Jump to content 日本-日本語
≫  お問い合わせ

サーバー  >  HP Integrity NonStop サーバー   >  お客様事例  

HIE(Health Information Exchange)というミッションの達成

国立医療情報科学センター(NCHCI)

HP Integrity NonStop サーバー

アドバンテージ
コンテンツに進む

「このプロジェクトの目的は、HPとPDSGのソリューションによるデータ交換の実現性を実証することでした。」

国立医療情報科学センター(NCHCI:National Center for Health Care Informatics)率いるモンタナ州の壮大なプロジェクトの成功により、HP Integrity NonStop プラットフォームで稼働する PDSG CDXソフトウェアが医療情報の交換に適していることがわかりました。
お客様背景
ソリューション
効果と今後の展望
会社概要
PDF(234KB)
National  Center for Health Care Informatics

目的

アプローチ

さまざまな種類のデータセットに存在する医療情報を、HP-PDSGソリューションで迅速かつ簡単に、コスト効率良く交換できることを実証する。
地理的に分散するモンタナ州の4病院からソースデータを収集し、HP-PDSG (Patriot Data Solutions Group) ソリューションを通じてモンタナ州保健福祉局 (DPHHS: Department of Public Health and Human Services) の症候サーベイランスシステムに提供。データは、関連するすべてのデータ共有標準およびテクノロジー標準に準拠したPDSGソフトウェアよって、モンタナ州保健福祉局システムが求める形式に統一される。

ビジネステクノロジーへの改善

ビジネスへの効果

PDSG CDXソフトウェアによる、さまざまなソースからの異なるフォーマットのデータ収集と変換
拡張性の高いハブアンドスポークアーキテクチャのコアとなるHP-PDSGソリューションにより、病院やクリニックなどの医療機関の新規追加に対応
さらに高速で効率的な診療情報交換の実現
継続的診療記録を包含する診療情報の交換のリアルタイムサポート
症候サーベイランスに適した、運用容易なHealth Information Exchange (HIE) 機能の導入
病院、クリニック、保健所、および診療室に点在するデータサイロを迅速かつ容易に、そしてコスト効率の高い方法で結びつけるソリューションの証明
地域社会、地方、州、国の各レベルでの効果的なHIE実現に踏み出す偉大な一歩
伝染病の追跡機能の向上
国立医療情報科学センターによる医療分野における変革への対応と、リーダーシップの確立

お客様背景

米国の医療システムの評判は、決して芳しいものではありません。電子カルテへの移行が進む中で、紙に大きく依存しているシステムは機能していない非効率的なシステムであるとみなされます。患者様の重要データが孤立したデータサイロに保存されているゆえに取り出せず、コストは手がつけられないほど上昇の一途をたどり、適切な診療を受けられない家庭が増すばかりです。

しかしながら、幸いにも、大きな変化の波が起こり、医療システムの適正化が進みつつあります。その推進力の1つとなっているのが国立医療情報科学センター (NCHCI: National Center for Health Care Informatics) です。国立医療情報科学センターは最近モンタナ州において、HP Integrity NonStopサーバーとPatriot Data Solutions Group (PDSG) 社のDataExchange (CDX) ソフトウェアを使用した試験的なデータ共有プロジェクトで成功を収めました。

全国共通アーキテクチャの必要性

米国の非営利団体である国立医療情報科学センターは、非常に高い目標を掲げています。主に医療におけるIT化を推進することで、医療業界におけるデータ、情報、知識の管理方法を改善するというミッションです。CEOであるRaymond Rogers氏は、2009年施行のアメリカ復興・再投資法に組み込まれることになった、医療ITの専門家教育に関する法案制定に携わった人物です。国立医療情報科学センターはこれまでにも国家的な意義のあるプロジェクトに取り組んできました。また、現在ナイジェリアとシエラリオネ共和国で国際活動も行っています。

国内では、国立医療情報科学センターは米国の医療システムの改善に尽力しています。Rogers氏は次のように述べています。「医療業界が今経験している変革は、非常に意義深いものです。コストの急激な上昇は止まることを知らず、これほど高いインフレ率は我慢の限界に達しています。何らかの変革が必要です。従来の仕組みの効率化を図らねばなりません。医療システムの品質と安全性を高め、医療費を手の届くレベルまで下げる必要があります。」

楽観的でありながらも表現が慎重な点には、理由があります。電子カルテシステムを導入する医師は増加の一途をたどり、病院も医療ITシステムを以前よりもスムースに実装できるようになってきました。しかし、断片化されたすべての情報を1つにまとめるという大きな課題が待ち構えているのです。「分散し多様化しているシステムで電子診療情報を共有するためには、全米共通のアーキテクチャを構築する必要があります。今回の試験的プロジェクトの成功は、そのよい契機となるでしょう。」このようにRogers氏は語っています。


ソリューション

ソリューションの実力

モンタナ州HIEパイロットプロジェクトMontana Health Information Exchange Pilot Projectを正式名称とする今回の試験的プロジェクトの目的は、伝染病の追跡およびバイオテロ対策に役立つ症候サーベイランスHIEシステムを実装し、運用可能な状態にすることでした。PDSG CDXソフトウェアを実行するHP Integrity NonStop NS16000システムがHPのAdvanced Technology Centerに配置され、HIEのハブとして機能しました。モンタナ州4病院のER (救急外来) システムから未編集のソースデータが提供され、そのデータはモンタナ州保健福祉局 (DPHHS: Department of Public Health and Human Services) の既存の症候サーベイランスプログラムが受け取ります。送信されるデータはあらかじめCDXによって統合され、形式が変換されます。国立医療情報科学センターはHP、PDSG、モンタナ州保健福祉局、病院間の連絡および窓口担当としての役割を果たすとともに、プロジェクト全体の管理も行いました。

HPサービスはPDSGと連携して、当プロジェクトの技術面すべてを管理しました。PDSGは、Medical Event Information Exchange Package Documentation (IEPD) の設計と開発にあたりました。IEPDとは、モンタナ州保健福祉局のリポジトリと病院のシステム間における医療情報の交換のための詳細な仕様 (データモデル、マッピングテンプレート、追加の文書など) を指します。CDXでデータを正規化する方法を定義したIEPDは、CDX実装の手順においては不可欠であり、PDSGがCDXソフトウェアをとおして実現するサービスの中核となります。IEPDを使用することで、HIEを迅速かつ手頃な価格で拡張する場合に、データを共有するすべてのパートナーにとってソリューション全体の利用および再利用が容易になります。HPサービスは、PDSGのIEPDに基づいてマッピングを行い、データセンターの準備をサポートし、トレーニングの提供などを行いました。Rogers氏は次のようにコメントしています。「HP ServicesとPDSGが誇る専門的知識と技術が、このプロジェクトの導入に非常に役立ちました。HP Servicesは最高のパートナーとなりました。」

プロジェクトのユースケースに選ばれたのは、症候サーベイランスでした。これには、データセットの定義が明確であったこと、またターゲットシステムがすでにモンタナ州保健福祉局に導入されていたことが背景にあります。データが「非特定化」されていた (つまり、特定の患者に関連付けられていなかった) ため、データ共有に関する合意も複雑化せずに済みました。また、PDSGにはこの分野での経験がすでに蓄積されていました。

しかし、国立医療情報科学センターの目的は、単に症候サーベイランスシステムの機能をデモンストレーションすることではありません。医療業界には、医療ITのソリューションを提供するベンダーが数多く存在しています。そのため、重要な患者のデータがそれぞれの病院、クリニック、保健所、診療室などで「サイロ化」していることも少なくありません。目的は、これらのデータサイロを簡単かつ迅速で、コストのかからない方法でリンクするテクノロジーの開発にありました。このテクノロジーが実現されれば、地域社会、地方、州、あるいは国家レベルで、効果的なHIEの運用が可能になります。「私たちがこのプロジェクトで目指したのは、HPとPDSGのソリューションによるデータ交換の実現性の高さを示すことでした。そして、このミッションは期待通りに達成されました。」とRogers氏は述べています。

最適なプラットフォーム

国立医療情報科学センターの意欲的なプロジェクトにおいて、HP Integrity NonStopサーバーは理想的なプラットフォームとなりました。患者の医療情報の可能な限りでのリアルタイム共有という長期目標を踏まえると、基盤となるシステムには極めて高い信頼性が求められていることは明らかです。この環境においてダウンタイムなどは許されません。患者がERに運ばれてきた場合、医療機関は直ちにその患者のこれまでの医療記録にアクセスする必要があります。また、使用する医療情報システムそのものが信頼できるものでなければなりません。患者の生死を分ける場面にもなりかねないため、システムのアップタイムが何よりも重要です。だからこそ、国立医療情報科学センターは、PDSG CDXを稼働する複数のプラットフォームの中から、NonStopプラットフォームを選定しました。リアルタイムでの医療情報交換にとって、連続可用性は最も重要な要件です。

NonStopテクノロジーのもう1つの特長であるスケーラビリティもまた、HIE環境にとっては不可欠です。PDSG CDXソリューションは基本的にハブアンドスポーク構成をとり、ハブの中心にPDSG CDXが配置されています。病院やクリニックが追加されると、このハブにスポークが挿入されます。このためには、データセットの追加に合わせて迅速に拡張できる機能が必須です。Integrity NonStopサーバーが誇る非常に高いスケーラビリティは、このアーキテクチャにとって最適といえます。

データの整合性が必要であることは言うまでもありません。Rogers氏は次のように述べています。「データの整合性が保証されないならば医療情報の交換は不可能です。
医療情報交換システムのデータの整合性に疑問の余地があれば、そのシステムに参加しようという病院、クリニック、公共の医療機関はいなくなってしまいます。」効果的なHIEを実現するためには、データの安全性が確保されていて、ネットワークや運用環境が関連するすべての規則および規制に対応している必要があります。その点、揺るぎのないデータの整合性はNonStopテクノロジーの主要な基本要素です。

Integrity NonStopサーバーのリアルタイムでサービスを提供する機能もまた、極めて重要になります。病院は24時間365日無休体制で機能しています。ある地域に存在する複数の医療機関でデータを共有するためにHIEが使用される場合、全関係者が自信を持って「必要な情報をほぼリアルタイムで入手できる」と断言できなければなりません。

「継続的な診療」の記録という概念は、その良い例です。「継続的診療記録は、現在、治療を担当する医療機関向けに共通の患者データを提供する優れた方法として歓迎されています。」一回の診療単位ごとに作成されるこの記録には、主な症状、服用している薬、アレルギー、最近の検査結果などの項目が含まれます。当然ながら、医師が最良の判断を下すためには、この共有データが最新である必要があります。しかし、現在の紙ベースのシステムでは記録の移動が簡単ではないうえに、時間がかかることも少なくありません。「HIEの分野で、今後リアルタイムにデータを共有していくことは、非常に重要な課題です。HP Integrity NonStopプラットフォームは、私たちが求める機能を提供してくれました。」とRogers氏は述べています。


効果と今後の展望

将来への展望

モンタナ州HIEパイロットプロジェクトは、技術的観点からも大きな成功を収めたと言えます。Rogers氏は次のように語ります。「今回のプロジェクトで得られた成果の中で最も感嘆すべきは、すべてをテクノロジーが推進した点です。しかも、それは当初の目標ではありませんでした。このソリューションによって、さまざまなデータセット間で医療情報の交換が可能であることが分かりました。私たちに課されている次のステップは、大量の情報の共有です。まずは特定のデータを共有することから始めて、次に大量のデータをシステムに追加していくことになります。」

このプロジェクトを拡大していく方法としては、可能性がいくつか考えられます。その1つが、同じデータセットを使用しつつモンタナ州の他の病院に多数参加してもらい、水平方向に展開していく方法です。国立医療情報科学センターはまた、臨床データの縦軸にそって市販の医薬品販売までもとりこんだ、垂直方向のプロジェクトの拡大も望んでいます。さらには、HP Integrity NonStopサーバーとPDSG CDXという同じHIEインフラストラクチャを使用して、症候サーベイランス以外のさまざまなデータタイプ (電子カルテなど) を共有することも可能であることは言うまでもありません。

相互に緊密に連携している医療業界において、医療情報交換に関する新しいアイデアを議論する機会は頻繁にあるとRogers氏は言います。「州内あるいは国内のさまざまな場所で働く仲間に今回のプロジェクトについて話すとき、私が必ず言うのは、このソリューションはHIEに最適だということです。」ライバルとなるテクノロジーは複数存在しますが、HPとPDSGの組み合わせによるソリューションが十二分に役割を果たし、スピードもコスト効果も非常に高いことが国立医療情報科学センターによって証明されました。「現在でも継続して職場の仲間には、医療機関や医療ネットワークにこのソリューションを活用できる場がないかを調べるように勧めています。HP-PDSGソリューションは、さまざまな用途に実装できるほどの完成度の高さだと考えています。」

Rogers氏にとって、このプロジェクトの最大の利点は、効果的なHIE環境に向けて医療業界が動き出すきっかけとなったことです。「この試験的プロジェクトの目標は、医療業界の変化に対応できるようになると同時に、今後の方向性を主導的立場で決定することだったのです」とRogers氏は結びました。手の届く料金で効率的に医療を提供するだけでなく、患者の安全性と治療の品質を高めるというニーズを満たすことができるのは、さまざまな医療機関の間でデータを容易に移動できる電子システムに他なりません。HP Integrity NonStopプラットフォームとその上で稼働するPDSG CDXソフトウェアによって、国立医療情報科学センターとモンタナ州によるプロジェクトは前進すべき方向を医療業界全体に示したことになります。


会社概要

国立医療情報科学センター(NCHCI:National Center for Health Care Informatics)
URL: http://www.nchci.org/ このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

事例キーワード

業種: 医療・製薬
製品: HP Integrity NonStop NS16200 サーバー

  本ページに記載されている情報は取材時におけるものであり、閲覧される時点で変更されている可能性があります。予めご了承下さい。  
印刷用画面へ印刷用画面へ
プライバシー ご利用条件・免責事項