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ミッションクリティカルシステムは、どこへ向かう!?

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【Intel-日本ヒューレット・パッカードキーパーソン対談】1.戦略編

ミッションクリティカルシステムは、どこへ向かう!?

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ミッションクリティカルシステム市場がにわかに活況を呈してきた。いわゆる基幹業務システムに限らず、“停止の許されないシステム”が様々な領域に拡大していることが大きな要因だ。さらに注目すべき動きもある。基幹業務システムを“稼ぐためのシステム”と位置づけて、大規模データのリアルタイム処理に挑む企業が増えているのだという。インテルの田口栄治氏を迎えて、ミッションクリティカルシステムの最新動向を聞いた。

2014年4月9日

  対談者

インテル株式会社 田口 栄治氏
インテル株式会社
クラウド・コンピューティング事業本部
データセンター事業開発部
シニア・スペシャリスト
田口 栄治氏
日本ヒューレット・パッカード株式会社 中井 大士
日本ヒューレット・パッカード株式会社
HPサーバー製品統括本部
エンタープライズサーバー製品部
部長 
中井 大士

拡大する“新たなミッションクリティカルワークロード”

――ミッションクリティカルシステム市場で起こっている変化とはどのようなものですか。

田口氏
(田口氏)
(田口氏)
ミッションクリティカルシステムは、企業の中核を支えるIT基盤として位置づけられてきました。停止することなくビジネスを支え続ける、という使命は今も変わりません。その一方で大きな変化も起こっています。デジタルエコノミーと呼ばれる新興市場で培われてきたテクノロジーが、企業情報システムのあり方に大きな影響を与えているのです。
たとえば、SNSから入手した情報を商品やサービスの改善に即座に反映させる、物流情報をリアルタイムに分析してサプライチェーンを最適化する、といった動きはミッションクリティカルシステムの新しい形と言えるでしょう。キーワードは“ビッグデータとリアルタイム”です。

(中井)
いわゆる基幹業務システムに限らず、情報系や分析系と呼ばれるシステムの中にもミッションクリティカルな性格を帯びた、“停止の許されないシステム”が増えています。スピード感のあるビジネスプロセスに組み込まれたメールシステムや、顧客情報と商品を即座に紐づけるような分析システムなどが典型的な例です。
おっしゃるように“新しいミッションクリティカルワークロード”には、止められないという性格に加え、大量のデータをリアルタイムで処理するといった要求が含まれることが多いですね。進化したテクノロジーで「これまでできなかったことを実現したい、収益向上に結びつけたい」というチャレンジが活発化してきている表れと思います。

(田口氏)
クラウドサービスの利便性を実感したユーザーが、基幹システムにも同等の柔軟性やスピード感を求めるという側面も見逃せません。
簡単に整理するなら、「膨大なデータをリアルタイムで処理したい」「クラウドのようにタイムリーに使いたい」という新たな要求と、「システム停止は許されない」「しかも予算は増えない」といった課題が交錯する中で多くの企業のIT部門がジレンマを感じているように思います。


ミッションクリティカルシステムの“構造改革”を進めよ

――HPのProject Odysseyは、そうした課題にどのように応えられますか。

中井
(中井)
(中井)
Project Odysseyでは、ミッションクリティカルシステムにおける“無停止”という不変の目標に対し、HP NonStopサーバーHP-UXサーバーをさらに強化していく『継続』という方針がまずあります。
さらに、2つ目の戦略として『拡大』があります。先ほどから話に出ている“新しいミッションクリティカルワークロード”に向けて開発を進めている、次世代ハイエンドx86サーバー「DragonHawk(コード名)」がその目玉です。DragonHawkにはHP-UXベースのハイエンド機「HP Integrity Superdome 2」で培ったRAS機能が移植され、最強のLinuxプラットフォームとして登場します。ハイエンドサーバーならではの圧倒的なスケールアップ性能に加え、従来のx86サーバーの常識を覆す高信頼性・高可用性を備えた製品になります。

(田口氏)
x86サーバーがUNIXシステムに匹敵する信頼性を備えたなら、ミッションクリティカルシステム市場全体に与えるインパクトはかなり大きいでしょうね。従来では考えられなかった高い信頼性と可用性を、x86サーバーならではの高い性能とともに、誰もが手軽にお使いいただけるようになるのですから。
お客様企業に対して、ミッションクリティカルプラットフォームの幅広い選択肢を提示できることも、HPとインテルの協力関係における大きなメリットのひとつと言えるでしょうね。

(中井)
おっしゃる通りです。HPは、あらゆるミッションクリティカルワークロードをサポートするプラットフォームをトータルで提供していきます。お客様に幅広い選択肢を提示することは、Project Odysseyのコンセプトの一つでもあります。
『継続』と『拡大』に加えもう一つ、『連携』についても少しお話しさせてください。ミッションクリティカルシステム上、基幹システム上には膨大なデータが蓄積されています。いわば“企業内のビッグデータ”ですが、これを効率よくリアルタイムに分析して活用するための『連携』機能を強化していきます。レガシーなアプリケーションと新たなアプリケーションの融合、あるいはHP NonStopサーバーとLinuxベースシステムの高度なシステム連携といった形で実現されます。

Project Odyssey「3つの戦略」

(田口氏)
企業のIT部門の予算が増えない中で原資をどう生み出していくか、という大きな課題がありますが、解決の大きな指針は“稼ぐためのシステム”にすることです。基幹システム内のビッグデータを活用する、というのは大事なヒントになりますね。いかに迅速にインサイト発見するか、即座にアクションに結びつけるかが競争優位を決めることになるでしょう。今こそ、ビジネスの成果と競争力に結びつく“ミッションクリティカルシステムの構造改革”を進めるべきではないでしょうか。


“稼ぐためのシステム”をいかに実現すべきか。

――ミッションクリティカルシステムの構造改革とは、どのようなものですか。

田口氏
(田口氏)
(田口氏)
たとえば、データ分析を数時間かけてバッチ処理するのではなく、オンラインリアルタイムで実行して即座にアクションにつなげていく。OLTPとOLAPの処理を単一のデータベースに集約し基幹系の生データを直接分析する――超高速な“インメモリ処理”であれば、膨大な市場の情報をリアルタイムに分析しつつ、ダイナミックな販売戦略を展開するような“稼ぐためのシステム”への構造改革は難しくありません。

(中井)
Project Odysseyの成果として、この4月に「HP ProLiant DL580 Gen8」を発表しました。22nmプロセスで製造される最新のIvy Bridge-EX世代の「インテル® Xeon® プロセッサー E7 v2」を搭載した4ソケットサーバーです。最大60のCPUコア、3TBのメモリ空間(6TBに拡張予定)という巨大なリソースをご活用いただけます。
「HP ProLiant DL580 Gen8」は、まさに“インメモリ処理”に最適なプラットフォームです。大規模データのリアルタイム処理という“新しいミッションクリティカルワークロード”にお応えします。ディスクベースのシステムとの比較でおよそ30倍のパフォーマンスを発揮し、ミッションクリティカルな要求に応える高信頼性を備え、しかもコストは大幅に抑えられます。

インテルRXeonR プロセッサーE7-8800/4800/2800 v2 製品ファミリー

性能向上による、重要なビジネスプロセスと分析の高速化

(田口氏)
「インテル® Xeon® プロセッサー E7 v2」なら、オンライントランザクションやビジネスインテリジェンス/データウェアハウスを限りなくリアルタイム処理に近づけることができます。ハイパフォーマンスコンピューティングの分野でも、処理時間短縮により大きく成果を高めることが可能になります。
ミッションクリティカルシステムは、従来からの役割の延長でなく、新しい役割を備えてより高いステージに上がることが重要だと思います。そのために最新のテクノロジーを活用できるかどうかが、企業の競争力を大きく左右することになります。「インテル® Xeon® プロセッサー E7 v2」はその突破口になるはずです。

インテル® Xeon® プロセッサー E7 v2
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