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HP ProCurve Switch シリーズ導入事例

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医療画像診断のフィルムレス化を契機として
院内ネットワークインフラを全面再構築

長野県・北信地区(中野市、飯山市、下高井郡、下水内郡)の中核病院として長年にわたり地域住民の健康と医療を担ってきた北信総合病院は、高度医療をITの側面からサポートするための施策として、CTやX-Ray(レントゲン)、MRIなどの画像診断におけるフィルムレス化を推進している。その大前提として求められたのが、通信回線のスループット向上や耐障害性の強化といった課題解決である。HPのネットワークスイッチHP ProCurve Switchシリーズを多数導入し、院内ネットワークインフラを全面的に再構築。ネットワークの安定した稼働を実現するとともに、無線LAN導入で電子カルテを見据えた病院情報システムの全面更新を検討するなど、今後の拡張への足場を固めている。
地域の中核病院として高度医療を推進
堅牢で安定稼働を実現するネットワークスイッチを求めた
コストパフォーマンスを重視し初期コストを大幅削減
フィルムレスの画像診断が本格的に運用をスタート
将来の病診連携や遠隔医療を視野に入れた青写真を描く
概要
PDF(404KB)
 

JA 長野厚生連 北信総合病院

目的

アプローチ

・ CTやX-Ray(レントゲン)、MRIなどの画像診断におけるフィルムレス化
・ 院内ネットワークインフラのスループット向上と耐障害性強化
・ センタースイッチから各病棟のスイッチまでの間の基幹ルートを、すべてGigabit Ethernet の光ファイバで接続
・ 放射線科、MRI棟、CT室は大量の画像を扱うためGigabit Ethernetで接続
・ ネットワークのあらゆるルートを二重化することでSingle Point Of Failure(単一障害点)を回避
・ コアスイッチは必ず2台構成とし、一方に障害が起こった場合でも早急な復旧ができることを配慮
・ HP ProCurve Switchシリーズを導入し、機器レベルでの耐障害性を強化

システムの効果

ビジネスへの効果

・ 環境変化の激しい場所にネットワークスイッチを配置しているにもかかわらず、安定したネットワークの稼働を実現
・ コストパフォーマンスに優れたHP ProCurve Switchシリーズを導入することで、初期コストを大幅に削減
・ 大量のフィルムの保管や搬送のために費やされていた手間や負担の大幅な軽減
・ 電子カルテの導入をはじめ、さらなる高度先端医療の実現に向けた基盤を確立

地域の中核病院として高度医療を推進

管理課 主任 大島 昌武 氏
管理課 主任
大島 昌武 氏
管理課 電算担当 丸山 剛正 氏
管理課 電算担当
丸山 剛正 氏
長野県厚生農業協同組合連合会(JA 長野厚生連)が運営する北信総合病院は、長野県・北信地区(中野市、飯山市、下高井郡、下水内郡)の中核病院として、長年にわたり地域住民の健康と医療を担ってきた。災害拠点病院として指定を受けるとともに、第二次救急医療の告示医療機関として24時間365日の緊急対応が可能な医療体制を整備している。
最近においても、妊娠後期から新生児早期までの出産にまつわる時期を一括して総合的に母子の健康を守る地域周産期母子医療センターとして指定を受けた小児・周産期センターをはじめ、循環器センター、腎・透析センター、脳卒中センター、通院治療センターなどの集中体制を確立し、医療のさらなる充実に努めている。
こうした高度医療をITの側面からサポートしていくための施策として、同院が2009年初頭より取り組んできたのが、院内ネットワークインフラの全面的な再構築である。同院管理課の主任を務める大島昌武氏は、その狙いを次のように語る。
「契機となったのは、CTやX-Ray(レントゲン)、MRIなどの画像診断におけるフィルムレス化の実現です。当院では、早期からPACS(Picture Archiving and Communication Systems:医療画像保存通信システム)を導入してきた経緯があり、その利用環境を病棟や外来などの医療現場に展開し、より高度な活用を推進することを目指しています。ただ、今から約7年前に構築された既存のネットワークインフラは、100Mbps Ethernetをベースとしており、大容量の医療画像を数十枚、数百枚にもわたってやりとりするための通信回線としては、十分なスループットを備えていませんでした。MRI 棟やCT室などで大量の画像を扱うにはGigabit Ethernetでの接続が必要でした。また、フィルムレスへ移行するとなると、予定外のネットワーク停止は医療活動に重大な支障をきたしてしまう恐れがあり、障害対策の徹底が不可欠でした。こうした理由から、ネットワークインフラの全面的な再構築に踏み切ったのです」

堅牢で安定稼働を実現するネットワークスイッチを求めた

まず、ネットワークのスループット向上という課題に対しては、フィルムレス化にともなう医療画像伝送のトラフィック増加をにらみ、センタースイッチから各病棟・外来に設置されたスイッチまでの間の基幹ルートを、すべてGigabit Ethernet の光ファイバで結ぶという方針がとられた。
もうひとつの耐障害性の強化の観点からは、ネットワークのあらゆるルートを二重化することでSingle Point Of Failure(単一障害点)を回避し、高度な可用性を確保。加えて、各所のスイッチは必ず2台構成として、どちらか一方に障害が起こった場合でも、配下の端末が半分は生き残るよう配慮されている。
もっとも、これはあくまでも万一の事態に備えた「保険」としての施策である。当然のことではあるが、ネットワークインフラを構成する各ノードには、可能な限り障害が発生しないことが大前提となる。その重要な鍵を握るネットワークスイッチの製品選択に関して、特に入念な検討が重ねられてきた。
「病院内ネットワークはその性質上、データセンターのような空調の完備した室内ではなく、通路や物置などの環境変化の激しい場所に機器を設置しなければならないケースもよくあります。実は旧インフラで採用していたネットワークスイッチは、そんな過酷な環境に耐えられなかったのか、頻繁に故障を起こし、私たち運用スタッフは苦労してきました。それだけに今回は、過酷な環境下でも安定して稼働を続ける堅牢なネットワークスイッチを導入したいと考えました」と、大島氏は背後にあった事情を明かしている。
こうした経緯を経て、最終的に同院に選ばれたのがHP ProCurve Switchシリーズなのである。
オペレーティング温度0℃〜 45℃、オペレーティング相対湿度15%〜 95%(※結露なきこと)の範囲で動作を可能とするHP ProCurveシリーズの優れた耐環境性能が注目されたのだ。
HP ProCurve Switch シリーズ導入事例
さらに、ハードウェアとしての基本スペックとともに同院が重視したのが、安定したネットワーク運用の後ろ盾となるサービス&サポート体制である。
「HP ProCurve Switchシリーズには、パーツに故障が起こった際など、代替製品を無償で先送りしてくれるライフタイム保証が標準で備わっている点にも好感を持ちました。また、当院に近い長野地区に拠点を持つSI ベンダーとして、HP ProCurve Switchシリーズを含めたネットワークインフラ全体の提案および基本設計、インテグレーションを担当してくれたユニアデックス株式会社の手厚いサポートがあり、これなら安心して運用していけると判断しました」と大島氏は語る。

コストパフォーマンスを重視し初期コストを大幅削減

ネットワークスイッチの製品選択にあたって、もうひとつ同院が重視したポイントが、コストパフォーマンスの高さである。
「仮に惜しみなくコストを投じることができるのであれば、最新テクノロジを満載したネットワークスイッチを導入するという選択肢もありえるでしょう。しかし、実際問題として当院におけるネットワークインフラの利用形態を考えると、業界標準の機能さえ満たしていれば、それで十分なのです。何らかの緊急事態が起こった際にも自分たちで予備機に置き換えて対処できるなど、HP ProCurve Switchシリーズのようなシンプルで扱いやすいネットワークスイッチのほうが、むしろ都合が良いとも言えます。その上で導入コストも抑えることができるなら、言うことはありません。HP ProCurve Switchシリーズを採用したことで、結果的に初期導入コストを大幅に削減できました」と大島氏は語る。
ちなみに、大島氏が言うところの業界標準の機能とは、使用中の機器が障害を起こした際に同じグループ内の機器に自動的に通信を引き継ぐルーティング多重化機能のVRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)、複数の回線を仮想的にひとつの回線として束ねることで通信速度や耐故障性を向上させるLACP(Link Aggregation Control Protocol)、接続ミスなどにより発生するネットワークのループを検出・防止するループ・プロテクションやスパニング・ツリーなどの機能である。もちろんHP ProCurve Switchシリーズは、これらの機能すべてに対応している。
     
北信総合病院システム概要図    
北信総合病院システム概要図
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導入ハードウェア
・ProCurve Switch 5406zl×2台
・ProCurve Switch 2510G-24×24台
・ProCurve Switch 2510-24×55台
※予備機を除く
   

フィルムレスの画像診断が本格的に運用をスタート

今回、同院が導入したHP ProCurve Switchシリーズは、センタースイッチとして用いられるHP ProCurve Switch 5406zl(2台)をはじめ、各病棟のスイッチ用ならびにCTやX-Ray、MRIなどの画像診断装置の接続用として用いられるHP ProCurve Switch 2510G-24(24台)、各フロアーのエッジスイッチとしてさまざまな端末を接続するHP ProCurve Switch 2510-24(55台)の合計81台に及ぶ。
そして、2009年2月〜 4月にかけて、これらの機器の設置やケーブルの配線、旧ネットワークからの切り替えなどの施設工事を実施。5月にカットオーバーしたこの新ネットワークインフラに大島氏は、「現在まで、トラブルを起こすことなく、安定して稼動を続けています。ネットワークのスループットについても良好で、フィルムレスの画像診断も本格的な運用を開始することができました」と満足そうだ。
成果は、早くも医療現場のさまざまな場面にあらわれ始めている。
例えば医師は、特定患者のCTやMRI、レントゲンなどの画像を連続的にモニタに表示することで、過去から現在にいたる時系列の病変を容易に読み取れるようになった。また、病巣の拡大・強調表示も自由自在となり、より正確な診断をスピーディに行うことが可能となった。
同時に、大量のフィルムの保管や搬送のために費やされていた手間や負担も大幅に軽減された。

将来の病診連携や遠隔医療を視野に入れた青写真を描く

同院が推進する医療改革への取り組みは、これで終わるものではない。同院では今後、院内業務の標準化・効率化を実現するために電子カルテを視野に入れたオーダーシステムの全面更新を計画している。
「医師が電子カルテに入力したデータがトリガーとなって、検査オーダーや調剤注射・処置の準備、医療費の計算、といった関係部門への連絡や処理が進められていきます。すなわち、医師だけでなく、看護や検査、医事会計など、あらゆる業務を院内ネットワークで結びつけていくことによって、電子カルテの本来の価値が発揮されることになります。こうして院内のさまざまな業務を効率化できれば、それは結果的に待ち時間の短縮や医療費の削減など、患者のメリットにもつながっていきます。さらに、将来的にはこのネットワークを地域の開業医や診療所にも拡大し、医療画像を含めた情報共有のツールとして発展させ、病診連携や遠隔医療を実現していくといった青写真を描いています」と大島氏は語る。
そうした中、各病棟において看護師が日々状況を見守っている患者のバイタルデータ(呼吸・脈拍・体温・血圧)や食事の摂取量、健康状態の経過といった記録を、ハンディターミナルやモバイルPCを使ってシステムに入力できるよう、無線アクセスポイントを各所に配置するなど、ネットワークインフラのさらなる拡充に向けた施策も具体化してきている。
地域の人々が健康で安心に過ごしていけるための高度医療の実現を、縁の下から支える基盤テクノロジとして、HP ProCurve Switchシリーズは今後ますます重要な役割を担っていくことになる。

概要

JA 長野厚生連 北信総合病院
所在地: 長野県中野市西1-5-63
開設: 1945年5月
診療科目: 内科、精神科、神経内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、病理診断科
  本ページに記載されている情報は取材時におけるものであり、閲覧される時点で変更されている可能性があります。予めご了承下さい。  

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