今回発表されたWindows Server 2016は、セキュリティ、ストレージ運用の最適化、柔軟なアプリケーションの展開を実現するHyper-Vコンテナ、クラウド対応のエンタープライズアプリケーションなどのさまざまな機能が向上・追加されたWindows Server 2012 R2の後継製品である。(詳しくは、日本マイクロソフト社のWindows Sever 2016 製品紹介サイト を確認してほしい)。

HPE ProLiant はWindows Server市場シェア1位

「HPEでは、約20年にわたりx86サーバー世界シェア1位(出荷金額) を維持しています。世界で最も利用されているOSであるWindows Serverと、世界で最も利用されているサーバーであるHPE ProLiantとの組み合わせは、まさしく最強のコラボレーションです」と、Windows Server OEM製品を担当する前田裕貴氏(サーバー製品本部)は、HPE ProLiantにとってのWindows Serverへの位置付けを述べる。


新製品の構成は従来のWindows Server 2012 R2と同様に、Windows Server 2016 Essentials、同Standard、同Datacenterの各エディションが提供される(本バージョンから、FoundationがEssentialsに統合されたことに注意して欲しい。Windows Server 2016 Essentials OEM版は3月発売予定)。


「従来からWindows Server OEM版ライセンスをHPEのオプション製品ROK(Reseller Option Kit、旧名称バンドルプラス)として、パートナー様を通して提供していました。引き続きWindows Server 2016でも変更ありません。また、インストールの手間がかからないプリインストールモデル(フルカスタマイズCTO) 、Windows Server 2016 CALも提供開始しました」と前田氏。


ROKは、パートナーがHPE ProLiantと同じ流通経路で手配可能なパッケージである。手配の手間が少なく、短納期を実現でき、価格競争力が高いことが特長だ。


「さらにHPEからは3ヶ月間の無償テクニカルサポートを提供しています。インストレーション方法の問い合わせにも無償で対応しますので、安心してご提案ください」とWindows Serverのプリセールス担当する凌 宇 氏(プリセールス統括本部)が述べる。


さらに、ハードウェアベンダーとしての強みを前田氏が続ける。


「なんといってもパートナー様にお伝えしたいことは、現在販売中の40種類以上のHPE ProLiantすべての機種でWindows Server 2016をサポートしている(Windows Server 2016の対応サーバー情報はこちらから確認可能で)ことです。これにより、さまざまな用途のお客様にご満足いただけるプラットフォームを提案可能となります」


まさにHPE ProLiantとWindows Server 2016の組み合わせは、最強であると言えるだろう。


IDC Worldwide Quarterly Server Tracker 2016Q2世界x86サーバー出荷金額(1996Q1〜2016Q2)

 

Windows Server 2016とHPE ProLiantのセールスポイントは?

パートナーにとって、気になるWindows Server 2016とHPE ProLiantを提案するときのセールスポイントはどうであろうか?


「Windows Serverならではの利点は、やはり非常に導入しやすく使いやすいことです。セキュアな環境でPCのファイルサーバーを統合するなどの用途に、お客様のはじめてのサーバーとしてご提案いただきたいと思います。
現在、『今だけ!タワーサーバー導入応援49,800円キャンペーン』として、シンプルでコスト重視のユーザー向けに最適なエントリータワーサーバーHPE ProLiant ML10 Gen9を今だけの特別価格で提供していますので、ぜひご活用ください」と前田氏が語る。


先端のテクノロジーを利用したいユーザーには、コスト効率の高いストレージ高可用性とスケーラビリティを備えた Software-Defined Storage (SDS) を構築しつつ、コストを削減するのはどうだろうか。


「Windows Server 2016 Datacenterのハイパーコンバージド機能Storage Spaces Directを利用すれば、今年大きくブレイクしたハイパーコンバージドインフラをHPEプラットフォームで構築することが可能です。

プリセールス統括本部 凌 宇氏
プリセールス統括本部 凌 宇氏

Storage Spaces Directでは、各サーバーに最低2個のSSD が必要です。HPEでは2016年9月よりSSDの価格を大幅に価格改定し、15,000回転のHDDよりも安価としました。さらに高性能なNVMe SSDも約半額に改定しましたので、より身近にユーザーが求めやすい価格でハイパーコンバージドインフラを実現いただけます」と凌 氏はコストメリットを熱く語る。


また、Windows Server 2016およびSQL Server 2016からはStorage Class Memoryとなる不揮発性メモリNVDIMM-Nをフルサポートしたことも重要なポイントだ。今までWindows Server上でNVDIMM-Nを利用するには別途ドライバー等をインストールする必要があったが、Windows Server 2016ではネイティブサポートとなり、特に新しくドライバーをインストールすることなくNVDIMM-Nを利用できる。


凌 氏はNVDIMM-Nを採用するテクノロジー上の大きなメリットを強調する。


「NVDIMM-N は、従来のSSD やNVMe と比べて10〜100 倍高いI/O 性能を持っています。Windows Server 2016 ではStorage Class Memory、SQL Server2016ではTail of Log機能が追加されました。これらに対しNVDIMM-Nの性能を活かすことで、異次元のデータベースサーバーを、リーズナブルな予算で実現できることになったのです」

 

Windows Server 2016販売の注意点

では、販売にあたり注意点はないのであろうか? まず前田氏はライセンス形態の変更を挙げる。


「Windows Server 2016からライセンス形態がプロセッサー単位の課金から、オンプレミスとクラウド間の行き来を容易にするために、コアベースのライセンスとなったことです。パートナー様には、ライセンスの変更ポイントをぜひHPEの Windows Server 2016サイトで確認していただきたいと思います」


CALライセンスにも注意が必要だ。Windows Server 2012 CALは、Windows Server 2016へのアクセスが認められていない。もちろん「必要なCALの総数はまだ判らない」というパートナーも多いとは思われるが、HPE提供のCALは後からの追加購入を考慮し、CAL単体でも販売可能である。そして、Windows Server 2012 R2以前のバージョンの旧OSにもアクセス可能(下位互換)であるため、今Windows Server 2016 CALを販売しても大丈夫だ。

871175-371 Windows Server 2016 CAL 1ユーザー
871176-371 Windows Server 2016 CAL 1デバイス
871177-371 Windows Server 2016 CAL 5ユーザー
871178-371 Windows Server 2016 CAL 5デバイス
871179-B21 Windows Server 2016 CAL 10ユーザー
871180-B21 Windows Server 2016 CAL 10デバイス
871181-B21 Windows Server 2016 CAL 50ユーザー
871182-B21 Windows Server 2016 CAL 50デバイス
871232-371 Windows Server 2016 RDS CAL 5ユーザー
871233-371 Windows Server 2016 RDS CAL 5デバイス

「当社が販売するWindows Server 2016 CALは、HPE OEM版向けだけでなく、他社OEM版やリテール版、ボリュームライセンス版へアクセスが可能です。CAL 1つ1つは低価格ですが、CALだけのご提案で1億円規模の案件もいただいております。ぜひ、CALの提案を忘れずにお願いします」と前田氏は、パートナーにとってのビジネスチャンスを強調する。


そうはいっても、パートナーにとっては、アプリケーションの対応のために、Windows Server 2012 R2が必要となる場合もあるだろう。


「Windows Server 2012 R2は、リテール版とボリュームライセンス版ともに販売がすでに終了していますが、HPEでは引き続き販売を継続しています。これはOEMならではのメリットですので、Windows Server 2012 R2が必要なお客様にはご提案ください。しかし、今後のことを考えると、Windows Server 2016を購入することがお勧めです。というのも、Windows Server 2016 OEM版には、あらかじめダウングレードメディアとして、Windows Server 2012 R2が同梱されているのです。もちろん、あとからWindows Server 2016を利用したい場合は、無償で利用可能な点も重要です」と前田氏。


つまり、Windows Server 2012 R2が必要となっても、Windows Server 2016 OEM版を提案すれば問題ないということなのだ。

 

パートナーへのメッセージ

最後にパートナーへのメッセージを聞いた。


前田氏「HPE ProLiantはパートナー様とのビジネスが主役です。パートナー様がWindows Server 2016の検証に“いち早く” 取り組んでいただくために、Windows Server 2016導入・提案支援検証機貸出プログラムをスタートしました。最新のOSと最新のHPE ProLiant サーバーの組み合わせでスキルやナレッジを高め、御社の提案力の向上にお役立てください。そしてWindows Server 2016の案件には、Windows Server 2016 OEM版とHPE ProLiant Gen9 をご一緒にご提案ください」


凌氏「今回のWindows Server 2016は、テクノロジーの先端をいくSoftware-Defined Storageやコンテナ機能など目玉となる機能が目白押しです。それらの新機能を安心して導入いただけるのは、HPE ProLiant Gen9との組み合わせで間違いありません。今後ともよろしくお願いいたします」

HPE ProLiantサーバーとWindows Server 2016の組み合わせにより、あらゆるビジネス規模のお客様に最適なテクノロジーソリューションを提供できることに間違いない。提案にはHPEサーバーのキャンペーンサイトから、お客様の環境にあわせて、最適なキャンペーンを利用して欲しい。

[HPE パートナーニュースフラッシュ 2016年12月14日号 特集記事]
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