは既存システムの最大9倍、平均で5倍のパフォーマンスを発揮することがわかりました。この性能は今後5〜6年間を支えていく上では十分と言えるものでした。さらに、稼働実績が証明する高信頼性、2022年までのサポート、JCB標準の運用基盤やノウハウがそのまま適用できるなど、トータルスコアでHP SuperDBが垂直統合型システムを上回りました」

株式会社ジェーシービー
システム本部 業務システム開発部
経営情報システムグループ
副主査 森川朋紀氏
チャレンジ
ソリューション
ベネフィット
会社概要
PDF (1.45MB)

株式会社ジェーシービー

「システム要件に見合った最適なインフラ」とは
JCBが、HP SuperDBを採用しOracleデータベースが稼働する2つのミッションクリティカルシステムのインフラを刷新した。トランザクションの急増に応える高速化を実現するとともに、構築から5年以上の稼働を見通したスケーラビリティを確保。ミッションクリティカルな業務を支えるデータベース環境において、垂直統合型システムを上回る投資対効果を実証した。

目的

アプローチ

フランチャイジー79社に対する日次の仕訳データ配信を担う「仕訳エンジンシステム」および、統合会計パッケージEBSにより構築された「経営情報支援システム」のインフラ刷新。年率15%のペースで増加するトランザクションに対応できる高速化を実現する。
 
ビジネス要件に見合った十分な性能を見極めつつ、構築から5年以上の稼働を見通したスケーラビリティを確保。JCB標準の運用基盤を適用し、ミッションクリティカルな業務を支える高信頼なデータベース環境を構築する。

ITの効果

ビジネスの効果

HP SuperDB(HP Integrity Superdome 2およびHP 3PAR StoreServ 10400のリファレンス構成)により従来比最大で9倍の処理性能を実現
HP-UXの仮想化テクノロジーvParsを利用しHP Integrity Superdome 2上に「仕訳エンジンシステム」と「経営情報支援システム」を統合
SSD搭載HP 3PAR StoreServが処理性能向上に大きく寄与
JCB標準の運用基盤上で従来の手順を変更することなく新システムを運用
HP SuperDBがデータベース専用機を上回る投資対効果を実現
ビジネスの成長に余裕をもって応えるシステム基盤を実現
JCB標準の運用基盤と運用手順・ノウハウ等の投資保護が可能に

チャレンジ

年率15%の成長を支えるシステムへの刷新

株式会社ジェーシービー システム本部 業務システム開発部 経営情報システムグループ 副主査 森川朋紀氏
株式会社ジェーシービー
システム本部
業務システム開発部
経営情報システムグループ
副主査
森川朋紀氏

JCBは、会員数8,228 万、年間取扱高15 兆5,990 億円を誇る国内クレジットカードの最大手として知られる。世界190 ヵ国に取扱店契約数が2,463件と、海外でも安心して利用が可能だ。「JCBカード」はクレジットカードにおける5大国際ブランドのひとつにも数えられている。インターネット上での決済に象徴されるように、加速するキャッシュレス化の流れの中でJCBカードが提供する顧客価値は大きく高まっている。

「JCBカードは直近では前年比約15%の伸び率で増加しており、システムのトランザクション量もそれを上回る勢いで増大しています。同時に、ビジネスがグローバルな展開を加速させる中で、タイムリーに正確な収益を把握することも求められています。こうした要求に応えるため、私たちは『仕訳エンジンシステム』と『経営情報支援システム』のシステム基盤の刷新に取り組んできました」とシステム本部 業務システム開発部の森川朋紀氏は話す。

「仕訳エンジンシステム」は、クレジットカードの決済情報を基幹システム(決済系)から日次で収集し、仕訳パターンのマッピングによる仕訳変換処理を担う。仕訳結果は、大手銀行をはじめとする79社の提携カード会社(フランチャイジー)へ午前10時と午後4時に定期配信される仕組みだ。

「現在、仕訳エンジンシステムでは1日あたりおよそ1億3,000万件のトランザクションをバッチで処理しています。しかし、2008年から運用している旧システムの処理能力は1億4,500万件。年率10%以上のペースでトランザクションが増大していく中、2014年の前半にはシステムの性能限界で定時配信に支障をきたす可能性がありました」と森川氏は振り返る。

2008年時点では予測し得なかったトランザクション量の急増だった。パフォーマンスが限界に達する前にシステム基盤を刷新しなければならない。

「一方、経営情報支援システムではアプリケーションパッケージのバージョンアップに伴うシステム更新を検討していました。財務会計処理を一手に担い、月次の収益性管理や半期決算を支えている重要システムです。提携カード会社への支払いを含む債務・債権管理もここに統合されています」(森川氏)

膨大なデータ量を短時間で処理するパフォーマンスが必須の「仕訳エンジンシステム」、OLTP 中心でミッションクリティカルなトランザクション処理が求められた「経営情報支援システム」―― これら性格の異なる2 つのシステムの移行先として選ばれたのは、「HP Integrity Superdome 2」と「HP 3PAR StoreServ 10400」だった。


ソリューション

「仕訳エンジンシステム」をHP SuperDBに移行

プロジェクトが先行した「仕訳エンジンシステム」から経緯を追って行こう。最大の課題は、年率10%以上のペースで増え続ける膨大なトランザクションを、限られた時間内で処理可能なパフォーマンスをいかに確保するかであった。

「仕訳エンジンシステムの中核とも言えるデータベース環境は、ハイエンドUNIXサーバーHP Integrity Superdome上で稼働させてきました。導入から5年間、安定稼働と信頼性には絶対と言ってもいい安心感がありましたが、バッチ処理時間は何としても短縮しなければなりません。私たちは、Oracleデータベースを高速に稼働させるプラットフォームの検討を始めました」を森川氏は話す。

プロジェクトが最初に注目したのは、データベースの開発元が提供する垂直統合型のデータベース専用機だった。

「1日あたり1億3,000万件のトランザクションを、既存システムよりも大幅に高速化できるという前評判でした。ソフトウェアとハードウェアを一括してサポートしてもらえる期待もありましたが、最終的に選定したのは『HP SuperDB』でした」

森川氏は「いくつかのプラットフォームを比較検討した結果、HP SuperDBが最も投資対効果が高いと判断した」と話す。

システム全体のスループットを高めるには、テクノロジーの観点からはいくつかの選択肢がある。フラッシュストレージは、あらゆるシステムに適用できパフォーマンス強化に即効性が高いことから急速に普及が進んでいる。一方、サーバーとストレージを高速なインターコネクトで接続してソフトウェアの性能を引き出す“垂直統合型”と呼ばれる製品への注目度も高い。

「データベース専用機は確かに速い。しかし、JCB社内標準の運用基盤上でジョブ管理ができない、確立された方法でシステム監視ができない、データバックアップの仕組みを作り直さなければならない、といった垂直統合型製品固有の課題が明らかになってきました」(森川氏)


「HP SuperDB」がトータルなスコアで上回る

対するHPの提案は、HP Integrity Superdome 2とSSD搭載HP 3PAR StoreServ 10400を組み合わせ、データベース処理に最適化したリファレンスソリューション「HP SuperDB」である。

HP Integrity Superdome 2は、ミッションクリティカルシステムにおいて最も実績豊富な「HP-UXオペレーティング環境」を採用するハイエンドUNIX機だ。大幅なデザイン変更を行い、前世代より2倍以上の性能向上したインテル® Itanium® プロセッサー 9300番台を搭載し、ブレードアーキテクチャーならではの拡張性と柔軟性、単一障害点を完全に排除した高い信頼性を備える。

一方、高性能なインテル® Xeon® プロセッサーを搭載する HP 3PAR StoreServ 10400は国内外のクラウド事業者から幅広い支持を獲得している新世代ストレージである。“ユーティリティストレージ”と形容される通り優れた運用管理性が高く評価されているが、SSD搭載モデルは圧倒的なIOPS(1秒間あたりのI/O性能)も売りだ。

「日本ヒューレット・パッカードの検証センターで評価したところ、HP SuperDBは既存システムの最大9倍、平均で5倍のパフォーマンスを発揮することがわかりました。仕訳エンジンシステムのインフラ刷新の最大の目的は高速化でしたが、この性能は今後5〜6年間を支えていく上では十分と言えるものでした。これに加えて稼働実績が証明する高信頼性、2022年までのサポート、JCB標準の運用基盤やノウハウがそのまま適用できることなど、トータルなスコアでHP SuperDBが垂直統合型システムを上回りました」(森川氏) HP-UX 11i v3は、2022年までサポートされることが正式に表明されている。この業界最長クラスの“長期保証”が、数多くのミッションクリティカルシステムに安定稼働を約束している。

今回のインフラ刷新に際して新たに“データベース暗号化”を採用したが、HP SuperDBは期待以上のパフォーマンスを発揮した。

「データベースの暗号化処理はシステムに1.7〜2倍の負荷をかけます。HP SuperDBは、この負荷が上乗せされた条件下で最大9倍のパフォーマンスを発揮していることになります。HP 3PAR StoreServ 10400のSSD領域を活用することで、より大きなパフォーマンス向上が期待できることもわかりました」と森川氏は評価する。

本システムで採用されたHP 3PAR StoreServ 10400は6.4TBのSSDと57.6TBのSAS HDDを搭載し、負荷の高いトランザクションを効果的に分散処理している。

HP 3PAR StoreServ 10400は、システム全体にわたるデータの最適配置や自働階層化など、様々なストレージ機能を独自の HP 3PAR-ASIC上で実行する。コントローラーに負荷をかけないため、常に高いI/O性能を維持することが可能だ。ASIC処理は他に例のないメリットと言えるだろう。


ベネフィット

ミッションクリティカル環境の仮想化統合を実現

「仕訳エンジンシステム」が稼働するHP SuperDB上には、よりミッションクリティカルな要求度の高い「経営情報支援システム」が統合された。前者がバッチ処理系であるのに対し、「経営情報支援システム」はオンライントランザクションが中心となる。

「HP Integrity Superdome 2を2ノード導入し、筐体内を論理パーティション(vPars)により仮想化するとともにHP ServiceguardによるHAクラスターを構成。ここに、仕訳エンジンシステムと会計EBSシステムを統合しました」(森川氏)

HP Integrity Superdome 2では、論理パーティション「vPars」によりCPU/メモリなどのリソースをセキュアに分割できる。分割されたハードウェア/OS環境は異なるパーティションには干渉しないため、システム単位での起動・停止も可能だ。仮想マシンによるリソース分割よりもパフォーマンスオーバーヘッドが小さいメリットもある。

「仕訳エンジンシステムに14コア、会計EBSシステムに8コアを割り当てました。さらに、検証環境として2コアのパーティションを用意しています。クレジットカード情報を扱う本システムでは、コンプライアンス上、実データを使った検証環境を開発環境区画として物理的に用意することが許されません。HP Integrity Superdome 2を仮想化し、本番区画筐体内に検証環境を構築することでこの課題をクリアすることができました」と森川氏は、vPars によるシステム統合の有効性を強調する。

「HP 3PAR StoreServ 10400は、統合ストレージとして、オンライントランザクションとバッチ処理が混在する要求に対しても、自律的に負荷を分散しながら高いパフォーマンスを発揮することに驚かされました」(森川氏)

経営情報支援システムで管理するデータは厳格なルールに沿ってバックアップされる。新システムでは、HP 3PAR StoreServ 10400 の筐体内でスナップショットを取得し、これを複数のテープメディア(正副)に落としてそれぞれ遠隔地で管理する方法を採用した。

「HP SuperDBによるインフラ構築は全面的にHPに依頼しました。ハードウェアと論理パーティションの構築、OSインストール、標準管理基盤への実装まで限られた期間で対応してもらえました。短期間でのインフラ構築は技術者のスキルが問われますが、安心して任せられるチームだったと思います」そして森川氏は、次のように語って締めくくった。

「私たちが助けられたのは、“システム要件に見合った最適なインフラ”をどのような視点から判断すべきか、その示唆をHPから提供してもらえたことです。高い性能は確かに重要ですが、システムに求められた要件はそれだけではありません。高い信頼性が担保され、合理的な運用ができてこそ、システムトータルの価値があると気づかされたのです」


会社概要

株式会社ジェーシービー様
所在地: 〒107-8686 東京都港区南青山5-1-22 青山ライズスクエア
URL: http://www.jcbcorporate.com/ このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

事例キーワード

業種: 金融・クレジットカード
製品: HP SuperDB
HP Integrity Superdome 2 および HP 3PAR StoreServ 10400のリファレンス構成)
ソフトウェア: HP-UX
  本ページに記載されている情報は取材時におけるものであり、閲覧される時点で変更されている可能性があります。予めご了承下さい。  

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