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松戸市が「仮想デスクトップ」を導入
セキュリティ強化と運用負荷軽減を同時に実現

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シンクライアント600台を導入し故障率を劇的に低減
クライアント管理の負荷軽減に貢献した「HP VDIソリューション」

市役所ロゴ
お客様背景
ソリューション
効果と今後の展望
会社概要
PDF(1.26MB)

目的

アプローチ

松戸市職員3,000人が利用するクライアント環境において、情報セキュリティ強化と運用負荷の軽減を同時に推進すること。さらに、クライアント環境全体のコストを削減し、ユーザーの利便性も向上させること。
OS、アプリケーション、データをサーバー側で一元管理可能な「仮想デスクトップ」を導入することにより、クライアント環境の様々な課題を解決する。

ITの効果

ビジネスの効果

「HP VDIソリューション」を採用しデータやアプリケーションの一元管理を実現
クライアント環境のセキュリティリスク低減と運用負荷軽減に貢献
HP VDIの検証済みシステム構成とリファレンスモデルにより短期間での導入を実現
人事異動やPC メンテナンスにかかる作業負荷と運用コストをトータルに削減
ユーザーが場所や端末を選ばず情報系ネットワークに接続可能になり、業務効率化と利便性向上に貢献
本システム基盤が将来のネットワーク統合および事業継続性強化に向けた布石に

お客様背景

PC環境の課題解決に向けて、仮想デスクトップの導入を決断

松戸市役所写真
松戸市 総務企画本部 門良英氏
松戸市
総務企画本部
IT 推進課
課長
門良英氏
松戸市 総務企画本部 佐藤忠雄氏
松戸市
総務企画本部
IT 推進課
課長補佐
佐藤忠雄氏
松戸市 総務企画本部 戸張徳一氏
松戸市
総務企画本部
IT 推進課
主任主事
戸張徳一氏

48万の人口を擁し首都圏有数の生活都市として成長を続ける松戸市。江戸時代には水戸街道の宿場町として栄え、現在はJR常磐線、武蔵野線、新京成線、東武野田線、流鉄流山線、北総線が運行する交通至便なエリアとして人気を博している。松戸市は、「子育て・教育・文化を軸とした都市ブランドづくり」および「人と人とのつながりを大切にした地域コミュニティの創造」を政策の柱として、「市民が主役の魅力あるまつど」の実現を目指している。

「ITを活用した市民サービスの向上、市役所業務の効率化も、その方針に沿うものです。具体的には、2005年12月に『松戸市情報システム最適化基本計画』を策定し、システムのオープン化・標準業務パッケージの導入を積極的に進めてきました。この取り組みは、業務効率の改善や導入コスト削減、開発期間の短縮化などの成果をあげています」と総務企画本部IT推進課課長の門良英氏は紹介する。

松戸市では、基幹系と情報系の2つのネットワークを構築・運用している。基幹系は、各種届出や登録、証明をはじめ、税金・福祉など、市民サービスを提供するためのネットワークで、800台のPCを約1,000名の市役所職員が利用している。一方情報系は、インターネットや電子メール、グループウェア、財務管理、ファイルサーバー、市議会中継システムなどで構成されており、およそ3,000名の全職員が利用するものだ。

「情報系ネットワークに接続されているPCのうち、およそ半数のリース契約が終了するタイミングが迫っていました。私たちはこの機を活かし、PC環境における課題解決を大きく前進させるために『仮想デスクトップ』の導入を決めました」(門氏)

松戸市が、従来のPC環境で直面していた課題とは何か。そして、仮想デスクトップがそれをどのように解決するのだろうか。IT推進課課長補佐佐藤忠雄氏は次のように説明する。

「目的は大きく6つあります。(1)セキュリティ機能の向上、(2)運用負荷の軽減、(3)トータルコストの削減、(4)ユーザーの利便性向上、(5)ネットワーク統合に向けた対応、(6)事業継続計画への対応。これが全体像ですが、中でも情報セキュリティは最重要のテーマです。これまでもデバイス制限やインストール制限などの対策をとってきましたが、ウイルス感染したUSBメディア持ち込みによるトラブルを経験したこともあり、抜本的な解決には至っていませんでした。ユーザーの利便性を損なうことなくセキュリティを強化し、かつ運用負荷を軽減するには『仮想デスクトップ』が最適と考えました」

2011年12月、松戸市IT推進課は公募型プロポーザルによる総合評価方式で開発パートナーを募り、仮想デスクトップ環境の具体化に着手。開発パートナーが提案した「HP VDIソリューション」が採用された。クライアント、サーバー、ストレージ、ネットワークスイッチといったインフラ機器群と、仮想デスクトップソフトウェア群から構成される統合型の仮想デスクトップソリューションである。

セキュリティ強化と運用負荷軽減を両立させる仮想デスクトップ環境

仮想デスクトップ環境では、OSやアプリケーションの処理、データ管理をサーバーサイドで行う。ユーザーは、シンクライアントからネットワーク経由でサーバーにアクセスして自分専用のデスクトップを利用するが、従来型のPCとほとんど変わらない使い勝手が提供される。物理サーバー1台あたりのクライアント集約度の高まりとともに投資対効果が大きく改善し、様々な分野で導入が加速している。

IT推進課渡辺正浩氏は、「仮想デスクトップ導入にあたって6つ掲げられたテーマのうち、セキュリティ機能の向上と運用負荷の軽減は、実際のところかなり緊密に結びついています。ユーザー側ではデータを保持せず、サーバーで処理した画面データだけをシンクライアントに転送しますので、クライアントセキュリティを大幅に強化できます。もちろん、USBメモリなど外部デバイスの制限も可能です。IT推進部課が業務時間中にPC1台1台に対して行ってきたセキュリティパッチの適用、ウイルス対策ソフトのパターンファイル更新やスキャンなども、サーバー側で集中的に行えるようになります」と説明する。

クライアント環境を“セキュリティも含めて”サーバー側で集中管理できること。その結果、大幅な運用負荷の軽減が図られることは、仮想デスクトップ環境ならではのメリットと言えるだろう。

「毎年4月には全職員の2〜3割が部署を異動します。それに伴い、PCそのものを引っ越ししたり、異動先で再設定を行ったり、場合によってはアプリケーションやデータを移行するような作業も発生していました。仮想デスクトップ環境であれば、異動先のシンクライアントからログインするだけで自分のデスクトップを使えます。大きな負担となっていたPCの引っ越し・移行作業の負荷を劇的に減らすことができるのです」(渡辺氏)

これは、3つ目の目的である日常的な運用作業にかかる“コスト削減”に直接的に結びつく。さらに、4つ目の“ユーザーの利便性向上”という目的にも合致するだろう。

IT推進課戸張徳一氏は、「PCが故障すると業務そのものが止まります。復旧までの機会損失に加え、保守・復旧を担当するIT推進課の職員の負担も大きくなっていました。1年間に30台程度でこうした障害が発生し、復旧には1台あたり数万円の実費も要していました。HDDを内蔵しないシンクライアントであれば故障率を劇的に削減できるとともに、何らかの障害が発生しても端末を入れ替えるだけで障害から復旧できます。これはかなり大きなメリットです」と語る。


ソリューション

豊富なリファレンスによりスピード導入が可能な「HP VDIソリューション」
松戸市 総務企画本部 渡辺正浩氏
松戸市
総務企画本部
IT 推進課
主査
渡辺正浩氏

プロジェクトは、2012年1月〜3月までに詳細設計からシステム構築・検証・本番稼働までを一気に推し進めた。大規模VDIシステムの短期間での導入を可能にしたのは、「HP VDIソリューション」ならではの検証済みのシステム構成と、豊富な導入実績に裏づけられたリファレンスモデルである。

「本庁舎内のサーバールームにVDIのサーバー/ストレージ環境を構築しました。シンクライアント端末は、本庁舎に300台、分庁舎に90台、支所や出先機関を含む37拠点で合計600台を導入しています」(渡辺氏)

VDIのサーバー/ストレージ環境を紹介しよう。600ユーザーを収容するVDIサーバーには、AMD Opteron™プロセッサー搭載のサーバーブレード「HP ProLiant BL465c G7」を採用。2プロセッサー/16コア、256GBメモリを搭載することで、1サーバーブレードあたり実に100ユーザー以上の集約を実現した。ハードウェア障害への配慮としてn+1の冗長構成とし計7サーバーブレードを導入。仮想マシンの集約数に余裕を持たせることで、縮退運転時でもパフォーマンス低下を起こさないよう配慮されている。

仮想デスクトップ環境では、1サーバーあたりのCPUコア数で集約できるクライアント数が決まる。また、十分な性能を発揮させるために1クライアントあたり2GBのメモリを割り当てるのが一般的なサイジングだ。松戸市が採用したAMD Opteron™プロセッサー搭載「HP ProLiant BL465c G7は、より多くのCPUコア・メモリを搭載できるため仮想デスクトップ環境に最適な選択と言える。

また、ストレージ環境に採用された「HP P4500 G2 SAN」は、仮想サーバー環境向けの共有ストレージとして評価の高い製品だ。最大の特長は管理が容易なこと。ストレージ容量の追加や構成変更は、サービスを止めることなくオンラインのまま実行できる。クラスターストレージと呼ばれるアーキテクチャーを採用し、ストレージノードをスケールアウトすることで容量とパフォーマンス、可用性を高めることも可能だ。また、データを複数のストレージノードに分散して書き込む「ネットワークRAID」と呼ばれるテクノロジーにより、業界で唯一ノード障害にも耐える仕様を実現している。

このシステム基盤上に「VMware View」により仮想デスクトップ環境が構築され、ユーザーはそれぞれの仮想デスクトップ環境にシンクライアントからアクセスする。VDI用のネットワークには、アクティブ−アクティブ構成で冗長化された帯域をフルに活用できる「HP A5500」が採用された。

HP VDI ソリューションでは、HP BladeSystem、HP P4500 G2 SAN、HP Aシリーズスイッチからなるハードウェアが検証済みの構成として提供される。また、ユーザー規模やアプリケーション要件に応じた幅広いリファレンスが用意されているためスピーディな導入が可能だ。

今回採用された「HP t5570e Thin Client」は、モニター背面にシンクライアント本体を装着するユニークなデザインを採用している。クライアント端末の置き場所を固定できるうえ、配線もスッキリまとめられる。限られたスペースで21.5インチワイドの大型ディスプレイを活用可能なので、複数画面を立ち上げての作業などユーザーの業務効率向上に貢献する。

仮想化による大規模統合で実績のあるHP ProLiantブレードとHP 6300 EVAを採用


システム構成図
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効果と今後の展望

インフラ視点からクライアント環境を革新する「HP VDIソリューション」
松戸市 総務企画本部 小北真弓氏
松戸市
総務企画本部
IT 推進課
主幹
小北真弓氏

「仮想デスクトップは、クライアントセキュリティを、個別のPC単位でなく“インフラという切り口”から大きく変えました。導入にあってはセキュリティ上のメリットについて事前にユーザーへ啓蒙してきましたが、USBメモリが使えないことなど当初はわずかな混乱もありました。しかし、すぐにその意味は理解してもらえました。今ではセキュリティに対する職員の意識全体が向上してきたと感じています」とIT推進課小北真弓氏は評価する。

今回の仮想デスクトップ導入によって、800ユーザー分、600台のPCがシンクライアントに置き換えられた。ただし、高スペックの要求されるシステムと所属長のクライアントには従来型PCも残している。

「万一のネットワーク障害に備えること、外部メディアを所属長の責任下で厳格に管理・利用することを想定して、一部に従来型PCを採用しました。管理ツールによってユーザーごとの負荷状況を把握できますので、ヒアリングをして改善策を検討したり、必要に応じて従来型PCに入れ替えるなどの現実的な対応も行います」(渡辺氏)

「今後は、原則としてシンクライアントに移行していきたいと考えています。そのために、ブレードサーバーのエンクロージャーは、サーバーブレードを追加するだけで拡張できるシステム構成を採っています」(門氏)

さらに運用管理面での効果として、戸張氏が次のように語る。「シンクライアントはHDDを搭載しないなど構成がシンプルなので、故障が少ないのが大きなメリットです。本稼働して約3カ月ですが一台の故障もありません。仮想デスクトップ環境の使い方に関する問い合わせもほぼ解消し、運用負荷の軽減を実感できています」

さて、残る2つのテーマ“ネットワーク統合に向けた対応”と“事業継続計画への対応”に対し、門氏が次のように語って締めくくった。

「基幹系と情報系に分かれているネットワークを統合し、一部で重複しているクライアント端末も統合していく計画です。これにより、端末にかかる費用や消費電力を削減するとともに、手狭になっている設置スペースの問題も解消したいと考えています」

東日本大震災の影響を受けて、松戸市でも前例のない大規模な計画停電が実施された。その結果、松戸市庁内で運用されているシステムも一時停止を余儀なくされ、住民情報を取り扱うオンライン基幹業務の窓口は一時休止、リアルタイムな防災・災害情報の入手先として市民が期待していたホームページも一時クローズしたという。

「自治体クラウド計画を策定し、災害に強い情報システム、業務を継続可能な環境を目指したいと思っています。データセンターを活用し、システムの共同利用を進め、高い可用性を実現しつつ全体経費と管理負荷の低減を同時に実現する構想です。いかなる状況下でも業務を継続できる環境に、新しい技術を採用しながら挑戦したいと思っています」


市役所概要

松戸市役所
所在地: 千葉県松戸市根本387-5
市長: 本郷谷 健次
URL: http://www.city.matsudo.chiba.jp/index.htmlこのリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

事例キーワード

業種: 自治体
  シンクライアント仮想化
  HP BladeSystem c7000HP ProLiant BL465cHP P4000 G2 SAN、 HP A5500 Switch、 HP t5570e Thin ClientVMware vSphere 5VMware View

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