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HP ProCurve Switch シリーズ導入事例

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クラウドに無限大のディスク空間を提供するExa Space
HP ProCurve Switchシリーズを用いてストレージソリューションを提供

アイ・ユー・ケイは、グリッドコンピューティングを指向した並列処理技術を応用し、コンポーネントを追加するだけで簡単に容量やアクセス性能をスケールアウトで拡張できるクラウドストレージソリューションExa Spaceを開発した。そのバックプレーンとして採用されたHP ProCurve Switchシリーズの優れたコストパフォーマンスとライフタイム保証の特長を活かし、容易かつ信頼性の高いアプライアンスとして顧客に提供する。
プライベートクラウドのためのストレージソリューション
Exa Spaceのバックプレーンを担うHP ProCurve Switchシリーズ
ディザスターリカバリーを視野に入れたグローバルストレージクラウドへの展開
最終的に目指すゴールは“サービス”としてのビジネス展開
PDF(245KB)
 

株式会社アイ・ユー・ケイ

目的

アプローチ

・ クラウドストレージソリューションExa Spaceを開発
・ Exa Spaceを容易に導入できるアプライアンスとすべく構成要素の低コスト化を図る
・ Exa Spaceを構成するコンポーネント間の連携を担うバックプレーンにHP ProCurve Switchシリーズを採用
・ 遠隔地の複数サイトに設置されたExa Space間のルーティングを行うコアスイッチとして、データセンター向けスイッチであるHP ProCurve Switch 6600シリーズを利用

システムの効果

ビジネスへの効果

・ Exa Spaceの高度な性能およびトータルシステムの信頼性を確保
・ グローバルストレージクラウドの構築において、HP ProCurve Switch 6600シリーズが持つデータセンター向けTop of Rackスイッチの機能を生かして冗長性を確保しつつコアスイッチの負荷を分散
・ HP ProCurve Switchシリーズのライフタイム保証を活かし、故障時に良品の先送りによるExa Spaceのメンテンス体制を確立
・ 今後のストレージソリューションのサービス化に向けた基礎を固めた

プライベートクラウドのためのストレージソリューション

ユーザーが安心し、なおかつ安全に情報システムを利用できるようシステムインフラのコンサルティングから、企画・設計、機器の導入、ネットワーク構築、セキュリティ対策、ヘルプデスクを中心とした運用サービスに至るまで、いわゆるユースウェアサービスを一貫して提供しているアイ・ユー・ケイ。同社が2009年10月、今後のITトレンドを見据えた新たな戦略製品としてリリースしたのが、Exa Spaceと呼ぶクラウドストレージソリューションである。
企業内のデータは年率50〜70%という驚異的なスピードで増え続けており、ストレージの大規模化が進んでいる。しかし、それには多大な投資を必要とするとともに、運用管理やバックアップ、メンテンスなどに費やす作業負荷を増大させており、多くのユーザーを悩ませてきた。Exa Spaceは、まさにそうした課題に応えるプライベートクラウドのためのストレージなのである。
同社アイエヌキューブ事業部の部長を務める印銀克己氏は、Exa Spaceの概要をこのように語る。
「Exa Spaceは、もともとインテックグループ内のR&D専門会社において研究されてきたグリッドコンピューティングを指向した並列処理技術を応用し、高性能アクセスを実現したストレージです。ラックあたり40Gbpsのスループットを実現するとともに、アクセス頻度に応じて動的に処理を最適化する機能を搭載しています。また、耐障害性に優れた分散ファイルシステムや障害時のオートレプリケーション機能により、データの信頼性を保つことができます」
さらに、同社アイエヌキューブ事業部の担当部長を務める森田孝一氏が、次のように言葉を続ける。
「ユーザーやアプリケーションから見たExa Spaceは、巨大なNAS(Network Attached Storage)のようなイメージとなります。ラックに搭載された、あるいはネットワークで接続されたすべてのExa Spaceのコンポーネントが1つのファイルシステムとしてプールされ、そこから任意のフォルダをNFSマウントして利用できるのです」
アイエヌキューブ事業部 部長 印銀 克己 氏 アイエヌキューブ事業部 担当部長 森田 孝一 氏 アイエヌキューブ事業部 溝口 武志 氏
アイエヌキューブ事業部
部長
印銀 克己 氏
アイエヌキューブ事業部
担当部長
森田 孝一 氏
アイエヌキューブ事業部
溝口 武志 氏

Exa Spaceのバックプレーンを担うHP ProCurve Switchシリーズ

Exa Spaceは、フルレングス1Uサーバーの約1/2サイズの「コアノード」ならびに、同じく1/4サイズの「アクセスノード」の2つのコンポーネントから構成される。
コアノードとは、Exa Spaceにストレージ容量を供給するためのハードディスクを内蔵したIAサーバー。一方のアクセスノードは、ユーザーにNFSのインタフェースを提供するとともに、コアノードに対してデータの読み書きの処理を振り分ける「窓口」となるディスクレスのサーバーである。
同社アイエヌキューブ事業部の溝口武志氏は、その使い勝手をこのように語る。
「Exa Spaceは、コアノード5台とアクセスノード2台の最小構成からスタートし、利用状況に応じて各ノードを柔軟に拡張していくことが可能です。具体的には、コアノードを追加することで簡単に容量をスケールアウトでき、ユーザー数が増加した場合はアクセスノードを増やすことでスループットを向上させることができます。ここでの拡張作業は非常に簡単で、オンライン状態のまま追加または交換したいノードをケーブル接続するだけで完了します」
そして、これらアクセスノードとコアノードの間の通信を支えるラック内のバックプレーンとして用いられているのが、HPのHP ProCurve Switchレイヤー3スイッチシリーズなのである。
「私たちはExa Spaceを製品化するにあたり、容易な導入を訴求するアプライアンス的なソリューションとして、何よりもコストを抑えることが重要と考えてきました。その観点からシステム構成を検討した結果、多くの実績を持つとともに最もコストパフォーマンスに優れていたのが、HP ProCurve Switchシリーズだったのです」と印銀氏は語る。
Exa Spaceの基本構成において使用が想定されているのは、HP ProCurve Switch 2910al-24Gだ。
同スイッチは、スタティックおよびRIPルーティングをはじめエンタープライズクラスの機能、スイッチ容量128Gbpsでノンブロックングのハイパフォーマンス、動作温度0〜55℃の耐久性などを特長とするレイヤー3スイッチである。1Gbpsアップリンクポートを標準で4ポート搭載するほか、オプションとしてSFP+モジュールまたはCX4モジュールの組み合わせによる最大4ポートの10Gbpsポートをサポートしている。
Exa Space
「複数のHP ProCurve Switch 2910al-24Gを10Gbps回線によってカスケード接続することで、より多くのアクセスノードやコアノードを接続することが可能となります」と溝口氏は語る。
そして、同社がHP ProCurve Switchシリーズを採用したもう一つのポイントとして強調するのが、製品を利用し続ける限り、無期限かつ無償で代替機を提供するライフタイム保証である。
「私たちはExa Spaceの保守体制に関して、お客様のもとに各ノードやスイッチの代替機をあらかじめ配備しておき、故障などが起こった際にお客様自身で機器を交換し、故障した機器を送り返していただく“故障時、良品先送り方式”をとることで、復旧の迅速化と保守費用の低減を図っています。HP ProCurve Switchシリーズのライフタイム保証は、私たちがお客様に提供する保守サービスの後ろ盾となるものであり、大きな価値を感じています」と森田氏は語る。

ディザスターリカバリーを視野に入れたグローバルストレージクラウドへの展開

Exa Spaceには、さまざまな活用方法が考えられる。
例えば、動画や高画質デジタル写真、プログラムなどの大規模コンテンツ配信サービスのバックエンドを支える高速・大容量ストレージとしても威力を発揮するだろう。
また、遠隔地の複数サイトに設置されたExa SpaceをVLANによって相互接続することで、事実上無限大のディスク空間を持つグローバルストレージクラウドを構築することが可能だ。この場合、分散レプリケーションやオートリカバリーといった機能についても、同一ラック内のコンポーネントのみならず、すべてのサイトに適用されることになる。
分散レプリケーションとは、ストレージに保存するブロックを、あらかじめ設定された多重度にしたがって分散配置を行う機能。一方のオートリカバリーは、コアノードの障害時に自動的にデータの冗長性を保つ機能で、故障したコアノードを単純に交換するだけで特別なオペレーションを行うことなく復旧することができる。すなわち、業務継続性の向上やディザスターリカバリーを視野に入れた強固なデータ保護基盤としてもExa Spaceを活用できるのである。
補足しておくと、ここで例として取り上げた大規模コンテンツ配信システムやグローバルストレージクラウドは、単なる構想レベルのものではない。「実際に、何件かのお客様にExa Spaceを導入していただき、構築されたシステムの代表例」(印銀氏)なのである。
     
冗長構成を考慮に入れた構成例    
冗長構成を考慮に入れた構成例
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最終的に目指すゴールは“サービス”としてのビジネス展開

こうして多様なシステム分野にExa Spaceが普及していく中で、HP ProCurve Switchシリーズもさらに重要な役割を担っていくことになりそうだ。先のグローバルストレージクラウドを構築するにあたっては、「遠隔地の複数サイト間のルーティングを行うコアスイッチとして、上位モデルであるHP ProCurve Switch 6600シリーズが実際に導入されている実績もあります」(森田氏)という。
HP ProCurve Switch 6600シリーズは、次世代データセンター構築に求められる省スペースや低消費電力、可用性を実現したスイッチ製品だ。
例えば、データセンター全体の消費電力の中で大きな割合を占める“冷却”の問題に対応し、HP ProCurve Switch 6600 シリーズは、動作温度0〜55℃の耐久性を備えるとともに、設置箇所に応じて吸排気の向きを自由に変更することが可能なリバーシブルエアフロー設計を採用し、前面吸気背面排気と背面吸気前面排気の2つのタイプを持つExa Spaceの各ノードと同一ラック内で組み合わせることで、データセンターの冷却に最適なエアーフローを構築できるのである。加えてHP ProCurve Switch 6600シリーズは、X2モジュールに比べて消費電力の少なくポート密度の高いSFP+モジュールを採用しており、データセンター全体の低消費電力化とコスト削減に貢献する。
可用性の観点においてもHP ProCurve Switch 6600シリーズは、モジュール式の冗長電源やN+N構成のファントレイを採用。故障時にこれらのパーツのホットスワップによる交換を可能としている。
さらに、遠隔地のサイトとの接続に関しては、最大10kmまでの物理LAN接続を可能とする10GBASE-LRに対応するほか、OSPF(Open Shortest Path First)機能を活用することにより、従来のスタティック・ルーティングやRIP(Routing Information Protocol)といった方式では実現できなかったダイナミックな冗長経路を容易に構成し、バックアップ経路への切り替わり時間を短縮することが可能となる。また、OSPFと仮想的なルーターを定義するXRRP(XL Router Redundancy Protocol)機能を組み合わせることにより、ホスト側の設定を変更することなく、透過的な冗長性を確保しつつコアスイッチの負荷を分散することが可能となる。
こうした多くのメリットを持つHP ProCurve Switch 6600シリーズを活用しつつ、今後に向けて同社はExa Spaceのさらなる機能強化を図るとともに、主力ビジネスであるユースウェアサービスとの連携を強化していく計画だ。
「現在、Exa Space上で動作するトランザクション処理向けデータベースの研究開発を進めており、できるだけ早い時期にリリースできればと考えています。そして、私たちの目指す最終的なゴールは、ストレージのプラットフォームを拡販することではなく、その機能をサービスとして広く提供していくことにあります。Exa Spaceの開発を通じて培ってきたインフラストラクチャーやグリッドコンピューティングの成果を土台とし、アプリケーションの運用環境や開発環境をパブリッククラウド的なサービスとして提供していくというのが、私たちの描くビジネスのイメージです。その意味からもHPには、単にスイッチにとどまらず、多方面での情報提供やサポートを期待しています」と印銀氏は語る。
テープによるバックアップやライブラリ管理を前提としない無限大のディスクスペースを、常に高速アクセスが可能な状態でクラウド環境に提供するExa Space。この技術をベースとすることで、画期的なストレージサービスの世界が拓かれていくに違いない。
     
拠点間接続に使用されるネットワーク構成例    
拠点間接続に使用されるネットワーク構成例
[ 拡大図へ ]
     
導入ハードウェア
・HP ProCurve Switch 2910al-24G
・HP ProCurve Switch 6600-24G-4XG
   
  本ページに記載されている情報は取材時におけるものであり、閲覧される時点で変更されている可能性があります。予めご了承下さい。  

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