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グランフロント大阪が、大規模複合施設の運営を支えるメトロエリアネットワークを構築

お客様事例

西日本電信電話株式会社
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NTT西日本が、コアからエッジまでHPネットワーク製品を150台以上採用した 高信頼かつ投資対効果に優れた大規模ネットワーク基盤を構築

「データ、音声、映像配信をIPネットワーク上に統合し、高品質なサービスを安定的かつ継続的に提供できるメトロエリアネットワークの実現を目指しました。延べ床面積556,700平方メートルの巨大複合施設の運営を、1年を通して支え続ける使命を担っています」

− 西日本電信電話株式会社 ビジネス営業本部 営業部 主査
庭一郎氏
お客様背景
チャレンジ
ベネフィット
会社概要
PDF(1.92MB)
グランフロント大阪

目的

アプローチ

JR大阪駅北側の再開発地区(およそ7ヘクタール)に建設された大型複合施設「グランフロント大阪」の全エリアを網羅する大規模ネットワーク基盤の構築。高品質なネットワークサービスを安定的かつ継続的に提供しつつ運用負荷の低い基盤構築をめざす。
データ、音声、映像を統合するIPベースの通信基盤とし、コアスイッチ配下にエリアごとに4系統のエリアスイッチを配置。階層化により大規模ネットワークにおける負荷を効果的に分散させ、機器障害時の高速切り替えにも対応できる構成とする。

ITの効果

ビジネスの効果

コアからエリア、フロアまでHPネットワーク製品を計153台採用
コアおよびエリアスイッチにネットワーク仮想化技術「HP IRF」を採用しActive-Activeの冗長化を実現
HP IRFにより障害時でもサービスを止めない運用を実現するとともに機器管理の負荷も軽減
認証VLAN(IEEE802.1x)を採用しフロアスイッチによるアクセス制御を実現
有線および無線LAN接続を自由に選択できるエンドユーザーの高い利便性を実現
データ、音声、映像の大規模統合ネットワーク環境を優れた投資対効果で実現
デジタルサイネージを活用し来場者によるインタラクティブなコミュニケーションを実現
ネットワーク仮想化(HP IRF)が機器管理の負荷・コスト低減に貢献
将来のネットワークサービス拡充にも対応できる拡張性と柔軟性を獲得

お客様背景

高信頼なメトロエリアネットワークを実現

これからの大阪を支えるにふさわしい都市機能が集積した巨大複合施設「グランフロント大阪」は、個々のエリアが独立しつつ互いに影響し合って新しい価値を創造する実証実験の場でもある。
HPネットワーク製品は、ここに集う人々が快適に過ごすためのファシリティサービスを、高信頼なメトロエリアネットワークで支えている。



チャレンジ

西日本電信電話株式会社 ビジネス営業本部 クラウドサービス部 都市ビジネス推進室 当課長 藤田良一氏
西日本電信電話株式会社
ビジネス営業本部
クラウドサービス部
都市ビジネス推進室
担当課長 藤田良一氏
(現所属:NTTビジネス
ソリューションズ株式会社
大阪第一ビジネス営業部 
EG部門 EG担当)
西日本電信電話株式会社 ビジネス営業本部 営業部 ソリューション担当 主査 庭一郎氏
西日本電信電話株式会社
ビジネス営業本部
営業部 ソリューション担当
主査 庭一郎氏

巨大複合施設の運営を支えるネットワーク基盤

2013年4月、大阪駅北地区が生まれ変わった。大型複合施設「グランフロント大阪」の誕生である。「うめきた」と呼ばれるこのエリアに、商業施設、オフィス、知的創造拠点、ホテル・サービスレジデンス、分譲住宅からなる"まち"が出現した。「うめきた」の開発は、全体24ヘクタールのうち、約7ヘクタールの敷地を先行開発区域としてグランフロント大阪の建設が進められた。

グランフロント大阪は様々な機能を統合し多くの人々が集う"まち"であるとともに、国内外の産官学の知の交流を目指す一大拠点だ。知的エンターテインメント大空間「ナレッジキャピタル」がその中心を担っている。

最先端の"まち"に集う人々が快適に過ごせるよう、グランフロント大阪では最先端のファシリティサービスが提供される。約70台のデジタルサイネージからはニュースやイベント情報が配信され、SNSとも連携したインタラクティブな施設案内サービスなども提供される。これらを支えるのが、今回構築を行った最先端のネットワーク基盤である。

グランフロント大阪のメトロエリアネットワーク構築プロジェクトで、設計・構築を担当したNTT西日本 ビジネス営業本部 営業部 主査の庭一郎氏は次のように説明する。

「データ、音声、映像配信をIPネットワーク上に統合し、高品質なサービスを安定的かつ継続的に提供できるメトロエリアネットワークの実現を目指しました。延べ床面積556,700平方メートルの巨大複合施設の運営を、1年を通して支え続ける使命を担っています」

グランフロント大阪のネットワーク基盤に採用されたのは、HPネットワーク製品である。HP独自のネットワーク仮想化技術を活用し、広大なメトロエリアネットワークの停止の許されないサービスを支えている。


ソリューション

HP独自のネットワーク仮想化技術を採用

グランフロント大阪の施設の全容はおおよそ次の通りだ。まず、南側2階デッキ及び地下1階接続通路で、JR大阪駅直結する南館には商業施設とオフィスが入居している。南館の2階を直線的に抜けると北館に入る。北館の低層部には「ナレッジキャピタル」を収容し、南北ある2つのタワーにはホテル・レジデンス、コンベンションセンター、オフィス等を擁する。続いて都市型の超高層分譲マンション「グランフロント大阪オーナーズタワー」となっている。

これからの大阪を支えるにふさわしい都市機能が集積しており、個々のエリアが独立しつつ互いに影響し合って新しい価値を創造する、そうした巨大な実証実験の場にもなっている。

グランフロント大阪の広大なメトロエリアネットワークはどのような機器で構成され、いかにして高品質・高信頼なネットワークサービスを実現しているのか。庭氏は、その全体像を次のように説明する。

「ITセンターのある北館にシャーシ型コアスイッチを設置し、うめきた広場/南館タワーA/北館タワーB/同タワーCの4カ所にエリアスイッチを配置して10ギガビットイーサネットで結びました。これによりコアスイッチの機能と負荷を分散させています。コアスイッチとエリアスイッチはすべて仮想化し、Active-Activeの冗長構成とすることで十分な帯域と耐障害性を確保しています」

HP独自のネットワーク仮想化技術「HP IRF(Intelligent Resilient Framework)」は、すでに10年以上の実績がある信頼性の高いテクノロジーだ。最大9台のスイッチをリンクアグリゲーションにより接続して"1台の仮想スイッチ"として扱える。すべての帯域を利用可能にするとともに、特定の機器に障害が発生しても50ミリ秒以内で通信経路を切り替えるためサービスを停止させることがない。

「コアスイッチ、エリアスイッチにはトラフィックの集中が予測されたので、筐体と内部電源を二重化しました。また、コア/エリア/フロアそれぞれのスイッチ間の経路も二重化しています。HP IRFにより2台のシャーシ単位で仮想化されたスイッチは、あたかも1台のスイッチのように設定や運用管理を行えますので非常に扱いやすいと感じています」(庭氏)

フロアスイッチには、業務用PCをはじめ無線LANアクセスポイントやIP電話機も接続される。そのためPoE(Power over Ethernet)給電機能を備えた製品が選択された。

「また、ネットワークをサービス系、インフラ系、施設管理系、運用管理系の4つのVLANに分けてセキュアに運用しています。IEEE802.1xとダイナミックVLANを組み合わせ、不正ユーザーや持ち込みPCの社内LANへの接続をフロアスイッチで遮断する仕組みとしました」(庭氏)


テスト環境を構築し入念な事前検証を実施

プロジェクトを進めていく上では"新設の巨大複合施設"ならではの課題もあった。プロジェクトチームを悩ませたのはネットワーク構築のスケジュールである。ネットワーク基盤設計の基本方針が固まったのは2011年6月。NTT西日本がインテグレーターに選定され、HPネットワーク製品の採用が決まったのは2012年3月のことだった。

「建物本体の建設工事、電気工事の進捗をにらみながら、これと並行してネットワーク敷設を行わなければならないスケジュールでした。つまり、現場に機器を設置してから稼働検証・性能検証を行っていては到底間に合わなかったのです」とNTT西日本ビジネス営業本部 クラウドサービス部(現所属:NTTビジネスソリューションズ株式会社 大阪第一ビジネス営業部 EG部門 EG担当)担当課長の藤田良一氏は話す。

そこでプロジェクトチームが採用したのは、本番環境に導入する機器をそのまま使って別の場所にテスト環境を用意するという方法だった。

「実環境で使用するHP製品でテスト環境を構築し、疎通テストとともに様々なベンダーが提供するアプリケーションの実行テストを行いました。特に、IPフォンによる音声通話や映像配信において遅延が起こらないか、サービス品質を確保できる十分な性能が発揮されるか入念にチェックしました」と藤田氏は振り返る。

こうした対応により、本番環境での構築作業を最短時間で完了することができたという。

グランフロント大阪の構内に設置された約70台のデジタルサイネージ端末では、映像や静止画など様々なデータは配信され大きな帯域を消費する。

「音声と映像配信のサービス品質を確保するために、トラフィックの優先度を決めて帯域を割り当てる制御(QoS)を行っています。映像配信サービスではネットワークの負荷が低い夜間に映像データをサイネージ側に蓄積させておく方法を採りましたが、これも事前検証で有効性を確認することができました」(藤田氏)

効果的な負荷分散を実現するネットワーク構成と十分な帯域、これに加えて映像配信における運用上の工夫や優先制御・帯域制御まで手を打つことで、この大規模なネットワーク基盤の高品質なサービスが確かなものとなっている。


システム構成図 グランフロント大阪
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ベネフィット

産官学の知の交流を目指すナレッジエリア

北館には、グランフロント大阪の中核施設のひとつ「ナレッジキャピタル」が収容されている。"感性と技術の融合により新たな価値を創出する複合施設"と位置づけられ、産業創出、文化発信、国際交流、人材育成をミッションとして掲げている。

北館ITセンターに配置されたコアスイッチ HP 7510 Switch Chassis
北館ITセンターに
配置されたコアスイッチ
HP 7510 Switch Chassis

北館タワーBの7、8、10階およびタワーC8階のナレッジエリア/カンファレンスルームには、独立したネットワークを構築している。タワーBの7・8階にあるナレッジサロンと呼ばれる会員制サービスでは、フリースペースやプロジェクトルーム、ワークスペースにおいてネットワークサービスを利用できる。

隣接するコラボオフィスには、ベンチャー企業をはじめ、教育・研究機関、技術者、クリエイターなどが入居しており、ナレッジサロンを媒介として様々な分野で交流が進んでいるという。

有線・無線LANによるネットワークサービスは、インターネットへの接続やプリントサービスを含め、多様なユーザーを結ぶコラボレーションを支えている。

グランフロント大阪では、連日様々なイベントが開催され多くの来場者を惹きつけている。ビジネスと商業、そして国内外の産官学の知の交流など、様々な機能を集約し多くの人が集う活気あふれる"まち"から、今後どのような価値が生み出されるだろう。

グランフロント大阪のネットワーク基盤は、新しい価値の創造を支えるミッションを担っていく。


会社概要

西日本電信電話株式会社
所在地: 大阪府大阪市中央区馬場町3番15
URL: http://www.ntt-west.co.jp/このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

事例キーワード

業種: 複合施設運営
  HP 7510 Switch Chassis、HP 7506 Switch Chassis
  HP 5500-24G、HP 5120-24G

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