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事業継続システムの運用で「安心」を提供

株式会社外為どっとコム様お客様事例

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東京・沖縄間のディザスタ・システム運用で「安心」を提供 株式会社外為どっとコム様お客様事例

オンライン外国為替保証金取引(FX)の最大手、株式会社外為どっとコム(以下、外為どっとコム)では、オンライン・サービスのさらなる可用性向上を目指して、東京と沖縄の2か所のデータセンター間を結ぶディザスタ・トレラント(災害時におけるシステムの連続運用。以下、DT)対応を実施した。このDT対応により、より高いレベルでのシステムの継続とデータの保護提供が可能となった。これらのITシステムへの惜しみない投資を通じて、突発的な場合でも、カスタマがいつでもオンライン為替取引できる環境を実現。外為どっとコムがもっとも重要視する「お客様への安心の提供」を実現したITシステム構築の舞台裏を紹介する。 株式会社外為どっとコム ロゴ
 
 

業界No.1の規模と使いやすさを提供

外為どっとコムシステム部 副部長 システム第2課長 大嶋 一彰氏
外為どっとコムシステム部
副部長
大嶋 一彰 氏
外為どっとコムは、インターネットを通じた個人投資家向けのオンライン外国為替保証金取引(FX)サービスを専業として、2002年に設立された企業だ。口座数・預かり資産のいずれも業界トップであり、さらにWebサイトの使いやすさについても第三者機関からNo.1の評価を得ている。名実ともに業界をリードする企業といっていいだろう。

こうした卓越した実績を支えているのは、同社が自社開発したITシステムが提供する安定したパフォーマンスと可用性だ。同システム開発の経緯について、外為どっとコム システム部 副部長 大嶋 一彰氏は次のように説明する。「1998年に外為法が改正されたことで、一般事業者がFXを取り扱いできるようになりました。しかしその当時、個人向けFXのオンライン・サービスのためのパッケージ製品はほとんど存在しなかったのです。加えて、これからネットで勝ち抜いていくためには、ITシステムを自社開発する必要があると判断しました」

現在、外為どっとコムの東京データセンターには、28台のWebサーバー群と2台のデータベース・サーバーが設置されており、ピーク時にはWebサーバー1台あたり500件/時のリクエストを処理する。DBサーバーは1日あたりおよそ10万件の受発注をこなすミッションクリティカル・システムだ。このITシステムの特徴のひとつは、自社ブランドによるサービスだけでなく、他社ブランドによるASPサービスもシームレスに統合している点だ。「弊社では、証券会社様や銀行様に対して、相手先ブランドによるASPサービスをOEM供給しています。弊社のサービス(会員8万名強)とASPサービス(会員10万名)は同一のシステムで動作していますので、全体の会員数はおよそ18万名程度になり、ますます増加しています」(大嶋氏)

当然のことながら、こうした相手先ブランドによるサービス提供では、サービスレベルを厳格に維持することが求められる。「サービス提供先の金融機関様にしても弊社にしても、万が一システム障害が続いた場合は、監督官庁からの業務改善命令を受けます。集客にももちろん影響はありますし、営業停止や新規顧客開拓停止という処分が下る場合もあります。そのため弊社の経営層もシステムの可用性には大変気を遣っており、システムを止めず、また取引データを保持するための措置であれば投資は惜しみません」(大嶋氏)

外為どっとコムを支える「縁の下の力持ち」

実際、外為どっとコムのITシステムには、一般的なWebサイトと比べると潤沢な構成としている。例えば外為どっとコムのシステムの根幹を支えるデータベース・サーバーは、Windowsプラットフォーム上で動作するマイクロソフトSQL Server 2000によって構成されている。通常、スケーラビリティが求められるデータベース・サーバーには、RISC系サーバーを用いることが多い。これに対して外為どっとコムでは、Windowsサーバーが稼動可能で64ビットCPU「インテル®Itanium®プロセッサー」を最大128個搭載できるメインフレームなみの信頼性をもつハイエンド・サーバー、「HP Integrity Superdome」を2004年に導入。さらに同サーバーを2台設置して、サーバー障害時にはすぐさま他方にフェイルオーバー可能という、きわめて堅牢なシステム構成となっている。

HP Integrity Superdomeを選定した理由について、大嶋氏は次のように説明する。「2004年当時、候補としてあがっていた他社製品と比べても、1筐体にCPUを64個まで(注:現在は128個まで)搭載できる製品は、HP Integrity Superdomeの他にはありませんでした。このスケーラビリティの高さに加えて、筐体内のすべてのコンポーネントについて冗長化が施されている点などを考えても、(選択肢として)HP Integrity Superdomeが格段に優れていたのです。また既存の32bit Windowsで稼動していたDBサーバーの移行がスムーズに行えることも魅力のひとつでした」。現在、同社のデータベース・サーバーを構成するHP Integrity Superdomeには32個のCPUと128GBのメモリが搭載されており、国内最大級の導入事例となっている。

大嶋氏がもうひとつ強調する点は、HPが提供する「サポートレベルの高さ」である。「HPのミッションクリティカル・サポート・サービスに加入しましたが、さまざまなきめ細かいサポートを受けることができます。弊社担当のHP技術者からは、例えばデータベース・チューニングなどのアプリケーション部分についてもいろいろなアドバイスを受けました。一方、他のPCサーバー・ベンダーでは、担当者が頻繁に変わり、話が通じにくくなることもしばしばありました」(大嶋氏)

外為どっとコム様のコンソリデーション事例のご紹介はこちら
(記載されている情報は 2005年1月時点のものになります)

東京・沖縄間でディザスタ・トレラントを実現

そして外為どっとコムは、さらなるサービスレベルの向上をめざし、ディザスタ・トレラント(DT)対応を実施した。2005年より沖縄データセンターの運用を開始し、万が一東京データセンターの運用が困難になった場合でも短時間でサービスを復旧できる体制を整えた。その理由について、大嶋氏は次のように説明する。「お客様の数が爆発的に増えるにしがたい、弊社サービスの社会的責任も重みを増しつつあります。有明にある東京データセンターがダウンして、システムが停止し取引データが失われてしまうような事態は、万が一にも避けなくてはなりません。もともとテープ・バックアップによる災害対策(ディザスタ リカバリ、DR)は実施していましたが、さらに本格的なDT対策の実施を以前から検討していました」

バックアップ先となるデータセンターの設置場所としては、いくつかの候補地の中から、最終的に沖縄が選ばれた。沖縄県では「情報産業ハイウェイ」と呼ばれる支援制度を実施しており、これを活用することで東京・沖縄間を結ぶ100Mbpsの高速回線を無償で利用できる。外為どっとコムが沖縄を選択した理由のひとつは、この通信コストの低さである。さらに同社では、今回新たに「沖縄支店」を設け、災害時の対応要員を常駐させる体制を整えた。これにより、いざというときにはシステムの切り替えだけでなく業務プロセスの切り替えもスムーズに進めることができる。

レプリケーション強化により遅延をほぼゼロに

東京・沖縄間のストレージのレプリケーション手段としては、当初はデータベース(マイクロソフトSQL Server)のログ配布機能を利用していた。しかしこのソフトウェアのみの方法では、東京のデータベースに書き込まれた情報が沖縄のデータベースにもコピーされるまでに、15〜30分のタイムラグが生じてしまうことがわかった。障害時にはこの遅延分の取引記録が失われてしまう可能性が出てくる。「時間帯によって異なりますが、1分間に最大3,000件の取引が発生しており、障害時にはそれが15〜30分に渡って失われてしまう可能性があります。こうした『消失取引』をどう扱うかが課題となっていました。この点についてHPに相談したところ、HPの最新のストレージ装置をHP Integrity Superdomeと組み合わせることで、東京・沖縄間という遠距離でも遅延が極めて少ないレプリケーションを実現できることが分かり、ぜひ導入しましょうということになりました」(大嶋氏)

以以下の図は、今回のDT対応によって構築された最終的なシステム構成図である。

図1:外為どっとコムのDT対応システム構成図
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図1:外為どっとコムのDT対応システム構成図

このシステムでは、HP Storage XP12000を東京と沖縄のそれぞれに配置し、両者間を上述の高速回線で結ぶことでタイムラグのほとんどないレプリケーションを実現している。これまで生じていた15〜30分の遅延が解消され、消失取引の発生する可能性をきわめて少なく抑えることに成功した。大嶋氏は、「東京・沖縄間の遅延はほぼなくなりました」と説明する。また、通常時は2〜3Mbps、ピーク時には90Mbps以上のトラフィックを実測しており、100Mbps回線の能力をXP12000がフルに活用してリアルタイムのデータレプリケーションを実行していることがわかる。

「お客様の安心感」のために

外為どっとコムが実施したような本格的なDT対応は、FX分野では類を見ない事例である。こうした積極的なシステム強化が、外為どっとコムの企業戦略を強力に後押しする原動力となっているという。大嶋氏は次のように説明する。「ASPサービスなどで競合他社との競り合いになる場合もありますが、この業界はDT対応を実施している企業は、まだほとんどありません。このことは今後ASPサービスを進めていくにあたって、戦略的に重要な意味を持ちます。また、しっかりした基盤を構築することで、その上で動作しているサービスもすべて正常で、為替レートの変動にも即座に追随し、いつでも取引しやすい環境を実現できます。お客様にとっては安心感があると思います」(大嶋氏)

こうした先進的なDT対応や、HP Integrity Superdome導入に代表される惜しみないIT投資は、利用者がすぐに気付くようなものではない。しかし、冒頭で紹介した外為どっとコムの卓越した実績と高い評価は、明らかに同社のこうした「こだわり」の成果といえるだろう。その高い要求に応えるHPとのパートナーシップによって、外為どっとコムのサービスは今後もさらなる進化を遂げていくはずだ。

会社概要

 
株式会社外為どっとコム
所在地: 東京都港区東新橋2丁目8-1パラッツォアステック4階
代表取締役社長: 大畑 敏久
資本金: 720,500,000円
従業員数: 82名
設立: 2002年(平成14年)4月1日
URL: http://www.traditionfx.co.jp このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。
 

事例キーワード

業種: 金融業
ソリューション: ビジネスコンティニュイティ、データベース
製品: HP Integrity SuperdomeHP Storage
ソフトウェア: Microsoft Windows Server 2003、Microsoft SQL Server

  本ページに記載されている情報は取材時におけるものであり、閲覧される時点で変更されている可能性があります。予めご了承下さい。  

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