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Superdome 2の真実

クラウド時代にこそ求められる堅牢で柔軟なインフラストラクチャ

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栗原潔氏 × HP特別対談
2010年4月27日、10年ぶりにラインアップの刷新を行ったHP Integrityサーバーの新基軸製品、HP Integrity Superdome 2。単なる最新プロセッサーの搭載に対応しただけではない、この製品はどのようなものなのか?このクラウド時代に新たな風を吹き起こすというITインフラとは何なのか?

その真実を明らかにすべく、株式会社テックバイザージェイピー (TVJP) 代表取締役の栗原 潔氏との対談が実現しました。
 

ただの新製品ではない?

栗原 潔 氏 (以下、敬称略):まず、今回の新製品の概要を教えて下さい。Integrityサーバーの製品ラインアップが大きく変わったそうですが?

山中:今回の発表は、最新のインテル® Itanium® プロセッサー 9300番台へのアップグレードだけではありません。特に大きなポイントとして、従来のSuperdomeに相当するハイエンドサーバーが、仮想化や自動化との親和性が高いブレードのアーキテクチャを大きく取り入れ、未来を見据えたミッションクリティカルサーバーに生まれ変わったという点です。10年ぶりの刷新ということでHP Integrity Superdome 2 (以下、Superdome 2) という名称に変更されました。結果的に、同一ラック上でラックマウント型サーバー、ブレード型サーバー、そして、Superdome 2が共存できるようになりました(図1参照)。
HP Integrityサーバーの新ラインアップ
図1:HP Integrityサーバーの新ラインアップ
日本ヒューレット・パッカード株式会社 山中 伸吾
山中 伸吾
日本ヒューレット・パッカード株式会社
エンタープライズストレージ・サーバー・ネットワーク事業統括
ビジネスクリティカルシステム事業本部
製品マーケティング本部
プロダクト・マネージャー
栗原:正直、サーバー製品の差別化が困難になっている中でハードウェアのパッケージング技術はベンダーの腕の見せ所と言えますね?

山中:確かに、ブレードアーキテクチャを取り入れることによる消費電力、設置面積、保守性、信頼性の向上がお客様に提供する価値は大変大きいと思います。ただし、ここで注意していただきたいのはハードウェア・テクノロジーの強化は当社がお客様に提供する価値の一部でしかないということです。より広い視点から見た価値提案を考えていただきたいと思います。ここで、重要になってくるのがHP Converged Infrastructure (コンバージド・インフラストラクチャ)です。

ハードウェア・テクノロジーは価値の一部でしかない?

栗原:HP Converged Infrastructureについては昨年の後半あたりから耳にすることはあったのですが、今回の発表により具体的な姿が見えてきたと言ってよいでしょうか?

山中:はい、そう言ってよいと思います。HP Converged Infrastructureは単なるマーケティング・メッセージではありません。具体的なソリューションの方向性を示したものです (図2参照)。もちろん、ハードウェア基盤をコンバージ (収束) するのは重要なのですが、HP Converged Infrastructureはより広い概念です。
HP Converged Infrastructure アーキテクチャの定義
図2:HP Converged Infrastructure アーキテクチャの定義
弁理士 技術士 (情報工学) 株式会社テックバイザージェイピー (TVJP) 代表取締役 栗原 潔 氏
栗原 潔 氏
弁理士 技術士 (情報工学)
株式会社テックバイザージェイピー (TVJP) 代表取締役

東京大学工学部卒業、米MIT計算機科学科修士課程修了
日本アイビーエム、ガートナージャパンを経て2005年6月より独立
まず、縦割り型のアプリケーション群ではなくシェアードサービスに基づいた管理を実現するための運用管理環境が提供されます。そして、ハードウェア・レベルでは「フレックスファブリック」と呼ばれる柔軟な接続機能が提供されます。具体的には、導入時に一度だけケーブリングを行なっておけば、後は管理ソフトウェアの操作だけで柔軟に構成変更できる“ワイヤーワンス”という機能が提供されます。そして、「アダプティブリソースプール」という考え方により、ハードウェア・リソースが仮想化され、ビジネス上のニーズに合わせて柔軟かつ俊敏に利用できるようになります。

最後のポイントとして、データセンターにおける電力消費の最適化があります。これを、送電線網の最適化テクノロジーの名称であるスマートグリッドになぞらえて「デーセンター・スマートグリッド」と呼んでいます。

栗原:電力消費の最適化は環境問題への貢献だけではなく、当然、電力料金削減にも結びつきますし、特に、情報システムのTCOに占める電力料金の割合が増加していることから、一般企業のお客様にとってもますます重要なポイントになってきていますね?

山中:そうですね。そもそもサーバーの電力消費効率という観点から言うと今回のHP Integrityサーバー製品はきわめて優れています。従来製品と比較し、約30%消費電力の削減を実現しています。また、ブレード化の推進により前述の“ワイヤーワンス”の実現も容易になっています。

さらに、HP Insight Orchestrationという管理ソフトウェアにより柔軟な構成管理が可能になっています。ユーザーがGUI画面で構成を決定し、セルフサービスポータルから申請し、承認されると自動的にプロビジョニング、つまり、資源の割り当てが行なわれるようになります (図3参照)。ITの構成管理のプロセスが大幅に迅速化されます。ここで「オーケストレーション」という考え方はきわめて重要だと考えています。日本語化しにくいのですが、あたかもオーケストラの指揮をするかのように、IT基盤の構成要素の柔軟な管理・調整作業を行なうとイメージして下さい。
HP Insight Orchestration
図3:HP Insight Orchestration
栗原:同様の機能は、貴社のHP CloudSystem Matrixで提供されていたと思いますが?

山中:はい、その機能をHP Integrityサーバーの世界にも拡張しました。

栗原:一般にこの種のセルフサービス型のシステムのニーズに関して、日本国内の企業ユーザー様の意見を聞くと「うちはまだそこまでは必要ない」という意見が聞かれることが多いと思うのですが?

山中:そのような状況は今、急速に変わっていると思いますし、変わらなければいけないと思います。また、情報システム部門の担当者の方が比較的保守的である一方で、業務部門のユーザーがより柔軟で俊敏なシステムを望んでいるというケースもあるかと思います。いずれにせよ、オーケストレーションに対するニーズの短期的ニーズはきわめて大きいと考えています。

ITコストは使う分だけ払えばいい?

栗原:他にテクノロジー面以外での重要なポイントはありますでしょうか?

山中:今回の発表前から提供されていましたが、Superdome 2によって今日のミッションクリティカル・システムを稼働する上で大きな価値を提供する販売形態にiCAP (インスタント・キャパシティ)があります。これは、お客様にCPUコアの利用権を販売する形態です。

お客様は安価な料金でまず利用権のないハードウェアを購入し、後になってから必要に応じてオンラインで利用権を購入することで未使用のコアを利用可能にし、瞬時に処理能力を増強することができます (図4参照)。追加コア分の料金はそのタイミングから発生します。未使用分のコアについては保守費用もかかりません。また、コア単位でライセンス料金が発生するソフトウェアのライセンス料金も節約することができるので、これによりきわめて大きなTCO削減効果が得られることが多いでしょう。
Superdome2 クラウド型の次世代購入形態
図4:Superdome2 クラウド型の次世代購入形態
栗原:情報システム部門やシステムインテグレーターにとって容量計画、いわゆるキャパプラは最大の悩み事のひとつですし、特に昨今の経済情勢においては余分なハードウェアコストは払いたくない。そうかと言って処理能力不足でサービスが停止することは許容されないというケースが増えていますので、このような利用権方式の価値はさらに高まったと言えそうですね。

山中:おっしゃるとおりです。稼働前にどれだけ慎重に容量計画を行なっても今日の変化の激しい環境では正確な予測を行なうことは困難です。発想を転換して、システムが稼働してから状況に合わせてシステムを拡張していけばよいのです。

さらに、購入いただいた利用権は、筐体内だけでなく、複数のサーバー・マシン間で使い回しが可能です。サーバー・マシンがネットワーク接続さえされていれば利用権の移動が可能です。これは、特に、災害対策のシナリオにおいてきわめて有効です。バックアップ・サイトを最小限の料金で維持しておき、不測の事態が発生した時に本番機の利用権をバックアップ機に移すことができます。如何に災害対策が重要とは言え、使っていないマシンに多額のコストが発生しているのは許容できないことが多いでしょう。これにより、多くのお客様において重要案件となっている災害対策や事業継続計画 (BCP) がより現実的になると思います。

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