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可用性についての一般的な質問

Q1. 高可用性(HA:High Availability)とは何ですか。また、高可用性が重要な理由を教えてください。
A1.

高可用性は、構築、管理、および測定が可能なものです。可用性の高い環境を保証するためには、ハードウェア、システム ソフトウェア、そしてアプリケーションを単体で考えるのではなく、予測されるダウンタイムと予定外のダウンタイムを最小限に抑えるためのITプロセスを考慮しなければなりません。HPは、24時間×週7日間の稼動環境を求める企業に、総合的なHAソリューションを提供するためのすべてのコンポーネントを用意しています。

高可用性に対してニーズを高めているビジネス上の要素は多くあります。

  • 情報とサービスへの高速で使いやすい継続アクセスに対する、お客様の要求の増大
  • ITインフラストラクチャに依存するビジネス プロセス。手動バックアップが存在しないため、インフラストラクチャが停止するとビジネスも停止します。
  • 競争に対するプレッシャーの増大
  • サービスのグローバル化
  • より動的で、常時オンラインの世界へ向かう社会とビジネス
  • 電子商取引

Q2. クラスタとは何ですか。
A2.

クラスタとは、クラスタ マネジメント ソフトウェアで管理されるサーバとストレージ デバイスの疎結合です。クラスタリング テクノロジは、パフォーマンスのスケーラビリティを実現するために用いることもできますが、通常、クラスタリングの目的は、アプリケーションおよびデータの高可用性を提供することです。

クラスタリング テクノロジは長年にわたって存在してきました。このテクノロジは、完成度の高いテクノロジであり、現在では費用対効果も向上しています。また、このテクノロジは、複数のオペレーティング システムにまたがって広範なサーバで実装されています。

Q3. 所属する組織で高可用性実現のためのクラスタリング導入の正当性を説明するには、どうしたらよいですか。
A3.

ダウンタイムは高価です。電子商取引によって、ビジネスの様式が変化し、コンピュータ リソースは24時間、ユーザ、お客様、パートナー、リモート オフィスなどからアクセスできる必要があります。保守や拡張のために予定されるダウンタイムも、世界のどこかでビジネスが停止する原因になる可能性があります。マウスを1回クリックするだけで競合他社にアクセスできる環境では、システムが応答しなければ、お客様は簡単に別のサイトに移ってしまいます。クラスタが適切かどうかを判断する最も簡単な方法は、お客様の環境におけるダウンタイムのコストを算定し、クラスタ化に要するコストと比較することです。またはアプリケーションの業務に対する重要度を判定します。多くの企業が、汎用的なアプリケーションをビジネス クリティカルとみなすようになっています。

ダウン時間が1時間の場合の平均コストの例
  • 金融:証券 - 645万ドル
  • Eコマース:クレジット カード販売の信用照会 260万ドル
  • 電子商取引:ペイパービュー方式サーバ - 15万ドル
  • 小売り:通信販売コール センタ 9万ドル

HP Serviceguard for Linuxに関する質問

Q1. HP Serviceguard for Linuxとは何ですか。
A1. Serviceguard for Linuxは、HPが開発した高可用性クラスタリング ソフトウェアであり、Linux環境で動作するミッション クリティカルなアプリケーションをさまざまなソフトウェア障害とハードウェア障害から保護します。

Q2. 「HP Serviceguard for Linux」と「HP Serviceguard for Linux ProLiantクラスタ」、「HP Serviceguard for Linux for Integrity」の違いについて教えてください。
A2.

「HP Serviceguard for Linux」と「HP Serviceguard for Linux ProLiantクラスタ」は、パッケージに違いがあります。どちらもHPが開発した同じ高品質のソフトウェアをベースとしており、必要なマニュアルと追加ソフトウェア コンポーネントがすべて含まれています。

HP Serviceguard for Linux(463831-B21)
  • ソフトウェア
  • マニュアル
  • 1ノード ライセンス

Q3. サポートされる構成について教えてください。
A3. HP Serviceguard for Linuxクラスタで認定されているすべてのHP ProLiantまたはIntegrityサーバおよびHP StorageWorks製品は、2〜4ノードのSCSI構成および2〜16ノードのファイバ チャネル構成で使用することができます。最新の認定ハードウェアについては、HP Serviceguard for Linux認定マトリックス(英語)を参照してください。

Q4. Serviceguard for Linuxの各バージョン(A.11.15、A.11.16およびA.11.18)の違いについて教えてください。
A4.

どのバージョンでも、同じHP ProLiant構成がサポートされています。ただし、サポートされるLinuxディストリビューションとその機能、およびサポートされるHP Integrityサーバは、バージョンごとに異なります。また、HP Serviceguard for Linuxを正常に機能させるためには、各サーバ モデルが、サポートされるLinuxディストリビューションで動作する認定を受けている必要がある点にも注意してください。

Serviceguard for Linuxのバージョン A.11.15 A.11.16 A.11.18
製品番号 307754-B24
305199-B24
307754-B26
305199-B26
307754-B27
305199-B27
463831-B21
サーバ HP ProLiantおよび
HP Integrity
HP ProLiantおよび
HP Integrity
HP ProLiantおよび
HP Integrity
ディストリビューション* Red Hat EL 3
SUSE SLES 8
Red Hat EL 3
Red Hat EL 4
SUSE SLES 9
SUSE SLES 10
Red Hat EL 4
Red Hat EL 5
SUSE SLES 10
2ノード アービトレー
ション
クラスタ ロックLUN
Quorumサービス
クラスタ ロックLUN
Quorumサービス
クラスタ ロックLUN
Quorumサービス
Serviceguard Manager 監視および管理 構成、監視、
および管理
構成、監視、
および管理
スタンドアロン スタンドアロン プラグイン

現在サポートされているサービス パックについては、HP Serviceguard for Linux認定マトリックス(英語)を参照してください。

Q5. 各HP Serviceguard for Linux製品のライセンス要件を教えてください。
A5.
製品名 製品番号 ライセンス要件
HP Serviceguard for Linux 463831-B21 サーバ当たり1キット
HP Serviceguard for Linux Oracle Toolkit 463833-B21 クラスタ当たり1キット

HP Serviceguard for Linuxのテクノロジに関する質問

Q1. クラスタ アービトレーションが必要な理由を教えてください。
A1. データを破壊しないために、高可用性クラスタリング ソフトウェアは「スプリット ブレーン」を防止しなければなりません。「スプリット ブレーン」とは、複数のクラスタ ノードが互いに通信することなく、クラスタの制御を得てしまった状態を意味します。

Q2. Serviceguard for Linuxは、どのようなクラスタ アービトレーション方法を提供しますか。
A2.

クラスタ アービトレーションは、最高レベルの可用性とデータ完全性を確保するために不可欠です。HPは、この要件を満たすために2つの方法を提供しています。その1つは、複数の障害を処理するために、2ノード構成では必須要件であり、3または4ノード構成では推奨要件です。1つめの方法は、共有LUNを使用して、どのノードがデータをコントロールしているかを判定するクラスタ ロック方式です。2つめの方法は、独立したPCまたはサーバで動作し、最大50クラスタ/100クラスタ ノードを仲裁できるQuorumサービス方式です。1つのQuorumサービスが、LinuxおよびHP-UXクラスタにアービトレーション サービスを提供します。これは、サイトの障害時にクラスタがQuorumを作成できることを保証するために、第3サイトにQuorumサービスが存在するスプリット サイト構成で特に貴重です。


Q3. マルチパスはどのようにサポートされますか。
A3.

HP Serviceguard for Linuxは、HP ProLiantおよびHP Integrityサーバに標準のHBAドライバを使用します。これらのドライバにより、ソフトウェアを追加しなくてもマルチパス フェールオーバが可能になります。セキュア パスもサポートされており、マルチパス フェールオーバに加えて、パス間の負荷均一化などの機能を提供します。


Q4. Oracle 9i RACまたは10g RAC環境にHP Serviceguard for Linuxは必要ですか。
A4.

SGeRACが必須コンポーネントであるHP-UX環境とは異なり、Oracle 9iまたは10g RAC for Linuxにはクラスタウェアが含まれています。この環境では、対応するSGeRAC for Linuxは不要です。HP Serviceguard for Linuxは、同じサーバ上または別のサーバ上のアプリケーション層で使用できます。RACクラスタにServiceguardを共存させて、アプリケーションのフェールオーバ機能を備えることが可能です。詳しくは、HPのWebサイトhttp://www.hp.com/info/sglx(英語)に掲載されているWhite paper『Consolidating HP Serviceguard for Linux and Oracle RAC 10g Cluster』を参照してください。


Q5. 排他的ディスク ボリューム アクティベーションとは何ですか。
A5.

排他的ディスク ボリューム アクティベーションとは、1度に1つのサーバからのみデータ アクセスが行われることを確実にするため、ボリューム グループをアクティブ化するノードがクラスタ内に同時に2つ以上存在できないようにする機能のことです。論理ボリューム マネージャ(LVM)の中には、この機能が組み込まれているものもありますが、標準のLinux LVMには組み込まれていません。HP Serviceguard for Linuxでは、最新のLinux LVMの他の機能を利用して、独自の「排他的アクティベーション」機能を提供しています。


サポートとサービスに関する質問

Q1. 現在のお客様が新しいリリースにアップグレードするにはどうすればいいですか。
A1. サポート契約を受けている現在のHP Serviceguard for Linuxのお客様は、新しくリリースされたソフトウェアに無償でアップグレードできます。サポート契約をしていないお客様は、新たにライセンスを購入しなければなりません。

Q2. HP Serviceguard for Linuxで使用できるサポートについて教えてください。
A2.

HA環境についてさまざまなニーズを持つお客様がHP Serviceguard for Linux用に利用できる、あらゆる問題に対応する各種サポート製品が用意されています。8時間×5日間のサービスからCritical Supportサービスまでの、さまざまなレベルのサービスを、HPのアカウント担当者を通じて入手できます。


Q3. HP Serviceguard for Linuxで使用できるサービスについて教えてください。
A3.

HPではLinux専用のHAサービスを提供しています。

  • Express Service
    • Serviceguardの実装
      • HP製コンピュータ システムのServiceguardとの互換性を評価します。
      • 高可用性実装の構成と設計を行います。
      • Serviceguardをインストール、設定します。
      • あらかじめ定義されたシナリオを使用して、テストします。
      • 新しい高可用性環境について文書に記録します。

詳細情報

HP Serviceguard for Linuxについて詳しくは、HPのWebサイトhttp://www.hp.com/go/sglx/(英語)を参照してください。
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