日本ヒューレット・パッカード(HPE)は8月25日、エントリーストレージの新製品「HPE StoreVirtual 3200 Storage」(以下、StoreVirtual 3200)と「HPE MSA 2042 Storage」(以下、MSA 2042)の販売を開始した。本特集では、新製品投入の背景と特長をお伝えする。

HPEのストレージ事業が好調だ。過去2年間、ストレージ市場においてHPEだけが継続的に市場シェアを拡大してきただけでなく、調査会社による最新のデータでもワールドワイドで売上シェア No.1 を獲得している。特に強みを見せるのが、9年連続でシェアNo.1をキープする国内外付けエントリーストレージ市場だ。



こうした実績を踏まえ、好調なストレージ事業をさらに加速化するために、HPEは中小規模のIT環境に最適なエントリーストレージ2製品をリリースした。新製品投入の背景にあるのは、エントリーストレージ市場の拡大とフラッシュの流れである。

ストレージ事業統括本部 林正記氏
ストレージ事業統括本部
林正記氏

「近年、中小企業や部門単位でのIT活用が増えており、今後も56.8%の中堅中小企業ではストレージ予算が増加させるという調査 (2016年4月18日 IDC Japan 「2016年 国内ストレージ需要動向調査結果を発表」)があります。つまりエントリーストレージ市場が拡大基調なのです。その中では、ミッドレンジから流入してくる需要が含まれ、高可用・高機能である需要があると見ています。」と話すのが、日本ヒューレット・パッカードでエントリーストレージ製品を担当する林正記氏(ストレージ事業統括本部) だ。

また、「現在ストレージ市場ではフラッシュの採用が加速しています。これは、ミッドレンジ・ハイエンドの領域だけではなく、エントリーストレージ市場でも顕著に現れています。エントリーストレージMSAファミリーへのSSD搭載数は、対前年比で550%と大幅な伸張を示していることからも市場の要求が拡大していることが分かります」とフラッシュへの需要の拡大を指摘する。

一方で、中小規模ストレージ環境においては、従来型のスケールアウト型ストレージ/エントリーストレージの双方ともに、求められるニーズに対して、課題があるという。林氏は次のように指摘する。

「例えば、中堅中小企業では専任のストレージ管理者がいなくても、容易に導入・管理・運用が求められますが、従来型のスケールアウト型ストレージでは、そのニーズに合致していません。また、従来型のエントリーストレージも、簡単に性能をアップさせて、負荷の高いアプリケーションに対応することが困難でした」

これらのギャップに対して、課題を解決しつつ、市場のニーズを捉えた製品が、 StoreVirtual 3200とMSA 2042ということだ。

HPE StoreVirtual 3200 : 高拡張・高可用・高機能を99万円から低コストで提供

StoreVirtual 3200は、全世界で20万以上の導入実績をもつSDS製品のHPE StoreVirtualテクノロジーをベースとした、スケーラブルな次世代ストレージシステムである。スケールアップとスケールアウトの2次元のスケールが可能で、将来の需要が読めない環境に対しても、必要に応じて拡張可能なストレージだ。

「今までStoreVirtualでは少量の容量や性能を追加することには対応できていませんでした。しかし今回必要に応じて、ドライブを追加することで動的に容量・性能拡張をできるようになりました。また、ストレージ筐体を追加することで、動的に容量・性能拡張することも可能になります(注:次期リリース予定)。つまり、初期導入コストを抑えて、投資を小さく増やしながらスケールアウトとスケールアップの2つの軸で強化を図ることができるようになりました」と林氏は新機能に胸を張る。

そして、「エンタープライズストレージに欠かすことができない、高可用性についても、Network RAID、オンラインアップグレードなどの機能により、99.999%の可用性を実現しています。競合の同クラス製品でこのレベルでの可用性をうたっているところはありません」と自信を見せる。



さらに、HPEサーバー、ストレージ、ネットワークを直感的に管理できるHPE OneViewと共通の管理体験を実現することにより、管理者は、管理負担が増えずに直感的に運用できるようになった。

そして、「StoreVirtual ファミリーでは、従来3ノードからの構成を標準としていましたが、今回2ノード単位での構成を可能とするとこと」(林氏)により、エンタープライズ高機能を100万円以下から提供することが可能となった。

価格を抑える一方で、シンプロビジョニング、SSD自動階層化、リモートコピー、スナップショットなどエンタープライズストレージ環境には欠かすことができない機能を搭載しながらも99万円という低価格から導入できるようになったStoreVirtual 3200は、成長するエントリーストレージ市場において強力なスケール型ストレージとなるだろう。

HPE MSA 2042 Storage : ProLiantサーバー標準ストレージがSSD+高機能を標準搭載

MSA 2042は、全世界で40万台以上の実績を持ち、アジアパシフィック地域エントリーストレージ市場において13年連続1位を獲得しているエントリストレージ MSAファミリーに新しく加わった製品だ。

フラッシュのニーズの高まりに対応し、標準構成で新たに800GバイトのSSDを搭載。さらに、SSDリードキャッシュとSSD自動階層化で、最大122,000IOPSの高速性を実現する。

「データベースをシュミレーションした第三者機関の評価テストによると、MSA 2042は、SSDを使用しないHDDのみの構成のMSAよりも、SSDリードキャッシュを使用することで、1秒あたりストレージ性能が約3倍向上。そしてSSD自動階層化を使用することでストレージ性能が約4.5倍向上しました。つまり、データベースや仮想化のような高負荷アプリケーションにも対応できるパフォーマンスを持つことになります」と、林氏はその適用領域を紹介する。

強化ポイントはこれだけではない。SSD自動階層化に加えて、スナップショット(512個まで)、リモートスナップショットなどのソフトウェアライセンスも標準搭載する。もちろん、従来からの標準機能であるシンプロビジョニング、SSDリードキャッシュ、ワイドストライピングは引き続き提供される。

林氏はMSA 2042の提案ポイントを次にように紹介する。

「MSA 2042は、エントリーストレージ市場のフラッシュの流れを先取りした製品です。新たにラインナップ拡充をすることによって、今までSSDが自分とは別の世界にある思っている方に紹介・導入しやすくなっています。SSDの需要は確実にありますから、ぜひ、パートナー様には、ProLiantの標準ストレージとしてMSA 2042をご提案ください」

MSA 2042も、従来型のエントリーストレージが持っていた課題を解決しつつ、StoreVirtual 3200同様にエンタープライズストレージとして必要な機能をすべて標準かつ低価格で提供される強力な製品ということなのだ。

最後にパートナーへのメッセージを聞いた。

「成長するフラッシュとエントリーストレージ市場に対して、強力な新製品をリリースすることができました。パートナー様には、ぜひ、『仮想化導入は今がチャンス!新ストレージスタートダッシュパッケージ』キャンペーンを活用し、ビジネスの拡大につなげていただききたいと思います。我々も全力でご支援させていただきます」

今回、拡張する環境にはStoreVirtual 3200、従来型のストレージ環境には、MSA 2042という中堅中小企業向けに最適なストレージがリリースされた。
これらの新製品により、エントリーストレージ市場において、HPEはますますの成長を確実にしていくだろう。HPEパートナーには、これらの強力なエントリーストレージ製品を活用し、確実にビジネスを獲得して欲しい。


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[HPE パートナーニュースフラッシュ 2016年10月19日号 特集記事]
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