ファイルサーバーの決定版 HP StoreEasy

日本HPの豊富なストレージラインアップをさらに拡充する製品群として、ファイルおよびアプリケーション統合向けストレージ『HP StoreEasy Storageが発表された。
HP StoreEasyは、Windows PC用ファイルサーバーに最適な運用性、拡張性、信頼性に富むストレージサーバーだ。本特集では、このリリースされたばかりのHP StoreEasyの魅力に迫ってみたい。
 

 

 
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企業の大小を問わずよく見る光景の1つは、従業員がWindows PC を使用し、作成したファイルを部署や支社の共有フォルダーに保存して、それらをみんなで共有するというものではないだろうか? そのような環境に最適なストレージが、本特集で紹介する新製品HP StoreEasyだ。HP StoreEasyは、旧: HP X1000/X3000/X5000シリーズに比べ、ラインアップがシンプルになり、パートナーにとって選択・提案が容易になった。

このHP StoreEasyを日本HPで担当する加藤 茂樹氏(HPストレージ事業本部 製品マーケティング本部)に、新製品の特長を聞いた。

最初にファイルストレージ市場についての現状をどのように分析されていますか?

写真配置
エンタープライズインフラストラクチャー
事業統括
HPストレージ事業本部
製品マーケティング本部
加藤 茂樹

 

みなさんも、お手元のPCに大きな動画ファイルや画像ファイルを多数保存しているのではないでしょうか? 企業では、それらのファイルを共有フォルダーに保存して、情報共有しているところが多いでしょう。しかし、このような利用形態には注意が必要です。

中小企業から大企業まで、動画ファイル、プレゼンテーションファイル、報告書といった非構造データと呼ばれるファイルが急増していますが、今後もこの傾向は続き、増え続けるデータをどのように管理・運用していくか、多くのお客様で大きな課題となっています。企業にとっては、保存された1つ1つのファイルが無形の資産で、漏洩などできないため高いセキュリティが必須ですし、情報がなくならないよう、きちんとバックアップを取るなどの対策が重要です。しかし、購入時だけの価格を見て安価なNASサーバーを導入すると、セキュリティ対策が不透明であったり、バックアップが実行されていなかったり、期待通りの動作をしなかったりといったことがよくあります。古いファイルサーバーを使用されているお客様によっては、十分なアクセス性能がでないために、ユーザーが大きな不満を抱えているといったことも、よくお聞きします。

また、x86サーバーにWindows Server をインストールして、ファイルサーバーとして利用している企業では、アクセスするユーザー数に応じ必要なClient Access License(CAL)を購入する必要があります。CALにかかるコストの増加も企業にとって大きな悩みになっています。

運用面でも、中小企業や大企業の支店などでは、専任のITエンジニアがいないことも多いため、管理が十分になされていないケースもよくあるのです。

そのような現状で、ファイルストレージに求められているものは何でしょうか?

まず、大きく3つのポイントを押さえる必要があります。
①管理や性能の効率性が高いこと
②高いセキュリティを実現していること
③高い可用性を提供すること、です。

性能が高くても、管理が複雑だと効率性が低下しますし、ユーザーの権限によって、アクセス制御を簡単に設定できないと困ります。また、ファイルストレージそのものがすぐに停止してしまうと、いくらセキュリティが高くても使い物にはなりません。これらの3つのポイントを同時に実現することが求められます。そして、ストレージ全体として高い信頼性、十分な性能や拡張性を提供しつつ、管理性が優れている必要があります。

 
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それらのポイントを実現するのが、HPStoreEasyです。

HP StoreEasyは、マイクロソフト社の最新OSであるWindows Storage Server 2012と『自働サーバー』として評価の高いHP ProLiant Gen8 をベースにしたストレージです。そのため、管理が容易であるだけでなく、運用の手間が省け、信頼性の高いソリューションを提供できるのです。

では、発表されたHP StoreEasyの特長を紹介してください。

先ほどのポイントに沿って、説明させていただきます。

①効率性

 
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まず紹介したいのが、重複排除機能です。Windows Storage Server 2012 が提供するブロックレベルでの重複排除により、ストレージ容量を効率的に利用できます。例えば、ワードファイルやPDFファイルといったファイル共有を行う環境では、64%ものストレージ領域を節約可能です(マイクロソフト社調べ)。
また同時に、印刷やDNS・DHCPといった定番のITインフラストラクチャサービスを提供することもできますし、最新のファイル(SMB 3.0およびNFSv4.1)プロトコルや、ブロック(iSCSI)プロトコルによるアクセスをサポートしています。そのため、どのようなクライアントからのアクセスもほぼ可能です。

②セキュリティ

 
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ファイルをコピーしたり開いたりするときには、ネットワーク上にデータが流れます。このとき、転送中データを暗号化して通信することで、セキュアな状況でのアクセスを可能にします。また、保存ファイル自体を暗号化することができます。さらに、マイクロソフト社の評価の高い「Windows Rights Management Services」を実装していますので、ファイルにアクセス可能な利用者や、その利用方法を制限することができます。そのため、たとえ機密性が高い情報が入ったファイルを持ち出されたとしても、あらかじめアクセス権限が設定されていれば、権限がないユーザーはアクセスできません。情報漏えい事件を起こしたときに企業が受けるダメージは、企業規模に関係なく大きなものですから、ぜひ活用したい機能です。
また、Windows Server 2012ファミリーなので、Windows Server 2012 で動作するウィルス対策ソフトウェアを導入すれば、HP StoreEasy上でも動作可能ですから、ウィルス対策も容易です。

③可用性

 
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ハードウェアからソフトウェアまで、ストレージ全体で可用性を向上させる取り組みを行っています。
HP StoreEasyの筐体は、高信頼性で定評のあるHP ProLiant Gen8をベースにしています。それにより、冗長電源、RAID 6に対応し、ハードウェアレベルから可用性を高めています。
ソフトウェアでは、Windows Storage Server 2012にバンドルされている、フェイルオーバークラスターを利用でき、また「クラスター共有ボリューム(CSV)」が強化されており、高可用性を実現しています。さらにフェイルオーバークラスターの機能により、計画的フェイルオーバー、計画外のフェイルオーバーのどちらにも対応できるため、ストレージサーバーの切り替えを意識することなく使用できます。オンラインパッチの適用も可能ですから、ダウンタイムを最小限に抑えることができます。

拡張性や管理制は、どうなっていますか?

 
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使用する規模に応じて、インテル® Core-i3プロセッサー、あるいはインテル® Xeon® プロセッサー E5 ファミリーを搭載したモデルを選択可能です。また、メモリについても、標準の8GB搭載モデルから、最大96GBまで拡張可能なモデルを選択できます。他社ではCPUとして、省電力を強調したモバイル端末向けプロセッサーを搭載したモデルが多く、購入後性能に不満を持つ結果になりかねない場合もよくあります。さらに、メモリも標準の4GB以上を搭載できない場合もあり、これらの不満もお客様からよくお聞きします。

一方、HP StoreEasyは、規模や用途に応じてバックアップ機器の内蔵可能モデルや、外部ストレージ接続可能モデルなど、十分な拡張性を備えています。
ソフトウェアについては、使いやすさで評価の高いWindows Server ファミリーを使用しているため、ITゼネラリストにも容易に使用できる、一貫した管理機能を提供しています。また、HP ProLiant Gen8をベース*1にしているため、HP iLO4を活用したリモート管理が可能です。さらに、「管理クラウドサービス」であるHP Insight Onlineに対応する予定です。
*1 HP StoreEasy5530を除く

そして効率・セキュリティ・可用性・拡張性・管理性を備えたのが

 
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StoreEasyなわけです。今回、中小規模に最適な HP StoreEasy 1000ストレージ、高性能かつ高可用性を提供するHP StoreEasyゲートウェイ ポイント、中規模までの高信頼性が求められるIT環境を提供するHP StoreEasy 5000ストレージを発表しました。すべてのモデルで、Client Access License (CAL)を無制限でバンドルしていますから、ライセンスコストを意識することなく、ローコストでファイルサービスを提供できます。

最後に、HPパートナーにメッセージをお願いします。

HP StoreEasyは、高い効率性・セキュリティ・可用性を提供しつつ、管理性に優れたストレージ製品です。小規模/ブランチオフィスから大規模エンタープライズまで、用途に応じて提案可能です。パートナー様には、お客様の用途や規模に応じてご提案いただきたいと思います。

本日は、ありがとうございました。

HP Partner News 2013年1月29日号 特集記事]
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