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新たな未来を切り拓くミッションクリティカル・ブレード

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新たな未来を切り拓くミッションクリティカル・ブレード
新たな未来を切り拓くミッションクリティカル・ブレード
従来、ブレード製品はローエンドモデルでの展開に留まっていたが、ミッドレンジ領域までカバーした全く新しい「ミッションクリティカル・ブレード」が登場した。ビジネスの成長に合わせてサーバー自体を増強できないのか?遠隔地のサーバーを自由自在に操作できないのか?そうした問題を解決できる新技術「Scalable BladeLinkテクノロジー」や、完全なリモート管理を実現する「iLO3」などを備える、ミッションクリティカル・ブレードの新技術を紹介していく。
2010年6月
テクニカルライター
吉川 和巳

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HP-UX+Itaniumによる消費電力制御

Integrity BLシリーズの3つめの特徴として岡村氏が説明する点は、Itaniumプロセッサー 9300番台が搭載する電力制御機能「Demand Based Switching(DBS)」とHP-UXオペレーティングシステムの連携による省電力機能だ。
HP-UX+Itaniumプロセッサーによる消費電力制御
図5:HP-UX+Itaniumプロセッサーによる消費電力制御

「DBSは、CPUリソースの消費状況に合わせて、CPUクロックと電圧を動的に制御する機能です。Integrity BLシリーズが搭載するItaniumプロセッサー 9300番台では、これまでよりも一段階深い省電力モードである「P3」に対応しました。HP-UXであれば、CPU利用率を参照しP3からP0へ自動で再起動せずに変更させる設定も可能なのです。また、コア当たりで電圧/周波数を制御するCステートはC0ステートとC1ステートをサポートしています。この省電力機能は性能に何の影響も与えず、従来に比べておよそ30%の消費電力削減を実現しています。」(岡村氏)
HP-UXからItaniumプロセッサーの省電力モードを制御している例
図6:HP-UXからItaniumプロセッサーの省電力モードを制御している例

新しい世代のサーバー管理を実現する「iLO3」

ブレードサーバーとしてのIntegrity BLシリーズに備わるもうひとつの特徴は「管理性」である。新開発のリモート管理プロセッサー「iLO3」を搭載し、遠隔地にいる管理者に代わってIntegrity BLシリーズを自在に操るための仕掛けが組み込まれている。このiLO3について、日本ヒューレット・パッカードの河野 敏隆氏は次のように説明する。

「iLO3はIntegrity BLシリーズ本体のプロセッサーとは独立して稼働する専用プロセッサーであり、電源ケーブルさえ接続されていればたとえ本体のプロセッサーが動作できないような状況でもIntegrity BLシリーズの隅々まで監視や管理が可能です。例えばサーバー内部の全コンポーネントからフロントパネルに至る詳細状態の通知をはじめ、電源のオン/オフやリセット、コンソールへのアクセス、各種システムイベントのログ記録と表示機能を提供します。」
日本ヒューレット・パッカード株式会社 河野 敏隆
河野 敏隆
日本ヒューレット・パッカード株式会社

ESSプリセールス統括本部
エンタープライズ ストレージストレージ・サーバー技術第二本部
ビジネスクリティカルシステム技術第一課
シニアITスペシャリスト

Integrity BLシリーズ上に搭載されたリモート管理プロセッサー「iLO3」
図7:Integrity BLシリーズ上に搭載されたリモート管理プロセッサー「iLO3」

とりわけ今回新たに設計し直されたiLO3では、いくつかの重要な管理機能強化が施されているという。「まず、これまでよりも大幅に高速な管理プロセッサーを採用し、仮想メディア機能等の操作性を改善しました。またIntegrity BLシリーズの特徴であるScalable BladeLinkテクノロジーに対応しており、個々のブレード上で稼働するiLO3が互いに協調動作し、モナークブレード上のiLO3がマスターとして単一の管理インタフェースを提供する仕組みです。その他、WebベースのGUI管理画面も機能拡張されたほか、デフォルトでssh接続に対応するなどセキュリティ強化も実施されています。」(河野氏)
iLO3のWebベース管理画面
図8:iLO3のWebベース管理画面

例えば以下の「System Health」画面では、画面上のリンクをクリックしドリルダウンすることで、Integrity BLシリーズ上に装着されたすべてのDIMMスロットのひとつひとつについて、それらに装着されたDIMMモジュールのパーツナンバーや現在の温度まで詳細に確認できることがわかる。
「このように、どのDIMMスロットにメモリモジュールが挿入されているか、またそのパーツ番号は何かといった事細かな状況を把握できます。よってメモリの交換や増設に際して、事前にデータセンターに赴きシステムを止め、シャーシを開けて空きスロットを確認したり、追加発注するためのパーツ番号を控えたりする必要はありません。さらに、実際に現地に行ったところで思わぬ作業の中断や手戻りが発生するようなリスクも避けられます。」(岡村氏)
「System Health」画面上でDIMMモジュールの詳細情報を確認
図9:「System Health」画面上でDIMMモジュールの詳細情報を確認

「HP Insight Dynamics」のセルフサービスプロビジョニング機能

さらに、こうした管理者によるリモート管理をさらに一歩推し進めて、HPではIntegrity BLシリーズが提供するサーバーリソース全体のインベントリ管理から個々のサービスへの割り当てまでを自動化するソリューションとして、「HP Insight Dynamics」のセルフサービスプロビジョニング機能がある。「これまでは、例えばサーバーリソースを必要とする部門からの要求に応じてIT部門がインフラ環境を構築して提供するといったプロビジョニング手順が一般的でした。一方、HP Insight Dynamicsのセルフサービスプロビジョニング機能では、企業のポリシーに基づいてあらかじめインフラ環境のテンプレートを作成しておき、要求元が自らテンプレートを選択してリソース確保の承認リクエストをIT部門に送ります。これをIT部門が承認すると、Integrity BLシリーズの仮想化機能を利用して要求されたサーバーリソースを自動的に割り当てするというワークフローが実現します。」(河野氏)
HP Insight Dynamicsのセルフサービスプロビジョニング機能
図10:HP Insight Dynamicsのセルフサービスプロビジョニング機能

これまでのミッションクリティカル環境では、1台1台のサーバーを設置し、ケーブル配線を施し、OSやアプリケーション等を構築していくという、いわば「手作業」によるインフラ環境構築が当たり前であった。しかしIntegrity BLシリーズの登場によりブレードサーバーと仮想化技術の柔軟性を得たことで、セルフサービスプロビジョニングという「インフラ構築の自動化」が初めて実現可能となった。
以上、本稿ではIntegrity BLシリーズが示す「ミッションクリティカル・ブレード」の可能性を紹介してきた。ここで見てきたとおり、ミッドレンジ以上の基幹システム構築においても“ブレード革命”は着実に始まりつつあるようだ。
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