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HP BladeSystem+仮想化による無停止システムの実現

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1,420店舗を結ぶ受発注システムを SolarisからLinuxに全面刷新

「ドトールコーヒーショップ」「エクセルシオール・カフェ」「カフェ・コロラド」など、多彩なショップチェーンを展開する株式会社ドトールコーヒー。そのビジネスの根幹を支える受発注システムにHP BladeSystem c-ClassとHP XP ディスクアレイを採用。仮想化の導入とオープンアーキテクチャーの全面採用により、システム全体の信頼性向上、ビジネス環境の変化に対応できる柔軟性の獲得、導入から運用段階までを含むITコスト削減を実現した。
お客様背景
ソリューション
効果と今後の展望
会社概要
PDF(843KB)

株式会社ドトールコーヒー

目的

アプローチ

ミッションクリティカルな受発注システムの再構築
Solarisサーバーの保守切れに伴うリプレース
ストレージシステムの信頼性向上
システム全体のライフサイクル長期化とコスト削減
HP BladeSystemを採用し仮想サーバー環境を構築
ハイエンドストレージHP XP ディスクアレイ
サーバー仮想化テクノロジーにより高可用性を確保
オープンアーキテクチャーを全面採用
SPARC ⇒ インテルXeonプロセッサー
Solaris ⇒ Linux

導入効果

ビジネスの効果

導入から1年経過しシステムトラブルは一度もなし
仮想化によるサーバーリソースの有効活用と物理サーバー削減
省スペース化とともに運用管理も効率化
24時間365日連続稼動が可能な高信頼なシステム環境を実現
システム導入コストを5年前の構築時の1/3に
サーバーラックを5から2に削減し運用コストを削減
ソフトウェアライセンス+保守費を削減
システム全体のライフサイクルを長期化

株式会社ドトールコーヒー管理統轄本部 情報管理部システム課マネージャー 三上貴康氏
株式会社ドトールコーヒー 
管理統轄本部 情報管理部
システム課
マネージャー 三上貴康氏
株式会社ドトールコーヒー管理統轄本部 情報管理部システム課 係長 田代和彦氏
株式会社ドトールコーヒー
管理統轄本部 情報管理部
システム課
係長 田代和彦氏
株式会社ドトールコーヒーは、セルフサービススタイルのコーヒーショップを日本全国にいち早く展開した草分け的な企業だ。仕事の合間のひとときに「ドトールコーヒーショップ」を愛用するビジネスマンも少なくないだろう。他にも、「エクセルシオール・カフェ」や「カフェ・コロラド」など、多彩な業態のショップチェーンを展開し、お客様に“やすらぎと活力”を提供している。

ドトールコーヒーのビジネスの根幹を支えているのが、「BeANS(ビーンズ)」と呼ばれるシステムだ。全国1,420以上の店舗を結び、店舗から本部へ、さらに取引先へと流れる受発注プロセスと、それに伴う請求・ 入金などの管理を統合的に担う基幹システムである。

「毎朝10時までに各店舗から注文を受付け、発注データとして加工したものを11時30分までに取引先に渡します。これをもとに翌朝5時までに各店舗に商品を配送してもらう。このプロセスを24時間365日休みなく行っています。万一プロセスが滞れば、お店にモノが届かない、お店が開けられないという事態に陥ります。結果として、何億という損失につながります。私たちにとって最も重要な、文字通りミッションクリティカルなシステムなのです。」(株式会社ドトールコーヒー 管理統轄本部 情報管理部 システム課 マネージャー 三上貴康氏)

お客様背景

サーバーのリプレースが、システム全面再構築に“化ける”

基幹業務システム「BeANS」は1995年にオフコンベースで構築され、2005年にはダウンサイジングを目的にJavaアプリケーションによるUNIX(Solaris)システムへと全面刷新されている。この時のハードウェアのサポートが2010年に完了することが、今回のシステム再構築の直接のきっかけだった。

「サーバーをリプレースしなければならないことはわかっていました。ところがそれが引き金となってOSやデータベース、ミドルウェアまで芋づる式にすべてをバージョンアップしなければならないことが判明しました。すると、自社開発したアプリケーションにも大幅に手を入れなければならない。コンポーネントごとにライフサイクルが異なるオープンシステムの弱点が露呈したかたちです。」(三上氏)

アプリケーションはまだまだ使えるのに、システム全体を刷新しなければならない――この事実は、ドトールコーヒーのIT戦略に大きな影響を与えることになった。

「同時期に、経営層から5カ年の中期計画に基づくIT環境のグランドデザイン策定とTCO削減をリクエストされました。私たちは、すべての課題をクリアすべくシステムの全面再構築を決断しました。」(三上氏)

競争の激しい外食チェーン市場では、経営を取り巻く環境変化のスピードも速い。新しい基幹システムには、近い将来に起こりうるM&Aなどにも対応できる柔軟性も求められた。こうして、サーバーのリプレースは、基幹システム全体の再構築、IT環境のグランドデザイン策定という一大プロジェクトへと変貌を遂げた。

ソリューション

信頼性、柔軟性、コスト削減が新基幹システムのテーマに

第3世代となる基幹システムの構築プロジェクトには、長年ドトールコーヒーのシステム構築・運用を担ってきた丸紅情報システムズ株式会社とともに取り組むことになった。三上氏らから丸紅情報システムズへ提示された要件は、「システム全体の信頼性の向上」、「ビジネス環境の変化に対応できる柔軟性の獲得」、さらに「導入から運用段階までを含むITコスト削減」の3点である。

これらの要件をクリアするために丸紅情報システムズが用意した提案は、新基幹システムのITインフラストラクチャをブレード型サーバー「HP BladeSystem」とハイエンドストレージ「HP XP ディスクアレイ」によって構築するというものだった。丸紅情報システムズの高久隆氏は、その理由を次のように語る。

「旧システムではストレージの深刻なトラブルを2度経験していました。たった1本のディスク障害が、システム全停止につながる事故を引き起こしたのです。その教訓から、ストレージはハイパフォーマンスと高可用性を徹底的に追求し、まずシステム全体の信頼性を大きく底上げしようと考えました。」

同社の湯藤章人氏は次のように続ける。

「信頼性の大幅な強化を図ったうえで、システムの柔軟性・拡張性、省コストをいかに実現するか。この課題への解答が、HP BladeSystemとVMwareによるサーバー統合です。ブレード型サーバーの採用により導入を容易にしつつ、サーバー仮想化によってシステムのセットアップや変更の圧倒的なスピード化を実現します。複数のラックマウント型サーバーを0.6U相当のコンパクトなブレード1枚に統合することができますので、スペース効率も大幅に改善されます。」

高さ10UのHP BladeSystem c7000エンクロージャーには、最大16枚のサーバーブレードを収容できる。コンパクトなサーバーブレード「HP ProLiant BL460c G6」は、高性能インテル® Xeon® プロセッサー 5500番台を2基8コア搭載。メモリ管理のオフロードなど、プロセッサー側で実装した仮想化支援機能により、複数の仮想サーバーを安定的に稼動させることができる。

「本番環境のサイジングは1コアあたり1仮想サーバーを基本とし、用途によって1〜4GBのメモリを割り当てました。データベースサーバーだけは仮想化せず、2枚のサーバーブレードをアクティブ・スタンバイのクラスター構成としています。」(湯藤氏)

インテル Xeon プロセッサーの性能向上は目覚ましい。4〜5年前に導入されたサーバーであれば、ゆうにその10倍を超えるパフォーマンスを発揮する。メモリさえ十分に確保しておけば、複数の仮想サーバーを統合しても安心して運用できる。

もちろん、Webサーバー、アプリケーションサーバーの可用性を高めるための工夫も施された。

「VMwareのクラスタリング機能であるVMware HAを使って、物理サーバーに障害が発生してもサービスを止めない仕組みを構築しました。ハイエンドのストレージシステムに見合うサーバー側の可用性を実現するために、ハイパーバイザーが備える最新のテクノロジーを存分に活用しています。」(湯藤氏)

丸紅情報システムズ株式会社ビジネスサービス事業本部テクニカルサービス部TS一課長 兼 ビジネス開発部高久隆氏
丸紅情報システムズ株式会社
ビジネスサービス事業本部
テクニカルサービス部
TS一課長 兼 ビジネス開発部
高久隆氏
丸紅情報システムズ株式会社ビジネスサービス事業本部テクニカルサービス部TS一課主任 湯藤章人氏
丸紅情報システムズ株式会社
ビジネスサービス事業本部
テクニカルサービス部
TS一課
主任 湯藤章人氏

HP BladeSystemによるサーバー統合で5ラックから2ラックへ削減

ドトールコーヒーが構築した第3世代基幹システムのITインフラストラクチャは、ハイエンドストレージHP XP ディスクアレイをベースに、HP BladeSystemと仮想化テクノロジーを組み合わせることで、高い信頼性と拡張性・柔軟性を同時に手に入れた。もうひとつのテーマ、ITコスト削減にはどのような成果をもたらしたのか。

「まず、仮想化されたHP BladeSystemに複数のサーバーが統合されたことでサーバーが占めるスペースが大幅に削減されました。具体的には、5本あったデータセンターのサーバーラックを2本にまで減らすことができました。」(株式会社ドトールコーヒー 管理統轄本部 情報管理部 システム課 係長 田代和彦氏)

同時に実現された管理性の向上にも注目したい。

「ブレード型サーバーならではの扱いやすさ、拡張のしやすさはもちろんですが、ハードウェアの管理を『HP Systems Insight Manager(SIM)』に一本化し、管理情報を『HP Operations Manager software』で統合的に管理できるようになったことが大きいと思います。リモート管理のレスポンスも良く使い勝手が向上しました。複数のツールを使い分けなければならなかった従来の環境と比べて、監視や管理の負荷が大幅に低減されています。」(湯藤氏)

HPサーバー製品の多くが標準で備えるSIMは、サーバーの稼動状況を常に監視し、深刻なシステムトラブルに至る前にハードウェア障害を検知・通報することができる。また、「HP Insight Control」製品と組み合わせることで、物理サーバー環境と仮想サーバー環境をシームレスに管理できるだけでなく、インテリジェントな電力管理・温度管理も可能だ。


効果と今後の展望

オープンソースソフトウェアの活用が更なるコスト削減に貢献

主にITインフラの観点から新しい基幹システムを紹介してきたが、IT環境のグランドデザインはどのように生まれ変わったのだろう。三上氏は次のように語る。

「私たちにとって最も大きな変化は、オープンソースソフトウェア(OSS)を全面的に採用したことです。OSをSolarisからLinuxへ、データベースをOracleからPostgres Plusへ、アプリケーションサーバーをWebLogicからJBossへ切り替えました。商用UNIXのシステムからOSSをベースにしたシステムへ移行することは大きな決断でしたが、運用サポートをグレードアップすることで、むしろサービス品質を向上できると計算していました。それも、ITインフラの信頼性を高められたという確証があったからこそです。」

OSSを全面採用したことでソフトウェア関連のライセンスコスト、サポートコストを削減できたことは言うまでもない。

「5年前のシステム刷新との比較で、導入コストを1/3に抑えることができました。さらに大きな成果は、仮想化によりシステム基盤からアプリケーションを分離させたため、最大の資産であるアプリケーションのライフサイクルを、これまでよりも長期化できることです。OSS製品のサポートは複数の企業が提供しており、ソフトウェア企業のサポートよりも柔軟なのでライフサイクルの長期化が可能なのです。当然、自社開発したアプリケーションの寿命も長くなります。また、サーバー環境を仮想化したことでハードウェアの入れ替えの自由度も格段に高まりました。」

Solarisベースの従来環境では、24時間365日の連続稼働を実現するために、システムはオーバースペックになりがちだったという。Linux環境へ移行した新システムは、仮想化テクノロジーを活用して高い可用性を保ちつつ、システムの大幅なダウンサイジングを可能にしたのだ。

更なるサーバー統合も可能なITインフラストラクチャ

第3世代基幹システムのカットオーバーから約1年。
現時点での評価を聞こう。

「高信頼なストレージとブレードによる仮想化を組み合せることにより、目標としていたサービスレベル、柔軟性、コスト削減のいずれもクリアすることができました。まったく新しいシステムであるにも関わらず、今日まで深刻なシステムトラブルを一度も経験していないというのは驚きです。」(田代氏)

新しい基幹システムのために構築したITインフラだが、その柔軟性・拡張性を活かして他システムの同インフラへのコンソリデーションも進められている。固定化されていたサーバーリソースが柔軟に再配置できるようになったことや、システム拡張を圧倒的な短時間で行えることを体験すると、改めてブレード+仮想化の威力を実感できるという。

また、HP BladeSystemに対する投資対効果への期待も高い。M&Aに際しても、優れた性能と拡張性・柔軟性がシステム統合に威力を発揮することだろう。
最後に三上氏が次のように締めくくった。
「仮想化やオープンソースソフトウェアの採用を含め、様々なチャレンジを経て構築した本システムですが、新しいテクノロジーを上手に活用することで、ミッションクリティカルな要求に応える環境を実現できることがわかりました。この新しくデザインされたITインフラストラクチャが、私たちの新しいビジネスチャレンジを支えてくれるはずです。」


会社概要

株式会社ドトールコーヒー
所在地: 東京都渋谷区神南一丁目10番1号(本社)
代表取締役社長: 鳥羽 豊
資本金: 111億41百万円
従業員数: 956名
設立: 1962年4月
事業内容: コーヒーの焙煎加工並びに販売
食品の仕入れ、販売及び輸出入
飲食店の経営
フランチャイズチェーンシステムによる飲食店の募集及び加盟店の指導
URL: 株式会社ドトールコーヒーこのリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

事例キーワード

業種: 食品・流通
  HP BladeSystem c7000HP ProLiant BL460c G6HP XPディスクアレイ
  VMwareHP Systems Insight Manager

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