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HP ネットワーク導入事例

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森之宮病院が、より高度なIT活用を目指し基幹ネットワークを刷新

IRF対応ボックス型スイッチ「HP 5800」をコアに採用して有線/無線LANを統合、高度な医療業務を支える高信頼かつ高性能なネットワークサービスを可能に
お客様背景
会社概要
関連製品
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社会医療法人 大道会 森之宮病院

目的

アプローチ

高度な医療業務を支える基幹ネットワークの強化と運用管理の効率化。医療業務でのIT活用を長期にわたって支える、信頼性の高いネットワーク基盤の実現を目指した。
ネットワークコアのパフォーマンスと耐障害性の強化を図り、ネットワークエッジにおける無線LANアクセスポイントの刷新と合わせて有線/無線LANを統合。

ITの効果

ビジネスの効果

レイヤー3スイッチ「HP 5800-24G-SFP Switch」2台をコアに採用し、ネットワーク仮想化技術「HP IRF(Intelligent Resilient Framework)」によりActive-Activeで冗長化
80Gbpsの広帯域をフルに生かしつつ耐障害性を向上
無線LANアクセスポイント「MSM 460」が450Mbpsの高速無線LANアクセスを実現
レイヤー2スイッチ「HP 5120 SI Switch」22台をエッジに採用し「MSM 460」と組み合わせて有線/無線LANを統合
1 Port Injectorを利用してポートからの「 MSM 460」へ給電が可能に
医療現場でのノートPCやPDAの活用、医療機関との地域連携など、医療業務のIT化を支えるネットワーク基盤の実現
機器設置スペース、消費電力量を削減し、運用管理コスト低減に貢献
将来のIT活用の高度化に応える十分な性能を備えたネットワーク基盤の実現

お客様背景

シングルベンダー統合で電子カルテシステムのネットワーク基盤を刷新

社会医療法人 大道会 森之宮病院(以下、森之宮病院)は、大道病院とボバース記念病院の機能を集約・高度化して2006年4月に開設された病院である。大阪市城東区にある8階建て(地下1階・地上7階)・病床数351床の施設には、FPD(Flat Panel Detec tor)によるフィルムレスのX線/心臓血管撮影システム、高性能設置型血管造影装置を併設したハイブリッド手術室、64列マルチスライスCT、1.5テスラMRIなど最先端の医療機器が多数導入され、特に急性期医療、回復期リハビリテーション、障害児医療の水準が高いことで知られている。

特定医療法人として出発した森之宮病院は、開院4年目の2010年1月より社会医療法人に認定される。以来、2次救急医療機関として他の医療機関との連携を密にとりながら、近隣市区民の健康と安全を支えるハイレベルな医療・福祉サービスを提供している。現在の医師数は約37名、看護師数は約220名となっている(いずれも常勤)。

「未来志向の病院」をコンセプトに設計された院内は、各所にバリアフリー構造が採用されているほか、わかりやすいサインで案内された外来、快適な居住空間が追求された病棟、近隣の住民が自由に利用できる医療図書コーナー「こもれび広場」など、さまざまなアイデアが取り入れられている。これらの取り組みは市区民に高く評価され、2007年には福祉的な配慮がなされた施設を表彰する「第14回 大阪・心ふれあうまちづくり賞」の大阪市長特別賞を受賞している。

医療体制および施設の充実に加えて、開院以来、森之宮病院が継続的に取り組んでいるのが医療現場や病院運営におけるITの高度な活用である。同病院では専任のIT部門であるシステム管理室情報システム課が設置され、医療現場でのIT活用を支える体制を整えている。そうした中、医療業務のさらなる効率化やコスト削減を目的にネットワーク基盤の刷新を計画。基幹の電子カルテシステムのコアネットワーク/各階のエッジネットワークをシングルベンダー統合の形でリプレースするプロジェクトを立ち上げた。医療現場が求める高水準な要件を満たす製品として選ばれたのが、ギガビットイーサネット・レイヤー3スイッチ「HP 5800シリーズ」である。


ミッションクリティカルな医療業務を支えるコアネットワークに「HP 5800」を採用

森之宮病院は、2006年の開院当初より医療業務でのIT活用を主要な経営テーマの1つと捉え継続的な取り組みを行ってきた。開院時に導入した電子カルテは、診察予約から会計までのフルオーダリングシステムと共に運用されており、患者は書き換え可能な磁気カード型診察券を使って、電子カルテに入力された個々の診療内容や診療時間、次回予約時間をいつでも確認できる。

一方、病院スタッフ向けには、画像観察用高精細液晶モニターを採用したPACS(医療画像通信)システムやペーパーレスのデジタル心電図システムのような最先端のITを駆使した医療機器のほか、医師や看護師には、無線LAN接続に対応したノートPCやPDAデバイスが提供されており、フレキシブルな業務環境を実現している。

森之宮病院での多岐にわたる医療業務とITサービスを支えるインフラ―― 中でも情報システム課が重視しているのが、ネットワーク基盤の安定的なパフォーマンスと可用性・信頼性である。森之宮病院 システム管理室 情報システム課 主任の野中優氏は次のように説明する。

社会医療法人 大道会 森之宮病院 システム管理室 情報システム課 主任 野中優氏
社会医療法人
大道会 森之宮病院
システム管理室
情報システム課
主任 野中優氏
株式会社エーシーケー メディカル部 荒巻和彦氏
株式会社エーシーケー
メディカル部
荒巻和彦氏

「今日、病院におけるネットワーク基盤は、単なる情報やデータの伝達網という以上の重要な役目を負っています。当院の使命の1つに、地域およびグループ内の医療施設との連携があり、これを含めた各種ITサービスのノンストップ提供を実現するために、ネットワーク基盤に対する継続的な取り組みが欠かせません」

野中氏によれば、同院のネットワーク基盤において、病院業務に支障を来すようなトラブルが生じたことは開業以来一度もなかったという。しかしながら、異種ベンダーで構成されたスイッチや無線LANアクセスポイントなどのネットワーク機器が、導入から5年が経過したことで老朽化し、IT活用の進展やユーザーの拡大に伴ってネットワークの性能・機能が追従できなくなりつつあった。「特に全階に配備した無線LANの接続速度は明らかな限界が見えていました」と野中氏は指摘し、当時を次のように振り返る。

「医師や看護師が用いるノートPCやPDAは50Mbps程度の速度を必要としていましたが、旧機器での実測値はそれを大きく下回っていて、無線LANアクセスは快適とは言えない状況でした」無線LANの速度不足に加えて、森之宮病院には、上述したように二次救急医療機関として地域の救急医療を24時間・365日体制で担うため、ネットワークの耐障害性に対しよりシビアな要求がなされていたことや、古い機器でかつ異種ベンダー構成に起因する運用管理面での不便や、サーバールームにおける設置スペースの逼迫、電力消費量の増大といった問題も露呈していた。

そこで森之宮病院はネットワーク基盤の刷新を計画。2011年8月に、基幹サービスである電子カルテシステムを支える新しいコアスイッチとして、レイヤー3スイッチ「HP 5800-24G-SFP Switch」を選定した。

HP 5800-24G-SFP Switchは、データセンターのサーバーアクセスや企業ネットワークの統合に最適なスイッチだ。24個の10/100/1000Mbps SPFポートと4個の10Gbps SFP+スロットを備えている。

選定の決め手となったのは、同製品に備わるHPのネットワーク仮想化テクノロジー「IRF(Intelligent Resilient Framework)」が可能にする冗長機能だった。IRFは、複数のネットワークスイッチを論理的に“1台のスイッチ”として扱えるようにするテクノロジーで、これにより複数のボックス型またはシャーシ型スイッチを仮想的に統合し、冗長化と処理の分散化、管理の一元化を図れるようになる。

「IRFの冗長化機能が、私たちがITインフラの中で最も重視するネットワーク基盤をさらに強固で安全なものにしてくれると確信しました。加えて、低消費電力であることと、省スペースに貢献するボックス型1U筐体であることも高く評価しました」と野中氏は語る。

また、森之宮病院のIT計画を支援している株式会社エーシーケーの荒巻和彦氏は今回、同病院に求められている社会的な役割も踏まえて設計や機器の提案にあたったとしてこう話す。

「今回は一般的な5年サイクルの刷新というよりも、地域の中核病院としてあるべきネットワーク基盤の姿を描きました。そこで着目したのが、帯域をフルに活用しながら耐障害性を高められるIRFです。このテクノロジーに対応したHP 5800の提案は、病院のITインフラを超えて、ほぼライフラインに近い形で常用されるネットワーク基盤を追求した結果と言えます」

     
ネットワーク概要図    
ネットワーク概要図
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HP ハードウェア
・HP 5800-24G-SPF Switch
・HP 5120 SI Switch
・HP MSM460
 
   

Active-Activeの冗長構成で耐障害性を強化し、無線LANの速度も改善

HP 5800は同スペックの製品が2台導入され、冗長構成をとって電子カルテシステムのネットワークコアが構成された。2台のHP 5800とサーバースイッチ間は10Gbps、HP 5800とエッジスイッチ間は1Gbpsの帯域が確保されることとなった。特筆すべきは、この冗長構成が一般的なActive-Standby(稼働系+待機系)ではなく、IRFを活用してActive-Activeで運用することができる点だ。エーシーケーと共に新ネットワーク基盤の設計・構築にあたった住友電設株式会社の情報通信システム事業部 西部情報ネットワーク部 営業技術課 主席 吉岡賢二氏は次のように説明する。

住友電設株式会社 情報通信システム事業部 西部情報ネットワーク部 営業技術課 主席 吉岡賢二氏
住友電設株式会社
情報通信システム事業部
西部情報ネットワーク部
営業技術課
主席 吉岡賢二氏

「IRFのネットワーク仮想化テクノロジーによって、2台のHP 5800は論理的にあたかも1台のスイッチとして稼働します。旧基盤のActive-Standbyではスイッチに備わる本来の性能を十分に引き出すことができませんでしたが、Active-Active構成がとれるHP 5800では両機間の帯域が80Gbpsに達し、ミッションクリティカルなネットワークを確実にノンストップで提供することが可能になります」

一方、各階のエッジネットワークには、ギガビットレイヤー2スイッチ「HP 5120 SI Switch」が選ばれ、電子カルテシステム用に22台が導入された。旧基盤ではエッジスイッチ間のみが1Gbps 接続であったが、新しい基盤では有線LANについてはすべての終端までが1Gbpsで接続される構成がとられた。同時に各無線LANアクセスポイントも刷新し、急務の課題であった無線LANのスピード不足を一気に解消。有線/無線LANのシームレスな統合を実現した。

「HP 5120の導入を機に、院内の無線LANを理論値アンテナあたり450Mbpsで2.4GHz /5GHz帯両対応のIEEE 802.11n 規格にアップグレードし、懸案だったスピードの問題の改善を図りました。帯域をノートPC用の5GHz帯とPDA用の2.4GHz帯に分けて提供することで、各々のデバイスでフルに性能を発揮できるように工夫しました」(吉岡氏)

アクセスポイント「HP MSM460」への給電は、エッジスイッチの1 Port Injectorを利用してポートから行われる。そのため、電源工事が不要になり配線も最小限で済んでいる。


既存の課題をクリアし、医療現場での活用を広げるインフラへ

エーシーケー、住友電設による構築作業は2011年11月から始まり、メインとなるネットワークコアのリプレースが2月から3月にかけて行われた。検証や追加修正などを経て2012年4月に全作業が完了。トラブルもなく、HP 5800を中核とするHPネットワーク製品によって統一化された新しいネットワーク基盤の本稼働がスタートしている。野中氏は、今後を見据えたネットワーク基盤の完成に満足した表情を見せる。

「高性能で耐障害性に優れたネットワークは、私たちの業務に大きな安心感をもたらしています。急務の課題だった無線LANのスピードは劇的に改善され、院内のあらゆる場所で体感的に有線とほとんど変わらないスピードを実現しています。現場の医師や看護師からは、ノートPCとPDAを同時に使っていても非常に快適だという声を聞いています」(野中氏)

同氏によれば、これまで医師は医療画像など大容量のデータを扱う場合、いったんスタッフルームに戻ってPC作業を行っていたが、無線LANが高速になったので、どこにいても携行するノートPCで快適に作業できるようになったという。

「新しいネットワーク基盤が構築されたことで、医療現場の要求にネットワークがついていけないような状態は完全に解消されました。ますます高度化していくIT活用も十分に支えていける構成ができたと自負しています」と吉岡氏。

森之宮病院では、心臓血管外科などでの患部のハイビジョン動画撮影・診察のような活用も検討しており、そうした大量のネットワークトラフィックが発生する用途においても、HP 5800によるネットワーク基盤は余裕をもって対応できるという。「医療現場からの要求に対し常に高水準のITサービスで応えていくのが、我々情報システム課のミッションです。強固なネットワーク基盤を完成させたことで、今後の取り組みの体制は整ったと言えます」(野中氏)


会社概要

社会医療法人 大道会 森之宮病院
所在地: 大阪市城東区森之宮2丁目1-88
URL: http://www.omichikai.or.jp/morinomiya_h/日本ヒューレット・パッカード外のウェブサイトへ

事例キーワード

業種: 医療・製薬
ソリューション: 仮想化
製品: HP 5800 Switch SeriesHP Networking
  本ページに記載されている情報は取材時におけるものであり、閲覧される時点で変更されている可能性があります。予めご了承下さい。  

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